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令和7年度第39回定例記者会見要旨(1月29日)

更新日:2026年1月29日 印刷ページ表示

■日時 令和8年1月29日(木曜日)14時03分~15時38分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等15人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 20260129山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

  モニター資料 (PDF:1.56MB) 

■知事冒頭発言

■知事発表

 1.知事のインド訪問

 2.「ぐんまちゃんのひろば」オープン

 3.PoliPoli Gov意見募集第25弾

 4.一太のふらっとCafe

 5.衆議院議員選挙

 6.湯けむりフォーラムの動員について

 7.知事の健康状態について

■質疑応答

■知事メッセージ

知事冒頭発言

 それでは、定例会見を始めたいと思います。この会見の前に掲載したブログにもちょっと書いたんですけれども、私は今、政治家になって、国会議員時代と合わせると、今年で30年目になります。国会議員時代はもちろんなんですけれども、特に知事になって、この6年間ですね、常に、とっても大事にしてきた政治家としての矜持っていうか、哲学があります。それは、自分を選挙で知事に選んでくれた、群馬県のリーダーとして選んでいただいた県民の皆さんに対して、嘘をつくとかあるいは物事をごまかすとか、都合の悪いことを隠すとか、そういうことは絶対にやらないと。こういう強い気持ちを持ってですね、これまでこの6年間を過ごしてきました。同時に、二元代表制の柱の一つである、両輪の一つである議会に対してもですね、例えば、嘘の答弁とかあり得ないんですけれども、とにかく真実をしっかりと語らなければいけないと、都合の悪いことを隠すようなことを、特に同じように民意を代表している議会に対しても決してやってはならないと、常に自分に言い聞かせてやってまいりました。加えて言うと、知事は群馬県のリーダーであり公人です。公の人であるっていうことで言うとですね、特に公務に関わることについては、やはり常に県民の皆さんに対して、正直にしっかりと伝えなければいけないということもですね、常に頭に置きながら、知事をやってまいりました。この点、いわゆる、この会見の前に掲載したブログにも書いたんですけれども、いわゆる透明な政治を貫くための情報公開という点ではですね、大変僭越ですけれども、なかなか他の政治家の追従を許さないと思っています。

 例えば、この知事会見も6年間で400回以上やったんですが、多くの皆さんに読んでいただいている「気分はいつも直滑降」っていうブログをですね、特に知事就任後、その前からもそうですけれども、1日も欠かさず更新をして、知事の活動をきちっと県内外に発信し、あるいはいろんな出来事についての感想や県の考え方を発信してまいりました。こういう知事はおそらく他にはいないと思っているので、こういう姿勢で県政に取り組んできたことはですね、もちろん今日お集まりの刀水クラブの記者の皆さんもそうですし、県民の皆さまにもですね、その点は認めていただいているんじゃないかなと思っています。私自身は非常に、いつも言っているように欠点だらけの人間であるんですけれども、やはり県政に関しては、政治に関しては、都合の悪いことは隠さない、ごまかさない、嘘つかない、真実を語ると。こういう姿勢を貫いてきたっていうことだけはあらためて皆さんに申し上げた上で、今日はそういう思いをしっかりと胸に置いて、2つのことを皆さんにご報告をしたいなと思っています。その前に、いくつか発表しなければいけない事項があるので、最後に皆さんへ2つの報告をさせていただければと思います。

 25日の日曜日、藤岡市上日野で林野火災が発生しました。火災発生直後から消火活動を行い、昨日おかげさまで鎮圧となりました。この火災による人的被害はありませんが、延焼面積は約53ヘクタールに達し、空き家が1棟全焼したと伺っています。今回の消火活動にあたっては、地元の消防だけでなく、自衛隊や埼玉県の防災ヘリにも応援をいただきました。関係機関の皆さまに、この場をお借りして知事として心から感謝を申し上げます。引き続き、鎮火に向けて取り組んでまいります。群馬県南部では、ここ1か月ほど、雨がほとんど降っておらず、空気は乾燥しています。群馬県の常ですけど、冬は特にそうですけど、風の強い日も続いています。例年になく、火災が発生しやすい気象状況であり、県内で相次いで林野火災が発生しております。このことに、知事として強い危機感を感じています。そこで、県民の皆さまにあらためてお願いです。林野火災の原因の多くが、ちょっとした火の取り扱いの不注意で発生しています。火の取り扱いには、これまで以上にご注意をいただくようお願いします。

 ということで、ここからは会見の中身に移ります。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。本日は、「知事のインド訪問」や、「『ぐんまちゃんのひろば』オープン」、「PoliPoliGov意見募集 第25弾」、こういうことについて発表させてください。 

知事発表

1.知事のインド訪問

 まず、「知事のインド訪問」についてです。スライドをご覧ください。来週2月4日の水曜日から8日の日曜日にかけて、インドを訪問することとしました。私が知事に就任してから、インドを訪問するのは今回が初めてです。インドは、世界最大の人口を有し、世界第5位の経済規模、そして高い経済成長率を誇る国です。ナレンドラ・モディ首相の「Make in India」政策などにより、外国投資の誘致や製造業の振興、そして税制改革やデジタル化などが進められ、近年、製造拠点としての魅力が高まっています。また、インドの自動車市場は、今や日本を抜いて世界第3位と著しく成長しています。そのため、群馬県内企業からは、投資先としてだけでなく、将来性のあるマーケットとして大変注目を集めています。加えて、インドはIT大国としても知られており、ICT分野の高度専門人材育成の取り組みは、国際的にも高い評価を得ています。インド最高峰の理系国立大学であるインド工科大学からは、Googleのスンダー・ピチャイCEOをはじめ、世界的企業のトップリーダーが数多く輩出されています。昨年8月の日印首脳会談では、今後10年を見据えた日印共同ビジョンが示されました。この中で高度人材をはじめとするインド人材の力を日本経済の成長や地方創生に活かしていく方針が確認されました。こうしたことから群馬県としても、インドはいま最も注目すべき国のひとつであると考えており、関係性構築が重要となっています。

 今回の訪問では、インド政府や経済関係者との関係構築を図るとともに、米国関税などを踏まえ、群馬県企業の新たな海外ビジネスの展開先として、市場動向や投資環境をしっかりと調査してまいります。渡航にあたっては、群馬銀行と連携し、製造業をはじめ、卸売業、情報通信業、サービス業など幅広い分野の県内企業団16社と一緒にインドを訪問します。滞在中は、インド政府とのハイレベルな関係を構築するため、インド政府要人との会談を予定しています。そのほか、現地に進出している日系企業の視察や、県内企業団とインド現地企業などとのビジネス交流の機会を設けます。また、世界的に高い教育水準を誇る現地大学や、世界に向けてインド人材の送り出しを行っている関係機関などを訪問し、人材育成・交流に関する意見交換などを行うこととしています。今回のインド訪問でも、群馬県のトップである知事自ら訪問することで、群馬県の未来につながる信頼関係の構築を図ってまいります。詳しくは、帰国後の会見で報告させていただきます。

 

2.「ぐんまちゃんのひろば」オープン

 続いて、「『ぐんまちゃんのひろば』オープン」についてです。ぐんまちゃんは、これまで県内外のイベント出演やSNSでの発信を通じて、ファンの皆さまと交流してきました。ぐんまちゃんは、多くの方々に親しまれ、県内外での認知度も着実に高まっています。一方で、「もっとぐんまちゃんに会いたい」、「どこに行ったら会えるのかわからない」、といった声も数多く寄せられていました。そこでこの度、こうした声にお応えするため、常設のグリーティングスペースを設置することといたしましたのでお知らせします。スライドです。ぐんまちゃんのグリーティングスペース「ぐんまちゃんのひろば」を群馬県庁昭和庁舎3階にオープンします。オープン日は、2月3日の火曜日です。「ぐんまちゃんのひろば」は、2月3日の火曜日、4日の水曜日を皮切りに、以降毎週木曜・金曜・土曜の、午前と午後にグリーティングを実施します。会場では、ぐんまちゃんのダンスステージや写真撮影会などを行い、来場された皆さまに、ぐんまちゃんとの時間を楽しんでいただけます。入場は無料です。「ぐんまちゃんのひろば」という名前には、ぐんまちゃんとファンの皆さまが集い、和やかで楽しい時間を過ごせる場所にしたいという思いを込めました。また、会場内は、アニメ「ぐんまちゃん」の舞台である、ひらがな「ぐんま」をモチーフにした世界が広がっており、壁面にはぐんまちゃん、あおま、みーみなどのキャラクターが描かれています。これらは全て、ぐんまちゃん原作者である中嶋史子さんによる描き下ろしのデザインです。会場がどのような空間になっているかは、実際に来ていただいてからのお楽しみとさせていただきます。さらに、オープンを記念して、2月3日の火曜日午前11時からオープニングセレモニーを行います。こちらのセレモニーには、抽選で選ばれたファンの皆さまを中心にご招待します。なお、オープン直後は混雑が予想されるため、当面の間は事前予約された方を優先的にご案内させていただきます。オープニングセレモニーの抽選や、グリーティング予約など詳細は、スライド記載のQRコードからぐんまちゃんオフィシャルサイトをご確認ください。皆さまのご来場をお待ちしています。

