ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 知事のページ > 令和7年度第45回定例記者会見要旨(3月18日)

本文

令和7年度第45回定例記者会見要旨(3月18日)

更新日:2026年3月18日 印刷ページ表示

■日時 令和8年3月18日(水曜日)14時03分~15時12分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 20260318山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:2.89MB)

■知事冒頭発言

■知事発表

 1.ぐんま未来投資促進プログラム

 2.FIP制度による八ッ場発電所電力の販売開始

 3.保育所等におけるICT導入促進

 4.リトリートコラボメニューの発売

 5.ぐんまちゃんとの協働プロジェクト第2弾の募集開始

 6.直滑降ストリームの告知

■質疑応答

■知事メッセージ

知事冒頭発言

 それでは定例会見を始めたいと思います。本日、令和8年第1回定例県議会が閉会いたしました。今議会に提出していた令和8年度当初予算案をはじめとする各議案をご議決いただきました。知事として、審議に当たられた県議の皆さんにあらためて感謝を申し上げたいと思います。

 本日は会見の内容に入る前に、本会議における討論の中身と、私の所感の一部を述べさせていただきたいと思います。川野辺県議からは、自民党を代表して賛成の立場から討論いただきました。当初予算案について、物価高騰など県民生活に直結する課題に対応するほか、新たな産業創出に向けた未来への投資も進めるものであって、群馬県の持続的な発展に資すると、高く評価をいただきました。そして、全ての議案に賛成していただきました。

 また、リベラル群馬の鈴木敦子県議からも同様に、賛成の立場から討論いただきました。討論の中では、ぐんまちゃんのブランド化に関する事業の実施に当たっては、議会に対して丁寧な説明を行うよう、要望も頂戴いたしました。

 共産党の大沢県議からは、反対の立場から討論いただきました。当初予算案に盛り込んでいるデジタル・クリエイティブ産業のエコシステム構築に関する施策などについて、大沢県議ご自身の、共産党としてのご意見を述べたということだと思います。

 県議の皆さんからの、こうしたご意見、ご要望は真摯に受け止めて、今回議決していただいた予算について、成果をしっかり出せるように、引き続き緊張感を持って県政運営に当たってまいりたいと思います。議会を振り返って、いろいろ感想があるので、これは今日の冒頭説明の最後に少しお話をさせていただこうと思っています。

 さて、日本時間の16日、ミラノ・コルティナパラリンピックの冬季競技大会が閉幕いたしました。今回のパラリンピックには群馬県出身の松土琴葉選手が、パラクロスカントリースキー競技に出場しました。松土選手は3種目に出場して、スプリント・クラシカルで11位、10キロメートル・クラシカルで10位、20キロメートル・フリーで10位という成績を収められました。初出場となるパラリンピックの舞台で、ガイドスキーヤーとともに力強く雪原を駆け抜ける姿は、多くの県民に勇気と感動を与えてくれたと思います。松土選手の今後のさらなるご活躍に期待しております。

 それでは会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。今日の会見の主な項目です。今日は「ぐんま未来投資促進プログラム」、「FIP制度による八ッ場発電所電力の販売開始」、それから「保育所等におけるICT導入促進」などについて発表させていただきます。

知事発表

1.ぐんま未来投資促進プログラム

 まず、ぐんま未来投資促進プログラムについてです。群馬県は、東京などの大都市に近い立地条件や充実した交通インフラをはじめ、自然災害も少なくて、企業誘致という点で高いポテンシャルを有しております。実際に私自らのトップセールスによって、漢方最大手のツムラの生産拠点進出とか、世界的な半導体素材メーカーである信越化学工業の新工場建設など、大型投資の誘致にも次々に成功しております。

 そして、米国の関税措置とか中東情勢の悪化による地政学的リスクの高まりを背景に、製造業を中心に生産拠点を国内回帰する動きが強まっております。こうした中、国も成長分野の国内投資を重視しておりまして、企業誘致をめぐる地域間の競争がこれまで以上に激化しています。そこで新たな取り組みを始めることといたしましたので、発表したいと思います。

 群馬県は企業誘致に関する新たなインセンティブ制度、「ぐんま未来投資促進プログラム」を創設し、来月4月1日から運用を開始したいと考えております。プログラムは3つの補助制度で構成されております。こちらをご覧ください。

 1つ目は、AIや半導体、そしてコンテンツなど、今、高市政権が掲げる17の成長分野の拠点を誘致するための「ぐんま未来投資促進補助」。2つ目は、本社機能を誘致するための「本社機能移転促進補助」。3つ目は、クリエイティブ産業を誘致するための「クリエイティブ産業移転促進補助」です。

 なお、「ぐんま未来投資促進補助」と「本社機能移転促進補助」は、来年度から新たに創設する制度となります。「クリエイティブ産業移転促進補助」は、令和5年度から開始した事業を、今回さらに拡充することになります。このプログラムによって、今後高い成長が見込まれる企業とか、クリエイティブ企業の集積を実現して、群馬県経済の活性化を図ってまいります。

 それでは、プログラムを構成する3つの補助制度について、概要を説明したいと思います。次のスライドをご覧ください。

 まず、「ぐんま未来投資促進補助」です。この制度は、企業が成長分野に関連する新たな拠点への投資を行う場合に、不動産取得税の納税相当額を補助することで、企業の初期投資の負担軽減を図るというものです。これによって群馬県内への新工場等の建設を促進いたします。

 次に「本社機能移転促進補助」です。この制度は、東京23区内から群馬県に本社機能を移転する場合に、法人事業税の所得割と法人県民税の法人税割の納税相当額を、3年間にわたり補助するものです。これによって、移転後の継続的な費用負担の軽減を図り、企業の県内定着を支援いたします。

 そして、「クリエイティブ産業移転促進補助」です。この制度は、映像、アニメ、ゲーム等を制作するクリエイティブ企業が県内に拠点を設置する場合に、賃料やPC、ソフトウェアなどの費用を最大1,000万円補助することで、企業の移転にかかる費用負担を軽減するというものです。これまで最大200万円でしたが、今回大幅に拡充して、さらなるクリエイティブ企業の県内集積を図ってまいります。

 加えて、これら3つの補助制度には、「雇用加算」という加算制度も設けております。デジタル・クリエイティブ関連企業であれば、群馬県の在住者を雇用したり、あるいは県外在住の社員を群馬県内に移住させたり、そうした場合、1人当たり100万円を補助いたします。「クリエイティブ産業移転促進補助」については、1,000万円の上限がありますけれども、雇用加算との併用によって最大2,000万円の支給を受けることが可能となります。

