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令和7年度第22回定例記者会見要旨(9月18日)

更新日:2025年9月18日 印刷ページ表示

■日時 令和7年9月18日(木曜日)14時01分~15時09分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等16人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 20250918山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

    モニター資料 (PDF:2.36MB)

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.県立高校の在り方検討

 3.電話リレーサービス「手話リンク」

 4.ぐんまちゃんの新たな取り組み

 5.PoliPoli Gov 第22弾 意見募集

 6.直滑降ストリームの告知

■質疑応答

■知事メッセージ

知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。まず、世界陸上について触れたいと思っています。今年の世界陸上は1991年以来、34年ぶりに東京で開催ということになりました。多くの県民の皆さんもテレビ中継などをご覧いただいているかと思います。ご存知だと思いますが、14日の女子マラソンでは、前橋市出身の小林香菜選手がこの種目では日本勢として最高の7位入賞を果たしました。また、15日月曜日の男子3000m障害では、株式会社SUBARU所属の三浦龍司選手が8位入賞を果たしています。お二人の姿は、群馬県民に夢と希望とエネルギーを与えてくれたと感じております。このお二人のさらなる活躍を期待しております。21日の日曜日まで続く世界陸上では、この後も、男子リレーで群馬県出身の井上直紀選手、それから柳田大輝選手が登録されています。ぜひ県民の皆さんと一緒になって、選手の皆さんを全力で応援していきたいと思います。

 さて、本日令和7年第3回定例県議会が開会いたしました。今回の県議会では、現在直面している米国関税、物価高騰、猛暑、この3つの課題に迅速に対応するための補正予算案などについて審議される予定です。これまでも申し上げておりますが、県議会での質疑は、これはもう知事として最も重要な仕事の一つだと捉えております。県議会の場で、県議の皆さんからの質問に、いつもそうですが真剣勝負で、しっかり答えてまいりたいと思います。また常任委員会等でも丁寧に説明をして、各県議の皆さんに、県の事業、政策を理解していただけるよう努めてまいりたいと思います。

 それでは会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は、「県立高校の在り方検討」、「電話リレーサービス『手話リンク』の導入」、「ぐんまちゃんの新たな取り組み」などについて発表させていただきます。

 

2.県立高校の在り方検討

 まずは県立高校の在り方検討です。スライドをご覧ください。現在、全国的に少子化が進んでおります。群馬県においても同様に少子化の影響を受けて、県立高校の入学者数が減少してきています。このままだと、群馬県内どこの地域においても定員割れが発生して、学校の小規模化が進んでいくと考えます。学校が小規模化していくと、子どもたちの教育環境に当然大きな影響が出てきます。まずは進路選択への影響ですね。学校の小規模化によって、教員の数も減るということになって、まず専門の教員をそろえることが難しくなります。結果的に生徒の科目選択が制限されるという可能性が出てきます。その他にも、習熟度によるクラス分けなど、きめ細やかな対応などもできなくなりますので、当然その進路の選択にも影響が生じることになります。また、学校の活力も当然ながら低下いたします。1校あたりの生徒数が少なくなると、部活動の規模とか数、文化祭などの学校行事も、必然的に縮小されることになります。その結果、生徒の学びの機会が減って、学校全体の活力が低下してしまう、これはもう明らかだと思います。同級生が少なくなることで、交友関係とか多様性も縮小していくと、こんな懸念も指摘されています。

 一方で、県立高校には、近年の情報技術の進展、グローバル化など、社会の急激な変化への対応も求められております。子どもたちのためにこうした変化にも対応できる教育環境を維持・発展させていくには、将来をちゃんと見て、未来をしっかり見据えて、県立高校の在り方を検討していく必要があると考えています。

 ということで、県立高校の在り方について、これから各地域の市町村と連携をしながら、この検討を開始したいと思っております。県立高校の未来を考えていく上では、全ての子どもに公平で質の高い教育を保障することを前提に、各地区の特色を踏まえた上で、地域とともに真に魅力ある高校を作っていく。つまり、こうした学校を輝かせていくこともやらなければいけませんし、この取り組みの中で、また再編も検討していく必要があると思っています。

 それでは具体的な取り組み内容についてご説明したいと思います。次のスライドをご覧ください。現在、県立高校ではスーパーサイエンスハイスクールとか、非認知能力の育成とかDXハイスクールなどの取り組みを実施しております。これらの取り組みと在り方検討を進めて、全ての子どもに公平で質の高い教育を実現していきたいと考えています。今後、県内各地区別で県立高校に関係する方々を対象とした情報交換会というものを開催したいと思います。情報交換会には、県立高校の校長先生、同窓会長、PTA会長をはじめ、進学を控える小中学校の校長、PTA会長に加えて、市町村長、市町村議会議長、地元選出の県議会議員など幅広い方々にご参加をいただく予定にしています。情報交換会では、地域の皆様に中学校卒業者数の推移とか、今後の県立高校生徒数のシミュレーションなどのデータをここで明確に示して、丁寧に説明をさせていただきたいと思っています。地域の方々と県立高校の現実・現状とか課題をちゃんと共有することがとても大事だと感じています。情報交換会の後に、地区別の検討会を立ち上げてまいります。検討会では、地域で選定したメンバーで、その地域にふさわしい県立高校の在り方について、ゼロベースで幅広く検討をお願いしたいと考えています。なお、情報交換会や地区別検討会だけではなくて、当事者である中高生を含め、県民の皆さんからも、県立高校の在り方についてご意見をいただく機会を設けたいと考えています。繰り返しになりますが、少子化が進む状況、社会の急激な変化への対応を考えると、今後の県立高校の在り方について、これを考えていくっていうのは避けられない、これはもう必要不可欠だと捉えています。先ほど申し上げましたが、群馬県の子どもたちに、公平で質の高い教育を提供し続けることができるように、地域とともに県立高校の在り方検討を進めてまいりたいと考えております。

 ちなみに、今日いろいろ在り方検討から、どういう形で我々が全ての子どもに公平で質の高い教育を実現していくかという話をさせていただきました。実は、これをしっかり関係者の皆さんにはご説明をさせていただこうと思うんですけど、データをそのまま出せば、人口減少率とか生徒の減少とか、非常に厳しい現実を突きつけられるわけですよね。でもね、それをここで示すというよりは、やっぱりね、全体の流れをこう前向きにしていきたいと思って。あえてそういう、「ここに来たらもうこんなに大変なんです」とか、「もうこんな風に誰がどう見ても(人口減少に)なるんです」みたいなものじゃなくて、もっとやっぱりこう、前向きに捉えていこうと。例えば、沼田の新高校を作る時も、OB、OGの皆さんにいろんな思いがある中で、いろいろな検討会に参加していただいているような皆さんには、全部知事が会って、皆さんからご意見を聞いたり、あるいはOB会やOG会の方々からも丁寧に声を聞いて、いろんな思いがあったんですけど、新高校ができて、皆さんご存知のとおり、今沼田高校は非常に評判がいいんです。いい感じになってきました。だから、こういう形で前向きに捉えたいということで、あえてこの記者会見では、「こんなになっちゃうんだ」って、そのまま出したら本当に深刻なので、そういうのよりは、今ある学校をしっかり輝かせて、その中から新しい流れを生み出していこうという、そういう教育委員会のポジティブな考え方を踏まえて、こういうプレゼンにさせていただいたということは、私の方からも皆さんにお伝えしておきたいと思います。

 