3.PoliPoli Gov意見募集 第25弾

 続いて、「PoliPoli Govによる意見募集」についてです。毎回申し上げているとおり、群馬県では、政策形成や地域課題の解決に多様な意見を取り入れるため、官民共創による政策実現のためのコミュニティプラットフォーム「PoliPoli Gov」を活用してまいりました。この度、早いもので、第25弾の意見募集を開始しましたのでご報告します。スライドをご覧ください。

 今回のテーマは、「あなたがオンライン診療を『使ってみたい』と思うのはどんな場面ですか?」です。オンライン診療は、スマートフォンやパソコンを使って、自宅などから医師の診察を受けられる医療サービスです。診察の結果、必要に応じて処方箋が薬局へ送られ、薬は薬局で受け取ったり、自宅へ配送してもらえる場合もあります。近年、情報通信技術の発展や医療ニーズの変化に伴って、全国的にオンライン診療への期待が高まっています。国においても、新型コロナの流行をきっかけとした一時的な対応だけでなく、今後も継続的に利用できるようルール作りが行われています。群馬県においても、効率的な医療提供に資するほか、医療資源の少ない地域での医療提供体制の整備、そして医療従事者の働き方改革などの課題解決に役立つことが期待されています。一方で、オンライン診療では患者さんの状態を確認する情報が限定されることや、予約から診察までの運用体制が不十分であるなど、解決すべき課題も多く残っています。そこで今回は、県民の皆さまのオンライン診療のニーズや不安、そして課題を把握するため、「オンライン診療を使ってみたいと思う場面」について、募集いたします。意見募集は既に開始しており、3月1日の日曜日まで受け付けています。スライド記載のQRコードや「PoliPoli Gov」のサイトから簡単に投稿できます。いただいたご意見は、今後の医療保健施策の参考にさせていただきます。ぜひ、多くの皆さまからのご意見をお待ちしています。

4.一太のふらっとCafe

 続いて、「一太のふらっとCafe」についてです。スライドをご覧ください。「一太のふらっとCafe」は、県民の皆さまとの意見交換の新たな場として昨年度から開始しました。過去7回にわたり、毎回たくさんのご応募をいただき、フラットな雰囲気の中での自由な意見交換や、新しいアイデアのご提案などをいただきました。この度通算8回目となる「一太のふらっとCafe」の参加者を募集します。日時は3月19日の木曜日18時からで、場所は群馬県庁31階の「GINGHAM」です。知事とリアルで話したいという方であれば、誰でも参加可能です。定員は3組で、1組あたり3名以内での応募になります。意見交換は、1組あたり15分で行い、その様子は、群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」でライブ配信させていただきます。 募集は、本日から2月11日の水曜日まで受け付けます。申込方法など、詳細はスライド記載のQRコードからご確認ください。ぜひ多くの皆さまのご応募をお待ちしています。ほかの市町村や県でも、こうやって直接、県民や市民と対話するというプロジェクトってあると思うんですが、こうやって誰でも応募できて、しかもオンタイムで、YouTubeで生中継しているというのは群馬県だけなので、これはこれで群馬モデルとして定着しつつあるのかなと思います。

5.衆議院議員選挙

 続いて「衆議院議員選挙」についてです。スライドをご覧ください。一昨日27日の火曜日、衆議院議員総選挙が公示されました。投票日は、来月8日の日曜日です。あわせて最高裁判所裁判官国民審査も行われます。選挙は、国民主権の根幹をなすものであり、私たちの暮らしと未来に直結する非常に大切なものです。そして政治に自らの意見を反映させる大変貴重な機会でもあります。世代別では、若い世代の投票率が他の世代と比べて低い傾向が、全国的に見受けられます。しかしながら、特に若い世代の皆さまの視点や意見は、これからの社会をより良くするためには欠かせないと考えています。未来を共に築くために、ぜひ若い方々をはじめ、できるだけ多くの県民の皆さまに選挙に参加していただきたいと考えています。ぜひ投票所に足をお運びください。仕事や旅行などで選挙の当日に投票できない方は、市役所や町村役場などで期日前投票が出来る仕組みになっています。衆議院選挙については昨日から開始しています。国民審査については2月1日の日曜日から開始となります。ぜひこの期日前投票も活用していただければと思います。

 

6.湯けむりフォーラムの動員について

 ということで最後に、私から2つ県民の皆さまにお伝えしたいことがあります。スライドをご覧ください。1つ目はですね、「湯けむりフォーラムの動員」に関してです。湯けむりフォーラムは皆さんご存じだと思いますが、群馬県の未来像を描くために、私が知事就任直後から力を注いできたプロジェクトです。このフォーラムで得られた知見や提案は、未来への大切なヒントになっていて、群馬県の政策形成の一助となっておりますし、ここでも何度か申し上げたとおり、実際に群馬県の施策に反映されています。県庁の総力を挙げた、これはまさに群馬県庁最大のイベントだと言っていいと思います。この湯けむりフォーラムについてですね、一昨年、令和6年末の開催にあたって、県職員の聴講について、動員指示を行っているのではないかと、県議会においてご指摘をいただきました。こうした指摘に対しては、事務連絡などの文書ではですね、動員の依頼を行った形跡がないと。こういう報告を担当部局からも受けておりましたので、一般質問や常任委員会において、「動員指示は行っていません」と県として説明してまいりました。

 しかしながら、担当部局に対して公文書開示請求というものがあって、一昨日27日の火曜日に、担当部局から湯けむりフォーラムに関する過去の経緯をあらためて確認し、報告をしたいと、こういう連絡がありました。文書に限らず、膨大な量の業務チャットがあるんですが、そこにも調査の範囲を広げて経緯を確認したところ、担当部局から各部局の管理職に対して、部局ごとに聴講人数の割り当てを示して、強い言葉で参加を促す、動員指示が行われたと指摘されても仕方のない内容のやりとりが確認されました。また、昨日28日の水曜日には、一般職員間のチャットにおいても、湯けむりフォーラムに強い言葉で参加を促すやりとりがあった旨の報告を受けています。つまり、これまで知事である私が認識していた内容と異なる事実が確認されたということになります。誤解のないように申し上げますが、確認されたチャットのやりとりが行われたのは、湯けむりフォーラムの開催が迫った時期でした。もともと知事である私自身が庁議や協議の場で、プレナリーセッション、最初の本セッションのところは必ず満席にしてほしいと、できるだけ多くの県職員に見てもらいたいと、こういう発言をしておりました。

 こうしたことから、担当部局は強い責任感を持ってですね、とにかく知事の提案や発案を実現しようと思って、頑張っていただいている人たちなので、こういう責任感を持って集客への強い意欲や業務への熱意を持って、行われたことだと捉えています。

 昨年、議会の一般質問でご指摘があったときにですね、業務チャットも含めた幅広い調査をなぜ行わなかったのかと、そう考える方もおられるかもしれません。これについては、そもそもこういう声があったとしても、一般質問である県議から出た話ですけれども、こういう意見も、それはやっぱりその県職員の意見であって、犯人探しをして責任追及するみたいなことはやりたくないと。そもそも、そうやって職員を萎縮させるようなことはよくないと、私自身が考えていることもありますし、担当部局の方から、ちゃんとその文書を確認したけど、そういう事実はありませんという報告も受けていたので、あえてそれ以上突っ込まなかったということなんですね。ただ先ほど申し上げましたが、私自身の発言が、そもそも動員じゃなくて、希望者に手を挙げてもらって行ってもらうという流れだという認識だったので、これはもう必要以上に担当部局、いろんな部局へのプレッシャーとなったことは背景にあってですね、これは個々の職員の責任を問うつもりはありません。これは担当部局のせいでもないし、協力してくれた各部局のせいでもありません。最終的な責任はすべて知事である私にあると考えています。一般的にですね、イベントや講演会などで動員をかけること自体は、満員の会場自体が登壇者のモチベーションに繋がるということで、これはおかしいことではないと思うし、また参加者にとっても少なからず得るものがあり、自身の成長にも繋がりますので、そもそもできれば県職員全員に見てもらいたいフォーラムなんだって言ってまいりましたので、こうしてお願いすることは問題ないと、これは明確にしておきたいと思いますが、当初から知事としてはこう考えています。

 一方で、今回の最大の問題は何かと言うと、さっきもちょっと申し上げましたが、県議会に対して詳細な事実を確認しないまま、誤った認識のもとで、議会に対して事実と異なる説明をしていたことだと思います。知事としては、このことは大変深刻に受け止めております。先ほど申し上げたとおり、私自身、嘘をつくことやごまかすようなことをするのは絶対にあってはならないと、県民の前でもそうだし、議会に対してもそうだということを強く認識して頑張ってきました。また、その点で言うと、こういう事実と違う発信をしてしまったということについてはですね、県民の皆さんに心からお詫びを申し上げたいと思いますし、また県議会の皆さまにも謝罪をさせていただきたいと思います。