 以上が、プログラムを構成する補助制度の概要になります。制度の詳細については、スライド記載のQRコードから群馬県のホームページをご確認いただきたいと思います。

 群馬県としては、ぐんま未来投資促進プログラムによって、県内への成長分野とかクリエイティブ企業の投資を呼び込んで、若者と女性の県内定着につなげることができると思っています。引き続き、私自らが先頭に立って戦略的な企業誘致に取り組み、群馬県経済の活性化、そして地域の魅力向上につなげていきたいと思います。

2.FIP制度による八ッ場発電所電力の販売開始

 続いて、FIP制度による八ッ場発電所電力の販売開始についてです。群馬県では、災害に強く持続可能な社会の実現に向けて、「ぐんま5つのゼロ宣言」を掲げております。宣言では、「温室効果ガス排出『ゼロ』」とか、「災害時の停電『ゼロ』」などを目標に、再生可能エネルギーの活用拡大とか、地産地消を進めております。これまでも、再エネ電力の地産地消に向けて、地産地消型PPA群馬モデルなどに取り組んでまいりました。

 こうした脱炭素化の取り組みは県内企業においても進んでおりまして、オフィスや工場で使用する電力を再エネ由来に置き換える企業が増えるなど、再エネ電力の需要が着実に高まっております。このたび、電力の地産地消を推進する新たな制度を活用することといたしました。スライドをご覧ください。

 八ッ場発電所の売電方法として新たに導入するFIP制度についてご説明したいと思います。これまで八ッ場発電所の電力は固定価格買取制度、いわゆるFIT制度を活用していました。FIT制度は国が定めた固定価格で事業者に売電するという制度です。しかしながらFIT制度では、発電した電力とか環境価値が、国が決めたルールのもとで取引されることになります。そのため群馬県として流通に関与はできない、つまり再エネ電力の地産地消が進みにくいという課題がありました。

 こうした課題を解決するために今回導入するのが、FITではなくFIP制度となります。FIP制度は2022年から国が導入した新しい売電制度です。FITとは異なり、FIP制度では県が主体的に電力と環境価値を売ることができるようになります。また、発電事業者である群馬県が一般競争入札によって小売電気事業者を自ら選択・選定できるようになります。加えて、電力の販売単価は入札によって決定されるので、増収となる可能性もあるということです。

 また、小売電気事業者と電力の供給先に関する覚書等を結ぶことによって、群馬県としても流通に関与することができるようになります。これによって、再エネ電力の地産地消がこれまで以上に進むことになります。次のスライドをご覧ください。

このたび、一般競争入札の結果、小売電気事業者として関西電力株式会社を選定し、本日から販売の受付を開始することとなりました。対象は、群馬県内に特別高圧や高圧で契約している施設などをお持ちの事業者、または今後、県内にこれらの施設を設ける予定の事業者です。

 電力の販売期間は令和8年7月から令和23年3月までの間で、事業者と関西電力の協議によって決定されます。購入希望の方は、スライド記載のQRコードから群馬県の公式ホームページをご覧いただきたいと思います。

 なお、入札の結果、関西電力にはFITで売電していたときよりも高い価格で落札していただきました。これによって年間約1億円の増収を見込んでおります。関西電力とは、八ッ場発電所の電力を15年間供給する契約を締結しております。加えて、県産再エネ電力を県内事業者に販売するよう取り組む旨を明記した覚書についても、快く結んでいただきました。関西電力のご協力に、この場を借りて知事として感謝を申し上げたいと思います。

 群馬県としては引き続き、再生可能エネルギーの活用拡大、地産地消をさらに進め、脱炭素社会の実現を目指してまいります。

3.保育所等におけるICT導入促進

 続いて、保育所等におけるICT導入促進について報告したいと思います。スライドをご覧ください。群馬県では、「こどもまんなか推進」を重点施策の柱に掲げております。低年齢児の保育士配置の充実など、ライフステージに応じた切れ目のない支援に全力で取り組んでおります。

 質の高い保育環境を確保するためには、保育士の皆さんが子どもと向き合う時間を十分に確保することが重要となります。現在の保育現場では、連絡帳の作成、登園・降園の管理、保護者への連絡など、多くの事務作業も保育士が担っています。こうした業務をICTによってデジタル化することで、保育士の皆さんの負担を軽減し、子どもと向き合う時間を確保することができます。また、保護者との情報共有も円滑になって、保育サービスの質の向上にもつながっていきます。

 そこで先月27日、群馬県は株式会社コドモンと、「保育・子育て支援のDXに関する連携協定」を締結しました。取材に来ていただいた方々も何人かここにおられますが、株式会社コドモンは、保育・教育施設向けのICTサービスを提供する企業です。全国の自治体や保育施設で多くの導入実績があります。なお、コドモンと連携協定を締結した都道府県のレベルでいうと、群馬県が全国で初めてということになります。

 この協定に基づいて、県では「群馬県保育ICT推進協議会」を設置いたしました。まずは県内の市町村や保育団体を対象に、ICT活用に関する研修や先進事例の共有などを行います。その後、市町村や保育団体、協議会でのご意見も踏まえて、具体的な取り組みを進めていきたいと思います。

 保育所等におけるICT導入の促進に向けて、昨年8月に県内の保育施設を対象にアンケート調査を実施いたしました。その結果、大きく3つの課題があることが分かりました。

 1つ目は、ICT導入の必要性や効果が、十分に共有されていないということ。2つ目は、ICTを活用できる人材やノウハウが不足しているということ。3つ目は、導入に伴う設備費用などのコスト負担があるということです。

 こうした課題を解決し、県内全体でICT導入を促進していくためには、群馬県だけで取り組むのではなくて、官民共創の取り組みがベターだろうということになりました。そうした意味で、数多くの実績を持つコドモンと連携できるということで、知事としては大変心強く感じております。

 群馬県としては、保育現場におけるICT導入を進めることで、子どもの健やかな成長を支える保育環境の充実を図ってまいりたいと思っています。あわせて保育士の働き方改革や保護者の利便性向上にもつなげていきたいと思います。

4.リトリートコラボメニューの発売

 続いて、リトリートコラボメニューの発売についてです。群馬県では近未来構想の一つとして、日常からの喧騒を離れて、心と身体の赴くままにゆったりと過ごす癒やしの旅、リトリートを推進しております。そして、群馬県をリトリートの聖地とすることを目指しております。本日は、リトリートの推進に関する新たな取り組みを行うこととしましたので、お知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。

