本文
■日時 令和8年1月13日(火曜日)13時03分~14時00分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等20人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
20260113山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>
■知事発表
それでは定例会見を始めたいと思います。今日はですね、少しいつもよりやや多くのメディアの方々も来られているんですけど、今日実は2時までということなので、ちょっと皆さんの質問をどのくらい受けられるか不安なんですけど、ややちょっと早口でいきたいと思います。あと「Newさん(大塚副知事)のひとこと」もあるので、ちょっと今日なかなか十二分なご質問を受けられなかったらお詫びをしたいと思います。皆さん前橋市長選挙のこととかも含めて、いつものとおり色々ご質問があると思いますが、来週以降も毎週やりますので。ということで、一応そのことを断った上で、最初に、冒頭の知事からのお話をさせていただきたいと思います。今日はですね、新年最初の会見ということになります。あらためて、県民の皆さん、記者の皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
まずですね、林野火災の関係でご報告があります。一昨日の11日の日曜日に、桐生市の梅田町で林野火災が発生しました。火災の発生直後から消火活動を行って、昨日、ご存知だと思いますが、鎮火することができました。この火災による人的被害、建物等への被害は現時点では確認されておりません。今回の消火活動にあたっては、地元だけじゃなくて、近隣の足利、太田、伊勢崎の消防、それから埼玉県の防災ヘリ、自衛隊にも応援をいただいております。ご協力いただいた関係機関の皆さまにこの場をお借りして、知事として心から感謝を申し上げたいと思います。なお、11日は皆さんご存知だと思うんですけど、桐生だけじゃなくて、藤岡とか前橋でも相次いで林野火災が発生いたしました。空気が乾燥しているほか、風の強い日も多くなっています。とにかくすごい風だったので、私も外に出てびっくりしたのですが、ぜひ県民の皆さんには火災予防に努めていただくようにあらためてお願いを申し上げたいと思います。
さて、年初ですので、会見の中身に入る前に少しお時間をいただいて、今年の抱負を述べたいと思います。新年を迎えるにあたって、年末年始は国内外で様々な出来事がありました。あらためて安全と平和の大切さを感じる年明けとなりました。昨年12月26日の夜には、会見でもちょっと言及しましたが、関越自動車道で合計67台を巻き込む多重事故も発生いたしました。県警はじめ、DMATの出動、それから消防との連携、群馬県としても対応をいたしましたが、この事故で2名の方が亡くなられ、負傷者も多数発生をいたしました。亡くなられた方々に対して、謹んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆さんには心からお悔やみを申し上げたいと思います。また、被害に遭われた全ての方々に対して、心からお見舞いを申し上げます。
年が明けて、元旦は群馬県での新年恒例行事ニューイヤー駅伝が開催されました。私がスターターを務めて、今年も無事に実施することができました。大会全体として非常に盛況で、過去5年で最も高い視聴率を記録したと伺っております。また、この年末年始はぐんまちゃんにも大活躍をしていただきました。大晦日の第76回NHK紅白歌合戦に出演したと。これすごいうれしいニュースで、草津温泉で純烈の皆さんと一緒にぐんまちゃんがパフォーマンスを行ったということです。元旦には日本テレビの「新春シューイチスペシャル2026に出演をして、ぐんまちゃんは新春シューイチダービーでは見事1位となりました。この他、いろいろあったんですけど、トランプ大統領のもとで米軍がベネズエラを攻撃したということもあって、この報道には大変強い衝撃を受けました。国会議員24年間やって随分外交安全保障をやってきた立場としても、大変驚くような展開だったんですが、こういう国際情勢はいつも皆さんに申し上げているとおり、群馬県と無関係ではありません。先週5日月曜日の新年職員互礼会とか庁議の場でも、県職員に対してですね、今日も言ったんですが、世界の動きをしっかり注視しつつ、群馬県として、例えば政府とどんな連携をしていくのか、どこに群馬県として力を注いでいくべきなのか、こういうことを冷静に判断していく必要があると、ぜひ幹部の皆さんもそういうことをしっかり頭に置いて仕事をしてほしいということを指示いたしました。そして今年は、デジタル・クリエイティブ産業の創出をはじめ、県政のあらゆる分野で全力を尽くす、そして県民幸福度の向上を目指すと。こういう思いで県政運営に当たっていきたいと思っております。
また本日はですね、2026年の抱負を示す漢字も考えてまいりました。毎年一年を表す漢字が年末に発表されていますけれども、私は、ご存知だと思うんですけど過去ではなく未来を見つめてその年の抱負を漢字一字で表現するようにしております。それでは2026年の漢字を発表したいと思います。これですね。「超える」、「超」ですね。この漢字にいたしました。この「超える」って色々な意味があってね、1つは皆さんご存じだと思うんですけど、色んな難関を超えるっていう意味もあれば、あるいは色々な意味で数字を上げていくとか、新しい段階に入っていくみたいな、そういう意味があります。この「超」に込めた思いはですね、昨年、かなり群馬県には勢いが出てきたということで、ご存じのとおり、移住希望地ランキング1位になったりとか、年末に発表された名目GDP成長率が愛知県を抑えて全国1位を記録したとか、全国平均3%のところ6%を超えてますからね。