3.電話リレーサービス「手話リンク」の導入

 次行きたいと思います。電話リレーサービス「手話リンク」の導入です。

 やっぱり体調も戻ったから声が出やすいよね。完全回復したっていうのを今日実感いたしました。どうでもいいことなんですけど、やっぱり2日で回復するって、相当お医者さんにも「やっぱり一太さんは回復能力が高い」とか言われましたよ。67歳にしては。どうでもいいんだけど。でも今日は調子いいです。

 群馬県では県議会の発議によって、平成27年に全国に先駆けて群馬県手話言語条例が制定されました。これ皆さんご存知だと思います。この条例では、手話は言語であるという認識のもとで、手話施策の推進を図ることとしていますが、これまでも手話通訳者の養成とか普及・啓発イベントの開催なんかを、結構精力的に行ってまいりました。この度その一環として、新しいサービスを群馬県庁に導入することとしましたのでお知らせをしたいと思います。スライドをご覧ください。

 今日から群馬県庁に、電話リレーサービス「手話リンク」というものを導入することにいたしました。電話リレーサービス「手話リンク」は、きこえない、きこえにくい人が通訳オペレーターを介することで、電話で話すことができるサービスです。具体的には、まずご自身のパソコンやスマートフォンから群馬県庁のホームページにある電話リレーサービスのアイコンをクリックしていただくと。そうすると、テレビ電話の画面に切り替わって通訳オペレーターにつながるという仕込みになっています。以降、オペレーターが、手話を言葉に、言葉を手話に変換してですね、電話の中身をおつなぎするという流れです。事前の利用登録は不要で、サービスの利用料は無料です。カメラのあるパソコンとかスマートフォンがあれば利用することができます。今まで電話ができずに困っていたり、メール等でご連絡をしていただいた方々にとっては、非常に便利な機能を導入できたんじゃないかと思っています。ぜひ手話リンクをご活用いただければと考えております。

 なお、来週9月23日火曜日の「手話言語の国際デー」というのがありますが、ここに合わせて、前日22日月曜日の17時30分から、昭和庁舎でブルーライトアップセレモニーというものを開催いたします。県民の皆さんも参加できますので、ぜひ足を運んでいただきたいと思っています。群馬県としては引き続き、全ての県民が障害の有無にかかわらず、誰もが安心して暮らせる社会の実現をしっかりと進めていくために、必要な取り組みをいろいろと進めてまいりたいと考えています。

 

4.ぐんまちゃんの新たな取り組み

 続いて、ぐんまちゃんの新たな取り組みについてもご報告したいと思います。本日は2つの取り組みをご紹介したいと思います。1つ目は、ぐんまちゃんの国際放送についてです。スライドをご覧ください。

 この度、アニメ「ぐんまちゃん」とぐんまちゃんの活動特集というものがNHKワールドジャパンのjibtv の放送枠で放送されることとなりました。NHKワールドジャパンは、約160の国や地域で放送される国際放送です。全世界で3億8,000万世帯以上に日本の情報を届けております。具体的には、ニュースや文化、観光情報を多言語で発信し、世界に向けた日本の窓口として大きな役割を果たしております。アニメ「ぐんまちゃん」は、今年の10月から来年3月まで、毎月1回30分、シーズン1とシーズン2から厳選した3話、計18話をお届けすることになっています。世界中の幅広い世代に、ぐんまちゃんの世界観を楽しんでいただけると期待しております。

 これ結構すごいことだと思うんですよね。自治体の作ったアニメが。もちろんクランチロールは向こう側からアプローチしていただいて、もう今、百何十という地域で一応ね、5カ国か6カ国語で見られるようになっているんですけど、これはやっぱりぐんまちゃんの発信力が上がってきた、ぐんまちゃんのアニメの価値が非常に認められているっていう、何よりも私は証左だと思っております。合わせてアニメ本編の後には、ぐんまちゃんの特別映像というものが放送されることになっております。ぐんまちゃんから渡されたトレジャーマップを手に、ナビゲーターが群馬県の名所や名物を訪ねるもので、アニメと現実をつなぐショート映像みたいなものになっております。また、ぐんまちゃんの活動特集については、jibtvの番組「Trailblazers(トレイルブレイザーズ)」で取り上げられます。この番組は、日本の様々な分野でイノベーションを生み出す人などを紹介するドキュメンタリー番組です。自治体初の本格アニメ制作とか、今年7月の米国アニメエキスポ出展。これ日本でぐんまちゃんだけですから、いわゆるマスコットキャラクターとしてですね。そして活動30周年の歩みなんかが、ここで紹介されることになっております。放送日は10月17日の金曜日です。なお動画配信サービスFODとかTVerでも番組の配信を予定しておりますので、ぜひ皆さんご視聴いただきたいと思います。

 次に、「ぐんまちゃんとの協働プロジェクト」始動についてご報告をしたいと思います。スライドをご覧ください。ぐんまちゃんとの協働プロジェクトは、民間企業などの企画や取り組みにぐんまちゃんを活用していただくというものです。プロダクトの制作だけじゃなくて、サービス・イベントにもつながっていく、広がっていく、ぐんまちゃんの認知度向上、IPコンテンツとしての活用の幅を広げることを目的としています。今年4月には協働パートナーとして、みなかみ町、イオンモール株式会社、株式会社大和屋、わたらせ渓谷鐡道株式会社の4者を決定いたしました。このたび、イオンモール株式会社と株式会社大和屋のプロジェクトの概要がまとまりましたので、お知らせしたいと思います。

 まず、イオンモール株式会社では、イオンモール高崎で「ぐんまちゃん館内ジャック」を実施いたします。期間は、今月の26日金曜日から、10月31日の金曜日までです。イベントでは館内にハロウィンをテーマにした装飾を展開し、フォトスポットやハロウィンパレードとか劇団ぐんまちゃんコンサートのプレイベントも実施いたします。イベントの詳細は、今後イオンモール高崎のホームページに掲載されますのでご確認いただきたいと思います。次のスライドをご覧ください。

 株式会社大和屋では、群馬県庁32階の「YAMATOYA COFFEE 32」で「ぐんまちゃんカフェ」を開催いたします。「大人かわいい」をテーマに、ぐんまちゃんとコーヒーのコラボによる特別な空間を演出いたします。期間は12月1日月曜日から12月14日日曜日までです。限定メニューやグッズの販売に加えて、ワークショップイベントも行います。詳細は、今後大和屋珈琲のホームページに掲載されますのでご確認ください。また、今月27日の土曜日と28日の日曜日に群馬県庁で開催する「ご当地キャラカーニバルinぐんま2025」に合わせて、ぐんまちゃん、あおま、みーみをイメージしたオリジナルドリンクも販売する予定です。こちらもぜひお楽しみください。協働プロジェクトの概要については以上です。

 みなかみ町とわたらせ渓谷鐡道株式会社とのプロジェクトについては、現在詳細を調整中です。内容がまとまり次第、会見等で発表させていただきたいと思います。群馬県としては、今後もぐんまちゃんのブランド力向上とかIPコンテンツ化を進め、群馬県の観光振興とか地域経済の活性化につなげてまいります。

 どうでもいいことなんですけど、知事なのであまり思いつきで言っちゃいけないんだけど、この間軽井沢に行ったら、あそこのモールのところに「ムーミンカフェ」っていうのがあって、すっかりご機嫌なムーミンカフェ。「ぐんまちゃんカフェ」とか作ったら人来るんじゃないかなと。知事だからあまりいい加減なこと言っちゃいけないんですけど、なんとなく今のを見て、ぐんまちゃんカフェと思いました。ぐんまちゃんカフェいいんじゃないかなって。これはただ、誰にも相談していない単なる思いつきですので、皆さん忘れてください。

