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■日時 令和7年6月26日(木曜日)14時14分~15時47分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等15人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
20250626山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>
■知事冒頭発言
6.県庁から前橋駅 都市空間デザイン国際コンペ・シンポジウム
それでは定例会見を始めたいと思います。早速ですが、会見の中身に入ります。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日はですね、「TikTok上半期トレンド大賞2025」、「外国人県民への情報発信実証事業」、これも結構大きな話だと思っています。それから「ぐんま昆虫の森みらいプロジェクト」、こういったことについて発表させていただきます。
まず、「TikTok上半期トレンド大賞2025」についてご報告をしたいと思います。まずはこの動画をご覧ください。
~動画再生~
はい、ということでプレゼンターは「あの」さんだったんですけれども、これがTikTok上半期トレンド大賞2025特別賞のトロフィーです。地方自治体としては初めて特別賞を受賞したということです。今日皆さんにお見せしようと思って、持ってまいりました。この授賞式は一昨日の24日の火曜日に東京の青山スパイラルホールで開催されました。久しぶりに青山スパイラルホールのカフェに行って、結構感動したんですよ。十何年ぶりだから。このプレゼンターはさっき言ったように、歌手でタレントの、今すごく売れっ子の「あの」さんで、「あの」さんからトロフィーをいただきました。このTikTokトレンド大賞は、TikTok Japanが2020年から開催しておりまして、今回で5回目になります。その年の上半期にTikTokで流行した漫画、アニメ、音楽、ドラマなどから動画の投稿数や再生数などを総合的に評価して受賞者が決定される、そういう仕組みになっています。今回、群馬県が受賞した特別賞は、昨年は、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」だから、いかにすごいか、「Bling-Bang-Bang-Born」と同じ賞を取ったということですよね。一昨年を見てみたら、俳優の賀来賢人さんですから。非常に注目度の高い賞だということを皆さんにアピールをさせていただきたいと思います。tsulunosが評価されたポイントが書いてあるんですけど、群馬県の魅力をショートドラマとか人気クリエイターとのコラボなどによって工夫しながら発信しているところを評価していただきました。県職員が中心となって企画撮影・編集を行っていることで、ローコストでタイムリーに情報発信している点も、他の都道府県の動画サイトと全く違うので、ここも高く評価をしていただきました。「あの」さんから、「動画のレパートリーが多いですね」と言われて、おじさんは大変舞い上がってしまいましたが、大変嬉しいお言葉をいただきました。知事就任以来、皆さんご存知のとおり、群馬県庁をクリエイティブ集団にしたいと、申し上げてまいりました。今回の受賞は、これまでの県職員の本当に努力、取り組みが実を結んだものだと思いますし、知事として大変嬉しく思います。これは動画制作に一生懸命励んできた県職員にとっても、大きな励みになると感じています。群馬県としては、皆さんご存知だと思いますが、TikTokをはじめとする各種のSNSを重要な情報発信ツールとして位置付けております。先日の記者会見でも報告しましたが、令和6年度の動画総再生回数は8,030万回、2年連続で全国1位です。毎回言いますが、東京都だけは発表していないんですけれども、群馬県がトップだと、1位だと言わせていただきたいと思います。今後も、群馬県の強みである、発信力を生かして、県の魅力発信はもちろん、県の取り組み、制度、県民の皆さんが必要とする情報についても、分かりやすく届けてまいりたいと思います。これは、本当に群馬県の特徴というか、普通の自治体では考えられない賞ですよね。群馬県にとって自慢のエピソードじゃないかなと思って、個人的には本当に嬉しく思いました。群馬県が新しい時代に不可欠な発信力を本当に手に入れつつあるということを実感した1日でした。
続いて、これも結構大きな話だと思いますが、「外国人県民への情報発信実証事業」について報告したいと思います。スライドをご覧ください。先に申し上げますが、皆さんご存知のとおり、近年国際社会ではですね、外国人の不法就労、不法滞在がですね、非常に社会的な緊張を生んでいます。これは言うまでもなく、アメリカでは不法移民というものが社会的な問題となっていて、この移民政策が政治上の大きな争点というか、ある意味、アメリカ社会の分断を生んでいると言ってもいいと思うんですよね。ヨーロッパでもですね、友達がいるんで、よく事情を知っているんですけど、これまでは移民に寛容と言われていたスウェーデンでさえ、移民政策に関する制度改正の動きが見られると。結構、凶悪犯罪を移民の方々が起こしたりとか、いろんな問題があって、スウェーデンでも、特に右派の政党の人たちがですね、移民にストップをかけるみたいな動きを起こしているということなんですよね。これも皆さんの方がよくご存知かもしれませんが、日本国内においても、埼玉県川口市のクルド人の一部と住民との摩擦の問題、こういうこともあってですね、先般、政権与党である自民党の小野寺政調会長が現地を視察し、「秩序が共生の前提だ」というふうにコメントしています。6月19日にはですね、自民党がですね、違法外国人ゼロと、こういうものを党の公約として発表しております。また、法務省では、今年5月にルールを守らない外国人を速やかに日本から退去させるための対応策として、国民の安全安心のための不法滞在者ゼロプランというものを打ち出しました。群馬県はというと、皆さんご存知のとおり、外国人県民の方々を、これは地域経済に活力をともに創る仲間として受け入れてまいりました。その一方でですね、実は県内でも不法就労、不法滞在者が増加傾向にあります。これは残念ながら事実なんですね。この群馬県の現状と、今、国内外で起きている大きな流れを受けて、群馬県では、ルールを守る外国人の方々、県民にとっては住みやすい群馬県であると同時に、ルールを守らない外国人をなくす社会、これもやはり同時に目指すべきだというふうに考えています。以上、まずは群馬県が目指すこの全体の姿についてですね、皆さんにご説明させていただきました。
続いて、こうした姿を実現するため、新たな取り組みを行うことといたしました。経緯を踏まえて、ちょっと詳しくご紹介したいと思います。スライドをご覧ください。この度、国家戦略特区に申請した群馬県の提案が認められて、これが全国展開されることになりました。これまで外国人県民が生活する上で必要な情報、例えば在留資格の手続きなどの在留ルール、交通ルール、納税に関する情報、こういうものがやはり外国人に十分届かないと、こういう課題があったんですね。その結果、地域社会から孤立し、不法就労とか不法滞在につながってしまうという恐れがありました。また、自治体がですね、外国人県民の雇用情報を把握する手段がなかったと。例えば、自治体がどの企業がどのくらいの外国籍の人を雇っているかという情報をもらえていなかったんですよね。だから、そういうこともあって、こうした問題に対して具体的な方策を講じることができない状態が続いていました。こうした問題は、やはり国が保有する外国人労働者の雇用情報というものを、ちゃんと自治体に提供することによって、その情報をもとに自治体が外国人県民の皆さんに効果的に必要な情報を届けると、こういうことでやっぱり解決できるんじゃないかということで、政府に提案をしておりました。特区の指定はなされなかったんですね、残念ながら。ただ、その代わり、当時の自見はなこ内閣府特命担当大臣がですね、群馬県の提案を大変評価していただいて、この情報を自治体と共有する仕組みを全国展開したいと、こういう方針が実は内閣府から昨年発表されているんです。以降、群馬県では内閣府、厚労省と調整を進め、厚労省から来ていただいている國代(健康福祉)部長にもいろいろと力を貸していただいて、今年2月にですね、知事自ら、自見さんの後任の伊東良孝担当大臣、伊東さんとも仲良しなので協力をお願いしてですね、この3月に政府から外国人労働者の雇用情報を群馬県に提供していただくと、こういう流れが実現いたしました。そして今月、内閣府からですね、正式に全国展開することが発表された。これはまさにずっと知事が言い続けている、地方から日本全体の流れを変えていく、群馬モデルで変えていくっていう、まさにこれが実践された形になったと思うんですね。群馬県の提案によって、全国の自治体が国の保有する外国人労働者の雇用情報の提供を受けられるような、もう1回言いますね、群馬県の提案がきっかけになって、今、全国の自治体が、国が持っている外国人労働者の雇用情報の提供を初めて受けられるようになったということなんです。次のスライドをご覧ください。