それから1人当たりの県民GDPも過去最高の5位まで来たとか、SNS動画発信力が圧倒的に2年連続で1番だったとか、こういう勢いを買って、やっぱり今年は群馬県が普通の地方自治体の枠を飛び越えて躍動していくと、こういう存在にぜひギアアップさせていきたい、アップデートさせていきたいと、こういう意味を込めての「超」。超人、超越、超絶とか言いますけれども、そういう気持ちを込めて「超」をですね、今年の漢字に選ばせていただきました。今年も県民の皆さんに群馬県の勢いを感じられるような状況を作っていきたいと思いますし、その中で県民一人一人の皆さんがより幸福を実感してもらえるような社会を目指してまいりたいと思います。記者の皆さんにおきましても、引き続き、ご理解、ご協力よろしくお願いします。昨年で(知事就任以降の知事記者会見開催回数)400回を達成したんですけれども、今年も真剣勝負で、必ず毎週1回の定例会見をできる限りやっていきたいと思いますし、必要があれば臨時会見もやっていきたいと。記者の皆さんの後ろには県民、国民がいるということで、我々も真剣勝負で対応してまいりたいと思います。
話は変わって、後でご質問も出るかもしれませんが、昨日の12日に前橋市長選挙が実施されて、小川前市長が当選されました。まず、小川前市長が前橋市民の民意によって再選されたことに対しては敬意を表したいと思います。そして、今後の市政運営にも全力を尽くしていただくことを期待しております。一方で、皆さんご覧のとおり、前橋市政には依然として多くの課題が残されております。一日も早く市政が正常化して、前橋が前に進める、こういう状況になることを強く望んでおります。次に、丸山さんはじめ、陣営の皆さん、それから丸山さんの支援者の皆さん、圧倒的な知名度を持つ、ほぼ前市長に挑んだ新人候補の丸山さんですよね。この方々、丸山さんにも応援団の皆さまにも、心からの敬意を表したいと思います。限られた準備期間の中で、有権者一人一人と真摯に向き合ってですね、全力で選挙戦を戦ったと。しかも変な手練手管なしにクリーンに正攻法でやったと。これは本当に高く評価されてしかるべきだろうと思っています。丸山さんはご存じのとおり、選挙戦に入るまで政治経験も知名度も決して高い状況ではありませんでした。1ヶ月ちょっと前に表明したわけですよね。選挙の体制が整ったのは本当3週間前くらいですから、そういう中で言うと、これは私は大健闘だと思っています。前橋市長選挙のことについては、後で時間があればまたご質問を受けたいと思うので、このくらいにしたいと思います。
それでは会見の中身です。スライドをご覧ください。今年最初の会見の主な項目です。今日は、「群馬パーセントフォーアート『空想』フォーラム」や、「群馬県立歴史博物館企画展『世界遺産 縄文』」について発表いたします。
まず、群馬パーセントフォーアート「空想」フォーラムの開催についてお知らせしたいと思います。群馬県では、全国で初めて県予算の一定割合をアート振興に生かすことを定めた「群馬パーセントフォーアート」推進条例を制定いたしました。この条例に基づいて、今アートを活用した新たな価値の創造を推進しております。そして創造性を高め、アイデアを生み出す土壌は空想にあると考えて、このたび、空想とは何かということをテーマとしたフォーラムを開催することといたしました。スライドをご覧ください。
このフォーラムでは、空想を軸として各分野で活躍する有識者、会場の皆さんとトークセッションを行うということにしたいと思っています。日本はこれまで、鉄腕アトムをはじめ空想力に優れたマンガ・アニメを数多く生み出して、世界から高い評価を受けております。トークセッションでは、過去のマンガ・アニメ作品などを振り返りながら、それだけではないんですが、空想というものについて考えていきたいと思っています。
次に、今回の登壇者をご紹介したいと思います。1人目は、「群馬パーセントフォーアート推進会議」の委員である金山淳吾さんです。金山さんは、渋谷を拠点にクリエイターや企業、行政が連携し、社会の可能性を拓くプロジェクトを多数手がけていて、非常に注目された気鋭のプロデューサーですよね。2人目は映画監督の手塚眞さんです。手塚さんは、映画「白痴」がヴェネツィア国際映画祭で上映されるなど国際的に高く評価され、また、テレビアニメ「ブラックジャック」とか、そういうのも手がけられていますし、何年か前に撮った「ばるぼら」も相当すごかったんですけれども、この手塚眞さんは、皆さんご存じのとおり、「鉄腕アトム」などの代表作を持つ漫画家の手塚治虫さんのご子息でもあります。3人目は漫画家の山田胡瓜さんです。山田さんは、元ITニュース記者という経歴を持っていて、テクノロジーと社会の関係性を描くSF作品を得意とされています。そして、私自身もメインスピーカーとして一緒に登壇させていただく予定です。フォーラムは今週17日の土曜日にGメッセ群馬で開催いたします。参加申し込みはすでに開始しております。定員50人先着順、参加費は無料とさせていただきます。フォーラムの詳細・申し込み方法については、このスライド記載のいつものとおりですが、QRコードから群馬県ホームページをご確認いただきたいと思います。また、フォーラムの様子は開催後に群馬県公式のYouTubeチャンネル「tsulunos」で配信させていただきます。このフォーラムは、昨年度に開催した湯けむりフォーラムでの議論をきっかけに生まれました。やりたいことを思い描き、膨らませる力は空想力だろうと。こういうことを育むことで、子どもたちやクリエイターが活躍できる群馬県というものにつなげていきたいと考えております。ぜひ皆さんのご応募をお待ちしております。
続いて、群馬県立歴史博物館で開催する企画展「世界遺産 縄文」についてご報告したいと思います。スライドをご覧ください。