 加えて言うと、これまで湯けむりフォーラムに参加していた方々、期待を寄せていただいている方々に対しても大変申し訳なく感じております。この場をお借りして、県民の皆さん、県議の皆さん、これまで湯けむりフォーラムに携わっていただいたすべての方々に、知事として謹んでお詫びを申し上げたいと思っております。私としてはフォーラムのイメージってすごい大事なので、そもそもこれまで県職員と力を合わせて、リアル開催を続けてきて、メディアの皆さんはどう評価していただいているか分かりませんけれども、本当に地方自治体の枠を超えた発信力を持つフォーラムになりつつあり、東宝の社長、東映の社長がわざわざ駆けつけてくれる、寺島実郎さんみたいな方も来てくれる、大臣も来る、(楽天グループ会長兼社長の)三木谷さんも参加してくれるみたいな、そういうフォーラムになってきた中で大変残念ではありますが、これはもういろんなことを考えてですね、フォーラム実施に係る予算については、来年度予算案への計上は見送ったほうがいいと判断いたしました。

 これまで県議会との関係を振り返ってみると、当然県議会は、知事の政策姿勢をチェックする機関なので、いろんな課題や問題について厳しくただすのは当たり前だと思うんですよ。でもそれでもさっき申し上げたとおり、知事として、県議会に対しては本当に真摯に向き合ってきたつもりなんです、県議一人一人にも。だからこそ、6年間知事が出した議案はすべて100%議決していただいたわけですよね。だからそうやってやっぱり信頼関係を持ってやってきたという中で、今回の湯けむりフォーラムについては、随分いろいろと指摘をされて、いろいろ改革をして実施しようと、少しやり方を変えながらと思っていたし、県議の中には、いろいろあっても好意的に見てくれる方とか、特に自民党の県議の皆さんは優しいので、いろいろと後押しをしてくれる方も、せっかくやってきたんだからっていう方もおられるんですけれども、やっぱりですね、さっき言ったように、「信なくば立たず」っていう言葉もありますので、現状、県議会に予算案を上程するような状況にはないと考えております。こうしたことから、来年度の湯けむりフォーラムの開催は見送りたいと思います。ここまでようやくいろんな知見を積み重ねてきたので、どこかでさらに新しい形に進化させるということも、これからしっかり検討していきたいと。

 最後に申し上げますが、私としては非常に大げさだと思われるかもしれませんが、断腸の思いです。ここまで担当部局、関係部局の職員が頑張ってやってきてくれたことをですね、私がとにかくプレナリーセッションをいっぱいにしてほしいと、ダボスでも、シャングリラダイアローグでも当たり前なんですけど、メインのセッションにみんなに来てもらうのは。とはいえ、やっぱり県職員がどう反応するかっていうことを見誤って、かなり私が強い言葉でそのことをお願いしたためにですね、同志である職員にも迷惑をかけてしまって、本当に申し訳ないと思っております。こういう悔しい経験をしっかり胸に刻んで、糧にしてですね、いつかより良い形で、湯けむりフォーラムのような、群馬県を発信できる、進化させられるような空間を、県議会のご了解もいただきながら、あらためてまた、どこかで創設できればなと考えております。はい、それが1点目です。

 

7.知事の健康状態について

 2つ目はですね、知事である私の健康状態に関する報告です。健康状態っていうのは、やっぱり知事の公務に直接関係することなので、これはもうプライベートの話ではないと、以前から考えておりました。直滑降ブログでも、毎年の健康診断、人間ドックの結果はかなり細かく、発信してきたという思いがあるんですよね。今日はその健康状態について、皆さんにご報告をしなければいけないことがあります。これまで健康維持の観点から毎年、主治医の方の関係もあるので東京の病院で、もちろん心臓血管センターでやったこともありますが、健康診断、人間ドックを受けてまいりました。結論から申し上げますが、この度、前立腺がんの診断を受けたということを報告させていただきたいと思います。

 発覚の経緯についてちょっとお話します。毎年行っていた健康診断では、皆さんもよくご存じだと思うんですけど、血液検査によって前立腺がんの早期の発見のために、PSAという項目をチェックしますよね。この数値が穏やかに上昇してきたと。あんまり細かいことを言うことはないと思うんですけれども、2年前に(数値が)ちょっと上がったので、MRIを撮って調べたけど大丈夫だったんですね。去年、さらにちょっと上がったので、診断を受けたら、おそらく一時的なものじゃないかということだったんですけれども、念のため、精密検査は必要じゃないかということになって、昨年の末にですね、精密検査を受けたところ、前立腺がんという診断を受けました。幸い早期に発見できましたので、CTやMRIを一応全部撮ったんですけど、他の部位への転移はありません。

 続いて今後の治療方針についてもご報告したいと思います。前立腺がんには、皆さんご存じのとおり、様々な治療方法がありますが、医師と相談した結果、病気の原因を根本から取り除いて、完全な治癒を目指す方針を取ることに決めました。

 そして治療方法は、群馬大学病院で行われている重粒子線治療にしたいと考えています。これもよくご存じだと思うんですが、重粒子線治療って、放射線治療の1つなんですけれども、体の奥にある前立腺みたいな臓器に対しては、X線でもいろんなやり方があるんですけど、特にこの重粒子線治療は、周囲の正常な組織に及ぶ放射線の影響を抑えながら治療できると聞いております。重粒子線治療は、皆さんご存じのように、全国どこでもやっているものではありません。現時点で、当初3カ所ぐらいだったのが、最新でいうと7カ所ぐらいになっているでしょうか。この重粒子線施設は、早くにこの群馬大学病院で始まったということを皆さんご存じだと思います。群馬大学病院で重粒子線治療をやると。しかも、かなり長い間の知見も蓄積されているということで、群馬県知事ですから、こんな言い方をすると軽いですけど、運命かなと。なおかつ私の亡くなった父が、30代の後半に、実は群馬大学病院で治療を受けていたっていうことも判明してですね、これも何かの縁かなと思いまして、担当のドクターの方と、立派な方ですけれども、よくご相談をした上で、群大病院で治療させていただくこととしました。具体的にはですね、まずはホルモン療法を今から半年かけて行います。次に、ホルモン療法でがん細胞の勢いが低下するので、がん細胞を弱らせたところで、放射線で相乗的に治療して、そのあとさらに1年ほどホルモン療法を追加して、万全を期すと、こういう計画にいたしました。ホルモン療法はですね、4週ごとから12週ごとに行って、重粒子線の治療は週4回、3週間にわたって合計12回受けるという流れになります。すべて外来での治療が可能で、副作用は比較的少ないし、治療1回当たり、病院に長くても1時間程度の滞在時間で可能だと伺いました。この点からいくと、公務への影響は最小限に抑えられると考えております。

 先ほど申し上げたとおり、政治家である、知事である自分の健康に関することは、これは公の情報だと考えております。そういう趣旨から今回、自分の健康状態についても、これまでもブログ等で報告してきたんですが、すべてを明らかにして、県民の皆さんに伝えたいと考えました。群馬大学が重粒子線で、治療の実績を積み重ねてこられたと、やっぱり知事である私がこの群大の重粒子線でしっかり治療して、根治する、完全に治すことができれば、おそらく同じ病気と闘っている県民の皆さんにもきっと勇気と希望を与えられるんじゃないかと感じております。ちなみに、先週ぐらいに厚労省がまとめた資料によると、いくつか違うデータもあるんですけれども、前立腺がんの場合は、5年生存率9割以上で、10年生存率もかなり高いということで、実は、かなり多くの方々が治るっていうことなんですね。体のことだから、完全によく分かりませんけれども、こんなこと言うのもなんですけど、私は生命力の塊なので、必ず治ると思います。必ず、この前立腺の治療を続けて、これを根治させてですね、かつ、治療を受けながら、公務にも手を抜かず、引き続き群馬県のためにですね、いつもの全力疾走を繰り返してまいりたいと思っております。ということで、私からは以上です。ちょっと長くなりましたが、皆さんから何かあればお受けしたいと思います。​

質疑応答

 

●知事の健康状態について

(記者)

 私から2つほど質問があります。先ほどご説明がありました知事の健康状態なんですけど、ホルモン療法を半年間やってから、4週ごとに治療するみたいな話がありましたが、トータルの治療期間はどれくらいになるんでしょうか。

 

(知事)

 今1月ですよね、まずはインドに行ってきますので、インドに行く前じゃなくて、インドから帰ってきてから、早めにホルモン治療を始めることになって、多分1カ月に1回ぐらい、薬や注射とかいろいろあるんですけど、普通でいくと1カ月に1回ぐらいホルモン治療の注射を受けると。ということだから6回ぐらいやるんでしょうかね。その後、重粒子線の治療をさっき言った頻度でやって、それで一応がん細胞をやっつけて、その後1年間さらにホルモン治療を続けるということなので、多分、全体が終わるのは来年の夏の前ぐらいじゃないですかね、普通で考えれば。

 

(記者)

 1年半ぐらい?