 

5.PoliPoli Gov 第22弾 意見募集

 それでは、PoliPoli Gov(ポリポリガブ)による意見募集についてもお知らせしたいと思います。群馬県では、政策形成、地域課題の解決に多様な意見を取り入れるため、官民共創による政策実現のためのコミュニティプラットフォームPoliPoli Govを活用しております。このたび、第22弾の意見募集を開始しましたので、ご報告をいたします。スライドをご覧ください。

 今回のテーマは、「土屋文明記念文学館で『ことば』をどんな形で感じたいですか?」というものですね。土屋文明記念文学館は、平成8年に開館した県立の文学館です。群馬県出身の歌人、土屋文明の功績を紹介するとともに、群馬県ゆかりの文学資料の収集・企画展示を行っております。来年で開館30周年を迎えますが、さらに多くの方にご来館をいただきたいと考えております。土屋文明の作品や短歌に触れることはもちろん、幅広い文学に親しんでいただくことが、群馬県の文化のさらなる発展につながると思います。そこで今回は、土屋文明記念文学館で文学作品などの言葉をね、どんな形で感じたいかについて企画や展示などのアイデアを広く募集いたします。意見募集はすでに開始しておりまして、10月19日の日曜日まで受け付けます。スライド記載のこのQRコード、それからPoliPoli Govのサイトから簡単に投稿できます。ぜひ多くの皆さんからのご意見をお待ちしております。

 

6.直滑降ストリームの告知

 最後に直滑降ストリームの配信についてお知らせします。スライドをご覧ください。「県議と知事の紅茶懇談」配信です。何人目になったかな。かなりもう18人目、19人目。これ、結構私の中ではものすごいいい感じなんで、ぜひ県議ってこういう人たちなんだっていうことを知ってもらうためにも、1人でも多くの群馬県民の皆さんに見ていただきたいと思っています。今回も身近なテーマでいろいろ秋山さんとお話をさせていただきました。17人目だね。17回目のゲストは自民党の秋山健太郎県議。

 番組では、幼い頃から秋山さんは人前に出るのが大好きだったらしい。あと、高校時代に海外短期留学を何度も経験されたというお話も伺いました。また、地元太田市で撮影された映画にエキストラ出演した際のエピソードも、話してもらいました。秋山さんの前向きな人柄、お父様が政治家で、県議としても非常に力のあった方なんですけれども、彼は本当に勉強を欠かさない姿勢があって、視野を広げる努力もしているし、特に地元太田市への愛がすごく強いと。太田の発展にかける強い思いを、皆さん感じ取っていただけるんじゃないかと思っております。明日19日金曜日の20時から群馬県公式YouTube チャンネル「tsulunos」で配信いたします。ぜひご覧ください。ということで私からは以上です。ここからは皆さんからのご質問を受けたいと思います。

質疑応答

●県立高校の在り方検討について

(記者)

 まず、地域の高校の在り方についてお聞かせ願いたいと思います。かなり少子化で厳しい現状の中で、前向きにというようなことがありましたが、今、高校生が活躍してくださっているというお話を午前中に(表敬訪問に)行ったときにもしていましたが、そういう活躍する高校生を守るためにこういうふうな議論を期待したいみたいなものがあれば教えてください。

 

(知事)

 まずはせっかく教育委員会が来ているので、部局と名前を言ってお話してください。

 

(高校教育課長)

 今回の在り方検討なんですけれども、先ほど記者の方がおっしゃったように、今の県立高校生は非常に頑張っていて、いろいろなところで成果を上げていると思っています。県の教育委員会としては、今いる生徒をより輝かせていきたいということは、もちろん大切に思っております。それと同時に、5年後、10年後、15年後、未来の県立高校生も同じように大事にしたい、そういった未来の高校生のしっかりとした環境をつくっていくという意味でも、今のタイミングで始めさせていただきたいと思っております。

 

(知事)

 高校教育課長が言ったことに尽きるんですけれども、やっぱりこれからどういう状況になっても、少子高齢化がさらに進んで、例えば子どもたちが減るような状況になっても、高校生が本当に平等に質の高い教育を受けられるような環境をつくるために、今から我々はしっかりそのビジョンを示してやっていかなければいけないんじゃないかと。こういう思いの中で、こうやって高校の在り方みたいな、再編の話っていうのは必ず反発があるので、なかなか難しい話なんですけれども、そこはやっぱり教育委員会が勇気を振り絞って、しっかりその現実を示しながら、しかしみんなが希望を持てるような形で、特に丁寧に市町村にも説明しながらやろうということなので、しっかり知事としても、よく教育委員会と連携をしながら、やっていければと思います。今日も記者さんに言ったんですけど、群馬県の高校生やばいですよね、吾妻中央高校やばいよ。今日の、(表敬訪問があった)日本水大賞ってすごい難しいんだから、優勝するの。農業用水の測量の件で取って、秋篠宮さまから表彰状をいただいてきたんだけど、プレゼンも素晴らしかったですよね。高校生メンターも素晴らしいし、昨日JCIで来た国連ユースの2人も素晴らしいし、高校生を見ていると眩しくてドキドキしますよね。群馬県の未来は高校生にあるので、しっかり県立高校の在り方を検討してどういう状況になっても、みんながチャンスを奪われないような流れを教育委員会と力を合わせてつくっていきたいと思います。

 

●ぐんまちゃんとの協働プロジェクトについて

(記者)

 次にぐんまちゃんのことについてお伺いしたいと思います。協働プロジェクトがまた、いよいよ動き出すということで、イオンモールの取り組みとしては、高崎駅でやっていたジャックをイオンモール高崎でもやるようなイメージということでしょうか。

 

(知事)

 どうぞ、知事戦略部長から。まず、事実関係を。

 

(知事戦略部長)

 高崎駅ジャックと今回の件は、同じぐんまちゃんなんですけれども、違うものとお考えください。高崎駅ジャックは、JRさんとのコラボ、JRさんのご発案によりまして、これは昨年度も行っておりまして、趣旨とすると、やはりJRさんと県で協力して、ぐんまちゃんを広く認知度を上げていこうということで、JRさんのお申し出に対して、こちらとしては大変ありがたく対応させていただいているというところでございます。今回のこのイオンさんの件は、協働プロジェクトということで公募をかけまして、その中で上がってきた4者で、みなかみ町さんと、それからわたらせ渓谷鐡道さんと、それから今回、事業化を先行してスタートするイオンモールさんと大和屋さん、こちらの協働プロジェクトという形でございます。こちらでございますが、大きなポイントとしますと、やはりぐんまちゃんのIPを活用して、これからまさにぐんまちゃんが稼いでいく段階の、最初の取り組みというか、トライアルという形になります。これはまさに県の方がお金を出すんじゃなくて、企業さんがこのぐんまちゃんを活用して使っていただくと。ぐんまちゃんの方は、お金は出さないけれども、汗をかくということで、これでこの企業さんの取り組みを通じて、ぐんまちゃんが「稼げるぐんまちゃん」に変わっていく、この第一歩という形の事業でございます。

 

(記者)

 具体的には、例えば1カ月以上のイベントの中で、常設的にこんなことをやるみたいなものがあれば教えていただけませんか。

 