今回の企画展では、2021年にユネスコ世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の出土品を中心とした、縄文時代に関する展示を行う予定です。この「世界遺産 縄文」は、国内3つの博物館で巡回するという仕組みになっています。関東では唯一、群馬県立歴史博物館で開催することになりました。企画展では、土偶のほか、貝塚からの出土品や、動物の土製品など、群馬県ではなかなか見られない展示品で、北海道・東北の縄文文化を紹介するという趣旨になっています。
見どころは3つあるので簡単に言いますね。1つ目は、北海道函館市から出土した国宝「中空土偶」の実物を展示します。2つ目は、遮光器土偶が7体集まります。遮光器土偶は大きなメガネをかけたような目が特徴で、縄文時代を代表する土偶です。多数の遮光器土偶が一度に見られる、めったにないチャンスです。3つ目は、世界遺産を構成する縄文遺跡群の出土品が多数展示されます。例えば、歴史の教科書にも載っている三内丸山遺跡のヒスイや土偶を間近で見ることができます。会期は、1月17日の土曜日から3月8日の日曜日までで、観覧料は、大人1,000円、大学生・高校生が500円、中学生以下は無料ということになります。なお、国宝「中空土偶」の実物については、公開期間が2月15日の日曜日までと限られているので、その点はぜひ皆さんご注意いただきたいと思います。また、企画展の開催中は、常設展示室で「ぐんまの縄文」と題して、桐生市の千網谷戸遺跡から出土した、国の重要文化財も展示される予定です。北海道・東北の縄文文化と比べながらご覧いただくと、より一層お楽しみいただけると思います。詳細は、スライド記載のQRコードからホームページをご確認ください。縄文時代は、歴史好きの間でも、特に人気のある時代で、2019年に群馬県立歴史博物館で開催した縄文時代に関する企画展では、2万1千人以上の来館者がありました。これは、歴史博物館が2017年にリニューアルしてから、最多の来館者です。県民の皆さまには、この機会にぜひ歴史博物館を訪れていただいて、記者の皆さんにもぜひ見ていただきたいと思いますが、自然と共生する、エコでサステナブルな縄文人の生活文化をぜひ堪能していただけたらいいなと思っております。
少し早口で言いましたが、私からは以上です。ここからは皆さんからご質問があればお受けしたいと思います。
●前橋市長選挙について
(記者)
前橋市長選についてなんですけれども、昨日の結果を受けて、知事の率直な感想と、あとラブホテル問題を起こした小川さんが支持された要因を、知事はどう分析されていらっしゃるんでしょうか。
(知事)
まずは先ほども申し上げましたが、小川前市長が前橋市民の民意で再選をされたと。このことにはしっかり、敬意を示したいと思います。先ほどもちらっと申し上げましたが、やはり市民の民意で選ばれたからには、前橋のためにご活躍いただきたいなと思っています。感想として言うと、私は丸山彬さんを応援していましたので、その意味では残念な結果でしたが、ここでも何度も言っているように、ちょっとさすがに準備期間が短かったのかなと。丸山さんが正式に立候補を表明したのは1カ月ちょっと前で、実際に選挙準備が整って始動し始めたのは3週間前ぐらいだったので、その意味ではなかなか厳しい戦いだったのかなと思いますが、この県都前橋、この広い前橋で、これだけの準備期間で戦って、5万票以上の得票をしたと。これは、私は新人候補としては大健闘されたんじゃないかなと思っていますし、それはもう丸山さんは政治経験がなくて、大勢の前の人の前で演説したりとか、街頭演説するのも初めてだったし、こんな大勢の方々に頭を下げて握手をするっていうのは初めてだったと思うんですけど、進化のスピードも速かったし、本当に爽やかに全力に、最後までこの選挙戦を駆け抜けたということで、そういう意味では、本当に頑張られたなと思います。
それから丸山さんを応援する方々も、この短期間で、丸山さんを支えて本当に頑張っていただいた。丸山さんを有志として支えた経営者の皆さんも、非常にレベルの高い人たちばかりですし、いろいろ地域の事情があっても、20人以上の市議の方が選対に入ったり、あるいは県議の方が協力してくれたり、支援者の方々も本当に頑張られたということで、その点は心からお疲れ様でしたと申し上げたいと思いますし、この結果は残念だったんですけれども、そこはもうぜひ胸を張ってほしいなと思っています。
それから要因ですけれども、先ほど申し上げたとおり、いくらなんでもやっぱり準備期間が短かったなということがあると思うんですけれども、そうですね、私の感覚で言うと、今回こうやって前橋市長選挙で丸山さんを応援するって表明、一貫して言ってきたんですけど、一貫してっていうか彼が出て、彼を応援したいっていうことを申し上げてきたんですけれども、自分の行動については、結局、応援した丸山さんは勝てなかったんですけれども、まず1パーセントの後悔もありません。私は正しいことをやるために政治家になったので、自分が正しいと思うことや正しいことを言うっていうことがやっぱり政治家として一番大事なことなので、それについては1パーセントの後悔もありません。ただ、やっぱり反省すべき点はあるかなと思っているんですね。知事になって今6年目なんですけど、自分の中に、自分では慢心とか油断とか全くないつもりなんですね。それはないつもりでいたんだけど、やっぱりこの6年間、もう知事という仕事に全身全霊で当たってきて、例えば国会議員時代、70後援会がまだあるんですけど、国会議員時代は、週末なんかは地元に帰ってきて、ちっちゃなお祭りまで行って、県民の皆さんの中に飛び込んでずっと活動していたんですけど、知事になってから、ほとんどそういうことができなくなってしまったみたいなことがあって、そんな中でも県民の皆さんの力添えで、2回連続で一応当選をさせていただいたんですけど、やっぱりですね、前橋についても、もちろんいろんな会合には行っているんですが、あんまり細かく市民の皆さんの中に飛び込んで話を聞くっていう機会が少なくなったこともあって、ちょっとやっぱり、この小川前市長のラブホ問題に対する世の中の一般のすごく厳しい見方と、それから地元の前橋市民の皆さんの認識の間に、これだけの乖離があるっていうことをちょっと見誤った、ちゃんと感じ取れなかったっていうのは、やはりこれは反省材料かなと思っています。