 

(知事)

 そうですね、計算すると1年半弱ぐらいかなと思います。

 

●知事のインド訪問について

(記者)

 2つ目の質問です。発表案件にあった話ですが、インドでトップ外交を実施する、主な予定のところなんですけど、インド政府要人との会談、これはどなたに会うのかということと、16社と訪問、群銀、卸売、サービスなど業界の名前がありましたけど、製造業も含まれているのか。それと、インド進出の日系企業、現地の大学訪問とありますけど、どこの企業とどこの大学かというのも教えてもらえますか。

 

(知事)

 今判明しているものと、まだ調整中のところもあるので、担当の知事戦略部長から説明させていただきます。

 

(知事戦略部長)

 まず要人のところなんですけれども、今のところお二人ほど、要人と会える方向で調整を行っております。現在調整中でございます。これ、ベトナムの時も一緒なんですけれども、基本的にこの外交というものは、前々から何時何分に会えるというものではなくて、その期間内で先方のご都合も合わせて調整していくのが一般的でございますので、今回も、お二方ほどかなり要人の方に会える見込みで調整を行っているところでございます。

 大学のところも、しっかりとした先方の大学にお伺いする方向で、これも調整をしておりますので、ここにつきましても、渡航から戻ってきた後に正確に発表させていただくということで、よろしくお願いいたします。

 

(知事)

 記者さん、ご存じだと思うんですけど、やはりインドは巨大な国ですから。官僚機構はしっかりしているんですけど、要人との会談ってギリギリまで決まらないんで、なかなか今「誰」というのは言えないんですけど、精力的に今、こちらの大使館と現地の大使館にもご協力いただいて、今アレンジを一生懸命やろうとしています。インドに行くのは初めてなんで、もう1回言いますが、巨大な国家ですから、そんなに一気にバーンと進むことがなかったとしても、まずは最初のきっかけを作るという点では、どこかで行かなければいけないと思っていたので。インドに非常に強い関心を持っている群馬県の企業もありますし、インドに進出している群馬県の企業も結構あるので、そういう意味で言うと今回のインド訪問には非常に意味があるかなと思っています。

 

(知事戦略部長)

 産経部の担当者も来ていますので。

 

(知事)

 どうぞ、産経部の担当者。言えるところまでで。

 

(産業政策課産業戦略室長)

 まず、企業団の中には製造業も含まれます。個別の企業名については、公表の許可を得ていないので、公表は差し控えます。また、インドに進出している企業については、県内から進出している企業は14社ほど把握しております。これも、公表の確認はしていないので、この場で個別の企業名(の公表)は差し控えたいと思います。

 

●知事の健康状態について

(記者)

 まず体調面のことは、お見舞い申し上げます。差し支えなければ、がんの進行度合いは、よくステージとかで表されますけれども、教えていただきたいです。

 

(知事)

 臓器内に留まっているので、多分ステージ2じゃないかなと。今言ったのがかなり正確だと思います。ちゃんと群大の先生と相談して作った文章(原稿)なので。他の部位への転移はありません。

 

(記者)

 あと、3選出馬を表明なさっていますけれども、出馬をなさる意思にお変わりはないかどうか。

 

(知事)

 もちろん。治療を続けながらしっかり公務をこなし、選挙の準備をしていこうと思っていますので、それは全く変わりません。今日こうして健康状態を、知事の公務にも関係するので発表しましたけれども、何か特別な変化みたいなものがあったら、その時はしっかりここで報告をしたいと思いますが、この治療計画で必ず治ると思いますし、必ず次の選挙も戦えると思います。

 

●湯けむりフォーラムの動員について

(記者)

 先ほどの湯けむりフォーラムの関係でお尋ねします。チャットの内容なんですけれども、犯人探しとかは別として、どういうお立場の方が、どのぐらいのタイミングで、どんな内容、強い言葉で動員を、ということだったんですけれども、もう少し具体的なものがあれば。

 

(知事)

 私が記憶しているところで言うと、まずチャットはものすごい数なんで、全部を確認するのは無理だと思うんですね。ただ、その中で見つかったもので言うと、例えば担当部局の次長から、主管課の次長に対するチャットがあって、そのチャットが送られたのは開催の前の時期で、そんなに開催から離れていない時期で、そのチャットが主管課の次長に送られていて、その中に、「プレナリーセッション、つまり最初の本会議みたいな主要なセッションを満席にすることは必須です。ついてはご協力をお願いします」と書いてあって、そこに確か、私はそういう事実はないと思っていたんですけど、おそらく管理職を意識していたと思うんですけど、「5人、何人」みたいなことが書いてあったから、これは普通に考えれば、動員と見られても仕方がないかなと思います。

 それから、これはたまたま見つかったんですけど、全部確認するのは無理だから。ただ、ここでこういうチャットが送られているということは、今ちょっといろいろ調べてもらっていますけど、担当レベルでも、県の職員はあらゆる部局で協力し合うので、当然、担当レベルでも同じような形で強くお願いみたいなものが回っているに違いないし、その必然性が非常に高いと思っていたので、今日それ(湯けむりフォーラムの中止)を判断して、ここで発表させていただいて、県の対応をお話しさせていただいたということです。

 

(記者)

 確認ですけれども、動員とされるものは令和6年度、つまり本年度ではなくて昨年度ですか。

 

(知事)

 昨年度です。本年度についてはないと思います。

 

(記者)

 県議会に対して、今後ご説明をする予定はありますか。

 

(知事)

 それは当然、ご説明というか、これから議会があるわけだから、常任委員会とか一般質問でもいろいろ出てくると思うんですけれども、少なくとも予算編成をした知事の立場として、自民党、公明党、それから、つる舞う、リベラル、会派の方々に会って、ちゃんと回答しましたし、共産党の要望もちゃんと我々は受けているから。ですから当然これについても、いろいろ常任委員会とかでいろんな話が出てくると思いますが、知事の判断として、(2月)3日に一応(令和8年度当初予算案を)発表しますよね。その前にいろいろ議論があっても、基本的には調整をさせていただいて、こういうふうに要望を反映しましたという説明もさせていただいているんで、だからそういう中で言うと、ある意味最初から、これは本当に個人的には悔しいし私のせいなんですけど、断腸の思いで外させていただこうと。ここがまたいろいろごちゃごちゃ問題になって、フォーラムのイメージが傷ついたりすると、今年もすごい人たちが来てくれそうだったので、そういう方々にも失礼ですから、そういう形で今日会見で、これは発表して引き上げさせていただきます、ということを知事として申し上げたということです。

 

(記者)

 知事が最終的には責任があるということだったんですけれども、構造的な問題みたいなものはそこにはあったんでしょうか。知事からの意向を職員の方が汲まれて、一生懸命人を集めたという、全体的な組織的・構造的な問題みたいなものは。

 

(知事)

 構造的な問題っていうのかどうか分からないけど、今の群馬県の職員の人たちは、知事が発案したり目指しているもの、これももちろんいろんな人たちと協議しながら作り上げてきた提案なんですけど、それをとにかく前に進めようという人たちが多いので、目的に向けてみんなで協力しようっていう構造はあります。何度も言いますけどね、私が一番責任を感じているのは、職員に声をかけたことではないんです。それはサクラじゃないんで。最初から、本当に県の1年間の方針を考える上で大事な会議だから全員に来てもらいたいけど、それはできないから、希望者を募って来てもらうという流れだったんで、それを動員という形ではないと申し上げた。議会に対して知事が説明したことが事実と違ったわけなんで、そこが一番の問題で、そこが最も責任を感じているところなんですよね。何度も言うように、できれば本当にこのフォーラムを続けたいと思うんですけど、あらためて考えてみたら、今までもいろんなことがあったんですけど、全ての議案を了解してもらっているわけですよね。それは本当にいろいろありましたけど、どういう問題とかどういう案件についても、県として真摯に説明をしてきたからだと思うんです。そういう歴史がある中で、こういうことが起こってしまったということを考えると、ここは先ほど申し上げたとおり、予算から今回は引き上げるというのが責任の取り方かなと思っています。

 

●前橋市長との面会について

(記者)

 最後にお話変わりますが、今日ブログで前橋の小川市長と面会されたということが書かれていましたけど、何分くらい話されて、どんな内容だったのか。

 

(知事)

 まず、別の記者さんが書いた記事かどうか分からないですけど、小川市長が選挙後、知事に電話してメールしたけど返事がないということを小川さんが会見でおっしゃったんだと思うんですよね。調べてみたら、13日の夜に小川市長から電話の着信があって、短いメールもその後届いたんですね。まず、電話にそのまま出て「おめでとうございました」というタイミングじゃないですよね。もう仲間と一緒に本気で丸山さんを応援したわけだから、それはすぐそんな電話に出てっていうタイミングじゃなかったんですけど。メールは返そうと思って短いメールを一応書いて、それは「前橋のために頑張ってください」というメールで、何人かに相談して、こういうメールだけを送りたいって言ったら、「それはいいんじゃないか」ということで送ったつもりだったんで。それで、あの記事を見て、その記者さんが書いたんだろうとその記者さんの顔を思い浮かべながら見たら、記録が残ってないんですよね。記録が消えることってあるのかって言ったけどないんで、ということは、最近物忘れも激しいとは言いませんが、多分頭の中でこの文章を書いて送ったつもりだったのか、消した覚えはないんで、そういうことだったと。これは本当の話です。