現在、国から提供された情報を活用して、企業を通じて外国人県民に情報を届けるための実証事業を、前橋市、伊勢崎市、太田市、館林市の4市との協力のもとで、今、実施をしております。こうした取り組みは、当然のことながら全国初ということになります。事業のイメージをちょっとご説明させてください。まず、群馬県は外国人県民向けの情報発信ツールとして、多言語対応のLINEアカウントというものを整備いたします。そして、国から提供された情報をもとに、前橋、伊勢崎、太田、館林の外国人県民の方々が勤務する企業約3,000社あるんですけれども、ここに郵送でダイレクトメールを送付いたします。企業からは、就業する外国人の方々に対して、LINE登録の呼びかけなどの周知を行っていただきます。そして、群馬県は登録していただいた外国人県民の皆さんにですね、いろんな情報をしっかりと発信していく流れを作れるということになりますね。情報発信にあたっては、市町村のほか、群馬県警、群馬労働局、東京入国管理局等とも連携して、在留、交通ルール、納税義務、こういう生活に必要な情報をですね、今、発信しております。この情報発信のスキームの狙いは2つあります。一つはですね、企業がLINEに登録するということ。どの企業がどのくらいの外国の方を雇っているということが分かりますので、その方々にしっかりLINEに登録してもらうということに加えてですね、まだ実証なので、これを踏まえて、少しこの仕組みを進化させていくっていうことになると思うんですけど、例えばですね、そういう企業に対して、個別に例えばLINE登録を促してくださいと、もちろん義務じゃないんですが、お願いすることもできるし、例えばいろいろな形で意見交換したりとか、情報交換することもできる。こういうこと自体がですね、群馬県の企業が、いわゆる不法就労の方々を雇用するということの完全な抑止につながっていくだろうと我々は考えています。もう一つはですね、生活に必要な情報の発信ですよね。やっぱりこういうものが、例えば、コロナ禍でも、大きな災害があった時、特にコロナ禍はなかなか届かない。そういうことで社会から孤立する方々が多いということもあってですね、こういう方々をしっかり救い上げていくということができると思います。この取り組みによってですね。ルールを守る外国人県民が増加し、不法就労とかね、不法滞在をなくす、こういう効果につなげたいと考えています。ぜひ多くの企業の皆さんにこの実証事業にご参加いただきたいというふうに考えております。群馬県としては、今後、この全国初の情報発信スキームが群馬モデルとして、本当に全国に広がっていくと、こういうことを期待しております。そして、ルールを守る外国人県民の皆さんにとって、とても住みやすい群馬県というものを実現していきたいと思います。
続いて、「ぐんま昆虫の森みらいプロジェクト」についてご報告をしたいと思います。ぐんま昆虫の森は、皆さんご存知だと思いますが、昆虫を通じて自然との共生や命の尊さ、あるいは地域文化の継承を学ぶ体験型教育施設として、平成17年の8月に開園いたしました。まもなく20周年を迎えます。建物内の生体展示だけじゃなくて、広大な立地を活用した里山での虫捕りとかもあるんですよね。こういう各種プログラムを実施し、県内外から実はかなり多くの、年間約10万人の方々にお越しをいただいております。しかしながら、最近では自然の中で昆虫採集をしたことがない、昆虫に関心を持たない子どもたちが増えていると。私は草津温泉生まれなんですけど、子どもの頃はとにかくカブトムシとクワガタムシを探して、一日中森林の中を歩き回るっていうのをよくやっていたんですよね、休みの時に。しかし、そういう状況がこの20年間でかなり変化してきているということを感じております。今後、この時代の変化に対応し、この昆虫の森をより良い施設としていくために、新たな取り組みをスタートいたします。スライドをご覧ください。 100年先でも全国の体験型教育施設を牽引する手本となり、県民や来園者の方々に愛され、必要とされる施設を目指すため、「ぐんま昆虫の森みらいプロジェクト」というものを立ち上げました。今後の施設のビジョンや理念を検討し、未来志向の新たな構想案を策定してまいります。来園者の方々や子どもたちがワクワクするような、今以上に魅力的な施設としていきたいと考えています。そして今回、この構想案を検討するにあたって、外部の様々な有識者からも幅広い意見をいただくため、検討委員会を設置することといたしました。次のスライドをご覧ください。
検討委員会は、昆虫学者などの昆虫に関わりが深い方々に加えてですね、官民共創とかこども視点とか、幅広い視点を持つ各専門家の方々で構成をしています。先に、ちょっと補足しておきますが、ダンシング・ヒーローでも有名な歌手・タレントである荻野目洋子さんにもですね、委員をお願いしたところ、快くご了解をいただきました。荻野目さんは、自身で昆虫の歌を作るほどの昆虫好きとして知られていて、かつて番組撮影で昆虫の森にもですね、実は荻野目さんに来ていただいたことがあります。荻野目さんからは、昆虫と人との共生などの視点からご意見をいただければと考え、委員をお願いさせていただきました。これはすごく嬉しいなと思います。ついでなら相川翔さんとかにも頼めばよかったのに。「カブトムシどうなるんだよ」と言っていますので、今のは真似でも何でもないですけど、こういう荻野目さんをはじめ、非常に頼もしい方々に委員になっていただいたと感じております。第1回目の検討委員会は7月4日にぐんま昆虫の森で実施いたします。ちなみに、もっとずっとうまくものまねできるんですけど、控えたということだけは皆さんに申し上げておきたいと思います。今年度中にですね、計4回程度開催して、委員の皆さまから意見を伺っていく予定にしています。群馬県としては、ぐんま昆虫の森が今後も多くの方々から愛される魅力的な施設となるように、委員会の意見も踏まえながら、今年度中に構想案を練り上げてまいりたいと思っています。ぜひ皆さんご期待ください。
続いて、「介護職場サポートセンターぐんまの設置」についてお知らせしたいと思います。今、介護現場では、ご存知のとおり、人手不足、職員への過度な負担といった問題がですね、ますます深刻化しております。こうした課題を解決するには、職場環境の改善、働き方の見直し、こういった取り組みが不可欠です。そのためには、ICTや介護ロボットなど最新のテクノロジーを積極的に取り入れていくということも大事だと考えています。一方で、介護現場の皆さんからはですね、具体的な生産性向上の取り組みがよく分からないとか、検討に割ける時間がなくて、介護テクノロジーの導入が遅れているとか、こういったご意見も寄せられております。スライドをご覧ください。
この度、そうした介護現場の悩みに寄り添い、相談から導入活用までをワンストップで相談できる新たな窓口、介護職場サポートセンター、通称「介サポぐんま」をオープンすることといたしました。7月7日月曜日にオープンいたします。「介サポぐんま」では、介護現場の生産性向上の支援を目的に、介護テクノロジーの導入に関する相談対応や、専門家の派遣研修会の開催などを実施いたします。場所は、前橋市にある公益財団法人介護労働安定センター群馬支部の中ということになります。相談は無料です。先日、私はですね、ここでもちょっとご報告をいたしましたが、桐生市の高齢者施設を訪問して、介護現場で働く皆さんと意見交換をさせていただきました。職員の皆さんが本当に利用者のために頑張って、真摯に仕事に取り組んでいる姿勢、それから意見交換でも出ていたやりがい、熱意、こういうものを本当に持っていらっしゃるということで大変感銘を受けました。施設内をご案内いただく中で、テクノロジーの活用によって、介護現場が以前と比べて大きく変化してきていると、このことも実感をさせていただきました。群馬県としては、業務改善の支援のほか、新たに設置する「介サポぐんま」によって、介護テクノロジーの導入を推進してまいります。そして、働きやすい職場環境づくりを実現し、介護現場の皆さんをしっかりサポートしていきたいと考えています。ぜひ皆さん、この「介サポぐんま」というものをご活用いただきたいと思います。
6.県庁から前橋駅 都市空間デザイン国際コンペ・シンポジウム
続いて、「県庁から前橋駅 都市空間デザイン国際コンペ・シンポジウム」についてお知らせいたします。群馬県では、県庁から前橋駅までのメインストリートをですね、公共交通と人中心のウォーカブルで賑わいのある空間にするために、都市空間デザインを広く募る国際コンペを実施いたしました。スライドをご覧ください。
この度、コンペで決定した未来志向の都市空間デザインと、その実現に向けた今後のまちづくりの展望についてですね、県民の皆さまにもぜひ知っていただけるように、シンポジウムを開催することといたしました。日時は8月23日土曜日の14時から、会場は前橋プラザ元気21になります。最優秀作品の提案者から直接プレゼンをしていただくほか、前橋の未来につながるウォーカブルなまちづくりについて、パネルディスカッションを行います。コーディネーターは、前橋のまちづくりや交通政策への造詣が深く、今回のコンペでも審査委員を務めていただいた、筑波大学の石田東生名誉教授にお願いしたいと思います。また、パネリストは審査委員長を務めていただいた早稲田大学の佐々木葉教授。地域関係代表として、株式会社ジンズホールディングスの田中仁代表取締役CEO、前橋市の小川あきら市長、最優秀作品提案者で、アメリカの都市空間デザイン事務所「ダブリュー・アール・ティー」の鶴田景子さんの4名ということになります。この5名をお迎えしてディスカッションをしていただく予定です。そして、本日からシンポジウムの観覧者の募集を開始いたしました。7月31日の木曜日まで受け付けるようにいたします。観覧無料で参加できますが、事前の申し込みが必要ですので、ご注意ください。申し込み方法など詳細はスライド記載のQRコードからご確認をください。すごく良いメンバーだなと思って、県土整備部長が一生懸命頑張って、県土整備部が選んでくれて、私が一応見て、いいんじゃないかということで了解を出したんですけれども、とてもいい顔ぶれになったなと思っています。今、前橋の中心市街地では、民間主導の地方創生の取り組みが進んでおります。今月7日には、皆さんご存知のとおり、石破総理にもご視察をいただいて、この民間主導のまちづくりっていうのは政府からも高い評価を得ております。群馬県としては、この取り組みを後押ししながら、街中の賑わいを創出し、持続可能で魅力あるまちづくりを進めてまいりたいと考えています。今回のシンポジウムは、未来のまちづくりについて考える貴重な機会となりますので、ぜひ多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