やっぱり前橋市民の皆さんの何となく声が聞こえるのはね、「ちょっと知事は分かっていない」、「一太さん分かっていないところがあるね」と。いわゆる例えば小川前市長がいろいろと問題を起こしたと。釈明もね、いろいろ問題になっているっていうか、私は信じていないんですけど、申し訳ないけど、今でもね、そういうことがあって、それはけしからんかもしれないけど、そんなことよりもやっぱり、何となくしがらみとか利権のある政治には戻りたくないんだと、前みたいなのは嫌なんだと、そういう市民の皆さんの不信感みたいなものがすごく強くあったっていうところにしっかり気が付かなかったっていうのがあると思うんですよね。その利権とかしがらみっていうのが、私の場合は別に利権って全くないんですけど、例えばだけど、今までのいろんな流れを見たら、前橋で例えば副市長が逮捕されたりとかね、いろいろ他にもありましたからね。なおかつ、自民党の政治とお金の問題、裏金の問題みたいなものもあって、やっぱり市民は、もうなんか自民党の、新しい人たちも自民党にいっぱいいるんですよ、いわゆる自民党の古い政治文化みたいなものに対して、かなり不信感、嫌悪感みたいなものがあって、そこをうまくすくい取られたっていうかね。そこはちょっと自分も反省しなければいけないと。今、知事ですけれども、私も自民党でかなり長く政治家をやってきたという意味で言うとね、そういうイメージを持たれていると。だからなんか根も葉もないことを言われるんだと思うんですよ。知事がこんなに一生懸命やっているからには個人の利権があるかもしれないみたいなね。でもそれは、今までの政治家の政治のあり方で、そういう不信感を国民とか市民の皆さんに与えていたとしたら、そこはちょっと反省すべき点かなと思っています。ただ、一部の報道で、小川さんがダブルスコアで勝つみたいな話があったけど、(丸山氏が)5万票を超えたわけですよね。これはこれで6万対5万。多分、店橋さんが8千票ぐらい取っていて、だから半分の方々は、小川さんにはイエスって言わなかったわけで。しかも投票率って5割行っていないわけだから、5割以上の市民は行っていないわけで。まあ、そういう人たちがどういう感覚なのかどうかっていうのは、分からないんですけれども、何度も言うように、やっぱりこれだけ準備期間が少ない中で、無名だった新人候補だったということを考えると、5万2千票っていうのは、大変な大健闘なんじゃないかなと思います。
それから小川前市長については、何度も言いますが、やっぱり市民の民意っていうのはすごく重要なことなので、これはこれで民意を得て再選されたということなので、市長として前橋のために頑張っていただきたいと思うんですけれども、今、前橋を覆ってきたいろんな疑惑みたいなものがありますよね。やっぱり相当イメージダウンしているところもあるので、ぜひこれをとにかく解消するために、少しでも努力をしていただきたいなというのは感じます。それは積極的な情報公開もそうですし、やっぱりみんながちょっと疑問に思っている、5万人以上の方はノーを突きつけたわけなんで、そこに対して丁寧に説明していく、情報公開していくっていうことはぜひやっていただきたいなと。私が一番心配しているのは、前橋のイメージがこうやって凋落したままになっちゃって、例えばメディアの皆さんからの批判がこれでなくなれば一件落着で、それが一番いいと思うんですけれども、これがまたずっとズルズル続くみたいになっちゃうと、それは小川前市長にとっても、前橋市民にとっても不幸なことなので、そこはぜひご努力をしていただきたいなと思っています。率直な感想を言うとそんなところでしょうか。
(記者)
先ほどの質問の関連なんですが、今後、小川市長との関係性というのはどのようになさっていくお考えでしょうか。
(知事)
小川前市長はこれで市民の民意を受けて再選をされたということなんで、それをしっかり受け止めなければいけないと思うので、淡々とお付き合いをしていくということになると思います。
(記者)
あと今回、市議会の方も丸山さんを応援されたということですけれども、市議会と小川さんの関係性というのは今後どうなると思いますか。
(知事)
それは私がコメントするよりも、市議会の方の考え方だと思うんですけどね。先ほどちょっと言ったように、あまり踏み込んだことを言うのは避けたいと思いますけど、やっぱり前橋のイメージが凋落しているということに9割の市議の皆さんもすごく危機感を持っていらっしゃったので、そこのところをしっかり小川前市長に努力をしていただいて、できる限りみんなが納得いくような説明とか、あるいは今のイメージを払拭できるような情報公開とか、そういうことをやっていく必要があるんじゃないかなと個人的には思います。
●桐生市の新庁舎建設を巡る入札妨害事件について
(記者)
もう1点、別件なんですが、桐生市の新庁舎建設を巡る入札妨害事件をめぐって、昨年末に関東建設工業の元営業部長の方が有罪判決を受けて、今年確定しました。それについての受け止めと、経営者のトップの責任としては、どう知事はお考えになりますか。
(知事)