 その記事を見て「メールも届いていないな」と思ったので、どのみち、どこかで行くつもりだったんですよね。つまり、いろいろ経緯はあったとしても、前橋市民の民意で選ばれた新しい市長ですから、当然どこかであいさつには行かなければいけないと思っていたんで、一応、秘書課を通じてアポを取って、今日11時45分に会ってまいりました。多分10分くらいでしょうか。私が市長にお伝えしたのは、とにかく選挙が終わって小川市長が民意で市長になられたと。このことについてはしっかり敬意を示さなければいけないと。だからこれから県と前橋との間でいろんな議論や協議をやって、とても大事な時、トップが話し合わなければいけないという時には、こうやって足を運びたいと。そういう流れを作りたいということを申し上げたのと、もう一つは、自分が応援していた丸山さんが届かなかったからといっても、県が前橋市との関係を軽視するようなことはありませんと。この2つだけを小川さんにお伝えしました。

 市長は、それについては「分かりました」という感じで受け止めてくれて、その後、一つ、せっかく会えたので申し上げたのが県民会館のことで、これは確か何日か前に小川市長がインタビューでおっしゃっていましたよね。基本的に県の判断を尊重する、その立場は変わらないということは確認をさせていただいたと。全部で多分、15分弱ぐらいだったでしょうか。新しい秘書課長が来られたので、その方と名刺交換して、うちも秘書課長を連れて行きました。

 それで市長には、何かあったら秘書課同士で連絡を取って、次はアポを取りますからと言ったら、小川さんの方から「分かりました」と。ただ、緊急事態というのかよく分からないけど、緊急の判断が必要な時には、一応、知事と市長のホットラインは残しておいてほしいというから、それは了解しましたと。忙しい中お時間をつくっていただいてありがとうございます、ということで県庁に戻ってきました。

 

●知事の健康状態について

(記者)

 まずは知事の体調に関して、お大事になさってほしいと思います。公務に影響がないとの認識を示されたと思います。今後治療も始まるということです。例えば公務を減らすなど、そういった対応も考えていらっしゃるんでしょうか。

 

(知事)

 それも正直に言うと、治療を受けてみないとよく分からないので。副作用は多分すごく少ないのかもしれませんけど、人によってはどういう影響が出てくるか分からないので。ただ、そもそも群大の重粒子線、私の支援者の方とか、よく知っている経営者の方とかも通っているので、かなり時間は柔軟にやっていただいているらしいので、あそこで治療をやっている人って結構周りにいるんですね。それから、前立腺がんってすごく多いので、最後は多分、日本人の男性の3人に1人はなるという話もあります。欧米人はもっと多いのかもしれませんけど、そういう病気なので、それはもう淡々と受け止めて、しっかり治療していきたいと。一応周りの様子を見ると、みんな治療しながら仕事もしているので、大丈夫じゃないかなと思います。それでも記者さんの言うとおり、治療を受けてみないと分からないから、その結果、少し休みを入れた方がいいみたいになれば(検討する)と思うんですけど、そういうのは想像できないですよね。もう1回言いますけど、自分では生命力の塊なので、このあふれるやる気みたいなものが一気に削がれるみたいなことは、ちょっと想像しにくいので。自分としては、治療を受けながら、同じ病気と戦っている方もいるので、治療を受けながら仕事も続けられると。なおかつ根治させるということも先頭に立って示していければなと思います。

 

●湯けむりフォーラムの動員について

(記者)

 湯けむりフォーラムについてです。先日、自民党県議団との意見交換会の時には、次の湯けむりフォーラムについて話し合っていたように記憶しています。情報公開請求があったということで、そこからの経緯だと思うんですけど、いつ頃発覚して、情報公開請求をするのは、おそらく報道機関だったり市民団体だったりが想定されるんですけど、どういったところからそういった請求があったのか。

 

(知事)

 それは知事戦略部長の方から、正確な経緯を説明してもらいます。

 

(知事戦略部長)

 事務的な部分をご回答させていただきます。公文書開示請求ですけれども、請求者につきましては、そういったお問い合わせはこの場でお話ししていませんので、ご容赦ください。

 1月26日月曜日に公文書開示請求がございました。「2024年と2025年に開催された湯けむりフォーラムについて、関係する職員に出席を指示したとする連絡内容が分かる資料全て」ということで、「メールやチャットも全て」という請求がございました。そこをもって、先ほど知事からお話ししましたとおり、(事務連絡などの)公文書の方は我々も確認していて、そこの部分は確認済みだったんですけれども、メールやチャットをここから確認を始めたというところで、あとは先ほど知事からご説明があった次第でございます。予定では、2月9日月曜日までに回答というのが期限でございますが、チャットが本当にすごい量がございまして、今、担当する職員7名が総出で探している状況で、2025年に関しては、先ほど知事からお話ししたとおり、今のところ見つかっていないんですけれども、特に昨年度になりますと担当者も変わっているというところと、チャットはグループチャットがあったり、様々なチャットが、例えば何々部局のチャットとかも本当に様々あって、担当者もどこに何のチャットがあるのか、そこを今、一生懸命、誠意を持って探しておりますので、そういった状況でございます。

 

(知事)

 さっき別の記者さんから質問のあった、例えばどういうものなのかと。一応グループチャットもいろいろ探し始めて、見つかったらすぐ(知事に)報告に来たから、そこに書いてあるグループチャットの中身は、さっき別の記者さんに説明したとおりなんですよね。もうこれの時点を見れば、どう考えたって担当部同士で、担当職員同士でやれば、かなり強く言っていることは間違いないので、それを全部見つけるのは無理だと思うんです。本当にすごい量なんで。だから少なくとも最初のやつ(チャット)が見えた段階で、これはやっぱりこういう指示が飛んでいるんだなと判断して、しかも蓋然性も極めて高いと判断して、今日発表したということです。

 一応今、いろいろみんなで調べているんですけど、全部ってとても無理だと思うんで。公開請求にはちゃんと答えなきゃいけないんで、期限内にどこまでできるか分かりませんけど、しっかり調べて、それについては公開させていただくということです。

 

(記者)

 知事にはいつ頃報告があって、新年度(の湯けむりフォーラムを)取りやめるという決断はいつされたんでしょうか。

 

(知事)

 報告を受けたのは一昨日の夜かな。見つかった瞬間に(知事戦略部長が)「会いたい」って言って来たから、一昨日だよね。一昨日の夕方でしょうかね。それで、一昨日の夕方、最初いろいろ議論してどうしようかという話で、それを受けてもう1回、中身を考え合わせてみたところで、やっぱりこれは自分の責任だと、まさに。間違いなく「プレナリーセッションをいっぱいにしてくれ」と言ったんでね、そこは本当に知事の責任だと思いましたし、今までちゃんと議会を大事にしてきたっていう自負もあるので、極めてそこは残念だなと思いながら、そこはちゃんと責任を取らなければいけないし。じゃあなんで、知事が事実関係で違うことを言ったら、毎年みんなが頑張って積み上げてきたことなのに、これまで全部やめちゃうのかと言う人も多分いると思うんですけど、さっき言ったように、「信なくば立たず」っていうのもあるんだけど、この問題を引きずるようなことがあると、湯けむりフォーラム自体のこれまでの実績みたいなものまでイメージが悪くなっちゃうし、こんなケチがついた中で最高峰のスクールから人を呼べないと思って。それで私の判断で、今回は引かせてもらいますと。これは県議の皆さんにも私は理解していただけるだろうと信じています。

 

●知事のインド訪問について

(記者)

 発表案件に戻って最後の質問です。インドの訪問です。知事が行かれるということで、知事が行くことの意味であったり、思いを知事の言葉から聞かせていただきたいと思います。

 

(知事)

 トップ外交の成果というのは、ここでもいろいろご報告しているんですけれども、例えばベトナム、4,000万円くらいかけて6回行っていると。その中で日本に来てもらったものも含めて、5回首相と会談していると。こういう地方自治体はどこにもないと思うんですね。これ、一種のベトナムと群馬県知事のシャトル外交みたいな話になっていると。この中で、ベトナムに同行してくれた20社近い企業が、2回か3回かな、その中で現地に100億円以上の投資が決まっていると。これは大きな成果だと思っていて、事程左様に、トップが行くことによってつながるものってあると思うんですよね。私が何度も行ったからこそ、首相や、外務大臣とか投資大臣といった方々に直接会えるということなので、ぜひインドでもそういう人脈を構築したいと。インドはまたなかなか首脳に会うのが難しいんですけど、なんとかトップの熱意で実現させて、この後、群馬県の企業がインドに進出したいというときに、少しでも役に立てるような人脈を、群馬県のトップとして作っておくことが大事だと。ただ、最初なんで、そんなに何かがバーンと進むことはないと思うんですけど、少しでも取っ掛かりを作りたいと思います。

 それから、今の在インド日本大使は小野大使なんですけど、この方は国会議員時代から存じ上げています。非常に、外務省でも当時から将来を嘱望されたエースで、インド大使って重要ポストなんですよね。小野大使にも久々に、お忙しい中でも時間を作っていただけそうなので、お目にかかりたいと思います。昨年度、ハンガリーにも行きましたよね。欧州イノベーション・技術機構との連携を作るために本部のハンガリーに行ったときは、小野大使の奥様の小野日子大使も国会議員時代からよく存じ上げていて、群馬県のミッションを温かく迎えていただいたということもあるので、今度は別の大使の方にもお目にかかれるということで、楽しみにしています。小野大使の方でも今、群馬県のミッションが少しでも充実した中身になるように、インドの方でいろいろご協力をいただいているので、大変ありがたいと思っています。