続いて、「アニメ『ぐんまちゃん』アニメ・エキスポ出展」についてのスライドをご覧ください。来週、現地時間7月3日から開催される北米最大級のアニメ・コンベンション「アニメ・エキスポ」にですね。一昨年から引き続き、我らがぐんまちゃんが登場いたします。もちろん日本のマスコットキャラクターとしてはぐんまちゃんだけだと思うんですよね。(自治体のキャラクターで)アニメ化されているのはぐんまちゃんだけなんで。このイベントはアメリカのロサンゼルス・コンベンションセンターで開催され、毎年多くのアニメファンが全米中から集まります。昨年延べ40万人以上が、40万人すごいですよね、来場しています。現在、アニメ「ぐんまちゃん」はシーズン1、2で、全78話あります。米国の動画配信サービスクランチロールにて、今、全世界200以上の国と地域で、英語を含む8つの言語の字幕によって配信をされています。前回、前々回に参加した際には、ぐんまちゃんが登場すると、多くの来場者が足を止めて、見学や撮影を行ったり、ぐんまちゃんと一緒にダンスを踊るという、こういうシーンも見られました。特に、女性や子どもには大人気だったと、そういうものがあるんですよね、女性とか子供を惹きつける。ぐんまちゃんのステージを何度も見に来る方とか、群馬県に旅行したいなって言ってくれる方もいて、かなり多くの反響がありました。こうした人気を踏まえて、引き続きぐんまちゃんと群馬県の魅力を海外に発信するため、アニメ・エキスポへの3回目の出展を決定いたしました。今回の群馬県ブースでは、ぐんまちゃんによるステージパフォーマンス、アニメ「ぐんまちゃん」の放映などによって、ぐんまちゃんの魅力を昨年、一昨年に続いて、しっかりPRしてまいります。また、ブース内に県内観光地の写真・県産品を展示し、群馬県の観光物産についても紹介をする予定です。群馬県としては、今回の取り組みにより、ぐんまちゃんの魅力を海外にも広く伝えてまいりたいと思います。そして、ぐんまちゃんを通して、群馬県の魅力を多くの海外の方々に伝え、インバウンドの増加などにもつなげてまいりたいと思います。さらには、海外で活躍するぐんまちゃんとしてですね、この日本国内に波及するみたいな話題も創出していきたいというふうに考えています。ぐんまちゃんはこんな感じなんですけど、ぐんまちゃんについてはまた、いろいろ県議会の本会議とか常任委員会でもいろんなお話が出ると思いますし、会見でもどこかちょっとまとめて申し上げると思うんですけれども、これまでぐんまちゃんに費やした、このプロモーションの費用、アニメも含めて20億円ぐらいなんですけれども、このキャンペーンを始めてから、ぐんまちゃんの知名度がやっぱり十数パーセント上がったんですよね。十数パーセント上がるってすごいことなんだと思うんですよ。例えば個別に見ていくと、女性の認知度が6割になったっていうような調査もいろいろあって、どこかでまとめて発表しようと思うんですけど、関連グッズの売り上げもまだちょっとここで発表できないんですけれども、我々の目標を超えました。やっぱりね、20億円の投資で何百億円も関連グッズが売れると。この関連グッズが売れるっていうだけでも、相当企業に対して大きな収益をもたらしていることになるじゃないですか。プラスアルファ、この間、皆さんにも大きく報道していただきましたが、群馬県、移住希望地ランキングNo.1でしょう。ここにもやっぱり、ぐんまちゃんの動画がすごく貢献しているわけですよね。今回、8,000万回以上っていうダントツの再生回数を記録しましたが、そのうち、おそらく数千万回はぐんまちゃんが稼いでいるんで。この投資効果というものはいろんな見方があると思うんですけれども、よく県議会等々でも、また県民の皆さんに説明していきたいと思うんですけど、私は相当十分な結果を出しているというふうに思っておりますので、そのことをしっかりですね、県議会や県民の皆さんにこれからも説明していきたいと思っています。
最後に、ちょっと重い話をしたいんですが、先週の会見でご質問いただいた相沢県議の逮捕、知らなかったんですけれども、記者の方からこの場でお聞きをして大変驚いたと。その驚いたシーンがいっぱい動画で使われていて、それにも驚いたんですけれども、これについて改めてお話をさせてください。先週19日の木曜日に桐生市が発注した新庁舎建設工事をめぐって公平な一般競争入札を妨害した疑いで、桐生市選出の相沢県議、それから太田市に本社を置く「関東建設工業株式会社」の営業部長、それから下請け会社で、同じく太田市に本社を置く「株式会社グンエイ」の社長と役員の計4名が逮捕、送検されました。桐生市の森山副市長もですね、この件について警察から聴取を受けているというふうに伺っています。相沢県議には、皆さんご存知のように、個人的にも好感を抱いていただけに、とても残念に思っています。ここ数年で群馬県内の2人の副市長が汚職で逮捕されている、しかも桐生の副市長が議会も休んでですね、警察の聴取を受けている。こうした事件が続いているということは誠に遺憾だと思っています。世間やマスコミからはですね、政治と業界の利権構造に注目が集まっているということで、こういう流れはまだ終わらないというふうに私は感じています。桐生市の事件については、引き続き注視していきたいと思います。これはおそらく後で、記者の皆さんからご質問があると思うので、その時に感じていることは、ちょっと長くなっても、全部今日は言わせていただきたいと思うので、どなたかに聞いていただければ、この話はしっかりここで発信をしておきたいと思っています。
群馬県としては、今回の事件を受けて、昨日付けで、適正な契約事務の執行と職員の綱紀保持に関する通知を庁内に発出しました。これは職員への指導監督というものをより徹底してまいりたいと思います。今後もこの6年間ずっと庁議でも言い続けてきた「お天道様の下でできないことはしない」と。こういう山本県政の方針のもとで、引き続き公正かつ誠実な県政運営を徹底してまいりたいというふうに考えております。ここまでにしたいと思いますが、皆さんから何かご質問があればお伺いしたいと思います。
●外国人県民への情報発信実証事業について
(記者)
冒頭、まず案件内からお願いいたします。まず、外国人県民に対する発信事業についてお伺いします。多言語対応のLINEアカウントをつくるということなんですが、何言語ぐらい対応されるんでしょうか。
(知事)
どうぞ、じゃあ地域創生部長の佐藤さんから。
(記者)
事務的なことばかりで恐縮なんですけど、まず、多言語対応のLINEアカウントなんですが、何言語ぐらい対応なんでしょうか。
(地域創生部長)
まずですね、多言語対応の日本語も含めて全部で24言語という形になっております。例えばですけども、英語とか、ネパール語、中国語、ベトナム語、韓国語という形で、24カ国語ということで対応したいということで考えております。
(記者)
県には国から、厚生労働省だと思うんですが、外国人雇用の情報が提供されているということなんですが、これは雇用している企業ないし雇用している人の名前、国籍とかいろいろあると思うんですが、情報の属性としては、どれぐらいまで共有されているんでしょうか。
(地域創生部長)
今、うちの方でいただいている情報というのは、企業名とか、当然企業がどこにあるかということと、あとは、企業で雇用している外国人の労働者の人数と、国籍というところの情報をいただいているという形になっています。
(記者)
名前までは・・・
(地域創生部長)
個別の名前までは(いただいておりません)、はい。
(記者)
これは4市と今回連携されていくと思うんですが、4市とはそこの情報共有というのはされるのか、県から・・・
(地域創生部長)
あくまでも、群馬県として情報をいただいておりますので、これから全国展開されるということですので、例えばですけれども、伊勢崎の方から申請をしていただければ、当然向こうで審査を受けての結果になりますけども、情報提供をいただけることになるのかなと考えています。
(記者)
国に審査をしてもらう・・・
(地域創生部長)
そうですね、それぞれの自治体ごとに申請をしていただいて、当然その情報を提供するにあたって、向こうで審査を受けた上で、これはいいという形になれば、認められれば情報が来るのかなと思っています。
(記者)
このLINEアカウントはもう開設済みなんですか。
(地域創生部長)
開設済みとなっております。
(記者)
それで、今後、最終的に外国人県民の方に登録していただかないと、たぶん用を成さないということになると思うんですが、今、目標を、どれぐらい登録してもらうとかあるんでしょうか。
(地域創生部長)
ちょっと細かい目標まではあれなんですけれども、先ほど知事の方からもあったとおりで、実は今回いただいているデータというのが4市というところなんですけども、全部で約3,000件ほどの企業情報をいただいていまして、そこにダイレクトで送付する予定になっておりますので、できればそこの企業さんの方に登録をしていただきたいなというので、今度そこからまた従業員の方に今度は登録という形で、まずは企業に登録していただいて、今度は企業からそこで雇っている外国人の方にお話をしていただいて、そこの外国人がそれぞれ個別にLINE登録する、そんなような仕組みになっております。
(記者)
実証期間というのはどれぐらいなんですか。
(地域創生部長)
今のところ、予定しているところが、だいたい秋ぐらいまでを考えていまして、ただ、たぶんシステム自体は、ずっと実証のシステム自体は走らせる予定で考えております。
(記者)
全国展開は今後なんですよね、おそらく。
(地域創生部長)
そうですね。もう既に内閣府の方からは、こういった形で情報提供しますよという形ではもうアナウンスはされておりますので、今日、たぶん知事の記者会見で、もしかすると見ていただいた方とか、自治体の方がもしかすると申請したいとなればですね、それぞれ個別にしていただければいいのかなと思っております。
(記者)
話のイメージとしてはすごい分かりやすいんですが、最終的にどういう形で成果を計るかっていうのが、ちょっと難しいかなっていう気もするんですが、その辺っていかがですか。不法就労も減らすっていうところまで、なかなかこれによって減りましたというのがどう成果を・・・
(地域創生部長)