 群馬県でおいしいコーヒーとくつろぎの時間を提供している株式会社大和屋と、リトリートをテーマにコラボメニューを開発いたしました。リトリートの取り組みを多くの方々に知っていただこうということで検討している中で、大和屋にコラボを投げかけたところ、ご快諾をいただいて実現することができました。

 リトリートについては、これまで旅行サイトやホームページなどで県外にPRしてきたんですね。今回のコラボを通じて、県民の皆さんにも身近なところでリトリートというものを知っていただきたいと考えています。なお、リトリートを題材に飲食の切り口で県内企業とコラボするというのは、いろいろやってきましたけれども、今回が初めてになります。

 発売するコラボメニューは4つです。1つ目は、リトリートを体感できるドリンクというものを作りました。販売戦略の一環として、ドリンクの詳細は発売まで秘密とさせていただきたいと思います。本日はこのドリンクを「マル秘リトリートドリンク」とでも呼ばせていただきたいと思います。今回の企画で生まれた特別なドリンクで、その場でリトリートを体感できる味わいとなっております。どんな味かは、ぜひ皆さん実際に飲んで確かめてみていただきたいと思います。

 2つ目は、「桜杏仁クラッシュ」です。名前のインパクトがあると思うんですけれども、満開の桜をイメージしたドリンク、桜杏仁クラッシュ。桜の優しい香りとミルクのコクが一口ごとに広がって、まるで群馬の春の風を感じるような味わいになっております。

 3つ目は「やまのブレンド ハンドドリップ」です。これはキャンプシーズン限定で豆の販売を行うなど、大和屋が山で飲んでもらうために開発したコーヒーとなります。今回は豆の販売に加えて、店頭でも楽しめるよう、初めてカップでの販売も行います。最初は力強いコクと苦味がありますけれども、時間が経つごとに甘みがじんわり広がる味わいに変化していくんですね。心が和む極上のブレンドを皆さんお楽しみいただきたいと思っています。

 4つ目は「リトリートランチボックス」です。群馬県内にあるベーグル専門店「福ベーグル」の風味豊かなベーグルを主役に、旬の野菜を添えて春の訪れをぎゅっと詰め込んでおります。春を楽しんで癒されるということで、心豊かなランチタイムにぴったりなものになっております。

 これらのコラボメニューを、3月25日水曜日から4月15日水曜日までの期間限定で販売いたします。販売場所は、県庁32階の「YAMATOYA COFFEE 32」と、前橋市にある「大和屋珈琲 前橋六供店」になります。ランチボックスは「YAMATOYA COFFEE 32」での限定販売ということになります。ぜひ多くの方々に足を運んでいただき、リトリートの味わいを楽しんでいただきたいと思います。

 この「マル秘リトリートドリンク」の味については、現時点では言えませんので、とにかくできたら試飲してみてください。

~知事試飲~

 あんまり味のコメント、味が分かるコメントはNGなので、何て言ったらいいか分からないんですけれども、意外性があるんですね。そのぐらいにしておきたいと思いますけど、ちょっとワクワクする感じですね。ぜひ多くの方々にこの「マル秘リトリートドリンク」を試していただければと思っております。

 さらに、コラボメニューの販売期間中はリトリートを体感いただけるイベントも開催します。次のスライドをご覧ください。4月4日土曜日、5日日曜日の2日間、群馬県庁31階「GINGHAM」と32階の「NETSUGEN」で「Retreat Days~五感でやすらぐリトリート体験~」というものを開催いたします。このイベントでは、癒やしの香りと音楽に包まれて受けるリラクゼーション体験とか、アロマ作り体験とか、癒やしをテーマにした様々な体験を受けることができます。体験メニューなどの詳細はスライド記載のQRコードから群馬県ホームページをご覧いただきたいと思います。ぜひゆったりと心と身体を癒やしていただけたらなと思っています。

 群馬県が力を入れているリトリートと株式会社大和屋とのコラボをきっかけに、リトリートはまだまだ大勢の方々に知られていないところがありますので、ぜひリトリートということをもう少し多くの方々に知っていただきたいなと感じております。今後も温泉、自然、食など多彩で魅力的な資源にあふれた群馬県が、リトリートにぴったりの場所であることを広くPRしていきたいと思います。

5.ぐんまちゃんとの協働プロジェクト第2弾の募集開始

 続いて、ぐんまちゃんとの協働プロジェクト第2弾の募集開始についてお知らせします。スライドをご覧ください。ぐんまちゃんとの協働プロジェクトは、ぐんまちゃんの活躍の場を広げるために、協働パートナーになった民間企業などの企画や取り組みに、ぐんまちゃんを活用してもらおうというものです。協働パートナーからは、アイデアや技術、場所などをご提供いただきます。そして群馬県は、ぐんまちゃんの出動、イラストの提供などでサポートし、協働パートナーと県が一体となって、ぐんまちゃんの可能性を広げていく、こういう流れになっています。

 今年度募集した第1弾では、4者の協働パートナーが様々な取り組みを進めてまいりました。イオンモール高崎では、「ぐんまちゃん館内ジャック」として、ぐんまちゃんをテーマにした館内装飾を施しました。開催期間中は来店者数、売上ともに増加し、施設全体のブランド力向上につながったと、こんな報告を受けております。特にイベント時には来場者数が大幅に伸びて、装飾を目的に来館するお客様も多かったという、大変ポジティブな話も伝わってまいりました。

 株式会社大和屋では、県庁32階の「YAMATOYA COFFEE 32」で期間限定の「ぐんまちゃんカフェ」を実施いたしました。新たに開発した限定メニューのほか、オリジナルグッズもほぼ完売となるほど好調で、前年の同時期に比べて3倍以上の売上になったということです。

 このほか、みなかみ町ではインバウンドツアーの造成、わたらせ渓谷鐵道では列車ツアーの造成などの実現に向けて、現在調整を進めているところです。みなかみ町とわたらせ渓谷鐵道の取り組みの詳細については、あらためて会見等でご報告をしたいと考えています。

 そして、「ぐんまちゃんとの協働プロジェクト」第2弾の協働パートナーを、本日から募集したいと思います。5月7日木曜日まで応募を受け付けております。民間企業が持つ新しい発想で、群馬県と一緒にぐんまちゃんの活用に取り組んでいただける、そんな提案をお待ちしております。詳細はスライド記載のQRコードから群馬県公式ホームページをご覧いただきたいと思います。

 ぐんまちゃんは、群馬県にとって非常に大きな価値を持つキャラクターです。これまで築いてきたぐんまちゃんのブランド力を、多くの企業や団体などにもぜひ活用していただきたいと考えています。このプロジェクトを通じて、ぐんまちゃんの可能性をさらに広げ、県民プライドの醸成と県民幸福度の向上につなげていきたいと思います。