 

●知事の健康状態について

(記者)

 まず、体調面についての公表ありがとうございます。ステージ2ということでよろしいですか。

 

(知事)

 ステージ2だと思います。

 

(記者)

 入院は一切しないということですが、治療は今月始めるという理解でよろしいですか。

 

(知事)

 まずいろいろドクターと相談して、ホルモン治療を始めるのはインドに行った後でいいだろうということなので、とにかくまずインドに行って仕事をして戻ってきてから、それもドクターと相談ですけど、できるだけ早い時期にホルモン治療を始めたいと思います。

 

●前橋市長との面会について

(記者)

 小川市長との面会についてですが、市役所の市長の部屋に伺ったと。

 

(知事)

 大体、前橋市と高崎市は、私が行くという伝統があるので、こちらからアポを申し込んで、私の方から行きますよと申し上げて伺いました。

 

●湯けむりフォーラムの動員について

(記者)

 湯けむりフォーラムについて伺いたいんですが、動員と疑われるようなやり取りが確認されたのは昨年度のみということでよろしいですか。それ以前は特にないということでよろしいでしょうか。

 

(知事)

 どうぞ。

 

(知事戦略部長)

 現時点で確認されているのは、2024年12月に開催された湯けむりフォーラム2024です。当然のことながら、(事務連絡などの)公文書では一切そういったものは確認されておりません。今回、チャットということなんですけれども、チャットでの確認になりますと、もちろん2023は確認しておりませんので、この時点で100%ないとは申し上げられません。ただ、確認すること自体がものすごい作業量になってしまうものですから、今回、開示請求のありました2025と2024の作業のみをして、今、2025は見つかっていないということと、2024のみ見つかったということを、知事にご報告させていただいたところでございます。

 

(記者)

 2023以前についてはお調べになるご予定はあるんでしょうか。

 

(知事戦略部長)

 調べること自体がものすごい作業量を伴いまして、担当者の負担もありますので、今回は2024のところでご報告をさせていただいて、先ほどのご判断が出たわけでございますので、この後2023について調べるという指示は、私の方はするつもりはございません。

 

(記者)

 あと「プレナリーセッションをいっぱいにしてください」というのは(知事の)気持ち、そういうやりとりがありましたっていう話は、確か県議会でも出て、委員会か何かで出ていたかと思うんですが、こういう発言自体毎回知事はおっしゃっていたんですかね。

 

(知事)

 毎回か分かりませんけど、何回か多分、知事協議とか庁議でも言ったと思いますね。湯けむりフォーラムの前に、できるだけ参加者を増やそうという話をする中で、それはやっぱりプレナリーセッションみたいなところには、メインのゲストが来るわけじゃないですか。やっぱりそのメインのゲストのことを考えても、フォーラム全体の勢いを考えても、そこをやっぱり満席にするっていうのは大事だと思うんですよね。それを満席にするのに、県職員に来ちゃいけないっていうことはないので。そもそも、全職員に聞いてほしいっていうのが私の思い入れなので、やっぱりそこは声を強くかけてくださいと。それを確認したところ、一応動員みたいなことはしないと。それはあくまでも本人の希望を聞いて、それによって、しかしいろいろ考えてみると、ちゃんと上司から命令でいってもらうという流れだと思っていたので、それは当然、ぜひこれみんなに声をかけてくださいってそれは、県職員だけじゃなくて招待した方々にもっていう意味ですけど。だからそれは、もちろん当たり前ですけど、とにかく割り当てして動員かけろというつもりはないし、そういう仕組みじゃないっていう頭があったので。でも、こういうふうになって、みんながある程度声をかけたと。「何名出してください」という状況になってしまったのは、それはやっぱり知事の指示のせいでしょ。私が何度か言ったっていうことで、みんなプレッシャーを感じたわけですよね。もう一度言いますが記者さん、やっぱり一番良くないのは、こういうことがちょっと問題になっている中で、知事として正確な情報を掴めずに、県議会で事実と違うことを言ってしまったっていうことなんですよね。誰かに、県職員に声をかけるって、別にものすごい悪いことじゃないですか。皆さん行ってくださいと。なんか、他の記者さんの「構造的」ってすごいネガティブで嫌な言い方だなと思うんだけど、構造って言えば、それはみんな、県職員は知事がやろうとしてることを応援してくれているから、それはみんなで力を合わせてっていうのはどんなときでもあるんでね。だから、それをしかし、動員はかけていないっていうふうにも思い込んでいたので、そういうやり方でやっているんだなと思っていたから。そこがやっぱり違ったっていうのは、これはやっぱり本当に深刻に受けとめなきゃいけないなと。私自身もそういうところまで全然頭が回らなかったからっていうこともあるし、もう一度言いますけど、これは本当に私のせいです。私はだから、複数回言いましたから。庁議でも、ここはやっぱり、せっかく素晴らしいゲストが来てくれるから、ぜひこれを満席にするように皆さん協力してくださいと。声をかけてくださいと。そもそも担当部長がみんなに希望を聞くわけだから。だからそこ(庁議)でみんなに言って。なおかつ、知事戦略部とかいろんなところの協議でも言いました。ここはやっぱり、ぜひ埋めるように努力してくれと。そうしたらやっぱりみんな一生懸命やりますよね。そういう中で言うと、やっぱり何とかしなきゃいけないっていう中で、知事の説明とは違っても、やっぱり「そっちから何人ぐらい」みたいなものはあったんでしょうね。それをやっぱり、ごまかした訳じゃないですよ、嘘言った訳でも。それをやっぱりちゃんと把握できずに、事実と違うことを言ってしまったっていうことが最大の問題であって、それはさっき言ったように、議会に対してはずっと真摯に向き合ってきたので、一人一人の県議とも本気で付き合ってきたし、そういう信頼関係を考えたら、やっぱりこれは本当によくなかったなと。本当に申し訳なかったなと思うし、これからもやっぱり議会としっかりいろんな議論をして、予算をつくっていく上でも、ここでちゃんとしっかり責任をとっておかないと、やっぱりいけないなと思ったので、こういう判断をしたってことです。

 

(記者)

 分かりました。もちろん(動員)何人何人っていうお話は、知事、部長ないし課長、室長等が指示したわけではないっていう理解でよろしい?

 

(知事)

 それは他の記者さんに聞かれたときの説明でも言ったんですけど、その見つけたやつ(チャット)をちょっと見せてもらったものには、つまり次長から、いわゆる主管次長に対して、「これは必須なのでよろしくお願いします」っていうときに、確か担当課か何かのあれ(割り当て)があって、意識は管理職っていうことだと思うんですよ。4人か5人かっていうのは書いてあったわけですよね。じゃあ今、担当部レベルでそういうのが見つかっているかっていうと、今やっている最中なんですけど、全部はとても無理だけど、でも多分それは、担当部同士でもあるって考えるのが普通じゃないですか。県庁は、さっき言ったように、何かがあればもう全員で協力しますから。だからいろんな部局から、うちだったらこのぐらいいけるんじゃないかみたいな中で、このぐらい出せますよみたいなものは多分あるはずだと思うんです。それはやっぱり外から見たら「知事は、動員は無いって言ったけど動員じゃないか」と、「議会に言ったことは不正確じゃないか」って言われればその通りなので。そこは本当に重く受け止めなければいけないなと思っています。

 

(記者)

 県議会では常任委員会と一般質問、あと決算特別委員会でも累次にわたって質問を、同じような趣旨の質問されてきたわけで、それを情報公開されるまでなおざりに対応、全く調べなかったっていうのは・・・

 

(知事戦略部長)

 すいません、ではそこだけちょっと事務的に。今ご指摘のところをお答えさせていただきます。決算特別(委員会)でですね、多分あれが10月末頃だと思います。あのときもですね、アーカイブで残っていると思うんですけれども、部長、副部長、局長それから主管課長、関係課長等には出てくださいということは、あの場でもう、そういうことは私の方から、言ったということはその場で申し上げております。ただ先ほどの、例えば5名という割り当てなんかは、もしかしたら私の言い方がよろしくなかったことが原因の可能性もありますし、あとやはり例えば、確かにその場で調べれば分かったじゃないかということなんですが、(フォーラム開催前の)この2週間でですね、7名の職員がものすごい作業量でやっているわけです。湯けむりフォーラムのちょうどその時期になりますと、もう担当者全員ですね、毎日夜中まで残業して、少しでも良いフォーラムしようということで準備している中、2週間その作業を止めたらもう(湯けむりフォーラム)2025が間に合わなくなりますので、そこは、今はとりあえず2025に集中してくれという指示を私の方から・・・

 

(知事)