元々ですね、この話というのが、実は政策プレゼンというので、若手職員を中心に知事に提案する中から生まれたもので、ちょうど令和5年ですか、その時に知事の方に提案させていただいて、実際、特区申請というか、そこまで行ったんですけれども、その中から元々求めていたのが、実際にですね、リアルに例えば企業とか、あとはその団体の方々に聞いてみると、自治体の例えばチラシとかそういった情報っていうのはなかなか外国人の方はダイレクトに来ても受け取らないというところから話が始まっていまして、そこで実は企業、要は雇っている人から言われると、意外と情報を仕入れるんじゃないかというのを聞いた中で提案させていただいてですね、今回そもそもやろうとした時に、企業情報を、先ほど知事が言ったとおり、うちは把握していませんので、むしろそこをきちんと把握する上でダイレクトで送らせていただいて、本当に必要としている外国人の方に、例えばですけど、ゴミ出しのルールであるとか、そういった生活情報とか、あとは交通ルールであるとか、そういったものをですね、24カ国語で提供していくといった、そんな仕組みになっています。
(記者)
令和5年度の職員プレゼン、若手職員のプレゼンテーションで発案されている、特区申請はいつぐらいなんですか。昨年度ですか。
(地域創生部長)
そうです。昨年の、ちょうどですね、令和6年の2月にですね、特区申請の方はしてございます。
(記者)
特区認定はされなかったけれども、いきなりこう、全国展開でという話になったということなんですね。
(地域創生部長)
認められなかったんですけれども、逆に言うと、その中で提案をしていた中の一つの、この企業の外国人の情報みたいなものはいいんじゃないかということで、自見大臣の方からもありまして、そちらの方だけがこう、はい。
(知事)
いやね、特区申請も認められば良かったんじゃないかと個人的には思うんですが、そのなんか、特区申請が認められなかったっていう報告を受けた後で、自見はなこ大臣から電話来て、群馬県の取り組みは特区というよりは全国展開するだけのね、やっぱり意味があると。だから一気にもう、全国展開しますっていうふうに言っていただいたんです。その後、あんまりなんか、どうもいろいろあって進まないんで、いろいろ我々としても、その、内閣府にフォローしていただいたんですけれども、伊東大臣にまたもう1回直訴して、そういう中で、担当部にも相当努力してもらったんですけど、なんとかこれがスタートしたと。で、これは記者さん、実証事業なので、あくまでもまずは。だから、この実証事業をやる中で、今言ったどのくらいの情報が必要なのかとか、どのぐらいの方がこういうやり方でやった時にLINEに登録していただけるとか、そういうことをちょっと見ながら、場合によってはもうちょっと進化させていくとか。さっき言ったように、まず一番ありがたいことは、今までは外国籍の方がどこにいるのかっていうのは、なんていうか、ふわっとした話じゃないですか。だから今度、企業ごとにちゃんとそれが出てくるっていうのはすごく大きいと思うし、例えばその、どの企業にどのぐらいの方がいるっていうことは、さっき言ったように、人数と、それから国籍は我々分かるんで、それを踏まえて、例えばそういう企業に、例えば協力を依頼したり、もうちょっとLINEの登録を増やしてくださいと、これ義務にはできないから。だから、そういうことによって、やっぱりその、そちらで、勤務している外国籍の方にね、コロナみたいなことがあった時にはちゃんと情報を伝えられるのでってお願いもできるし、いろんな相談もできるし、悩みを聞くことができるっていうふうに思います。だからまずは外国籍の人たちにちゃんと情報を届けるっていうのは、不法就労に行ってしまう段階においてかなり有効に働くと思うのと同時に、やっぱりそうやって、しっかり県がいろんな相談ができるということ自体が、抑止につながっていくと思うんですよね。まずこれは第1弾です。だからこの流れを見ながら、よく考えていきたいというふうに思います。
(記者)
知事に最後一言お伺いしたかったんですけど、先ほどのご説明の中で、若手の政策プレゼンの中からアイデアが出てきたと。それがこう特区っていうのを一つ飛んで、こう全国展開される流れになったことはどう評価されますでしょうか。
(知事)
それはそれで、なんていうか、いいことというかね、群馬県の職員プレゼン、結構いっぱい事業化されているんで、うちは。1日で結局6時間とかやりますから、2人の副知事と有識者も入れて。その中のね、やっぱプロジェクトがこうやって実現したんですけれども、特区に申請して群馬モデルにしようと思ったのが、一気にこういうふうに全国展開されたっていうのは大変ありがたい流れだと思います。ただ、正直に言うと、その、全国展開しますって言ってから、ずいぶん時間がかかったんでね。これは、さっきも言いましたが、厚労省から来ている國代(健康福祉)部長がすごく頑張っていただいて、ちょっと厚労(省)ともつないでいただいたので、なんとか実現したということです。これ、あくまでこう、実証事業としてやっていくわけなんですけど、必要に応じて、この流れによっては、法務省と連携したりとかもできるんですよね。鈴木馨祐法務大臣、とっても仲良しなので。以前、電話した時も、今、法務省でこんなことをやっていますとおっしゃったので、これたぶん政府とも連携できるし、これかなり、たぶんですね、私の感覚ですけど、広がっていくと思うんですよ。だって普通、外国籍の方々の問題をやるのに、どの企業がどれだけの外国籍の人を雇っているのかっていうことすら、今までは自治体がつかんでいなかったわけですよね。だからそこはちゃんとやっていきたいと思います。ただ、いろんなこういうことをやるためにはバランスが必要なので、それはまず実証をやっていく上で、いろんな形でこう進化させていくっていう形になると思います。
●ぐんま昆虫の森みらいプロジェクトについて
(記者)
ちょっと昆虫の森についてお伺いしたいんですけど、この未来に向けた構想を今検討する理由っていうのは、今後、大規模改修とかそういうものが、リニューアルとかが予定されているんでしょうか。
(知事)
どうぞ、じゃあ担当部。お名前と所属を言ってください。
(生涯学習課長)
今、お尋ねがありました、昆虫の森の構想の中で具体的にリニューアルということで、どういうものを、改装とかがあるのかと、そういうご質問だったと思います。一口にリニューアルとか今後のことを検討していくといっても規模もいろいろございますので、そういった規模の大小、どういうことをしていったらいいのかということも含めての構想案というふうに捉えていただければと思います。
(記者)
何らかのリニューアルは前提とされているという・・・
(生涯学習課長)
そうですね。それがハードを動かすものか、それとももっとソフト面でやれることがあるのか、そういうことも皆様からのご意見を伺いながら検討していきたいという構想を、まずはまとめたいという段階です。
(記者)
今この時期に検討されるっていうのは、今、老朽化しているからなのか、課題があるからっていうことなんでしょうか。
(生涯学習課長)
はい、昆虫の森みらいプロジェクト自体がですね、実は昆虫の森、この8月1日に20周年を迎えます。先ほど知事の方からのお話もありましたけれども、今まで昆虫の森に10万人余りの人に入っていただいて、非常に魅力のある施設としているんですけれども、時代の流れもありますので、こういった中でどういう施設としていくかということをもう一度検討しようということで、構想案をまとめるものです。
(知事)
昆虫の森はね、今、課長から説明いただいたと思うんですけど、人気のある施設なんですよ、群馬県の県有施設の中ではね。特に親子連れとかも多いし、10万人の人が訪れているってことなんですけど、私の感覚だともう何倍も来てもいいぐらいの施設なんですよね。で、よく分かんないんですけど、前の前の知事の時にできて、前の知事がちょっと冷たくしたらしくて、予算も削って、なんか大事な電球とか取っちゃったんだけど、それでも視察していた時にね、とっても丁寧に整備されている。もう旅館の息子だから分かるわけですよ、やっている人たちがどんなに一生懸命やっているか。すごい好感を持って、なんとか昆虫の森を応援したいなとずっと思ってやってきて、今回、みらいプロジェクトでさらにもっと魅力を発掘できるんだと思うんですよね。まさに県有施設としてもっと魅力を発信できるようなやり方を、20周年を迎えるということなので、タイミングとしては非常にいいんじゃないかと思いますね。
●県職員の綱紀保持に係る通知について
(記者)
先ほど、最後に、知事からコメントがあった、相沢さんと、あと関東建設工業とグンエイさんの関係ですけれども、まず昨日付けで綱紀粛正の通知を出したというのは、知事名で県庁内に発出されたんでしょうか。
(知事)
そうですね、はい。 (※実際には総務部長名)
(記者)
内容としては・・・
(知事)
中身は、だから、一応じゃあ正確に、うちのエースの総務部長からどうぞ。
(総務部長)
通知の内容につきましては、実は前回、藤岡の副市長の逮捕の時にも出させていただいたんですけれども、これにさらにですね、内容とすると、適正な契約事務の執行と、あと職員の綱紀保持についてということ、2つについて、通知を昨日付けで発出させていただきました。
(記者)
それは県庁職員、知事部局の職員全員に対して・・・
(総務部長)
各所属長に対して出させていただいております。
(記者)
部長名でなくて知事名で・・・
(総務部長)
部長名で。
(知事)
部長名か、知事名じゃなくて。部長名です。ごめんなさい、失礼しました。
(総務部長)
部長名で出させていただきました。失礼いたしました。
●桐生市の新庁舎建設を巡る入札妨害事件について
(記者)
直接県は当事者じゃない、ちょっとこの件なんですけれども、関東建設工業からとグンエイの2社から、相沢さん、多額の政治献金がされていて、それ自体は違法なものではありませんけど、あるいは自治体に対して多額の企業版ふるさと納税も行われていたという指摘もありますが、ちょっとそれがどう関わっているかまだ分かりませんけれども、そのあたりについて知事はどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。