6.直滑降ストリームの告知

 最後に、「直滑降ストリーム」についてのお知らせです。スライドをご覧ください。県議と知事の紅茶懇談、第33回目ということですけど、自民党の安孫子哲県議が登場しています。番組では、安孫子さんはもう見たら分かるように、やんちゃな学生生活を送りながらも、実はバスケットでも活躍したというエピソード、前橋市の振興のために政治を志した経緯、毎日お子さんに弁当を作り続けた父親としての一面、こんなことについてお話をいただきました。中学3年ぐらいで、もう180cm近くあったらしいんだけど、かなり面白い話なので、ぜひ見ていただきたいと思うんですが、安孫子県議の、自らも楽しませつつ周りも幸せにする、こういう前向きな姿勢を感じました。彼は本当に家族、友人思いで、あったかい人柄です。ぜひ皆さんに見ていただきたいなと思っています。

 明後日20日金曜日20時から、群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」で配信いたします。ぜひご覧ください。

 ちなみに、この群馬県議会でのフリーレンの旅も、いよいよ佳境に入ってきまして、昨日、加賀谷さんとやって、確か37、8人目ぐらいになったので、あと7人なんですよ。多分来月4人ぐらいやるので、5月には全て50人の県議との旅が終わるということですね。よくここまでやってきたなと思うんですけど、多分どこの知事もやらないし、誰もできないんじゃないかと思っているんですけど、これは本当にいろいろ学びもあったので、完結した後で、あらためて会見で感想等々お話をさせていただければと思っています。

 県民の皆さん、県議一人一人、さすがにただ者じゃないし、それぞれ魅力的な方々なので、ぜひ県議という存在を知っていただきたいなと思っています。直滑降ストリーム、ぜひ見てください。

 ということで、私から以上です。何かご質問があればどうぞ。

質疑応答

●ぐんま未来投資促進プログラムについて
(記者)
 まず案件内で一点、ぐんま未来投資促進プログラムについて伺います。来年度から新たに始めた事業で、成長分野の新工場の建設や本社機能の移転で補助が出るということなんですけれども、これは他の都道府県でも類似の補助や取り組みはあるのでしょうか。群馬の魅力、特色について知事の口からアピールしていただければと思います。

 

(知事)
 では、担当の産業経済部長からお願いします。

 

(産業経済部長)
 まず、こうした企業誘致の補助金は、近県でも大変多くの制度を保有しております。特に茨城県は、工場や本社移転に対して、限度額が最大100億円という大きな補助制度を持っているところもあります。群馬県としての特色は、成長分野の拠点整備、本社機能移転促進、クリエイティブ産業、この3つの企業ニーズに応じた補助制度を設けております。そうした中で県が重点を置いている、製造業をはじめとした様々な産業分野に波及するデジタル・クリエイティブ分野の人材をしっかり呼び込むために、こうした3つの視点で制度を設けました。

 

(知事)
  そこら辺がつまり群馬県の特徴ということですよね。デジタルクリエイティブ人材の話は他にないですから。この3つが群馬県の特徴ということで、他の県でもいろんな試みをやっていると思うんですけれども、そこが一番違いますかね?

 

(産業経済部長)
 そうですね。やっぱりデジタルクリエイティブ人材を意識しているというのは、他県ではなかなかない制度かなと思います。

 

●国の令和8年度予算案に関する審議ついて
(記者)
 案件外から1件なんですけれども、令和8年度予算案が5日前の13日の夜、衆院本会議で可決され、通過しました。審議時間は59時間と、2025年度と比べても過去10年と比べてもかなり短くなったんですけど、知事として、今回の予算案通過の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 国会の審議のことなので、あまり私がコメントするべき話ではないと思うんですけれども、高市総理の強い思いもあって、これが最も国益にかなうということで、いろいろ議論しながらそうなったんだろうと思います。後でガソリン価格の話とか中東情勢とか聞かれると思うので、その時にまた言おうと思うんですけれども、私は高市総理に自信を持って、自分の信念を貫いてほしいなと思っていますので、またご質問があれば詳しくお話ししますが、今回の国会運営も含めて、高市総理の強い思いでこういう流れになったんだろうと。これが最も国益に資するという判断でこうなさったんだろうと感じています。

 

●中東情勢について
(記者)
 案件外なんですけれども、トランプ大統領が日本を含む各国に対してホルムズ海峡への艦隊派遣を要請しています。ただ、直近のニュースでは「必要ない」といった趣旨の発言もしており、発言が揺れているようです。知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 まず、この話は何度かしているんですけれども、高市総理は外交的に言うと極めて難しい舵取りを強いられているんだと思うんですよね。これは私が言うまでもなく、国民の皆さんも分かっていることだと思いますが、こういう事態が起きたのは高市総理のせいではないので、アメリカのトランプ大統領のいろんな政策が今のこういう事態につながっているということで、これは日本がコントロールできるようなものではないと思うんですよね。それから、総理が誰であろうと、今の日本の首相が高市さんであろうと高市さん以外であろうと、この問題の対応は極めて難しいと思います。口で言うのは簡単なんですけど、私も24年間国会議員をやって、外交関係の仕事も大臣も経験してきたんですけれども、日本の安全保障は日米同盟が基軸であって、アメリカは日本にとって最大の貿易相手であって、ある意味不可欠な存在ですよね。アメリカにどんな対応していくかというのは、これは本当に難しい判断だと思います。例えば最近のニュースを見ながら、安倍内閣の時の安保法制の議論も思い出して、いわゆる存立危機事態とか重要影響事態とか、今トランプ大統領は日本に艦船を送れとか、送らなくてもいいとか、いろいろ言っていて、政府の中では高市総理の言葉を借りれば「いろんな可能性を議論している」と。訪米してトランプ大統領に会われるわけなので、そういういろんなシナリオを想定しながら、本当にギリギリまで知恵を絞っておられるのだと思うんですよね。だからそのことについて、私が何かこうしろああしろと言う立場でもないし、そんな僭越なことは言いませんが、私が申し上げたいのは、高市さんが、今こういう時期に総理大臣になったのは天命だと思うんですよ。前回の衆議院選挙というのは、自民党が初めて単独で3分の2を確保したわけですよね。これは高市総理に期待した、高市さんの人気で今回の選挙で自民党が大勝したわけじゃないですか、維新も、維新は与党ですけれども。私は、4年間選挙はないと思っているんで、高市総理には、総理になったからには、いろいろ難しい問題がいっぱいあって、何をやっても批判されるし、今回のことは舵を間違えると、本当に未曽有の危機を日本に及ぼすような話なんですけれども、そういう中でもぜひ信念を貫いてほしいと。自ら圧倒的な民意を得て、総理になり、3分の2の議席を自民党で持っているという状況をしっかり与えられたわけなので、細かいことは言いませんが、ご自分の判断を信じて、思う存分という言葉(が適切)かどうか分かりませんが、自分の政策を貫いてもらいたいと思います。今の政府の陣容を見ていて、ほとんど知っている人ばかりですけれども、官房長官として木原稔さんがいて、木原さんは昔からよく知っていますが、何があろうとずっと高市さんを近くで支えてくれる官房長官がいて、防衛大臣、特に安全保障の問題なので、小泉さんがどんどん出てくるかもしれませんが、この間、上毛新聞にも取り上げてもらいましたけど、小泉進次郎大臣にも会ってきましたけれども、進化ぶりが素晴らしいですよね。やっぱり大臣としての資質とか安全保障に対するセンスも素晴らしいと思うんで、外務大臣は、細かいことは言いませんけれども、辣腕で圧倒的な交渉力を持った、有能な茂木さんがいるわけじゃないですか。(他の)大臣だって、あらためて昨日見てみたけど、ややスキャンダル的なことが起こっている人はいるけど、それぞれみな実力のある人ばかりだと思うんですよね。赤沢経産大臣も中核にいて、これからいろんな形で、特にエネルギーの問題で活躍すると思うんですけど、日米関税交渉をまとめた人だし、林芳正総務大臣のようなオールマイティな人もいるし、内閣(の顔ぶれを)昨日見てみたけど、相当強力な布陣なので、とにかく政府と与党の総力を結集して、この問題に立ち向かってほしいなと思います。