 記者さん、いろいろあるんですけど、最初に決算特別委員会か何か分からないけど(質問が)出たときに、確かに、もうちょっとちゃんと調べればよかったんだと思います。それはさっき申し上げたとおり、一応担当部局に確認したと。担当部局は、文書の中では無いということだったんですけど、それも担当部局のせいじゃなくて、私の方から、今まさに記者さんが言ったように、もっとこの時点で徹底的に調べろって言うべきだったのかもしれませんが、さっき言ったように、何か徹底的に調べろって言うと、まるで、だってそのメールが何か手に入ったわけじゃないですか、議会の方に流れて。それは内部のメールですよね。でもその内部のメールが出ようが出まいが、県庁職員の意見なんで、何か徹底的に調べろみたいな犯人捜しみたいなことはそもそもやりたくなかったんで、あえて大丈夫ですねと確認して、後で聞いてみたら、ものすごいみんな夢中で他のこと(2025の準備)をやっている中だから、文書だけ多分確認したんだと思うんですけど、それで大丈夫ですって言うから。だからそれは、担当部というよりはまさに記者さんの言ったように、最初に出たときに、しっかりもっと調べろって(自分が)言えばよかったんだと思います。でもそれを、そこまで徹底してって言わなかったのは、多分今みたいな感覚があったからってことですよね。今回、2回ぐらい、複数回(県議会での質問が)あって、その中で情報開示の話もあったからもう1回ちょっとチャットの方を、チャットとか調べたとかいう報告もなかったら別にあれなんだけど、そっちの方まで調べたら出てきたっていうことなので。確かにそのときに、やっぱり何かそういう情報があるんだろうなと思いつつ、それはあんまり徹底的にほじくるみたいなことはやりたくなかったので。実際は、そこでもっと徹底的に調べろって言えばよかったんですけど、その時点では大丈夫ですっていうことだったんで、それをよしとしたっていうことで。複数回来たときも、2回目もだから文書はありませんってことだったから。それがやってみたら見つかったってことで、こういうことになったっていうことで、これもまさに記者さんの言うとおり、最初に出たときに、もっとちゃんと調べさせればよかったと。それはもう私の責任だと思いますね。

 

(記者)

 分かりました。それで、今ちょっと部長がお話になりました、答弁では確か、局長、副部長とかは主管課から出てくださいというお話をされていて、それがチャットの内容の人数に相当するんだったら、ある意味県議会での今までの説明は、それはそれで筋が通っているのかもしれませんが、今までの県議会での説明を訂正する必要があるのかどうかっていうのは、そこはどうお考えなんですか。

 

(知事)

 それはそういうやり方もあると思うし、まずこの会見ではっきり県民の皆さんにお伝えをして、その上でここから県議会があるということですから、それは議会の方で、知事に対してちゃんと答弁を訂正しろと、そういうお求めがあったらやる場合もあると思うんですよね。例えば、一般質問の最初に言うとか。それは議会の意向を踏まえて対応したいと思います。

 

(記者)

 分かりました。あと最後にですね、知事は最近よく会見で、ちょっとこういう聞き方すると意地悪みたいな感じになってしまうんですが、裸の王様っていう言葉を使われていることもあるかと思います。今回の事態は、多分知事が湯けむりフォーラムに対して強い気持ちでやっていらっしゃって、その気持ちがあって(会場を)いっぱいにしてくれっていう(知事の)話を受けて、職員間の内部のやりとりでそういう発言をされてしまったんだと思います。そういうふうに至った、知事自身が裸の王様だと、あるいは議会軽視だって批判されても今回は仕方がないような事態のような気もするんですけど、そういった指摘があればどう思いますか、それとも不当な指摘だと。

 

(知事)

 今、知事になって6年目ですよね。私自身は、慢心とかおごりがないように努めてきたし、裸の王様って、そんな独裁者じゃないので。この間予算協議に群馬テレビが入りましたけれども、本当にみんなの議論を聞きながら判断しているので、自分自身は、そういうふう(裸の王様)にならないように努めてきたんですけど、やっぱり6年経ってみて、いろいろ県民の声とか、十分に汲み取れていない部分もあるということは反省しています。今の話も、裸の王様かどうか分からないけど、やっぱり自分が指示したことで、県職員がどういうふうに動くかというところまで気持ちや考えが及ばなかったっていうことでいうと、やっぱり反省しなければいけないと思うし、6年たって、相当いろんな人の意見に耳を傾けてやってきたつもりですが、やっぱりそこは、ある種の慢心っていうか、裸の王様って人の言うことを聞かないってことだから、ちょっと記者さんの言うことは違うと思うけど、ただ、本当にそうならないように注意しなければいけないなと思います。そういうことをこれから本当によく考えながらやっていかなきゃいけないなと思います。なかなかやっぱりそこまで、自分が強く言ったことについて、担当部局がこんな形で動いちゃうっていうことまで、ちゃんと思いが及ばなかったっていうことについては反省してますし、何度も言うように、むしろ私の仕事を応援してくれている県職員、大事な同志なんでね、本当申し訳なかったなと思っています。

 

(記者)

 何点かまず湯けむりフォーラムについて事実確認したいんですけれども、まず担当部局の次長1人が複数人に対して求めたという発言があったということでよろしいですか。

 

(知事戦略部長)

 まず先ほどのところはですね、グループチャットというのができていまして、そこはもう湯けむりフォーラム以外でもいろんなやりとりをしている、要は次長間のグループチャットっていうのが出来ているんですよ。その中で、そういうやりとりがあったということが見つかったというところですね。

 

(記者)

 何人ぐらいのグループになるんでしょうか。

 

(知事戦略部長)

 すいませんそこはちょっと今正確には・・・基本的には県庁の主管課次長のグループですから、各部局の数と、あとそれ以外の会計局とか、そういったところを数えれば出てくるかなと。今すぐ正確な数字が出なくてすいません。

 

(記者)

 2,30人というところで・・・

 

(知事戦略部長)

 基本的には多分15人くらいかなと思うんですけど。

 

(記者)

 内容としては、参加人数の報告を求めるようなものだったということですか。

 

(知事戦略部長)

 満席は必須という言葉とともにですね、参加を促すものであったという内容でした。

 

(記者)

 ありがとうございます。あと知事にご質問なんですけれども、庁議や戦略会議でご自身の意図とは別に(職員に)受け取られたと思うんですけれども、なるべく多くの職員に参加してほしいという旨の発言は大体いつぐらいから、何度くらい言ったか・・・

 

(知事)

 なるべく多くの県庁職員に参加してほしいっていうのはもう当初から言っていて、できることなら全員に見てもらいたいくらいだと。それはなぜかっていうと、群馬県最大のイベントだし、これから本当に群馬県を発信していく上での新しい空間にしたいと思ったし、毎年進化していくので、できることなら全員に見てもらいたいと前から言っていました。ただ、それは無理ですよね。それぞれみんな担当職員は仕事を抱えているので、それなら、せめて希望者だけでも、手を挙げる人は来られるようにしてほしいというふうに言っていたのは、これはもうずっと前から言っていました。

 それから、プレナリーセッションをできればいっぱいにしてほしいって言ったのは、多分、最初のリアル、2回目のリアルぐらいか分からないですけど、その時にプレナリーセッションが多分全部埋まってなかったんだと思うんですよね。かなり人がいたんだけど、素晴らしい話だったのでもったいないなと思ったので、やっぱりプレナリーセッションは入るといいね、みたいな話の中で、2024年(の湯けむりフォーラム)が近づく中で、庁議の中で、やっぱりプレナリーセッションはぜひいっぱいにしてほしいと、皆さん協力してくださいと言いました。それは、先ほど申し上げたとおり、どの国際会議に行っても、いわゆるプレナリーセッションは満席なんですよ。それはダボス会議でもそうだし、シャングリラダイアローグもそうだし、ダボス会議とかシャングリラダイアローグみたいなところはもう世界的な人たちが来るので、自然にいっぱいになると思うんですけど、やっぱりでもプレナリーセッションを強調してね、多分みんなに参加を促しているんだと思うんですね。そういう意味で言うと、群馬県が、やっぱり最初の会議のプレナリーセッションをいっぱいにしてくれと知事が言うのは何にもおかしいことはないと思ったので申し上げたと。ただ、今言った、そういう(動員)形式じゃないと思っていたから。だから少なくとも議会で、これは動員じゃないですかと言われたから、これは動員はしていませんって言った、そのことについては、やっぱり不正確なことを申し上げたので、しかもこのことで結構いろいろ何度も質問が出ている中で、さっき別の記者さんが言ったように、本来であれば最初に話が出たときにちゃんと調べればよかったのに、やっぱり一応報告は受けたんだけど、今みたいな心情でちゃんと徹底的にやらなかったっていうところも、これはもう全部私の責任ですから。そういうことをいろいろ考えると、県議会の方もいろいろあっても、例えば自民党なんかは、建設的な提案もしていただいて、改革をしながら何とか今年もできるかなっていうところまで持ってきたわけですよね。それなのに、やっぱり開催の方法について、不正確なことを答弁していたっていうことは、やっぱり本当に自分にとっても重く受け止めなきゃいけないことだと思うので、こういうことになってしまったのだったら、やっぱりそれは本当に断腸の思いなんですね。これずっと続けたいと思っていたから。しかも、議会のいろんな会派の要望を受けていろいろ改革をしながらっていうことで、だんだんまとまりつつあったので、非常に苦しいんですけど。やっぱり、議会との信頼関係ってことから言うと、そこは本当に反省して、やっぱりこれは1回引き上げた方がいいのかなと。だから今度、いつ再開できるか、どういう形で復活できるか分かりませんけど、今回県議会で言われたような参加者の問題とか、今言ったその集める方法とかっていうのは、よほどちゃんと考えてやっていかなきゃいけないんじゃないかなと思います。いずれにせよもう1回言いますが、これは私の責任なので、こうやってしっかり県民の皆さんにご説明をしてお詫びをしていると、こういうことです。