(知事)
まずですね、今回の事件で相沢県議が、桐生市選出の、逮捕されたということについては本当に驚きましたし、すごい残念に思っています。相沢さんはここでもちょっと言ったんですけれども、いいところいっぱいあるんですよ。県議として熱心だし、明るいしね、前向きだし。だからそういう意味で言うと、こういう事件に巻き込まれたっていうのは本当に、なんて言うんでしょうかね、個人的には悔しいし、本当がっかりしました。ただ、その相沢さんに対する個人的な感情と、この事件はもう全く別だというふうに思っていまして、現職の県議がですね、やはり逮捕される。これはもうですね、あってはならないことだと思います。例えば逮捕された、これからおそらく司法手続きが行われて、有罪かどうかということが判断されるということなのかもしれませんが、ただ、そもそもですね、こういう嫌疑をかけられて、なおかつなんか事前の取り調べみたいなものが、事情聴取みたいなものがあったのかどうか、ご本人は最後まで知らなかったふうなんですけれども、一気に逮捕されるっていうのは、これは分かりませんけど、普通で言うとよほどの証拠があったのかなと思ってしまうような話なんですが、そもそもこういう嫌疑をかけられて、現職のまさに県議が逮捕されるということは、あってはならないというふうに私は思います。で、やっぱりね、この現職県議の逮捕っていうのは、群馬県議会のイメージをですね、ものすごくなんて言うんでしょうかね、貶めたというふうに思いますし、それから群馬県民は、すごく怒っていると思います。これやっぱりね、我々はここを勘違いしちゃいけないと思うんですけど、みんなあまり口には出さないんですけど、このことを群馬県の県民はすごく怒っていると思います。なぜなら、やっぱりね、真面目に頑張っている、毎日真面目に頑張っている県民、庶民の皆さんが一番怒るのは、自らの権力みたいなものを使って、税金の使い方をねじ曲げることなんですよね。だからこれは、私は、次の7月の参議院選挙にも、みんなが思っているよりも大きな影響があるというふうに思っています。この件について、直後にですね、井下議長と、それから自民党県議団の実質的なリーダーである金井幹事長が、とにかく県民の皆さんにお詫びしたいと、こういう声明を発信したのは、これは当然だと思うし、それから、昨日ですか、相沢さんが一応、自発的に離党されたということだと思うんですけれども、これは、やはりこの後、綱紀粛正みたいなことを金井さんもおっしゃっていましたが、よほどちゃんとやらないとですね、相当、次の参議院選挙に私は影響するだろうと、ちょっと周りのムードを見ながらですね、そういうふうに感じています。
それから、今ちょっと献金のお話もあったんですけど、これはですね、こういう言い方をすると、ちょっとこう、いろいろまた物議を醸すかも、大体いつも物議を醸しているんでしょうがないんだけど、誤解を恐れずに言うとね、こういう事件は、やっぱりね、必然の流れだったと思いますよ。いつかこういうことが起こるっていうことを私はずっと思っていたし、そういう、なんかこう流れを心配しているっていうことも、会見でも何度か言ったし、ブログにも書いているんですよね。やっぱり群馬県に非常に古いこう、なんて言うんでしょうか、政治とお金の構造、特に利権の構造みたいなものが残っているっていうことから考えると、いつかやっぱり、それがまさか相沢県議だとは思わなかったけど、いつかこういうことが起こるだろうと思っていたので、これはある意味、私は必然の流れだというふうに捉えています。それで、さっき言ったその献金の話でいくとね、企業献金は、もちろんその悪じゃないとは思うし、私も、その全部、今、情報公開をする中でですね、もちろん企業献金を、自分からやめるみたいなことは言っていませんが、ただまあ、その、なんて言うんでしょうかね、政治家って、「李下に冠を正さず」という言葉があるわけじゃないですか。どう考えても相沢県議は、残念ながらこの関東建設工業と、それからグンエイから、やっぱりずば抜けて大きな金額の献金を受けていたわけでしょう。これやっぱりね、誤解を呼びますよね。疑われても仕方がないと思うんですよね。もう一つ言うと、相沢さんのことが好きなので余計怒っているんですけれど、もう一つ言うとね、例えば宇留賀副知事が1年留任する、なんとか宇留賀さんの任期が1年延びたということが決まった。つまり1年間ということで一応県議会から了解をいただいた後に、宇留賀さんに、あと1年あるから、みんなから惜しまれて去るようにしてほしいと。そのために、せっかくなかなか忙しくて付き合えなかった県議のところも回った方がいいって言ったら、宇留賀さんは翌日から、そもそも経済人には人気があったんだけど、ぐるぐる若手、中堅、ベテラン県議のところを回ってね。だいたい一緒にお酒飲めばみんな宇留賀ファンになるみたいな、なかなかチャーミングな人物なんですけど、そういう中で若手とはご飯に行ったり、飲みに行ったりしたらしいんですけど、ある時ね、相沢県議とも約束をして、おそらく太田の方に行ったんだと、桐生の方かな、太田か分かんないけど、行ったらしいんだけど、相沢さんと約束してその場所に行ったら、関東建設工業の社長がいたんだって。だからね、そういうの駄目ですよね。相沢さんはそんな人だと思いたくないけど、みんなが言っていたのは、まるで、ものすごく献金をされている、ご馳走になっているのか知りませんけど、いろんな意味でお世話になっているので、まるで使い走りみたいに見えるって、みんながそう言っているぐらいだったでしょう。こういうのが駄目なんだと思います。
(※知事の発言内容に、「関東建設工業の社長から、相沢県議を通じて食事に誘われた」旨の発言がありましたが、事実ではないためその前後を含めて一部削除しています。)
私が今回の件で思うのは、やっぱりここでも何度も言っているようにね、政治文化って変わっていくものじゃないですか。でね、正しい政治の物差しっていうのは難しいんですよ。やっぱり法律があってもグレーゾーンが常にあるから。だけど、世の中の基準っていうのは変わっていくわけじゃないですか。だからそういう中で言うとね、なんて言うんですかね、そこに十分、やっぱりこの今、群馬県の体質っていうのは、こうなんて言うのかな、対応しきれていないみたいなところがあって、今までは、ここでも何度も言いましたが、地方議会にはあまり国民は興味がなかったんですよ。県民でさえ、そこまで本当に関心がなかったんですよね。だからある意味で言うと、国会だったら問題になるようなことをね、お目こぼしされていたわけじゃないですか。これからは、やっぱり地方議会にも情報公開の波が来ると。ここでちょっと、皆さんにご報告をしたオンラインの政治資金データベースに、すぐ知事として手を挙げて登録した。西田さんっていうある種の天才が出てきて、全部やっちゃったわけじゃないですか。これってやっぱりね、新しい時代のね、象徴的な出来事なんですよ。否応なしに情報公開の波にのまれていくんで、やっぱり地方議会のですね、もうそういう、実は、もう流れに来ているのに、やっぱりもっともっと積極的にですね、自らなんていうか、一歩踏み込んで、いろんな情報を公開していくようなことにしていかないと、必ずこういうことがあると思っていたことが起きてしまったということだと思います。もっと言うならば、例えば国会議員だったらものすごく問題になっていたことも、地方議会の議員だったら別にみんな気にしないとかね。それはある意味、個人としての立ち振る舞いも含めてなんですよね。それはいろんなスキャンダルについても、国会議員だったら大変、この人有名だから大変、だけど別に地方議員だったから別にいいんだみたいな感じになっていたのが、やっぱりですね、これが本当に今変わってきているっていうことを、みんなちゃんと私は肝に銘じる必要があるかなというふうに思っています。例えば、この間、某若手県議と会って、こういう流れの中で大変だっていう話をしたから、僭越ながらアドバイスしたのはね、先輩方がそういうことをやっているのかどうか分からないけどね、もうね、同じ社長から何度もね、ご馳走されるのはやめたほうがいいと。例えばですね、個人の自由じゃないですか、どんなお店に行ってもいいですよ。別に高級料亭に行ってもいいし、キャバクラに行ってもいいし、風俗に行っても別に何の問題もないんだけど、利害関係者にお金を払ってもらうようなことは絶対やめた方がいいって若手県議に言っているんですよね。そういう慣例があるとすると、これからは、実は有権者の目はより地方議員にも地方議会にも厳しくなっているんだからっていうふうに言っているんで、ある意味で言うと、今回の事件は群馬県っていうか地方議会っていうか、地方のこの利権構造みたいなものからですね、ある意味で言うと、新しい今の政治文化の物差しに合った、よりクリーンな仕組みにですね、変わっていくための一つのきっかけにするべきじゃないかなというふうに思っています。ブログにもちょっと書いたんですけど、この話はここで私は終わらないというふうに思っているんですね。それは、これ分かりませんよ、これから桐生の副市長がどんな形になるかも全然分からないし、じゃあ他になんか、いろんな事件が出てくるのかっていうのもよく分からないけど、だってですね、他県の地元紙の記者が入っていますよ。だって、埼玉新聞とかも取材しまくっていますから、なんかね。あと、この事件とは関係ない、いろんな、いわゆる政治とお金の問題とか、あるいは利権が絡んでいるような疑いがあるものをですね、どうもいろんなメディアが取材を始めているんです。一昨日ですね、某有力なジャーナリストっていうか、昔からの知り合いなんで、友人なんですけど、この人から電話がかかってきて、「いや、お前のところどうなっているの」と、「一太さん、どうしたの」と、「群馬県はどうしたんだ」と。ここ3年間ぐらいで、まず県都前橋の副市長が逮捕。なんか直前に辞めていますけど、現職ですよ、ほとんどね。その後、藤岡の現職の副市長が逮捕。それから、桐生の副市長は逮捕されていないけど、なんか事情聴取かなんか、任意の事業聴取かなんかで議会を休んでいる。加えて現職の県議会議員が逮捕。群馬県って、なんか結構利権の巣窟みたいに思われているよというので、知事としてですね、本当に恥ずかしいですよ、こういう状況になっているっていうのは。でもそれは、やっぱり私も政治家なので、とっても他人事としては思えないし、自分も国会議員を長い間やっていたから、ここで襟を正さなければいけないっていうふうに思いますけれども、私はこれでは終わらないというふうに思っているので、ここからもしかすると、いろんなことが出てくる可能性はあると。だって関係ないことまで、いろいろなんかね、取材されているふうがあるから。だから、そこはよくちょっと推移を見ながら対応していきたいと。知事として対応できることから対応していきたいと思いますが、いずれにせよですね、決して県庁で、こういう問題が起きないようにしたいと。やっぱりこの6年間ずっと、「お天道さんの下でできないことはやるな」って言ってきて。だってなんか県庁職員がどこかからのプレッシャーで、なんかこんなことやったらね、人生めちゃくちゃですから。県庁幹部の人たちの家族とかにも、ものすごく迷惑かけちゃうんですよね。だから、少なくともこれから分かりません。私はしかし直感が外れたことはないんで、これからどんなことが起こるか分かりませんが、しっかり、なんていうか、真摯に、真剣にいろんなことに対応していければと思います。