 釈迦に説法で、記者の皆さんよくご存じのとおり、ホルムズ海峡から日本は原油の95%以上、93%というデータもあってよくわからないけど、ホルムズ海峡を通過してきているわけじゃないですか。もし本当に滞ったら、(日本経済の)心臓を直撃するわけじゃないですか。誰が言ったのか忘れたんですけど、中国は肋骨にひびが入るくらいだけど、日本は心臓直撃ですよね。これ止まってしまったら、ガソリン価格が高騰するという話よりも、日本経済全体が止まるし、物流も寸断されるし、物価も跳ね上がって、群馬県民の生活にも大きく影響があるということなので、備蓄があるから余裕があるみたいに見えるけれど、ものすごく深刻な事態だと、少なくとも一人の政治家としては感じています。

 例えば、昨日、台湾の関係者と話をしたら、台湾は石油の備蓄が1カ月ちょっとあるらしいんですよね。30日か40日か分からないけど。だけど、半導体を作るために、いろいろ電力も必要で、天然ガスをものすごく使っているから、例えばホルムズ海峡が閉鎖されれば、台湾の経済だって大変じゃないですか。台湾の経済が大変だったら、半導体の生産が落ちるじゃないですか。半導体の生産が落ちたら、日本もアメリカも大変なことになるわけじゃないですか。だから、全てとは言いませんけれど、ものすごい大きな影響を、ホルムズ海峡の問題というのは、世界経済に及ぼすわけですよね。トランプ大統領の個人的なことは言いません。個人的にはトランプ大統領のことは好きなんですが、本当にいろんな影響を考えて、政策を立案されているのかはちょっと心配かなと。昨今、例の、もうご存じだと思うんですけれども、対テロセンター長が、昨日か一昨日かブレイキングニュースでやっていたけど、辞任されたりしているので、そこら辺もちょっと心配していますが、ここは残念ながら群馬県知事としてできることはないので、今、ガソリン(価格)もすごく上がっていて心配ですけど、群馬県ができることはないので、国がどんな形でやるのか、少なくともIEAに先駆けて、単独で石油備蓄を放出したわけですよね。この影響がどうなるのかというのもあるし、国がまさにエネルギー(価格)高騰、ガソリン価格高騰にしっかり対策を取ってもらわなければいけないし、我々としては国の流れも見ながら、県としてできることがあれば、県民生活に直撃しますから、県のできることを考えていく、どこの自治体もそうだと思いますけど、そんな状況だと思っています。

 

●県の部長級人事について
(記者)
 お話変わりますが、昨日、県の部長級人事を内示されました。狙いを教えていただければと思います。

 

(知事)
 部長級の人事、せっかくだから総務部長がいるので、まず総務部長の方から話していただいて、そのあとコメントしたいと思います。

 

(総務部長)
 狙いということですよね。人事の最大の狙いは、群馬県の政策を確実に実行していく体制づくりをすることにあると思っております。最大の目標である県民の幸福度の向上に向け、各種施策、各分野でいろいろな課題があり、また新しい取り組みも行っていく中で、そういったものを着実にやっていくためには、その分野で幅広い知識を持ち、かつ実績のある人材を中心に、適材適所の観点で配置をさせていただいたというところでございます。

 

(知事)
 いつも言っているように、部長人事は知事にとってものすごく大事なので、今回卒業される皆さんは、本当に一生懸命頑張っていただいた非常に優秀な人ばかりだったんですけれども、その皆さんが卒業した後のポストについても、二人の副知事と相談をし、いろいろな方々のご意見も聞き、総務部長の意見もいろいろと聞きながら、最後は私が判断して選んだ人たちで、いろいろ経歴を見てもそうですけど、適材適所の人事ができたと思っています。今回も非常に強力な布陣ができたと思っています。よかったのは、群馬県のトップマネジメントの女性比率はずっと全国1位ですけど、ここは減らさないと決めているんですけど、ここはちゃんと担保されたと。女性でもきっちりと部長ができる人が出来てきたというのはものすごく大きかったと思います。6年前に知事になったときは(女性の部長が)1人でしたから。増やそうと思ったけど、今は部長になれる女性が少ないという話だったんですけど、だんだん育ってきていて、こうやってトップマネジメントの半分が女性になることで、それが当たり前みたいな雰囲気に群馬県がなってきていることは進歩かなと思います。

 

(記者)
 兼務者もお二人いらっしゃると思うんですけれども、今後、兼務を解かれて新しく人を充てられることはありますか。

 

(知事)
 状況によりますが、今のところ、例えば生活こども部長(兼こどもまんなか推進監)もしっかり兼務で責任を果たしてもらっているので、全く問題ないと思いますし、今度、奈良さんにデジタル(トランスフォーメーション推進監)とグリーンイノベーション(推進監)をやってもらいますけど、ここは結構いろんなコラボもあるので、いろいろ考えた末、もう一人持ってくるより兼任してもらった方がいいという結論なので、ここは全然問題ないと思っていますし、現時点で兼務のところに新たに人を充てることは特に考えていません。