今、記者さんがおっしゃったように、昨今、とにかく知り合いのメディア人とかからも「群馬県おかしいんじゃないか」とか言われて、大変悔しい思いをしていると。現職の副市長が、前橋もほぼ現職でしたが、3人連続で逮捕されるとか、結構異常事態だと私は思っていて、だからこそ、このいわゆる古い利権構造みたいなものを群馬県から率先してしっかりと変えていかなければいけないと、群馬県というか県庁からね、県庁はないですけどそういうのは、特に私(が知事に)になってからはないですが、と言ったんですが、やっぱり今こうして、いわゆる保守王国と言われている群馬県で、次々と現職の副市長みたいな行政の幹部が逮捕されているということが、今回の前橋市長選挙にもイメージとして効いていると思うんですよね。ここでしがらみとか古い利権構造があって、こんなことばっかりやっているみたいなところがあるので、これは深刻に受け止めなければいけないと前も申し上げましたし、そういう意味で言うと知事として、さらにちゃんと襟を正していかなければいけないと思います。企業のトップの責任は、やっぱりトップの方が考えるべきかなと思います。
(記者)
関東建設工業の社長は、群馬県建設業協会とか、ある意味公的な団体の要職も務められていますけれども、業界内でもある程度の責任を取るべきだと思いますか、どうでしょうか。
(知事)
それも建設業協会内の判断だと思うんですよね。でもやっぱりどんな世界でも大事なんですけど、良識っていうものはやっぱり、みんなが働かせていろんな判断をするべきじゃないかなということだと思います。
●前橋市長選挙について
(記者)
市長選の関係で何点かお伺いします。今回、小川(前)市長は毎回夜に商店街で対話集会をされて街頭演説とかそういう活動よりも市民との対話を重視する活動をされていたんですが、そういうイメージ戦略について何か知事・・・
(知事)
それはやっぱり小川さんは、県議会議員として4回選挙を勝ってきて、市長選にも勝っているということで、その点はやっぱり非常に政治家としての練度みたいなのがあって、やっぱり丸山さんと比べると、候補者の慣れの違いってどこか報道していましたけれども、それは本当にあった。読売が書いたのかな、分からないですけど。候補者としての練度の違いっていうのはあったと思うんですよね。丸山さんの集会は地域で応援している議員の方々がまず最初にたぶん演説をされて、最後に丸山さんが出てくるみたいな形だったのに対して、小川さんのやった戦略っていうのは、かなり巧みっていうかね、市民集会みたいな形でっていうのは、それはなかなか、さすがにアピールは慣れているなと。意外と自分の発想に近いなと。自分の選挙もだいたい自分が一番長く喋ったりとか、もちろん応援弁士がいても、必ず中核に組み込まれていて、いろんな自分でやっているイベントも、基本的にはあんまり周りの人じゃなくて、直接自分がやるっていう発想でやってきたので、そこは意外と共通した認識があるのかなと思うんですけれども、そこはやっぱり相手側のやり方は非常にうまかったし、選挙ってやっぱり勝負だから、それはもういろんな意味で、相手の方が上手だったのかなとは感じました。
(記者)
県と市はクリエイティブシティ構想とかいろいろ連携して進めていかないといけない事業があって、そこは首長間でのやり取りも必要になると思うんですが、小川さんを首長として、知事は相手個人として信用できるんでしょうか。
(知事)
個人として信用できるかっていう問題についてのコメントは差し控えたいと思いますが、公人として民意を受けて、再登場された市長なので、それには敬意を表さなければいけないし、それは必要なことは淡々と議論していく方向になるのかなと思います。
(記者)
先ほど小川さんの釈明を今もまだ信じていないという発言もありましたが、今回の問題で小川さん、ホテル問題を、説明が本当かどうか分からないままの状況で、禊がこれで出直し選挙で済んだというものなんでしょうか、どうお考えですか。
(知事)
これ禊かどうかというのは、それはたぶん、市民、県民、国民の皆さんが判断されるってことだと思うんですよね。今も信じていないとか、ついまた余分なことを子どもっぽいから言っちゃったんだけど、それはこれから世論の中でいろんな動きがあると思うんですよね。だから私は先ほど申し上げたとおり、続投されると、これは民意を受けて、これはもう堂々と続投されればいいと思うんですけれども、続投されるならば、やっぱり今まさに記者さんがおっしゃったような、かなりたぶん厳しい世論は変わっていないので、前橋を前に進めるためにも、そこはより説明の努力、あるいは情報公開の努力というものはしていただいたらいいんじゃないのかなと思っています。
(記者)
知事が特に12月にブログとかの発信で、小川さんの、もちろん悪口を言っているわけじゃなくて、批判を、いろいろご指摘をされて、それが相手陣営にとっては、そのおかげで自分の方に同情票が集まっているような話も出ているようですが、知事、そのブログのご自身の発信とか記者会見の発信を振り返っていかがですか。
(知事)
まず、ブログは全て正論を展開したと思っているので、読み返していませんけど、自分の言ったことは、私は正論だと思っているんですね。小川前市長のことについて、常に厳しいことを、一貫して言ってきたっていうのはあるんですけど、毎回記者会見で聞かれるので、途中で「そろそろやめてください」って言ったけど、まだ聞かれるので、実はその時にどうしようかなと思ったんですけど、全体、一般の国民の感覚で言うと、厳しい見方は変わっていないということを踏まえて、私なりに少しだんだん発信をソフトにしてきたつもりなんですけど、やっぱりちょっとね、もしかしたら権力者である知事、権力者とかいう感覚も全然ないんですけど、これもちょっと反省しなければいけないのは、知事だから力があるって思われているっていうところもあるので、やっぱりそういうふうに少し、小川前市長に対していじめているみたいに見られたところがあるのかなと思っているんで、そこはいろいろ考えながらはやっていたんですけれども、ちょっと今言ったような上州の判官びいき、ブログにも書いたんですけど、上州人ってどっちかっていうと、党派よりも義理人情で動くので、そこのところは少し私が読み誤って陣営に迷惑をかけちゃったところもあるかなと思います。ただ、自分が正論を言ったことで集まってきた人たちっていうのもいるので、そこのところはちょっと難しいんですけれども、さっき言ったように、ちょっと自分の感覚、前橋市民の大多数の方々が思っている感覚を少しすくい取れていなかった面は、率直に反省しなければいけないかなと思っています。