これで最後にしますが、今、記者さんの言った企業献金の話ですよね。もうここでも何度も言ったように、企業献金を続けるんであれば、これは、政治資金の流れを透明にするっていうことが大前提だって言ったんですけど、進まないと思ったら、うちのヒーローの西田さんという東大の博士課程の研究者が全部やっちゃったから、今や勝手にやっちゃったんだけど、全ての国会議員の実は政治資金報告書がものすごく見やすくなって、この間ある人を調べてみたんだけど、誰からどれだけもらっているかっていうのが普通の人でも分かるようになったんですよね。西田さんの「Re:HacQ(リハック)」は200万回とか300万回とか、西田さんが出演した「Re:HacQ(リハック)」が回っているんだけど、その中でも、地方議会もやりたいって言っているわけじゃないですか。ぜひやってほしい。地方議会にも絶対、今、国会議員の政治資金データベースができたんだけど、地方議員のやっぱり政治資金の流れもちゃんと透明化することをですね、これはもう政府にもやってもらいたいと思うんですけれど、もうこの西田さんにぜひ、やりたいって番組で言っていたんで、やってほしいと思いますよね。もしそれがあれば、相沢県議だって気を付けたかもしれませんよね。こんなのだって、なんで政治資金、企業献金を透明にしなければいけないのかって明らかであって、アメリカでもイギリスでもそうですよね。特定の企業とか、特定の人間があまりにも過度な献金をして、あまりにも過度な影響力を持つことを防ぐことじゃないですか。そういう意味で言うと、群馬県はとっても象徴的で、いやもう、別に本人に頼むこともできないけど、絶対に政治資金は県議会のレベルでも地方機関のレベルでも透明化すると。そういうこともやらないと、やっぱりね、県民の信頼は、私は取り戻せないと思うし、西田さんに頑張ってほしいと思いますが、みんなが思っている以上に、この話っていうのはですね、私は参議院選挙に影響するんじゃないかと思って心配をしています。長くなっちゃってすみません、以上です。
(記者)
今の続きで、今回問題になった2社からは知事も、代表者個人からはたぶん献金を受けたことはあると思うんですけれども、先ほど、古い利権構造が残っているというお話もありましたが、この、今回逮捕者が出たこの2社というのは、古い利権構造の中にある社というようなご認識なんでしょうか。
(知事)
それは、今までそういう認識を特に持っていたわけじゃないんですけれども、やっぱりちょっとやりすぎじゃないかと思う時はありましたよね。でも、2つの会社とも、とっても立派な企業なので、残念ですよね。でも今の構造を見たら、古い利権構造の中にあったということですよね。逮捕者が出たんだから。やっぱり公正な一般競争入札を妨害したということで、そういう嫌疑をかけられて逮捕されたんだから、それはやっぱり残念ながら古い政治文化の中にいたということだと思うし、特に先ほどもちょっと、踏み込んで言い過ぎたかもしれませんけれども、やっぱり相沢県議と関東建設工業の社長の仲があまりにも近いということはあっちこっちから聞いていたので、やっぱり相沢さんには一言注意をしておけば良かったなというふうには思うし、それからもう1回言うけど、私、群馬県の、別にね、政治資金報告書、県議のことは知らないですよ。だけど相沢さん、1,000万円以上もらっていたわけでしょう。もっともらっていた人だっているわけでしょう。もっともらっていた人が誰なのかって知りたいよね。しかもじゃあ別に合法だからもらってもいいっていうかもしれないけど、そこにやっぱりね、なんていうか、利害関係のことが絡んでいれば、じゃあこうやって動いたのはここの企業のためですか、みたいに言われるので、やっぱり最初から透明にしておくべきじゃないかなっていうふうに思います。
(※知事の発言内容に、前述した「関東建設工業の社長から、相沢県議を通じて食事に誘われた」という事実ではない内容につながる発言があったため、一部削除しています。)
(記者)
この関連で最後に一つなんですが、グンエイさんの方はトップが逮捕された形になりますけれども、関東建設工業は社員というか、部長が逮捕されたという時点ですけれども、逮捕者が出た企業の説明責任というのはどう考えますか。
(知事)
それはちゃんと説明するべきだと思いますよね。その、いわゆるなんていうか、捜査とか司法のことについては、私がいちいち申し上げることもないと思うんですけれども、グンエイの社長も存じ上げているんですけれども、信念のあるなかなか立派な方なんですよ。ただまあ、こういう形でこういう事件に絡んでいるっていうのは本当に知らなかったので、残念なんですけれども、やっぱりこういうことがあったらしっかりね、説明責任を果たすべきですよね。太田市はなんか1年間指名停止にするみたいなことをやったかもしれないけど、それは、分かりませんよ、そんな個々のことは分からないからどういう事情だったとか分からないし、別に、全然捜査の中身を知る立場にもないけど、それは組織のトップの責任は大きいですよね。当然、やっぱり会社としてしっかり、なぜこういうことになったのか、なぜこんなことになってしまったのか、こういうところが良くなかったから、こう改善したいということは言わないと、やっぱりみんな納得しないと思いますね。
●参議院議員選挙について
(記者)
先ほど参院選のお話も出まして、ちょっと別件で参院選の方をお尋ねしたいんですけど、参院選は公示まであと1週間というところですけれども、知事としては、参院選で期待する争点、あるいは参院選がどういう結果になってほしいなど、望む結果とかはありますでしょうか。
(知事)
参議院選挙の争点は、人によって色々意見があると思うし、特に群馬県知事として言えばですね、トランプ関税にどう対応するかというところが最大ですよね。なぜかというと、トランプ関税問題の最大の目玉は自動車と農業ですから。これ両方とも群馬県に大きな影響を与えるので、ここについてしっかりとした対応をやって、産業を守り、国益を守るということが、守れるかどうかということが最大の争点だというふうに思っています。それから情勢は、前回言ったようによく分からないです。1週間ぐらいで世の中の雰囲気が変わっちゃう爆弾低気圧が、ネットの登場によってさらに加速化されているのでよく分かりません。ただ、この間東京都議選挙だっけ、それでなんかいろいろ小泉進次郎農相の人気で、石破内閣の支持率が上がったっていうのは、選挙には全く実は関係なかったとか、結局自民党が過去最低の議席数にとどまったっていうんですけど、私は小泉さんの動きっていうのは影響したと思いますね。私の、選挙研究家としての予想は、2、3人戻ってきても16議席ぐらいだと思った。2、3人戻ってきても16議席ぐらいだと思いました。そのくらい実は、自民党は壊滅的に負けると思っていたので。私の予想ですよ、これは。もっと選挙プランナーとかいろいろ、なんか今情勢分析する人いっぱいいるらしいので分かりませんけど。私から見た感じで言うと、小泉効果っていうのはあったと思うんですよね。
それから国民民主が8か9(議席)取ったと。普通だったらやっぱり15ぐらいいくところを、やっぱりどう見てもあの例の問題で、やっぱりちょっと失速したんじゃないかなっていうふうには思いますよね。だからこう、よく都議選挙は参議院選挙の前哨戦で、これを占うって言うんですけど、それはそうかもしれないけど、都会の人たちのマインドセットと、やっぱりね、地方の人たちのマインドセットって違うので、そのまま当てはめるわけにはいかないと思います。私はやっぱり小泉農水相が今回コメ問題で頑張った、やっぱり小泉進次郎さんみたいな人をどんどん前面に出していくということは、これはやっぱり選挙戦略上いいんじゃないかなと。外から見た勝手な意見だけど、そういうふうに思っています。やっぱり政権の安定のためには、何度も言っているように石破総理にしっかりここを乗り切っていただきたいなというのが、私の率直な感覚です。
(記者)
これ最後にしますが、今まで県関係ですと、清水さんとか釜萢さんの応援に知事も入られて、この後は武見敬三さんの応援に、決起大会に行かれるということもブログで拝見しましたけれども、今後なんか応援スケジュールとかあれば。
(知事)
はい、まあこれここで言っても怒られないのかあれなんですけど、知事の立場はなかなか難しくて、比例代表の候補者って各職域団体が立てているわけですよね。建設業協会も、医師会も歯科医師会も、それから郵政も、それから商工会連合会とかも、みんな応援する候補がいるわけじゃないですか。だからそういう中で言うと、誰か特定の候補者、あと友党の公明党だって立派な候補者出していて、どの方も立派な方々なんですよね。だからまあ、この間は自民党の県連大会に釜萢さんしか呼ばれてなかったから。