(知事戦略部長)

 この期間では、現在聞いているところですと、イオンモールさんと、当然、館内の装飾、それから合わせて、劇団ぐんまちゃんとのコラボのイベントをやります。まさにぐんまちゃんが(館内を)ハチャメチャにする、ちょっとハロウィンでいたずらをするということで、来た方に楽しんでいただくという想定でおります。

 

(記者)

 分かりました。ぐんまちゃんが稼ぐ段階に入ってきているということで、知事にその辺りの期待のコメントをいただきたいです。

 

(知事)

 まだまだこれからだと思うんだけど、やっぱりIPビジネスを展開するための準備を着々と進めている(段階)じゃないですかね。さっき言ったNHKワールドの話も結構すごいことだと思っていて、他の自治体のマスコットキャラクターではありえないじゃないですか。やっぱりシーズン1、シーズン2って、相当一流の人たちを集めて、しっかりしたアニメを作ったということが評価されているということなので。今言ったクランチロールの放送も始まっていますし、ここからIPビジネスの展開って、そんな簡単じゃないんだけど、そこに向けて着実に一歩一歩進んでいるという感じがします。今回の協働プロジェクトもうまくいけば、どんどんまた広がっていくことになると思うので、手応えは感じています。やっぱり本当にブレイクするまでには準備とか時間は必要なんだけど、十分投資していく可能性のある、稀有なキャラクターだと思いますね。

 

●自民党総裁選について

(記者)

 案件外で1件教えてください。自民党の総裁選が近く告示されます。5人の争いになりそうだということで、その辺で知事の見解をちょっとお伺いしたいと思います。

 

(知事)

 私は、もう記者さんご存知のとおり、とっても不器用な人間なので、これまでは私の長年の盟友で、しかも群馬県が特にコロナ禍でいろんな形でサポートを受けた、本当に群馬県がお世話になった河野太郎氏をずっと応援してきたんですけれども、今回は、河野太郎氏は全然手を挙げていないということなので、あと何日かのうちに河野太郎氏が出るっていう宣言をして、電話してきて、「いや、一太さん。今回も応援してください」って言われたら、それはやっぱり応援せざるを得ないと思うんですけれども、それがない限りは、今回は別の候補者の方を応援したいと思います。まだ全員出揃っているわけじゃないんですけれども、群馬県知事として別に静観するっていう手もあると思うんですが、一応、後援会が県内に70あって、やっぱり自民党の国会議員も長かったから、自民党員も多いし、職域団体も全て常に連絡できる状態だし、過去2回、河野太郎氏を応援したときは身銭を切って、電話作戦をやって、朝から晩まで職域(団体)に電話したりとか、保守系の市議に電話したりとかやったので、そういうことは十二分にできると思うんですよね。群馬県はいかなる場合でも、政府との連携をしっかり維持していくということから考えると、何もやらないという選択肢はないので、積極的に知事としてできることをやっていきたいと思います。今回はですね、これで全部候補者が出揃っているわけでもないし、まだ全員が正式に発表されているわけではないと思うんですけれども、もし今言われている、巷間伝えられているメンバーで総裁選をやるということになったら、小泉進次郎農水大臣を本気で応援させていただこうと思っています。理由はいろいろあるんですけれども、やっぱり自民党に20何年間かいたんですよ、知事になる前にね。やっぱりその自民党にはしっかりしてもらいたいし、何度も言うように、中央政局が安定するためには、自民党をしっかり立て直してもらわなければいけないっていうことを考えるとですね、今やっぱり自民党のイメージを改革できる政治家っていう点でいうと、小泉進次郎さんしかいないと。この改革派のイメージとか、国民に対する発信力とかを考えたら、ここは小泉進次郎首相に登場していただいてですね、大きく党のイメージを変えてほしいなという思いがあります。それからこの間、小泉農相が基本的に石破総理の路線を引き継ぐようなことをおっしゃっていましたよね。個人的に言うと、もちろん自民党を立て直す、ある意味で言うと、もう一度自民党をちゃんと一つにしてイメージを刷新するっていうことも、もちろん期待しているんですけれども、やっぱり知事として特にこれから総理にお願いしていかなければいけないことっていうのは、温泉文化の件なんですよね。温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録は、実はうちのNewさん(大塚副知事)に本当に心を砕いて、頑張っていただいていて、文化庁も本当に真剣に向き合ってくれているので、文化庁だけじゃありませんけど、そこはとっても感謝しているんですが、まだまだ厳しい戦いが待ち受けていると思うんですよね。そんな簡単じゃないんです。石破総理はご存知のとおり、参議院選挙の直前でもこの要請を受けていただいて、温泉文化の話を聞いていただいたということでいうと、次の総理にも温泉文化を応援してもらわなければいけないと。やっぱり小泉進次郎農相、神奈川県でしょう、箱根があるじゃないですか、神奈川県は。草津と並ぶ、ずっとじゃらんのランキングでもトップを争っている箱根があるでしょう。なおかつ、その「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録推進議員連盟の会長はですね、菅の兄貴ですから、菅元首相でしょ。やっぱりその菅元総理が何しろ議連の会長ですからね。なおかつ箱根があるわけじゃないですか。だから小泉総理が誕生したら、もし小泉さんがトップになったら、必ず温泉文化のことを応援していただけるだろうという期待があります。もう一つ、ここでも皆さんに申し上げているとおり、群馬県にとって、今、一番の懸念はトランプ関税の対策じゃないですか。なんやかんや言っても、群馬県の自動車産業はやっぱり主力産業で、GDPの3割は製造業なので。群馬県にとっての主要産業は製造業だし、これからもずっと製造業は中核であり続けるわけですよね。それから私の生まれた草津温泉もそうですけど、観光の可能性もあるし、もちろん農業も盛んだし、あるいは地域のインフラ維持とかそういうところで活躍している建設業も含めて、どの産業ももちろん大事なんですけれども、やっぱり群馬県としては、いわゆるものづくりをこれから大事にしていくと言っても、この製造業と並ぶ、もう一つの産業の柱を立てようっていう、どの県も考えていないところに足を踏み入れているわけですよね、デジタル・クリエイティブ産業。それで石破総理がTUMOを見に来てくれたとき、2人で15分近く差しで話をしたときに、石破総理に実はコンテンツの可能性っていうのはものすごいと。エンタメを含む、日本のコンテンツの可能性っていうのはすごいと。少し前の日経新聞でも、トヨタ、日産、ホンダ、SUBARUとか、そういう主要な自動車会社9社の時価総額を、エンタメ系関連企業、例えば、ソニー、バンダイナムコ、それからコナミ、任天堂が抜いたわけだから。なおかつ2033年には20兆円にそのコンテンツの売り上げをしようっていう、一応目標を経産省が下ろしていないわけでしょ。ほとんど自動車産業と並ぶような規模の可能性があるわけじゃないですか。だから石破総理にいろんな産業を大事にするのは当然なんだけど、いわゆる韓国の金大中元大統領がコンテンツ振興院を作った、98年の金融危機の後で。こうやって韓国が食べていくって決めた一つがコンテンツだったから、コンテンツ振興院を作ったりして、後で振り返って文化大統領宣言って呼ばれた政策があって、ぜひ文化総理宣言ってやってほしいって申し上げたんですけど、石破総理にはあまり刺さらなかったんですよね。キャンディーズの話とかすればよかったんだけど、思いつかなかった。やっぱり群馬県がまず率先して、足を踏み入れているデジタル・クリエイティブ、いわゆるエンタメ・コンテンツの拠点になろうとしているんだけど、この可能性をしっかり頭に置いて、本当にその文化戦略、エンタメ戦略、コンテンツ戦略を国家戦略にしてくれるようなマインドセットを持っているのは、小泉進次郎さんなんじゃないかと思っていて、そんないろんな理由で、今回、もし今の5人が立ったら、この何日間かで河野太郎氏が出て、どうしても応援してくれって言わない限りは、今回は小泉進次郎さんに期待して、微力ながら小泉進次郎農相を応援したいと思います。大したことはできないんですけど、これから多分選対できますよね。加藤財務大臣が本部長になるんですかね、分かりませんが。もしかしたら前回みたいに木原誠二さん、木原さんすごい人なので、木原誠二さんが事務局長になるのか分かりませんが、選対ができたときに群馬県やりますよと、手伝いますよと言って、要請があれば、いつものとおり中途半端なことはやりませんから、1票でも応援している候補者の票を増やせるように、知事として全面に立って応援させていただきたいなと思います。もう一つ言っておくと、これも誤解のないように言っておくと、私は個人的にはコバホーク(小林鷹之氏)のファンなんだけど、今回やっぱり総理になって自民党を立て直せるっていうのは小泉進次郎さんしかいないと思うんですよね。本来だったら小泉さんが総理になって、コバホークみたいな人、人材と組んで一緒にやればいいんじゃないかと思っているくらいなんで、個人的にはコバホークファンなんだけど、やっぱり小泉進次郎総理の誕生にすごく大きな期待を持っています。それから林芳正官房長官は参議院の同期で、もう参議院に最初に当選した時から未来の総理候補って言われていましたから、もうオールマイティだし、もう欠陥ないですよ、何でもできるから。だから林さんにももちろん思い入れないわけじゃないし、高市早苗さんはやっぱり安倍元総理を応援していた若手議員の頃から勝手補佐官って言って、昔から長い付き合いだから。茂木さんもですね、ものすごい、やっぱりその実績といい能力といい、申し分がない。すぐなんかそこの記者さんがいろいろ聞こうとするんだけど、もうだからこの5人の候補者の方々はみんな本当に立派な方々だと思うんですが、今言った理由で微力ながら大したことはできないと思いますが、小泉進次郎農水大臣を群馬県知事として全力で応援させていただきたいと思っています。