(記者)
あと先ほど政治と金の話とかにも言及されて、ただ丸山さんは自民党の推薦を受けてはいないけれども、支援した国会議員とか県議の方には自民党系の方が多かったと。こういった点はどうなんでしょう、推薦を受けなかったけれども、そういった応援の方が多くて、自民党色が付いて見えてマイナスだったと見ていらっしゃるのか、その辺はいかがですか。
(知事)
それは小川陣営の方の戦略が非常に巧みだったということですよね。利権とかそういうのってある意味イメージなんでね。何となく自民党系、いわゆる保守系市議団が応援しているとか、例えば県議とか、あるいは私も応援しているみたいなところが、そのまま古い政治構造で利権みたいな、少しイメージ戦略みたいなところが、意図的ないろんなイメージ戦略みたいなものがあって、それは結構残念ながら相手側が功を奏したみたいなところはあるのかなと思います。調査結果を全部見てみなければ分かりませんが、やっぱり丸山さんを支持した保守の方の票って5割ぐらいでしょう。でも小川さんを支持した立憲民主党支持者も5割以上いるので、構図としては2人とも、もちろん政党の推薦は受けていないけど、政党の動きとかね、今回は立憲民主党も応援するっていうか、非常にポジティブなコメントを繰り返していたし、県議の方もいた、どなたか知りませんけど、応援していたわけですよね。だからそういう意味で言うと、2人とも無所属だけど、向こう(小川陣営)はやはり立憲の方がすごく多く応援し、こちら(丸山陣営)はやっぱり保守系、自民党を含む保守系の方が応援したっていう構図だったんだと思うんですよね。ただ、かなり今言ったイメージ戦略の中で、まるで丸山さんが何となく古い政治に乗せられているみたいなふうに見えてしまったというのはあったかもしれませんけど、彼自身は何の色もないし、非常に清廉ですし、利権の匂いもないですし、私は素晴らしい候補者だと思っていますので、ぜひこれからも頑張っていただきたいなと感じています。
(記者)
前橋市長選関係ではこれで最後なんですが、どうしても群馬って保守王国って言われがちですけれども、その実態というのは、前橋市長選で変化が見えているのか、その辺りっていかがですか。
(知事)
それはね、少し前からもう変わってきていると思うんですよね。やっぱり群馬県は自民党が強い。5つの小選挙区も全部自民党ですよね。でもね、やっぱり一強時代が変わりつつあるっていうのは、もう前からブログでも言っているんですけど、感じているところもあって、ある意味、前回、小川前市長が初当選された時もそういうことを感じたし、それは少しずつみんなの意識は変わってきているのかなと思いますね。だから例えば、これからたぶん、高市総理が(衆議院を)解散されると思うんですよ。分かりませんよ、それはもう総理がお決めになることだけど、高市さんが安倍元総理の戦略を踏襲されるとしたら、私は解散されると思うんですよね。その中でこれから世論がどう動くのかっていうのもよく分かりませんけれども、これが、今回の選挙の結果とか、あるいは高市さんがこの時期に解散するっていうのが群馬県の選挙結果とか政治動向にどういう影響を与えるかっていうのは定かじゃないですが、ただ、群馬県は保守王国って言われていた自民党一強っていう構図は、だんだんだんだん変わってきていると。それから有権者の意識もだんだん変わってきているということは、やっぱり頭に置いておくべきかなと思っています。
(記者)
それは今回の市長選にも影響したという・・・
(知事)
そうですね、今回そういう全体の流れはもちろん影響していると思います。かつての保守王国の自民党とは違う流れが出てきているというのは、これは間違いないと思います。
●衆議院解散の動きについて
(記者)
今少し言及があったんですけど、高市自民党総裁が2月8日ないし2月15日投開票で想定して、衆議院解散を検討されているという報道がされています。あらためて、その受け止めがあればお願いしたいんですけど。
(知事)
それはもう、解散は総理がお決めになることなんですけど、何で解散あるんじゃないかなと言ったのかと。これは知事としての発言じゃなくて、一人の政治家としての見方ですけれども、安倍元総理はですね、やっぱりその勝てるときに解散をされたんですよね。おそらく自民党から全国の小選挙区の詳細な世論調査のデータを受けて、それを見て安倍元総理はおそらく勝てると思ったときには逡巡なく解散をされたと思うんですよね。私は、世耕さんや萩生田さんみたいな安倍元総理の側近じゃなかったんですけど、安倍元総理と2人でお目にかかったときに、選挙の時期っていうのは難しいと。でもやろうと思ったときにやると。ここで勝てると思ったときにやるしかないっていうのをおっしゃっていたので、そういう安倍元総理の戦略的な思考を受け継いでおられるとしたら、高市さんが今、非常に支持率の高い中で、たぶんおそらく300小選挙区の全部のデータを手元に集めて、ここは勝てると思っていれば、必ずやるのかなと思っています。あとは有権者の方々がどう判断されるかなんじゃないかなと思います。選挙になったら、私は群馬県知事であるんですけど、やっぱり温泉文化の時にお世話になった国会議員の方々もいるので、なぜか知事になってからも、あちこちから応援要請があるので、そういう方々のところには頼まれなくても、時間があれば駆けつけようかなと思っています。
(記者)
自民党が衆参で過半数を取れていない中で、衆議院で過半数を取るだけでも、やっぱり政権の推進力というのは大きな変化があるのでしょうか。
(知事)