言葉をちょっと選んで言わなければいけないんですけど、釜萢先生は群馬県の大恩人なんですよ。コロナの時に釜萢先生に助けていただけなかったら、周りの人たちはごちゃごちゃ文句ばっかり、意見は言うけど、誰も助けてくれなかった。もうね、2人の副知事が本当に自分ごとで県庁職員が頑張っていたので孤独感は感じなかったけど、みんな口ばっかりだから。その中で本当に群馬県を助けてくれたのが、西村康稔経済再生担当大臣。どんな忙しい時も電話に出てくれて。あとは専門委員会で、政府のコロナ対策の専門会議みたいなものがあったじゃないですか、そこの委員だった釜萢さんなので。そういうことを考えながら、難しいけど応援に回ろうというふうに思っているというのと、東京はもう武見敬三氏は私の親友であり、最も尊敬している政治家ですから、これはもう行かざるを得ないです。いろいろ心配しています。あの、今言った話だったら別に誰がどうのって言っていないからいいと思うけど。気をつけないと、選挙直前だから。でも、武見さんのことはとっても心配しているので、武見さんには個人的にはですね、なんとしてもやっぱり戻ってきてもらわないといけないと思っています。
●閣僚との面会について
(記者)
ブログに来週閣僚と面会を予定されているっていうふうにお書きだったと思うんですけど・・・
(知事)
まだ確定していないです。どなたか有力な方に会える可能性があります。
(記者)
ということですね。分かりました。じゃあそれはまた来週ということで。
(知事)
必ずお知らせしますので。
●桐生市の新庁舎建設を巡る入札妨害事件について
(記者)
入札妨害事件の関係でいくつか伺います。まず当該の県議相沢さんは、離党はされましたけれども、まだ県議という身分はお持ちのままで、あとは今任意で事情を調べられている副市長も、副市長という肩書きはそのままなんですけれども、このままこの任を続けることが妥当だと思われますか。いかがでしょうか。
(知事)
やっぱり政治家の出処進退っていうのは、自分で決めなければいけないので。今回の離党もやっぱり相沢県議が決断されたことだと思うので。県議をどうするかっていうのは、もうご本人がお決めになることじゃないでしょうか。あと、そのご本人に対して県議団の執行部が、金井幹事長ってなかなか腹の据わったリーダーなので、どういう形でこれを収めようとするのかってわかんないんですけど、それはやっぱり相沢県議のご自分の政治家として判断であり、あるいは県議団としてこれをどう捉えて、どんな形で収めようとするのかっていうのは、これはやっぱり自民党県議団のお考えなんじゃないかなと。私はそこにあまり口を挟むことはないのかなというふうに思います。
副市長についても、まだどうなるか分かりませんからね。これは何とも言えませんよね。私だったら辞めますよね。副市長としてやっぱり議会にも来られないで、この問題でやっぱり、任意の事情聴取でしょ。その段階で私だったら辞めますよね。普通、市民の信頼取り戻せないですよ、普通は。だからそれはご本人のご判断だろうと。辞任っていうのはご本人だから。そういうことですね。
(記者)
ありがとうございます。相沢さんの逮捕後の弁明とかって知事は何か聞かれたりしていますか。
(知事)
いや、ほとんど聞いていません。金井幹事長に聞いたら、あまり直接コンタクト取れないって言っていたから。よく分からないけど、弁護士を通じていろいろお話を聞いているのかなにかで、そこは本当に聞いてないので、なかなかコメントできないですね。
(記者)
あと、関東建設工業の社長はですね、群馬県の建設業協会の幹部も務められていますけど、その立場についてもご所見をお伺いできますか。
(知事)
それはもうご本人がお決めになったらいいんじゃないでしょうか。これも私がとやかく言う必要はないと思うんですけど。だけど、やっぱりちゃんと説明した方がいいと思いますよ。やっぱり、こういう構図をつくった中にいるわけだから。それはその組織のトップとして、しっかり自分なりの説明をし、自分なりの責任を取られたらいいんじゃないでしょうか。私がなにか、他人がとやかく言うことじゃないと思います。
(記者)
ありがとうございます。あと、関東建設工業なんですけれども、県の県土整備部の幹部だった方も、定年退職後にそちらに行かれて働かれているという話を聞いたんですが、その点の構図についてはいかがですか。
(知事)
それは全然いきさつも分からないし、そもそも存じ上げないんで。1回会ったことがあるかないかぐらいで、名刺交換したこともないので、ちょっと分かりません。ただ、全然分からないんですけど、おそらく今回、記者さんもご存知のとおり、いろんな人たちが入ってきて調べているから、もしかするとそういう流れの中で、いろんないきさつとか、あるいは状況とか分からないけど、いろんなものがもしかしたら外に出てくるかもしれないなという予感はしています。分かりません、それはもうメディアの方々がどうするのか全然分からないから。
(記者)
ありがとうございます。それとですね、この入札自体をめぐってなんですけれども、当該の入札はですね、地元のお祭りなどの手伝いとかが地域貢献ということで加点されているそうで、一般的にはその技術力とかとはですね、直接関係ないところが加点されているようにも感じられるんですが、その点の制度のあり方はいかがでしょうか。
(知事)
そこはちょっと担当部から。
(建築課長)
今回の入札ですけれども、県も実施している総合評価落札方式というものになっております。これは価格以外の要素も評価して、落札者を決定するというものになってございます。それで、県が発注する場合もですね、価格以外の評価項目というのがございまして、そのうちの地域貢献の評価項目というものもございます。また、今回桐生市が発注したものも、総合評価落札方式というものになっているんですけれども、そこにも技術評価点の中に地域貢献というものが入っております。
市と県はその割合等は違うんですが、考え方は同じようなことで発注しているということになっております。この評価項目、それから配点といったものはですね、発注自治体が地域の実情に応じて設定していくというものになっておりまして、今説明した総合評価落札方式というものはですね、技術を評価するという点と、その他に地域貢献ですとか地域活動評価項目というふうにしておりますので、県もこれを今も活用しているという状況になっているということでございます。
(記者)
ありがとうございます。その技術力以外のところの地域貢献度みたいなところが加点に加わってしまうと、ある意味で何か技術力以外のところでの裁量が増えてしまうようにも思うんですけれども、そこら辺の公平性はどう確保されるんですか。
(建築課長)
桐生市のことは、桐生市の方でお聞きいただきたいという部分があるんですが、群馬県で導入させていただいている部分とすると3つございます。それは価格以外の評価の項目として災害対応に関する部分、それから、地方自治体が管理する社会資本の維持管理活動等に関する部分、それから、県内企業の下請け活用ということで、県土整備部としてはこの4月に始動いたしました「ぐんま県土整備プラン2025」の中でもですね、地域ごとの災害対応組織力の維持というものを掲げておりますので、そういった、地域の建設会社の皆さんが努力しているという部分は、こういった点で評価させていただいているということになっております。
(知事)
総合評価はもちろんあっていいと思うし、今言った地域貢献みたいなものもあってもいいと思うんですけど、あとはバランスの問題じゃないですかね。そこはやっぱり、全体で見たバランスっていうものがあると。外から見てやりすぎだとか、どう考えても特別な意図が感じられるみたいなバランスだったらやっぱりまずいんだと思います。私はちょっとここ専門家じゃないんで分からないけど、大きく言うとそういう話で、群馬県はちゃんとそこら辺は、当然技術力以外のところでもやっているんですけど、そこはちゃんとバランスよく加味して、それがものすごく不公平な形じゃない、そういうバランスを持ってやっているってことですよね。
●太田市内の複合ビルの事業認可について
(記者)
最後にもう1件なんですが、東武太田駅の南口にですね、その周辺に関東建設工業などが主体となって整備予定の複合ビルについて、群馬県が5月13日付で認可をされたということなんですけれども、こちらの工事には公金も何億円と入られているということですが、こちらは今回の事件を受けて対応を再検討されたりとか、そういうお考えというのはあるんでしょうか。
(知事)
まず、その状況を十分把握しているわけじゃないんですけれども、群馬県に限って、やっぱりちゃんとその承認をしたということは、しっかりしたプロセスのもとで行われているということなので、これについてなんか担当部が不適切なことをしたとは1%も思っていません。ただやっぱり、こういうことがあったので、我々としてもですね、だって今記者さんからそういう質問が出たわけだから、これについては、そういう流れはもちろん無いと思いますよ。群馬県職員に限ってそういう人はいないので。ただ、どういう経緯だったのかっていうのは、知事としてはもう一度しっかり再確認をしたいと。全体を見て、こういうような、同じようなケースは群馬県では無いけど、それでも今記者さんが気にされているようなことについてはですね、知事として担当部には念のために再確認したいと思います。
●県職員の綱紀保持に係る通知について
(記者)
先ほど知事が、議員の逮捕を受けて県職員に向けて部長名で通知を出したということをおっしゃられましたけれども、あくまで職員向けの通知だと思うんですけれども、どういう内容で出したのか・・・
(知事)
総務部長どうぞ。
(記者)
例えばそれを報道に提供、出せるものなのかとか、ちょっとそこら辺を聞きたくて。
(総務部長)