 

(記者)

 ちょっと総裁選関連の続きなんですけれども、各種の世論調査で人気が高いのが、高市さん、小泉さんという結果がだんだん出てきているんですけれども、それぞれ仮にその高市さん、小泉さんが首相になった場合に、何か想定される政治的なメリット、あるいはデメリットって何かあると思いますか。

 

(知事)

 ちょっとメリット、デメリットっていう意味にもよるんだけど、少なくとも、どなたが政権を担当することになっても、やっぱり群馬県としては政府としっかり連携できるパイプをつくりたいと思っているので、どちらがなっても、そんなに個人的に進次郎さんと近いわけじゃないんだけど、むしろ高市さんの方が個人的には知っているかもしれないけど、どなたがなっても、しっかりパイプをつくるっていうのが、これはもう知事としての責任だと思っているので、それをしっかり頑張りたいと。小泉さんがなっても、例えば高市さんがなっても、あるいはコバホークとか来たとしてもね、林さんがなったとしても、実はそんなに急激な政策の変化って起こらないと思います。やっぱりそれは総理になったらできないことってあるので。例えば、総理になってね、安全保障上のことでも、例えば候補者としてはこれをやるって言っても、実際にはできないことっていうのも出てくるから。結局はある程度、その大きな自民党の、自民党っていう保守政党の大きな理念のもとで政策が運営されていくっていうことになるので、それはそれで、そんなどちらがなってもデメリットみたいなことは特に感じていません。ただ、やっぱりその、どなたかがなった時に、やっぱりしっかり興味を持ってもらえるような、ちゃんとアプローチを群馬県としてやらなければいけない。そのパイプ作りは、やっぱり知事としてのね、これは不可欠な、私は能力だと思っているので、これも最大限努力して、しっかりとしたパイプを作る、新しい内閣ともしっかりとしたパイプを作るっていうところがやっぱり大事だと思っています。

 

(記者)

 総裁選を経た後で、自民党が、その支持というのが回復すると思いますか。

 

(知事)

 いや、それは分からないですね。ただまあ、やっぱり普通で行くと、この総裁選挙でものすごくこう、スポットが当たって、その中で今までの流れだと、ある程度党勢は回復していくというのはあると思うんですよね。やっぱり注目度が上がる。それぞれの候補者が政策を戦わせる。それがやっぱりその、地上波だけじゃなくて、ネットメディアでも大きく拡散されるってことは、それポジティブな要素の方が強いと思うんですよね。まあ、こんなことを言ってまた怒られちゃうんだけど、私は解散は早いと思いますよね。だって、フルフレッジ(完全な形)で総裁選挙をやって、総理が誕生するわけですよね。他の野党はみんな、野党の党首の名前を書くわけじゃないですか。総理になるわけじゃないですか。そしたらなんかよく分からないけど、どこかのテレビを見ていたら、どこかのなんかジャーナリストが、「そんなこと言ったって、さすがに内閣ができてもね、そんな急に11月にやるなんて国民が許さないし、1月っていうのもちょっと無理だから3月じゃないでしょうかね」なんて(言っていて)、何言ってんの、この人。ないんですよ、大義名分なんて選挙には。だからもうほとんど、私はですよ、11月に選挙があるんじゃないかなって個人的には思っています。

 

●安中市長選について

(記者)

 続いて、ちょっと地元の話ですが、安中の市長選で、現職の岩井さんが再選出馬の方針を固められました。支持とか支援をなさるおつもりはあるか・・・

 

(知事)

 そうですね。岩井さんがもう1期、すごく頑張られていると思うので、岩井さんがもう1期やりたいって言うならば、ぜひ頑張っていただきたいなと思っています。まだどういう構図になるかっていうのは、ちょっとよく分からないんですけれども、個人的には岩井市長といろいろと連携してきたし、非常に関係もいいですから、頑張っていただきたいと思っています。

 

●教員による不適切な指導について

(記者)

 最後にもう一点ですが、本日すでに報道されていますが、公立高校の先生が部活動中に不適切な発言をしたとして、停職3カ月の懲戒処分を受けました。部活動中の暴言とかをめぐっては、愛知県で、顧問から「お前はもういらない」みたいな(ことを)言われた女子生徒が、その日のうちに自殺を残念ながらしてしまうなど、社会問題になっています。部活だけではなくて、サッカー、ラグビー、野球とか、様々なクラブ活動がある中で、そうした指導者からの暴言ってあってはならないことだと思うんですが、改めて知事の方から注意喚起をお願いします。

 

(知事)

 いや、それはもう記者さんの言うとおりで、あってはならないことだと思いますね。だから、どうしてこういうことが頻発するのかっていうのは、やっぱりこう、よく原因をもう一度考えながら、やっぱりいろんな対応をしていかなければいけないかなと。教育委員会なんかありますか、せっかくだからどうぞ。ちょっと今、教育委員会の意見だけは言わせていただきたいと思います。

 

(学校人事課人事主監)