それはもう全然違うと思います。さっきも言ったように、政治って民意で動いているので、衆議院で勝ったとしても、参議院はまだ過半数ないじゃないかという人もいるんですが、衆議院で議席を伸ばすということは、これからの高市内閣の推進力を考えたときには、おそらくとっても重要な要素になると思うので、今回、解散総選挙を打って、本当にうまくいって、自民党の議席が増えるということは、参議院の情勢にも影響を与えますから、そんなにたぶん差はないですよね、参議院でも。いろいろちょっと話を聞いてみると。だから、それはある意味、今回の選挙で勝てば、それは高市政権にとって大きな推進力になるんじゃないでしょうか。
●前橋市長選挙について
(記者)
市長選に関して2つです。今回の選挙を通じて、知事と市長が対立しているというのが、ある種、県内外に知られたことになると思うんですけれども、今回の選挙を経て、これから県と前橋市は大丈夫かと思う方も少なくないと思います。知事から、あるいは市長からどちらでもいいんですけれども、面会するお気持ちはありますでしょうか。
(知事)
記者さんもよくご存じのとおり、私は、いつもこの会見で聞かれて、小川前市長のいろんな行動について批判をしたのは、何度も言っているように、個人的な恨みがあるからじゃないんですね。それから、危機管理とか組織のマネジメント能力みたいなことで言えば、例えば民間だったら一発でアウトだとかね、あるいは相当いろんな批判もあるだろうということもありますが、その小川さんの行為そのものをいつまでも責めようというつもりはないんです。ただ、やっぱり今の釈明については、みんなが納得する形にした方がいいんじゃないかと。そこの原則だけは、やっぱり政治っていうのは、例えば実際は建前の部分があったとしても、これは大事にしなきゃいけないということで、そのことについて、このままだったらまずいと申し上げたので、そもそも個人的な恨みとかありません。前回ここで何度も言ったんですけど、前々回の選挙で、ずっと現職だった山本龍さんを応援していたんですが、小川さんが初当選した後も、変な意地悪したことは一回もないし、しっかりやってもらいたいなと本当に思っていたので。そういう意味で言うと、個人的な恨みでやったわけじゃないということが一つあるのと、あとこれは状況によって、例えば前橋としっかりトップ同士で話し合いをした方がいいというところであれば、これは淡々とやっていくと。こういうことに尽きるかなと思います。
(記者)
先ほど発言された中で、選挙戦に関するご自身の発言に関して、1%も後悔はないという趣旨の発言がありました。私が1つ、なんで発言されたのかなというのがあって、8日の丸山さんの総決起大会で、知事が県民会館に関して検討するような趣旨の発言をされたと思うんですけど、その発言の真意と、なぜそういう発言をされたのかというところを教えていただきたいと思います。
(知事)
それは丸山さんから直接聞いたわけじゃないんだけど、本人も含めて県民会館の問題については、どうも知事と違うご意見を持っているらしいということも伺っていたので、私は、丸山さんは本当に素晴らしい市長になるっていう確信もあったし、こういう人がしっかりちゃんと論理的に説明をされるのであれば、ちゃんと耳を傾けますよと申し上げたんです。県民会館の廃止は間違っていないと思うので、県民全体に裨益しない限り、ずっと県民会館として置いておくということはできないと思うんですね。ただ、県民会館の建物を解体するというのも、ちゃんとした文化拠点を作るということから言うと、もちろん私も正しいと思って決断をしたんですけれども、例えば丸山さんが本当に市長になって、それについて、やっぱりちょっと違うんじゃないかと、こういうやり方をやれば、全部県民会館を壊さなくても、いろんな方法があるんじゃないかみたいなことがあるならば、それはしっかり耳を傾けるし、ちゃんとそこに論理性があるならば、再検討をしてもいいと、こういうふうに申し上げたということです。
(記者)
先ほど結果について説明しましたけど、衆院選が近づく中で、保守が今回結束して、丸山さんを応援したにもかかわらず、一方で不祥事という争点を抱えて、そこで一点突破を図りながらも、(当選を)なし得なかった。その民意について、利権構造云々と、先ほど知事はおっしゃっていましたけど、その衆院選に向けて、自民党として立て直す意味で、何か助言等あれば、今回の教訓というか、そこを汲み取るところがあれば教えていただきたいです。
(知事)
衆議院選の助言はあまりにも偉そうなので、そこはちょっと控えたいと思うんですけれども、やっぱり今回の選挙の結果は、もし自民党というならば、しっかり分析をされた方がいいんじゃないかなと思っています。これは今、記者さんもよくご存じだと思うんですけれども、いわゆる自民党一強の時代みたいなものがだんだん変わっているとはいえ、これはもう政党対政党の戦いじゃなくて、やっぱりその選挙は情念の世界なので、理屈じゃないので。丸山さんは本当に頭脳も明晰だし、クリーンだし、素晴らしい候補者だと思ったんですけれども、やっぱり小川前市長は、コミュニケーション能力、情念を伝えるっていうことでは、非常に秀でたものを持っていたということなので、必ずしも保守と革新がぶつかって負けたという構図じゃないと思います。ただ、やっぱりこの選挙の結果はしっかり、もしかしたらもうすぐ選挙があるかもしれないから、そこは、もし自民党への(助言)っていうことであれば、自民党もちゃんと分析して対応した方がいいのかなと思っています。
●群馬県民会館の廃止方針について
(記者)
先ほどの県民会館の解体の見直しについてなんですけど、同じような主張を小川市長がしてきた場合は、これは対応するということでよろしいでしょうか。
(知事)