 

●教員の懲戒処分について
(記者)
 最後にもう一点なんですが、県教委が昨日、3人の教員に対して中高生に性暴力をしたとして懲戒免職処分にしました。知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 まず、県教委の方から。

 

(学校人事課長)
 昨日、県内の3名の教員を、児童・生徒への性暴力等により懲戒免職処分としました。児童・生徒を導く立場にある教員が、子どもたちの心身を傷つける行為は絶対にあってはならないことです。このことは本県の学校や教職員に対する県民の信頼を大きく裏切るものであり、非常に重く受け止めております。本県はもちろん、全国的な教員の不祥事を受け、学校内外で様々な研修を行っておりますが、やはり「自分ごと」化できていないことが根絶に至らない一因となっております。教員一人ひとりが児童生徒の未来を担っているという責任を強く自覚できるよう、再発防止に向けた対策をあらためて講じ、県民の皆さまの信頼回復に努めてまいりたいと考えています。

 

(知事)
 この問題は、会見でも何度か申し上げて、教育委員会も過去の事例を受けて、いろんな研修や対策を内外でやってきているんですよね。だからもう、「またこういうことが起こったのか」というのが感想で、これは本当にあってはならないことだと思っています。とにかくしっかり教育委員会と連携して、さっき言った、教員一人ひとりが「自分ごと」にするようなにことにしていくしかないと思っているんですよね。ほとんどの教員の方々は、真面目に本気で取り組んでいると思うんですが、こういう事例が出てくるのはいろいろな意味でイメージ的にも良くないし、教育委員会としっかり力を合わせ、毎回強くお願いしていますけれども、いろんな対策を講じていくしかないと。これは本当に申し訳ないことだと思っています。

 

●令和8年第1回定例県議会を振り返って
(記者)
 冒頭、知事が県議会の第1回定例会に関してお話しされていて、後半またお話をしたいと。今の段階で話せることがあれば教えていただければと思います。

 

(知事)
 今回の県議会はいろいろなことがあったんですけれども、結果として、知事が提出した当初予算案を議決していただいたと。共産党のお二人は反対でしたが、それはお二人の信念があってのことで、それはそれで良いんだと思うんですけれども、それでも今回も大多数の賛成で、共産党を除く全ての会派に賛成していただき、議決をしていただいたと。このことには、本当にお礼を申し上げたいし、安堵しました。

 それで、2つぐらいちょっと感想を言うと、まず一つは、群馬県議会は手強いですね、知事にとっては。外から見ている人は、いろいろ新聞やテレビで報道されたり、ちょっと揉めたりすると取り上げられたりすることはあると思うんですけれども、何となく予算が毎回成立しているように見えるかもしれませんけれども、やっぱり県議会は知事にとっては非常に手強いです。今回は、特に湯けむりフォーラムの問題もあったんですけど、これは最大会派の自民党からも、当然いろいろと厳しいご指摘もあったし、特に他の会派、リベラル群馬からも再三厳しい指摘を受けて、いろんな形で説明の努力を繰り返したり、私の方から対応したりしたんですけれども、議会は手強いです。でも逆に言うと、群馬県の二元民主制は機能していると思うし、議会が手強いっていうのは、とても健全なんじゃないかなと思っています。まず、群馬県議会はそういう意味で言うと、群馬県は知事が予算を通すのに非常に苦労しているし、時には難しい説明、厳しい対応、より詳細な説明を求められるという点では、かなり健全なんじゃないかなと思いました。

 もう一つ申し上げると、今回、議会で非常に印象的だったことが一つあって、県職員が、匿名かよく分かりませんけれども、加賀谷県議にメールを送って、湯けむりフォーラムの内情はこういうことで少しおかしいんじゃないかみたいなお話をされたと。これはこれで県民の声だと思うんですね。以前から言っているように、加賀谷県議は非常に真っすぐで真面目な人だから、証明する方法はないんですけど、当然これは事実なんだと思うんですけどね。そういう形で、これについて説明が不正確なんじゃないかと、委員会でも厳しくただされたということがあって。どこから開示請求があったかは言いませんが、いわゆる開示請求があって、チャットの中身も一応公開したわけですよね。まず、私が一つ思ったのは、本会議の答弁でも言ったんですけど、前の大澤政権でも、職員から匿名のメールが県議の方に送られて、それを材料にして、一般質問でただされたみたいなことは一度もなかったんです。新しいパターンなんですよね。それが良い悪いじゃなくて、今までになかったことだった。さらに、そのことで担当部局の職員も厳しい立場に立たされたと。これは確かに考えてみたら、説明に誠意を欠いていたところがあったと言われても仕方がないと思うので、そこは反省しつつも、何度も本会議で申し上げたとおり、基本的に知事の責任ですよね。私があそこまで、「湯けむりフォーラムのプレナリーセッションをいっぱいにしてほしい」ということを言えば、一応みんなで決めたルールを逸脱しちゃったんだけど、そういう行動が起きる可能性があるということまで完全に自分の考えが及ばなかったということで言うと、担当部局の、湯けむりフォーラムを成功させるために頑張ってくれた職員にはとっても申し訳なく思っています。でも県議会は手強いし、皆さんから厳しいご指摘もいただきましたが、これは知事の責任だということで捉えていただいたのはありがたかった、私の責任だから。これは知事の責任なんだということで、ちゃんと県議会がそれを受け止めてくれたというのは、そこは良かったなと思っています。そうでないと、私の不注意な一言のために、知事が掲げた目標を達成するために日々頑張ってくれている職員たちがずっと責められるみたいなのは私としては忍びない感じだったので、守り抜いたという言い方がいいかは分かりませんが、その点は、リーダーとして責任を明確にできたと。反省をしつつ、そのことは良かったと思っています。