 昨日、生徒に対する不適切な指導により、県立学校の男性教諭に停職3カ月の懲戒処分を行い、この教職員に対する懲戒処分につきましては、同日公表させていただきました。不適切な発言の内容等詳細につきまして、記者の皆さまからたくさんの質問をお受けいたしました。被害者の特定につながる恐れがあるものにつきましては、差し控えさせていただきたいと申し上げましたが、誠に申し訳ありませんが、被害者保護の観点から言及を控えさせていただきました。先ほど質問がありましたことにつきましては、児童生徒を導く立場にある教職員がこのような不祥事を起こすことは絶対にあってはならないことと厳しく考えておりますので、児童生徒、保護者の皆さま、県民の皆さまに深くお詫びを申し上げ、今後こういうことがないように気を付けていきたいと思います。申し訳ありません。

 

(知事)

 これはやっぱり本当に良くないなと思うのはね、本当に頑張っているいい先生もいっぱいいるわけじゃないですか。最近なんか高校生にばっかり会っているんで、昨日から今日にかけて高校生にばっかり会って、群馬の高校生やばいですよ、みんな優秀だし、面白くて。だけどなんかね、昨日の夕方に、また初代リバースメンターの(高校生に)、友達なので、呼ばれてスタバまで行ったら、またその高校の先生たちが待っていて、何のための会かみたいな会だけど、毎回待っているんだけどね。でもね、ここの先生たちはすごくいい先生なんですよ。結構生徒に対しても、ものすごいオープンだし。今日例えばね、さっき記者さんに(取材をしていただいた)お礼を言ったんだけど、日本水大賞って結構すごい、1位になるってすごいことなんだけど、やっぱりその指導主事の吾妻中央高校の先生、本当にいい先生だったもん。もう本当に熱心に生徒たちを9年に渡ってずっと指導してきてね。だからこういうことがあると、全体の教員のイメージにも関わるので、本当に良くないと思うので、さっき教育委員会の方からもありましたが、ぜひ原因よく究明して信頼回復に努めてくれということは知事としてお願いしました。県としてできることはいろいろあれば、それは我々も何かやっていかなければいけないかなと思っています。

 

●県立高校の在り方検討について

(記者)

 私からは案件内で2つ質問です。まず県立高校の在り方検討についてです。事前レクを開いていただきありがとうございました。そこで色々と数字等は聞いたんですけれども、ここライブ配信もしていますし、アーカイブも残るので、ちょっとそこについても、重なる部分もありますが、質問させていただきます。全日制の高校が56校あるうちの定員割れが32校と聞いています。今、知事もお話されていましたけど、まさにその中でも現場の先生たち頑張っていらっしゃるんだと思うんですけれども、あらためてこういった定員割れが多いという現状のですね、知事の受け止めと言いますか。

 

(知事)

 ちょっと、課長の方からまずどうぞ。

 

(高校教育課長)

 先ほど、記者さんからご質問のあったとおり、いわゆる定員割れの学校が増えていると。子どもの数自体が減っているということは県内でも同様ですし、どの地区でも差はありますけれども、減っていると。そういう事実はしっかりと受け止めながら、繰り返しになりますけれども、いかにそれぞれの高校を魅力あるものにしていくか、輝かせていくか、そういったことに県教育委員会としては全力を尽くしていきたいと考えております。

 

(記者)

 知事としてはどうですかね。

 

(知事)

 先ほど、もう課長が言ったことに尽きると思うんですけど、やっぱり数字を見ると明らかなんですよ、問題は。いろんなどんなことをやるにも反発があるんだけど、必要なことはやっていかなければいけないから、それはやっぱりこう、我々の責任としてしっかりビジョンを示して、そのビジョンを前向きに捉えて、いろいろ難しい状況はあるけど、前向きに捉えて、やっぱり関係者と丁寧に情報を共有しながら理解を得つつ進めていくっていうことが大事なのかなと思います。だから今回、教育委員会がいろいろこれ出すだけでも相当大変だったんだけど、相当丁寧に各市町村にはアプローチしてもらって、こういうものをしっかり掲げたいっていうのは、とっても責任のある対応だなと思って。これはしっかり、知事のリーダーシップを振るえるところはしっかり振るいながら、新しい姿、ちゃんと時代に合った新しい姿に県立高校を変えていきたいなと思っています。

 

(記者)

 今ありましたお話で、前向きに在り方を検討していくということで理解はしているんですけれども、例えばその在り方ですね、統廃合ありきでないっていうのは事前レクでもお話しいただいている部分ですけれども、どういった在り方があるのかという部分をいくつか例示いただけると、会見をご覧になっている方もイメージしやすいのかなというところで、在り方の具体的な、統廃合も1つあると思うんですけれども、どういったものがあるか教えていただけますでしょうか。

 

(知事)

 何かありますか。

 

(高校教育課長)

 今回の情報交換、地区別の情報交換会の中でも、いろいろな形で情報提供させていただきたいと思っているんですけれども、本県の例ですと、例えば沼田高校は非常に新しい取り組みを非常にやっております。あるいは、他県の例も含めていろいろ紹介させていただきたいと思うんですけれども、例えば情報に特化した学校ですとか、あるいは留学とグローバルに特化した学校ですとか、あるいは多様な学びに特化した学校ですとか、いろいろな形が出てきますので、そういうこともお示ししていきながら、みんなで考えていきたいと考えております。

 

(知事)

 前向きっていうのはね、数字だけ示していくと厳しい現実がそこにあるわけじゃないですか。でも、ほっといたらこの高校はもうどんどん人も減って、例えば学力レベルも落ちてジリ貧になっていくから、統合するとかね、再編するとかいう考え方じゃなくて、ここの高校にはこういう伝統があって、いいところがあって、こっちの高校にもいいところがあるから、この2つをうまく合わせることによって、より魅力的な学校にしようとか、そういうのがたぶん前向きな発想っていうことですよね。だから昨日、教育長の平田さんも言っていたんだけど、とにかく、みんな苦しいところは苦しいんだけど、やっぱりそれぞれの高校っていいところを持っているんですよ。だから偏差値は、前橋高校、高崎高校、高崎女子高校、前橋女子高校は高いけど、それと違う意味で、今日(表敬訪問に)来た、例えば吾妻中央高校とかね。あるいはこの間、そばを一緒に打ってくれた利根実業高校とかね。群馬高専もそうだけど、みんな特徴があっていいところがあるんですよ。だから、それを結構、ちょっとでも輝かせて、かつそれをうまく融合したり、コラボさせたりしていいものを生み出すみたいな。そういう意味で言うと、昨日もちょっと教育委員会に言ったんだけど、新しい沼田高校は評判がいいんですよね。こういうベストプラクティスをきっちりつくって示すっていうのが大事じゃないかなということは申し上げました。

 

(記者)

 これに関して私から最後ですけれども、具体的なスケジュールですね。これも事前レクで出た話でありますけれども、現状のスケジュール感をお示しいただければと思います。

 

(高校教育課長)

 地区別の情報交換会につきましては、できるだけ早く始めたいと考えております。ただ、参加していただく皆様の日程調整ですとか、あるいは会場の都合等もございますので、具体的にというのはなかなか厳しいんですが、できるだけ早く始めたいと考えております。

 

●電話リレーサービス「手話リンク」について

(記者)

 もう1件発表案件から手話リンクについてです。これどういう形で導入することになったのか、このあたりの背景を伺えればと思って。

 

(知事)

 じゃあ、福祉局長から。

 

(福祉局長)