小川さんから、今まで県民会館の解体とか廃止について、何か強い意見みたいなものをいただいたことはありません。それから、最初に会ったときは、県の方針は理解するということだったので、普通だったらちょっと考えにくいなと思うんですが、ただ、丸山さんとかを含めて、県民会館についていろいろご意見があるということであれば、あらためて、ちょっとこういう(前橋市長選の)機会でああいう発言もしたので、聞いてみようかなと。意見はちゃんと聞いてみようかなと思います。
(記者)
市長選を通じて、市民の声を聞くということを小川市長はあらためて訴えたので、その中に解体見直しが含まれていれば、今後、知事に対してこういう見直しの提案をしてくるかもしれないんですが、それがあった場合は応じるという理解でよろしいでしょうか。
(知事)
今まではそういうことはなかったのでよく分かりませんけれども、たださっき言ったように、私やっぱり前橋に本当に入ってないんで、今回少し、前橋の市民の皆さんの気持ちというのは汲み取れなかったところがあるから、そういう意味で言うと、基本は県民会館はもう廃止しました。県民会館を解体するということについては、いろんな意見があるということがあらためて分かりましたので、これはそういう機会があれば耳を傾けたいと思います。
●湯けむりフォーラム後のReHacQアフタートークについて
(記者)
湯けむりフォーラムアフタートークが契約解除になった、それは前橋市長選に関する政治的発言をしたからだと思うんですが、これ裏返せばReHacQから100万円の無償労働の提供を受けたということになりますが、これ問題あるとは思いませんか。
(知事)
それは全然ないと思います。ReHacQは記者さんも出ている番組で、報道番組です。記者さん全部ご存じで言っていると思うんですが、湯けむりフォーラムに来てもらうのは県のPRでもあります。アフタートークでは、湯けむりフォーラムで伝えきれなかったことをやっているんだけど、今回は奇しくも前橋市長選挙のことになってしまい、ReHacQの方から、報道機関としてこれはReHacQでやります、ということになったものなので、無償提供みたいな話は全然ないと思います。
●前橋市長選挙について
(記者)
知事は選挙前のブログで、「政治家は真実を語らねばならない!=国民にウソをついてはならない(というのがある種の建前だったとしても、実はそれが難しいことだったとしても、)この観念をスルーして、『ウソがまかり通る』状況を作ってしまったら・・・」と述べていて、知事は小川晶さんの説明には嘘があると捉えていらっしゃると思うんですけれども、そうであるならば、知事が真実とお考えになっていることは何なのかということを教えていただけますか。
(知事)
小川前市長の説明、釈明については、これまでもここで散々聞かれて言ってきたので、せっかく一応市民の民意を得て再選されたので、もうあらためて繰り返すつもりはありません。一つだけ申し上げると、私いろいろ子どもっぽいので欠点だらけですし、感情的な言葉も使いますが、自分の言っていることは国民の目線から見て正論だと、それだけはもう間違いないと思います。
(記者)
小川さん自身は、話せることは全て話していますとご説明されているわけですけれども、知事はどうすればこの問題が決着すると思いますか。
(知事)
これは難しいと思います。今の段階で、小川前市長が再選されたということについては、今日も気を付けているんですけど、それは敬意を示さなければいけない。前橋市民の民意ですからね。ただ、今現段階で、やっぱり残念ながら「前橋ラブホシティ」みたいに言われていて、このレッテルっていうか、イメージって取れていないじゃないですか。これを解消する努力をしてもらわないと、いろいろ実は支障が出ているところがあって、それはこうすればっていうのは私が言うようなことじゃないんですけれども、ぜひ続投されるなら、ご本人がよく考えて、そこは努力していただかなければいけないんじゃないかなと思います。
(記者)
知事が連日ラブホテルのことを発信したことが、判官びいきの波を加速させたっていうような後悔みたいなものはないですか。
(知事)
そこはね、両方プラスマイナスあったと思うんです。私が正論を発信することによって、後援会の方々はすごく評価してくれる人もいるし、いや、こんな知事みたいな人がこんななんで市長をいじめるんだみたいなのがあって、確かに判官びいきのところもあったと思うんで、そこはやっぱりね、これはちょっと陣営に迷惑をかけたら申し訳ないなと思って、少し読み切れなかったところはありますが。ただね、やっぱりプラスマイナスがあったと思いますね。
(記者)
正論を言い続けるということは・・・
(知事)
正論を言い続けることも、誰かが言い続けないと、みんなやっぱり後の反発を恐れたりすると、やらないじゃないですか、損すると思うと。やっぱり損得抜きで思ったことを言う人がいるっていうのが大事だと思います。ただおっしゃったように、私がずっとこうやってここで毎回話していたことが少し判官びいきにつながったっていうところもあるかもしれないんで、もしそれがあったとしたら、ちょっと陣営の皆さんには申し訳なかったかなと思っています。
(知事)
ということで、こんな形で終わりたいと思います。記者会見はオープンなので、これはもうまさに記者クラブがやっている記者会見ですから、皆さんのご判断ですけれども、ちゃんとオープンにしっかりルールを守って来ていただくからには、全ての質問には真剣に答えますので、この間なんてわざわざ記者さんにサービスするために窓を開けたら、またなんか言われちゃって損したんですけど、そんな感じで群馬県は常にこの記者会見では真剣勝負でやっていきますので、今年もお願いします。Newさん一言だけどうぞ。
(大塚副知事)
今年もぜひよろしくお願いいたします。
(知事)
ということで、「Newさんのひとこと」でした。今年初の記者会見を終わりたいと思います。皆さんありがとうございました。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。