 それから、今言った新しいパターンの中で、情報公開、いわゆる開示請求があって、県庁職員間のチャットを公開したんですね。これは、チャットって実はものすごい数なんです。これはたぶん群馬県だけじゃなくて、他の都道府県もそうだし、群馬県内の市町村もそうだと思うんですよね。最近は、全部電話で話す、相対で話すというよりは、やっぱりチャットで細かい、いろんな打ち合わせをするということが多いんだと思うんですよね。どの組織もそうだし、民間企業もそうだし、自治体もそうなんだけど、いろんな問題を議論しているけど、まだ外に出せないっていうときがあるじゃないですか。例えば一つ、簡単な例を言うと、小児医療センターの問題で、どこに作るのか、改修するのか、いろんな意見があって、いろんな関係者がいて、非常に調整が微妙なときに、中の議論は外に出せないじゃないですか。だからそういうことを考えると、そういうやりとりの中でも多分チャットってあるんだと思うんですよね。そういうことで言うと、別に悪いとは言ってないんです。実際、法律で言っても、チャットもメールも全部公開対象だから。だから、それは我々としてできる限りの対応をして、かなり多くのチャットを(調べるために)相当職員の労力もかかったんですけれども、これも当然の義務だと思うからやって、調べて公開をしたんですけど。この情報公開のあり方も少し考えないと、例えば他の市町村でこういうことがあったときにも全く同じことが言えて、「群馬県はとにかく透明性を大事にしている。知事も情報公開を大事にしているから、開示があったら誠実に答えてくれ」と。「ちゃんと出せるものは全部出そう」と言ったんですけど、スタンダードが少し変わったところがあるから、こういう問題意識は全ての群馬県の市町村長が持っておいた方がいいと思うんです。そういう意味ではちょっと考えさせられたところがありました。チャットを使ってはいけないのかと言うと、全部電話でというのは難しいと思ったりしているのですが、もう一度言いますが、「お天道様の下でできないことはやらない」という哲学のもとで、情報公開が大事だということでやってきた知事としては、こういう対応はあるべき姿だと思いつつも、群馬県は前例を作りましたから、これから全ての市町村でこういうことがあるとすると、どんな対応をしていくのかというのは、よく議論をしておく必要があるのかなと思いました。

 今日、鈴木敦子県議が賛成討論の中で、いろいろ要望も(いただき)、リベラル群馬にも賛成していただいたっていうのは、すごく嬉しいんですけど、いろいろ要望の中で、県議会は知事を批判しようと思っているわけではないと。だけど、知事から議会に正確な情報が提供されないと、議会制民主主義は成り立たないという趣旨のことをおっしゃって、その通りだと思うんですよね。この言葉、二元民主制において、議会の重要性みたいなものを考えたときに、まさにその通りだと思うんですよ。二元民主制の原則って、そうでしょう。この言葉は群馬県内の全ての市町村長と全ての議会に共有してもらいたいですね。やっぱり苦しかったけど、相当頑張って、大変だったと思うけど、チャットも調べさせた。だけど、情報公開請求はそのくらい重いんですよ。だから、首長は真実を語らなければいけない、そういう情報公開の義務があるっていうことと、時代がチャットであっても公開するって当たり前なんだけど、今まではなかったから。そういう時代に私たちは生きているんだということは、ものすごく強く感じました。そういう意味で言うと、今までいろいろ何回も当初予算編成をやっていますけれども、特に印象深い議会だったですね。ただ、湯けむりフォーラムは知事の肝いりで、いろいろ批判はあっても相当インパクトのあるイベントになってきたので、これも正直言うと、痛恨の極みみたいなところあるんですけど、でも議会に正確な情報が、私が事実だと思っていたこととはちょっと違ったりしたので、正確な情報が伝えられなかったという重みとか、あらためて首長として、お天道様の下でできないことはやらない。ちゃんと情報公開をすると。自分の病気もちゃんと公務に直結しているから、公開している立場としてはね。そういうことも全部含めて、やっぱりここは責任を取って引かなければいけないと思って、残念だったんですけど、今回(予算を)計上しなかったということなんだけど、これはやっぱり正しかったかなと思っています。これからも手強い県議会としっかり対峙しながら、そもそも県議会の役目っていうのは、首長の暴走を止めるためにあるんだと思うんですよ、基本的には。そういう意味で言うと、手強い県議会と切磋琢磨しながら、これからも頑張ってやっていかなければいけないなということを本当に痛感した議会だったなと思います。

 

●中東情勢とガソリン価格の上昇について
(記者)
 中東情勢に関して聞きたいと思います。今日、ガソリンの価格が先ほど発表されて、群馬がかなり、ぐっと20円近く上がったんです。県内の事業者さんもかなり苦しい状況だと思うんですけれども、困っている事業者さんがどう相談していいかって悩むところもあると思いますが、県としてどう対応していくかなど、あらためて受け止めを。

 

(知事)
 これはあらゆる都道府県、日本中みんな同じだと思うんですけどね。おっしゃった通り、ガソリンの価格が上がっているというのはすごく心配していますし、対応していくということを、いろんなやり方があるのかもしれませんけど、まずは、これは地方自治体のレベルで対応できることじゃないですよね。中東情勢から来ているんで。これについて、政府としてしっかりとした対策を打ち出していただき、今、高市総理の判断で石油備蓄の一部を放出していますよね。そういう政府の政策とも連動させながら、それぞれの地域としてできることを考えていくということだと思います。当然、上がったこともずっとフォローしていますし、経済への影響とか、そこら辺についても、産経部の方でしっかり各業界の意見は聞いてもらっていると思いますし、しっかり情報収集をしながら、どういう形で対応できるかっていうのを、国の出方、まずホルムズ海峡をめぐる中東情勢、アメリカ、イスラエルとイランの戦争の情勢も見極め、あるいは国の対策もよくフォローしながら、県としてできることをやっていくというしかないんじゃないでしょうか。

 

(記者)
 ありがとうございます。レギュラーガソリンが、前回調査が161.4円だったんですけど、今189.5円まで上がったと。ここのかなりの上がり方については、知事としてどう思いますか。

 

(知事)
 これは本当に深刻に受け止めています。自動車だけじゃなくて、他の産業全体に影響があることなので。何か産業経済部長、言いたいことはありますか。どうぞ。

 

(産業経済部長)
 県内企業の影響ということで、先週も聞き取り調査を継続、定期的にやっていくという話の中で、先週とちょっと変わった点でいきますと、不安が少し膨らんだということはもちろんなんですけれども、例えば、中東地域はエネルギー生産量が膨大ということもあって、アルミの精錬が非常に盛んであり、日本でも中東からアルミを輸入しています。県内でもアルミを活用した事業者さんが複数ありますので、そういった事業者さんの中では、直接的には輸入しているわけではないですが、価格への影響ですとか、あとは仕入れが難しくなってくるのではないかという懸念が出てきたと。

 あと、まだ特別相談窓口はそれほど多くできていなくて、先週は1行もなかったんですけれども、現在、特別相談窓口を設置した金融機関が県内でも出ていると。私どもも、知事が申し上げたように、ちょっと情勢を見据えた形で、窓口の設置は、関係機関とも調整をしながら考えていきたいなと思っています。

 

(記者)
 まだ、今すぐ設置するような段階ではないというところですか。

 