 今回、手話リンクを導入するに至った背景でございますけれども、まず大きい背景といたしますと、令和2年に、いわゆる電話リレー法(聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律)、この法律が通りまして、国、地方自治体、あとは電話事業者の責務において、聴覚障害者、聴覚に障害のある方たちが、電話を利用しやすい環境を整備するということが努力義務ということにされたという背景があります。この電話リレーサービスについては、これまで、国が指定した電話リレーサービス提供機関、具体的には日本財団なんですが、こちらが個人の聴覚障害者の方と契約して電話の中継を行っていたんですけれども、今年の4月から、法人向けのサービスを始めたという背景がありまして、群馬県としても早速その法人向けのサービスに申し込みをしたということでございます。

 

(記者)

 これは都道府県単位で見ると、例えば群馬県は早い導入なのかとか、このあたりいかがでしょうか。

 

(福祉局長)

 都道府県で見ますと群馬県は4番目ということなので、かなり早いタイミングで導入させていただいたというところです。

 

(記者)

 そのすでに導入されている3つの自治体は今挙げることができますでしょうか。

 

(福祉局長)

 鳥取、神奈川、大阪、この3つに続いて4番目ということです。

 

●県立高校の在り方検討について

(記者)

 先ほどの冒頭の、高校の議論の関係でお伺いしたいんですけれども、知事としては、だから再編っていうのは、どうしても地元の反発も起きやすいっていうことも言及されていましたけれども、攻めのというか、前向きな再編っていう意味では、それも含めて議論をされていくっていう認識でよろしいんでしょうか。

 

(知事)

 必ずしも全部再編とかみたいなことは言っていないけど、いろんな選択肢があるんだと思いますが、ただやっぱりその、今までみたいに、「こんな大変なんですよ」と、「このまま放っておけばどこもジリ貧ですよ」みたいなやり方じゃない方がいいと。だから教育委員会が正しい。やっぱりもっと前向きに、世の中って「災い転じて福となす」っていうのもあるじゃないですか。だからもっと前向きに、やっぱり今ある学校の良さを生かして、できるだけ輝かせて、それを例えばうまくバランスよくコラボさせたりね、あるいは再編したりすることによって、よりいいものにするっていう、そういう発想が大事だから。最初からなんか、もう出たらすごいグラフで、明らかですよね。子ども減っていって、このままじゃ立ち行きませんよと。それはね、なんか違うと思う。やっぱりだから地域の人たちも、うちの学校が、例えばそのままであってほしいと。私は渋川高校だけど、愛していますよ、渋川高校。だけど、別に渋高、怒られるかもしれないけど、地域の子どもたちが一番大事なんであって、渋川高校はそのままあってほしいけど、なくても、やっぱりその地域の高校生のためになればいいわけでしょう。だからみんなそういう思いはあるんだけど、ちゃんと初期の段階からしっかり相談して、「我々はこういう理由でこうやっていくんです」と、「こんな選択肢もありますけど、一緒に考えていきましょう」みたいなやり方がやっぱり最もね、大事なんだと思うんです。もう6年間知事やったんですけど、誰も、もう1回言うけど、ハッピーにできる結論なんてないんでね。沼田新高校だって、結局、前の知事の時に色々やっていたけど、全然決まらなかったわけじゃないですか。終わった後、前知事が結構怒ったコメントを上毛新聞かなんかに出して、OB会の人たちが私のところに文句言いに来たぐらいだから。なんかOBが「勝手だ」みたいなことを言って。だけど、そこからも大変だったけど、OB会の方に会い、OB会だってもうなんかOBの会長が後援会長だったんだから、何しろ。2時間ぐらい会ってきたから。あとはもういろんな人に会って、最後は2人の県議とか地元の市議とか、さっきのね、保護者の代表とかほとんど30人ぐらいの人たちに全部意見を言ってもらって、たった1人やっぱり思い入れがある方が、慎重というか反対意見を言ったんですけど、あとは全部やっぱり子どもたちのことを考えれば新しい高校になってほしいと。それは例えば沼高、沼女って偏差値だけで言えば、もしかしたら沼高の方が高いかもしれないけど、沼女だって100年以上の歴史を持っているいい学校でしょう。OGの人たちもOBの人たちもいろんな思いがあっても、やっぱりそうやって丁寧に説明をしてきたら理解してくれたので。最初からそういうアプローチでいかないと、これはなかなかうまくいかない。どの地域でも起こっていることだけど、やっぱりね、反発ないはずないじゃないですか。だけどこのやり方は、やっぱり最もみんなの理解を得やすいと思うんですよね。もう1回言いますが、今回これ在り方検討を開始することについてね、平田教育長をはじめ教育委員会の人たちはとっても努力して、各関係市町村とかに説明しているもん。そこからだから、これですら言えるんで。ただ他方でいくと漫然と過ごしちゃいけないじゃないですか。今そこにある現実があって、これを乗り越えていかなかったら、各学校が大変になるんだから。それはやっぱりね、反発があったとしても無責任なことはできないから、できるだけ理解を得ながら、前向きな形で持っていこうということです。

 

(記者)

 前向きな再編というか、統合っていうのが必要だっていう判断をした場合には、知事としてエネルギーをそこに・・・

 

(知事)

 統合、再編という言葉を使っていないから、いろんな形があると思うけど、でもやっぱりそれをやるときには、関係者の皆さんに前向きに捉えてもらうように努力する。だからつまり、これをすることによって、その地域の学力のレベルが上がるとか、例えば、すごく人が少なくなって選択肢が少なくなるみたいなことがないとか、そういういろんな形で前向きに捉えてもらえるように、我々はしっかり準備をし、議論をし、説得をしていくしかないんじゃないでしょうか。

 

(記者)

 なかなか言葉の使い方が難しいところではあると思うんですが、ゼロベースっていうことなんで、そういった再編、統合っていうのも元々結論として出てくることが排除されるものではないと、そういう理解でよろしいんでしょうか。

 

(知事)

 もちろんゼロベースだからいろんなやり方があると思うんですよね。例えばネットの時代だから、極端なことを言っちゃったら、校舎2つあったって、例えばネットでつなげるとかいうオプションだって、今思いつきで言ったんだけど、あるわけじゃないですか。1つ校舎を壊さなければいけないとかいう、そういう固定観念じゃないあれもあるし、あるいはさっきも言っていたように、ものすごく特化することによって、ある意味このまま行ったらみたいなところが蘇る時だってあるじゃないですか。だからゼロベースです。再編、統合っていう選択肢もあるし、もしかしたら違う選択肢もあるし。最初からもう、だからさっき言ったように、「どうせこうしなければいかないんですよ」とかいうやり方はしないということですね。

 

●自民党総裁選について

(記者)

 案件外ですけど、戻って恐縮なんですが、小泉さんだとデジタルクリエイティブを後押ししてくれるに違いないと思われるその理由のところをちょっと。

 

(知事)

 いや、だって彼は新しい時代の政治家でしょう。そこら辺の、デジタルとかに対する感性もたぶんものすごく持っているし。あとクリエイティブっていうことにもたぶんすごく反応するじゃないですか。やっぱりこう、ああいう新しい時代の政治家だから、エンタメの力みたいなものも分かっていると思うんですよね。例えばその映画のマーケットの市場って、もう何百兆円の世界だからね。だからこういうところでやっぱり、既存の自動車産業とかいろんな産業も大事にしつつ、こういうところにやっぱり日本が勝ち筋を見出して攻め込んでいくみたいな発想っていうのはやっぱりね、あんまり古い世代の人たちからは生まれないと思う。だから、そういう意味で言うと、小泉進次郎さんにはそういう新しい流れを感じ取るアンテナとか感性は必ずあるんじゃないかと。もちろんコバホークにもあると思いますけど。