 

(記者)

 今回、意図せずとはいえ職員に対してプレッシャーになってしまったような側面もあるかと思うんですけれども、職員への対応について、今後変えようと思ったりとか、発言に気をつけようと思ったりすることはありますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、多分今までいろいろ振り返ってみると、そんな命令したことって無いので。中に入ることはできないけど、今度庁議に来てもらったら、担当部局との協議に来てもらっていれば分かるんだけど、そんな上から目線で押し付けるようなことはしない質ので。性格上「これをやらなきゃ大変だぞ」みたいなことは絶対言わないし、そういうのはあるかもしれないけど、今回については自分が強くお願いしたことが、やっぱりこういう(職員の)行動を招くっていうところまで思いが及ばなかったので、それについては、何かをお願いするときには、そこまでよく考えて言おうと思います。そもそもさっき言ったように、欠点だらけで不注意な人間なので、少しでもそこは改善して、職員の皆さんにとっては知事の発言って重いですよね。そこはよく考えて、ちゃんとこういうこと言うときは何が起こるかっていうかね、そういうところもおもんぱかってやりたいと。ただ、やっぱり担当部局にお願いしたいこととか、例えば何か事件があっていろいろ襟を正さなきゃいけないとか、やっぱりこういうふうにもうちょっと連絡を取り合おうみたいな、そういうことはしっかり言っていこうかなと思っています。

 

●朝鮮人追悼碑の撤去について

(記者)

 あと案件外で1点なんですけれども、群馬の森の朝鮮人追悼碑の撤去からもうすぐ2年が経ちます。一方で、県内外で(撤去について)抗議活動がまだ続いていたりですとか、追悼活動というのが市民団体のレベルで続いています。これに対して知事の受け止めをお願いいたします。

 

(知事)

 それはいろんな方々がいろんな考えで行動されたり、いろいろアピールされたりっていうことはあると思います。その件について、私はちゃんと裁判の結果に従って、責任を果たしたということで、そのことについて1%の後悔もありません。自分として正しいことをやったと思っています。

 

(記者)

 昨年は会見でルールを守らなかったことがすべてだというような発言もあったと思うんですけれども、見解は変わらないということで。

 

(知事)

 変わりません。あの判断は正しかったと思っています。

 

●湯けむりフォーラムについて

(記者)

 まず、湯けむりのフォーラムのことなんですけれども、再来年になるかと思うんですが、今後、知事としてはまだ開きたいというお考えをお持ちだということでいいんですか。

 

(知事)

 できれば、ここまで積み上げたノウハウとかもあるので、どこかで何か違う形で再開するとか復活するとか進化させたものにするとか、やりたいって気持ちはありますけれども、とりあえずは、私の曖昧な情報把握と、それから不注意な言動で、これだけ皆さんに迷惑をかけて、今回この予算を泣く泣く引き上げたわけですから、まずはよく状況を見て、よく考えて、次のことをやっていけばいいのかなと。今からもうなんか、これを復活させようという気持ちは無いので、とりあえず今回のことでしっかり責任を取って、湯けむりフォーラムを引っ込めましたので、ただ心の中ではどこかで、せっかくここまでやってきたことだから、何かうまく進化した形で同じようなことがいつか再開できればいいかなというふうに思います。来年の(知事)選挙を通るかどうか分からないからね。それはもう選挙ってどうなるか分からないけど、ちゃんと再選を果たすことができたら、またしっかりと一から考えてみたいなと思います。

 

(記者)

 そういった何かしらイベントを再開できるタイミングというのは、議会の皆さんへの説明を尽くしたタイミングということでいいんですか。

 

(知事)

 それは、特に何か具体的なことはまだ考えていません。とりあえず今は、こうした一連の自分の言動が招いたことについての責任を感じて、今回の予算から落とさせていただこうということです。

 

●知事の健康状態について

(記者)

 最後に知事のご体調のことなんですけれども、現時点では何か体調不良のときがあったりとか・・・

 

(知事)

 いや無いんですよね。だから何か元気でしょ。体力測定みたいなものをやっても(数値が)40代なのね。やっぱり病気って分からないでしょう。原因があるとすると、どうでもいいんだけど、寝不足だと思うんですね。いつもこのオーラリングに怒られている。記者の皆さんもぜひ睡眠よくとってください。今のところ全く体調不良っていうのは無いし、どっちかっていうと元気なんですよね、本当に。

 

(記者)

 知事の健康問題なんですけれども、いわゆる摘出手術、外科的な手術というのはなさらず、ホルモン治療と放射線治療でいくというそういう理解でいいでしょうか。

 

(知事)

 記者さんよくご存じのとおり、治療方法はいろいろあるんですけれども、外科でとるのがいいのか、放射線でとるのがいいのかって多分、よく分からないんですけど、どっちがいいっていうのは言えなくて、永遠の謎かどうか分かりませんけど、これは結論出てないから。それはその時の状況で総合的に判断すればいいと思っていて、私はホルモン治療と放射線治療の方を選んだということです。放射線もある意味メスなので。

 

(記者)

 分かりました。あと県庁職員に対する説明ですけれども、これはもう済まされていらっしゃるんでしょうか。

 

(知事)

 県庁職員に説明っていうか、この発表の前に一部の幹部の人たちには一応伝えました。やはり知事と(直接)関係があるから。別に発表はしてないんで、ここで初めて知った職員の人もいると思います。​

知事メッセージ

(知事)

 ということで、今日は会見が少し長くなりました。今日ちょっと、皆さんにご報告したとおり、これから前立腺がんの治療を、まずはインドに出張に行って、しっかり知事としての仕事をやって戻ってきた後から、前立腺がんの治療をしていきたいと思います。先ほども申し上げましたが、基本的に、根治するといいますか、治る人の方が多いですし、必ず治るだろうと思っています。この治療を続けながら、1年半弱くらいかかりますけれども、しっかり治療しながら、公務にも支障がないように、仕事と両立させていきたいと思います。そのことが、再ほども申し上げましたが、県内で同じ病気と戦っている方々に勇気を与えることになると思いますので、しっかりこれからも頑張っていきたいと思っています。

 最後に、Newさん(大塚副知事)の一言があった。ごめん、終わりそうになった。すみません。Newさんの一言があります。

 

(大塚副知事)

 長くなっていますのでちょっと手短にあれですけども、一点だけ、私から改めてご紹介させていただきたいお話がございまして、こちらです。

 県立吾妻中央高校が、農業関係でJGAPの認証を取得しました。JGAPというのは何かといいますと、GAPというのはここにございますけれど、「Good Agricultural Practice」というもので、農業のですね、広い意味でこれ(畜産)も農業ですし、農業・畜産、今回の吾妻中央高校については畜産の分野でありますけれども、こちらについて、生産の過程で生産者が守るべき基準というものが決められていて、これを守っているという認証であります。

 畜産というのは実は(スライドの)中ほどにあるんですけど、牛だとか豚だとか、鶏、生乳、鶏卵、5つが対象になってまして、より具体的に言いますと、どういう審査がなされるかというと、食品の安全、これはもちろんですけれども、その他に家畜自体の健康であるとか、家畜が過剰なストレスを感じないというようなアニマルウェルフェアみたいなこと、あるいは働いていらっしゃる方の安全環境であるとか、あるいは自然環境への配慮みたいなものも含めて審査がなされるというものであります。

 次のページをお願いします。吾妻中央高校ですけれども、今年の1月16日に、畜産の中の乳用牛、生乳というものと、それから肉用牛という2つの部門で認証を無事取得できました。ちなみに県内の高校では、過去に勢多農林高校が豚の分野で取得をされていまして、それに次いでの2例目ということであります。ただ、乳用牛ということだと初めてでありまして、大変高い、普通はこのJGAPというのは、学校ももちろん取得しているところはいくつかありますけれども、普通に農業の事業をやっていらっしゃる方々が取得することが多いわけですけれども、大変こちらの吾妻中央高校の皆さんの取り組みの高さというのを表す一つなのではないかということを感じております。

 昨年も吾妻中央高校の皆さんが日本水大賞を受賞されたというのがありまして、これも(記者の)皆さんにも報じていただきましたけれども、本当にいろいろな若い方が新しいことにチャレンジいただいて、これは教育課程ということでも大変素晴らしいことだと思いますし、また群馬が誇るべき畜産の強化にもつながっているという大変素晴らしいお話でありますので、ご紹介をこの場を借りまして改めてさせていただきました。

 ぜひ記者の皆さん、それから番組をご覧の皆様方も、こういった取り組みを応援いただければと思います。私からは以上です。ありがとうございます。

 

(知事)

 ありがとうございました。ちょっと今日は長くなりましたが、記者の皆さん、最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。これにて定例会見を終わりたいと思います。

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。