(産業経済部長)
 まだそこまでは考えておりません。本日、(令和8年度当初予算の)議決をいただいたので、来年度予算も含めてなんですけれども、守りと攻めということで準備させていただいておりますので、特に守りの部分では、制度融資をはじめとして、賃上げの支援金も含めて、県内の経済、企業の方にしっかり行き渡るように取り組んでいきたいと思っております。

 

知事メッセージ

(知事)
 それではNewさん(大塚副知事)が手ぐすねを引いて待っているんで、「Newさんのひとこと」に行きたいと思います。どうぞ。

 

(大塚副知事)
 先ほども冒頭、知事から「ぐんま未来投資促進プログラム」をご紹介しました。私からも産業関係の取り組みを1件ご紹介したいと思います。

 名前が冒頭に似ていて、群馬の経済、産業の将来に関わるものということで、どちらも兄弟的な案件ですけれども、「ぐんま未来」というところまでは名前が同じなんですが、「ぐんま未来共創トライアル補助金」というのを実は令和4年から行っています。「新しいことは群馬で試す」というコンセプトをもとに、地域の産業社会にイノベーションをもたらす可能性のあるような新しいチャレンジ、社会実証、あるいは実装みたいなものを県として支援をしていくという取り組みを、令和4年から行ってきました。

 これまで県内の企業さんの力も得て、令和4年以降、44件のプロジェクトに取り組んできて、令和7年度は12件のプロジェクトを実施してきました。それの発表会というのを、支援しておしまいということではなくて、どういう成果が上がったのか、場合によっては先々のコラボレーションというのもあると思いますので、この紹介の機会というのを設けたいということを考えています。(スライドの)一番下になっていますけれども、3月26日に発表会、展示会というのを予定しています。ぜひ、特に企業の関係の方に関心を持っていただいて、この発表会に来ていただければと思っています。

 その中で12件の紹介をするんですが、今回2つだけご紹介します。次のページお願いします。2つご紹介します。

 1件目は、プロ選手、具体的に言うと群馬グリーンウイングスの選手の動きというのをVR化してゲームにしていくというような取り組み。これによって、一つには児童の運動意欲を引き出すとともに、またこのデジタル化のプロセスというものを児童に体験してもらうというような取り組みを一つ行っています。

 また2つ目、(スライドの)右側でありますけれども、こちらも先ほども同じかもしれませんが、産業の分野に閉じずに、さらに広いところに、社会的な公益性みたいなものに資するものだと思っていますけれども、小売と福祉の分野をつなぐということで、フードバンク等に対して小売業者が容易に商品を寄付できるようにするための一つの支え、社会的インフラとしてアプリケーションを作って、その社会実証を行ってみたという取り組みであります。

 いずれについても、今回、このイベントで、その取り組みを作っていく上での苦労であるとか、どういう成果が上がったのかということをご紹介させていただきますので、ぜひ記者の皆さんも、県民の皆様も、機会がありましたら関心を持っていただきまして、この26日、会場に足を運んで話を聞いていただければと思っております。私からは以上、紹介させていただきました。

(知事)
 ありがとうございました。私からも最後に、県民の皆さんにお話をさせていただきたいと思います。前立腺がんの診断を受けて、治療を始めてから、1カ月以上が経過しております。ブログなどでも定期的に少し自分の状態について書いているんですけれども、会見でも何か変化があればいろいろお話をしていこうと思うんですが、この間、2本目のホルモン注射をお腹に打ってきて、太い針でチクってするんだけど、それで一応、最強の男性ホルモンであるテストステロンを抑える薬も一緒に飲みながら、治療を続けてきたんですけれども、おかげさまで今のところほとんど副作用はありません。薬を飲んだりすると、ホットフラッシュか何か、顔が火照ったりみたいなことはちょっと時々あったりとか、ちょっと一瞬手がこわばったりみたいなことはありますけれども、ほとんど副作用らしい副作用はありません。知事としての公務もほとんど支障はないんですけれども、なるべく無理しないように、少し休みも入れながら、あんまり休んでいないんですけど、ほとんどペースを落とさず今やっています。

 この前立腺がんの告知・公表を1月にしてから、本当に県内のあちこちの方々から、実は自分も同じ病気だったとか、自分も重粒子線にかかったとか、もう10年前でほぼ完治したとか、あるいは今ちょうど同じぐらいに同じことをやっているとか、あるいはご家族が去年、別のがんですけど、がんになってこんな治療をしているとか、こういう人がものすごく多いということが分かって。当然ですよね、がんはものすごく多いので。特に前立腺がんだって男性で一番多いわけで、がんサバイバーの人たちが本当に地元にもものすごく大勢いるんだなということが分かりました。

 あらためて、やはりしっかりこの病気と戦って、仕事をしながら、別にがんを持っていてもちゃんと仕事ができるということもしっかり示したいし、私がこうやって元気に頑張って完治することは、今、がんと闘病している皆さんとか、同じような病気で治療しながら仕事をしている皆さんに勇気を与えることにもなるし、あるいはご家族とかご両親とか、そういう皆さんが、がんと戦っている皆さんにも希望を与えることになると思いますので、引き続き気合いを入れて、がん細胞をぶっ飛ばしていこうかなと思っております。

 そんなことで、たまたま群馬県知事でもあるということで、「リレー・フォー・ライフ」でしたっけ、がんサバイバーの皆さんの群馬県の支部の集まりには、この間も行って、アコギを弾いて歌ってくれっていう要望、手紙まで来たので、その会員の方から。歌ってきたんですけれども、まさに今、がんサバイバーとして、これからやっぱりがんの問題にもしっかり取り組んでいこうと。群馬県は、いろいろ課題はあるんですけれども、がんと戦う人たちが戦いやすい、サバイバーとして生き抜きやすい、家族の方々がまさにこの病気と共生しやすい、こういう群馬県をつくるというのも、私に与えられたミッションではないかなと思っていまして、今いろいろと、このがんサバイバーの皆さんの会にいろんな懇談をしたりとか、そんな計画も頭の中にあります。

 ということで、この会見を見ていただいている方の中にもがんサバイバーの方もおられるし、ご家族が今、病気と戦っている方々もおられますけれども、皆さん頑張りましょう。しっかり適切な治療をして、しっかり病気と共生して、私も頑張りますので、みんなで一緒にしっかり頑張っていければと思います。

 ということで、最後ちょっと余分なお話をしましたけれども、また、がんの状況については節目節目でご報告をしていきたいと思います。ということで、今日も1時間過ぎましたが、最後まで皆さんお付き合いいただきましてありがとうございました。これにて定例会見を終わりたいと思います。

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。