通知の内容ですけれども、また提供させていただきますが、大きく3点でございます。一つは当たり前のことではあるんですけれども、適正な契約事務ということで、入札等の契約事務の執行にあたっては、特定の者に有利不利になることのないように、公平公正な執行を徹底することということが一つでございます。2つ目としては、職務上の利害関係にある者との接触にあたっては、群馬県の職員倫理規程というものがございますので、ここの中に定められている利害関係者との間の禁止行為、それから届出義務というものもございますので、こういったものをしっかり遵守徹底するということ。それから3つ目ですけれども、群馬県にはそういうことはないんですけれども、万が一、一定の公職にある者等から公正な職務の執行を損なうような恐れがある、こういった働きかけがもしあった場合にはですね、群馬県の内部統制基本方針というのもありますし、また、職務に関する働きかけに対する対応要綱というものもございます。こういったものに基づいて適正に対応することということを、あらためて確認するようにという趣旨の通知、それを所属長にですね、しっかり課員に対してですね、あらためてしっかりと周知するようにというお願いの通知をさせていただいたというところでございます。
(記者)
ありがとうございます。じゃあ、ちょっといただければありがたいです。
(総務部長)
総務課の方に言っていただければと思います。
(記者)
ありがとうございます。部長名ということですけれども、知事としてもそれはしっかりと・・・
(知事)
それは私の指示で出してもらったので。どのタイミングにするかと思ったんですけど、もうちょっと全体の経緯を見ながらと思ったんですけれども、ちょっと落ち着いたっていうか、こんな流れになってきたなというところで、しっかり出してもらいました。これが起きた瞬間にもう、しっかり綱紀粛正じゃないけど、みんなにしっかり、きちっと文書でって言ったんですけど、もうちょっと流れを見てから中身を考えたってことです。
●宇留賀前副知事の去就等について
(記者)
案件外ですけれども、(前副知事の)宇留賀さんが前橋デザインコミッションの代表理事になるというような発表がありましたけれども、1年前から見てですね、宇留賀さんの1年の延長から、大塚さんが新しく副知事として来て、あとはその関係で、(県議の)安孫子さんが自民党を離れたけどまた戻ってみたいな形で。これで1年こういう形でようやく決着したのかなというふうに受け止めたんですが、知事としての受け止めをお願いします。
(知事)
宇留賀さんの人生なので、宇留賀さんがやっぱり決めていけばいいと思うし、そもそも1年前に(任期)1年間って決まってから、宇留賀さんもいろんなところをたぶん考えたんだと思うんですけど、基本的に引っ張りだこだから。民間企業にも行けたし、いろんな道がある中で、ご本人がこれを選んだということだと思います。ちょっとメモを見ていたら、前橋デザインコミッション、もちろん一般社団法人って知っているんですけど、メモを見ると、馬場川通りの歩道整備とか、広瀬川河畔緑地の再整備とか、こういう民間主導による公共空間のリノベーションを一生懸命やってきて、確かこっちの馬場川通りですよね、これ第4回まちづくりアワードで国交大臣賞を受賞するみたいな感じで、これ結構地域内外から高い評価を受けているということで、ウルビーがですね、ウルビーっていうんですけど、宇留賀さんが退任した時に、これからもやっぱり地方創生には関わっていきたいというふうに言っていましたので、そういう意味では、宇留賀さんにぴったりじゃないかなというふうに思いますし、ここはやっぱりあらためて理事のメンバー見ていたら、すごくいい顔ぶれなんですよね。だから、ぜひ頑張っていただきたいなと思います。
これ前橋の、県庁と前橋駅間のクリエイティブシティ構想っていうのは、基本的に群馬県がやっています。だけどこれは、民間主導の活動を後押しするっていうのもこのプロジェクトの一つの目的なので、前橋デザインコミション、MDCのトップに宇留賀さんがいるっていうのは大変心強いし、まあだから、群馬県にかなり居るつもりなので、そうするといつでも会えるし、ちょっぴり嬉しいなという感じですね。
●草津白根山の火山性地震増加について
(記者)
今日の未明なんですけれども、気象庁が草津白根山にある湯釜の方で、火山性地震がちょっと増加しているということを発表されていたんですけど、そこに対する県の対策ですね、今決まっているところとですね、あとは知事の率直な受け止めと、あと今後の県民への呼びかけなどもあれば合わせてお願いします。
(知事)
危機管理監からちょっと現状報告してください。
(危機管理監)
ただいまの件ですけれども、今日の12時10分に気象庁から草津白根山について、火山の状況に関する解説情報というのが発表されて、その中で火山性地震がやはり増えてきているということで情報提供されています。ただ、レベル1のままですね、我々に直接的な危険性は大きく変わっていないのかなと思っていますので、県とすれば、そういった情報を市町村等とも共有しながら推移を見るという状況だと思います。ただ、さらに火山性地震が多くなってくると、レベルの見直しということもあるので、そうしますと、周辺立ち入り禁止区域が広がったりですね、あとは付近の道路が通れなくなるというようなこともありますので、それはもう注意喚起とかが必要だと思いますけど、今のところ特段の具体的な対応というのはないです。
(記者)
一応気象庁の方では、何か火口から500mの範囲は立ち入りを注意するようにというか、火山灰とか噴火の火山性のガスとかに注意するようにと言っているんですが、県としては特に何も・・・
(危機管理監)
草津白根山の場合は通常でも火口周辺500mは入山禁止になっていますので、そういった意味では、現状でも影響はないと思います。
(知事)
これはよくある、もう草津の宿命みたいな話なので、草津白根山でこういうことがあったときは、よく危機管理監とも連携しながら推移を見て、状況をよく見守って必要な対策をとっていきたいと思います。いつも草津温泉にいる頃から、草津白根山が時々噴火したりとかね、そういうことになった時に、やっぱりでも火山と共生してきたから。草津白根山というか火山があるから温泉があるので、これはもう宿命として受け入れているので、ちょっと状況を見ながら、必要な対策をとっていくというしかないと思います。
それでは最後に、知事から県民の皆さんにお話をさせていただきたいと思います。今日はですね、先般、現職の県議が逮捕されたと。それから東毛のですね、非常に有力な2つの企業の役員が公正な一般競争入札を妨害したという嫌疑で逮捕されたという衝撃の事件がありました。今日もちょっと会見の中で申し上げましたが、群馬県においてはですね、この2、3年、3年なるかならないかぐらいでしょうか、県都前橋の副市長が逮捕され、先般は藤岡市の現職副市長が逮捕され、今回は、先ほど申し上げたとおり、桐生市の副市長がですね、任意の事情聴取で市議会を休むみたいなことで、どうなっているんだろうとあちこちから言われるんですね。さらにこの現職の県議が逮捕されたということで、こういうことが群馬県でずっと相次いでいるということについては、知事としてですね、大変恥ずかしく思っています。もちろん県庁ではこういうことは絶対に起こさないと。県で起こったことではないんですけれども、やはり群馬県知事としてはですね、こういう古い利権体質、政治文化、こういうものは、県議会と協力をしながらですね、やっぱりしっかりここで正していかなければいけないというふうに思っています。県議会の方は、議長もいますが、最大会派の自民党ですよね。最大会派の自民党の県議が逮捕されたということなので、金井幹事長というなかなか決断力のあるリーダーがおられますから、しっかり県と県議会と協力をしながらですね、こういうような事件が相次ぐみたいな、この古い利権構造、こういう体質はですね、ここで逆にこれをチャンスとしてですね、一気に変えていった方がいいというふうに思います。県も県議会も、もう本当に情報公開の波にあらわれている、新しい技術等々によって。この中でしっかりと、この新しい時代に適用できるようなマインドセットをみんなが持っていかなければいけないと思うし、今日もちょっと言いましたが、政治資金の透明化っていうのは、国だけじゃなくて、ちゃんと地方議会も私はやるべきだと。でも、もうすでにこれをやろうとしている人がいるわけでしょう。それだったら、まさに率先してこっちからどんどん情報公開していくような流れを私はつくるべきだというふうに思っております。このことは相当に、やっぱり群馬県議会のイメージを悪くしていますし、何度も言いますが、私は県民の方々は口には出して言わなくても、本当に怒っているというふうに思っていますので、選挙を控えてですね、こういうことについてはしっかり自民党県議団の方もですね、思い切った対処というか、しっかりとした綱紀粛正をやっていただきたいと思いますし、何度も言いますが、県として、県で起こったわけじゃないんですけど、襟を正して、やっぱり透明な行政というものを維持していけるように努力したいと思います。
本当に不思議なのは、前橋も藤岡も桐生も市長はクリーンですよね。市長は関わってないんですよね。なんでだからこんなことが起こるのかなっていうのは本当に不思議ですが、県民の皆さんに申し上げたとおり、この話はここで終わりません、たぶん。まだいろんなことが出てくるだろうし、これと関係ないところでも、いろいろ群馬県の体質っていうのはですね、たぶんね、厳しくメディア等から叩かれると思います。そういう中で、県民の皆さんにも、ぜひこういう問題にも関心を持っていただいて、我々としては、皆さんの政治に対する信頼をしっかり回復できるように努力をしていきたいというふうに思います。
もう1回言います、県は、お天道様の下でできないことはやらない、そういう透明な県政をあらためて目指していくと、こういう決意を新たにしていくことも皆さんにお伝えをして、やっぱり思ったとおり大演説になっちゃいましたが、記者の皆さんには最後まで今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。今日はこの話が主だったんですけど、さっき言ったいわゆる多文化共生というか、やっぱり、ルールを守らない外国籍の方々、県民はなくしていくというこのプロジェクトもですね、それからTikTok、これはもう本当に結構すごいことなので、このことにもぜひ、メディアの皆さんには関心を持っていただいて、報道していただくこともお願いをしてですね、長くなりましたがこれで会見を終わりたいと思います。皆さん、今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。