 

(記者)

 あとすみません、11月にも早くも(衆議院の)解散もあるんじゃないかという・・・

 

(知事)

 これは、また怒られるけど、私の政治家としての感想を述べただけで、はい。

 

(記者)

 ただ、参議院では自公が過半数を割った状況が続くわけですけれども、今後、政局というか、政治の枠組みってどうなるかっていう予想がもし知事の中にあれば。

 

(知事)

 いや、それもよく分からないですね。なんか最初ほら、(新しい自民党総裁が)首班指名されないんじゃないかみたいな話があったから。だからもしかすると、ある程度もう自民党の総裁が決まる頃には、例えば国民民主とか維新とか、一部ともうある程度話がついて、そういう人たちの一応了解も得て、首班指名で決まるんじゃないかみたいに思っていて。そうなると一気に政党の枠組みが変わると思ったんだけど。だってもう自民党だけで、総裁になれば総理になるでしょう。他の野党は入れないんだから、自分のところの党首にしか。そうですよね、確か。ということは、総理になった瞬間に解散権が持てるわけじゃないですか。そうしたらだって新しい内閣を作ってですよ、数カ月も経って、よく分からないけど、名うてのメディアの人たちから、いろいろ閣僚のスキャンダルとかごちゃごちゃ出てくる前に、やっぱりさっきも話があったけど、一気にフルフレッジ(完全な形)の総裁選をやって、新しい総理になってここから行くぞっていう時に、解散するのが普通じゃないですかね。たぶん、自民党本部が全国世論調査かなんかやって、3,000サンプルかなんかで。バーって、なんかもう元宿さん(自民党事務総長)かなんかが「こうなっています」とか言って。安倍さんだったら「もう行け」って言う。安倍元総理だったらもうないですから大義名分なんか。もうすごい人だった。勝つか負けるかで決めるわけだから。だから、そんな流れになるんじゃないかなと思うんですよね。

 

(記者)

 分かりました。すみません、ありがとうございます。

 

(知事)

 ちょっと私は基本的に戦闘的なところがあるので、みんながそう考えるかは分かりませんけど。ついなんか石破総理の時にすべきじゃないけど、私だったら解散したって言ったぐらいなんで。あんまり私が思うように思う人ばっかりとは思わないんですけど、普通はそうですよね。新しい内閣ができてから、そんな何カ月もやっているうちにボロが出たりする前に普通は勝負するんじゃないですかね。

 

(記者)

 参議院では過半数を持ってないので、政治が進むんだろうかっていうところもあるんじゃないでしょうか。

 

(知事)

 でも、少なくとも衆議院で過半数を取り戻したら全然やりやすくなるじゃないですか。いや確かに、参議院で過半数を失ったらね、法律通らなくなるし、問責決議案は出るから難しいけど、でもそうなると国民の目もあるんで、やりすぎたら。私が参議院自民党の時も凶暴な政審会長だったから、みんなになんかもう徹底的に攻撃させて、大臣の首を何人も取ったんだけど。怒られたからね、随分。「やりすぎじゃないか」みたいな。まずは少なくとも両方(過半数)ないんだから、1つでも取り戻すために選挙を打つっていうのは十分ありなんじゃないかなと思います。私はですよ、私の感覚で言うと。

知事メッセージ

(知事)

 はい、ということで今日だいたい3時20分ぐらいまでには終わらせようと思ったんですけど、「Newさんのひとこと」のコーナーの時間が取れたんで。ちゃんとNewさんそれ(パネル)を掲げてやってください。ここからちょっとNewさんのひとことです。Newさんのそれ(パネル)を見せていただいてちゃんと。そう、これが大事ですから。

 

(大塚副知事)

 じゃあ15時20分まで、15分もありますが、15分も話しませんけど、またお時間いただいてありがとうございます。

 

(知事)

 もうNewさん、(パネルは)平気です。ここ(モニター)に映ったから。

 

(大塚副知事)

 今もですね、デジタルクリエイティブの重要性、それから群馬県がデジタルクリエイティブにいかに懸けているかというお話がありましたけれども、皆さん、ご紹介いただいたとおり、7月19日にGメッセ群馬にTUMO Gunmaが立ち上がりました。そこから2カ月あまり経ちまして、ご記憶かもしれませんけど、TUMOのプログラムっていうのは基本的には4週間で1サイクルになっています。夏休みの間に7月19日に立ち上がって、2サイクル回りました。夏休みが明けて、中高生の皆さんが学校に戻って、こんな経験をしてきたっていうのをご紹介いただいて、また新しい輪が広がって、新しい参加者が来てくださっています。9月の15日、確か月曜日祝日だったわけですけど、15日から3サイクル目、3回目のサイクルが回っていまして、人数についても、今や400人弱の方が入ってくださって、実はTUMOっていうのは、4週間で1サイクルと申しましたけれども、1週間にワークショップといって、みんなでお勉強する会については週2回来てもらうわけなんですけれども、何曜日と何曜日に来るんだよっていうのを事前に登録いただいています。もともと7月19日の立ち上げの時点では、人数の関係で土曜と日曜のプログラムだけが開設されていたんですが、今回9月になって、また人が参加してくださる方が増えたということもあって、2つ目のグループっていうのも開設をしています。これは月曜日と土曜日に開設するクラスというものもオフィシャルに立ち上がっていまして、より多くの方々に好評をいただいて、オフィシャルなグループっていうのを立ち上げられるというところまで来ています。私も時々TUMOに伺うんですが、なかなかリーダー以下魅力的なお兄さん、お姉さんがコーチとして揃っていて、子どもたちも、まだ子どもたちにワークショップの場をずっと見せてもらったことはないんですが、あのコーチのもとであれば楽しく勉強できるんでないかというのを非常に感じられる環境ですので、ぜひ記者の皆さんからもいろんな機会で紹介をいただいて、また今回YouTube等でご覧になっている中高生の皆さん方がいらっしゃればぜひ。いろいろ最近の中高生っていうのは塾があったり部活があったり忙しいところがあると思うんですが、体験なんかもやっていますので、まずそういったところからも参加いただいて、ぜひこのデジタルクリエイティブという新しい世界の挑戦に対して、まず身近に接していただければということを考えています。私からあらためて紹介させていただきました。

 

(知事)

 ありがとうございました。Newさんあと5分あるんですけど、Newさんのひとこと、結構YouTubeのショート動画で切り取られていて、7,000回ずつぐらい回っているのね。「知事の無茶ぶり」とか言って。ちょうどたまたまNewさんが出てきた時に、「音楽深化論」という結構やばい音楽コンテスト番組があって、「たま」が出てきたから、「たま」の話題が。Newさんを紹介するので、「今日Newさんが初めて県庁に着いたよ。危ない副知事になる日も近づいたんだね」ってここで歌ったら、それはまた7,000回ぐらい回っているんだけど、考えてみたらどうでもいいことなんですけど、(たまの「さよなら人類」のメロディで)「危ない副知事になる日も近づいたんだね」って言ったんだけど、そうじゃなくて、「危ない副知事になる日も近づいたんだね」だったのに気づいたっていうことだけちょっと今日言ってNewさんのひとことは終わりたいと思いますので、今日は皆さんぎりぎりまでお付き合いただきましてありがとうございました。Newさんまたよろしくお願いします。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。