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■日時 令和8年5月12日(火曜日)10時35分~11時44分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
20260512山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>
■知事発表
■質疑応答
それでは定例会見を始めさせていただきます。まず、群馬県のうれしいニュースについてご報告をさせていただきます。群馬県が毎月発行している県政の広報紙「ぐんま広報」ってありますよね。これ、令和7年6月号が、全国広報コンクール広報紙都道府県・政令都市部で、昨年に引き続き、2年連続で入選をいたしました。このコンクールは、公益社団法人日本広報協会がやっているんですけれども、全国の自治体が広報紙とか広報動画なんかの取り組みを競い合うということで、実は1964年から続いている非常に歴史があるコンクールなんですね。入選した6月号では、移住希望地ランキング全国1位にちなんで、移住促進を取り上げておりました。その中でも、群馬県の移住への意気込みが感じられることとか、全体的に地元愛をにじませる紙面になっていると、こんなことが評価されたと聞いています。まさにいつも言っているように、群馬県職員が自治体No.1だという、この証拠の一端を示すものだと、勝手に知事としては考えております。群馬県としては、引き続き県民の皆さんに読んでいただきやすい、親しみやすい広報紙「ぐんま広報」を発行して、これを通じて県民幸福度の向上に努めてまいりたいと考えております。
話は変わって、「GUNMA PASSPORT」についてお話をさせてください。5月1日の金曜日から申請交付を開始した「GUNMA PASSPORT」では、想定を大きく上回るお申し込みをいただき、初日で新規受付を終了するという、ありがたい状況になりました。これほど大きな反響をいただいたことを、知事として大変うれしく思っております。
先般、エフエム群馬の番組で初めて対談をさせていただいた、あのレジェンド、糸井重里さんも結構、称賛というか激賞していただいたので、やっぱりアイデアとしては悪くなかったなと思うんですけれども、この反響の背景には、ぱっと見ても実際のパスポートみたいな仕様ですよね。それから、手に持って満足感のあるデザイン性とか、あと35市町村のオリジナルスタンプを楽しめるスタンプラリーとか、この「GUNMA PASSPORT」自体の特徴があるということに加えて、そもそも群馬県は「グンマー帝国」と呼ばれておりますので、「グンマー帝国」に入るにはやっぱりパスポートが必要だろうみたいな、この独自の地域イメージというか、こういうものも全部逆手に取って、という点もあるのかなと。この「グンマー帝国」という名前で親しまれたことも、人気につながっているのかなと分析をしています。
この一方で、ご希望の皆さん全員にお届けできなかったことについては、知事として大変申し訳なく思っております。現在、増刷に向けた検討を進めております。準備が整い次第、群馬県のホームページなどでお知らせをいたします。
次に、群馬県BEV購入補助金についてご報告をしたいと思います。5月7日木曜日に受付を開始しましたが、これも初日で予算上限に達しました。BEVに対する関心の高さというものを、あらためて認識をしています。県内でのBEV生産開始への期待に加えて、災害時の電源確保とか、中東情勢なんかを背景としたエネルギー価格への不安も、関心を後押ししているのかなと感じております。交付の対象者については、公平性の観点から抽選方式によって決定をさせていただきます。群馬県としては、今回の大きな反響も踏まえて、脱炭素と災害レジリエンスの向上に向けた取り組みを、さらに推進してまいりたいと思います。
それでは会見の中身に入りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は「知事のフランス訪問」、それから「群馬県安中総合射撃場の整備方針」、それから、「群馬県国際情勢アドバイザリーボード」等について発表させていただきます。
まず、知事のフランス訪問です。スライドをご覧ください。本日12日の火曜日から来週の18日の月曜日にかけて、フランスのカンヌを訪問します。私が知事に就任してから、フランスを訪問するのは2回目となります。今回の渡航では、カンヌ国際映画祭に合わせて開催される世界最大級の国際映画見本市、「マルシェ・デュ・フィルム」というのがあるんですけれども、ここに参加をさせていただきます。
見本市では毎回、重点的に取り上げる国というのが選ばれるんですよね。「カントリー・オブ・オナー」という、これもカンヌのプレステージを活用した見事なビジネスモデルだと思いますけれども、今回初めて日本が選ばれたんですね。日本の映画とか関連する取り組みを、ここは世界に向けて発信できる絶好の機会になるんです。これを受けて日本側では、経済産業省とかJETROが中心となって、各種のプログラムの企画などを進めてきています。そして、経済産業省から群馬県にもカンファレンスでの登壇などについて参加依頼があって、今回の渡航につながったということです。
群馬県では、皆さんご存じのとおり、ロケ誘致をはじめ、tsukurunとか、TUMO Gunmaによるデジタルクリエイティブ人材の育成に取り組んでおります。さらには、デジタルクリエイティブスクール構想の検討など、新たな産業の柱として、デジタル・クリエイティブ産業の創出に向けたさまざまな取り組みを進めています。こうした取り組みが経産省にも評価され、今回の参加依頼につながったと考えております。知事として本当にうれしく思いますし、こういうチャンスを与えていただいた経産省の皆さんには、本当に感謝を申し上げたいと思っています。これ、ほとんど自治体が呼ばれるとか、多分ないと思うんですよね。しかも知事が自ら登壇するとか、普通はない機会なので、これも当然、この機会を生かさなければいけないということで、私自ら、この「マルシェ・デュ・フィルム」のカンファレンス等にちゃんと登壇をして、カンヌで群馬県の取り組みを世界に発信していきたいと思っております。
なお、「マルシェ・デュ・フィルム」で地方自治体のトップが登壇するのは、さっきも言ったように、これも調べましたが、初めてのことです。登壇するのは、「マルシェ・デュ・フィルム」における2つのイベントです。一つ目は日本主催のカンファレンス「The Incentives and Production Services for Filming in Japan」です。群馬県の多様なロケーション、インセンティブ制度、スペシャルチームによるサポートなどについて、英語でスピーチを行う予定です。2つ目は、AFCI・国際フィルム・コミッショナーズ協会主催のカンファレンス「The Power of Place: Made in Japan」というものですよね。ここでは、日本におけるロケ支援をテーマに、登壇者の一人としてパネルディスカッションに参加をさせていただきます。
また、登壇の合間には、国内外の映画産業関係者との会談なども実施をいたします。詳しくは、帰国後の来週の会見で報告をさせていただきますが、カンヌは、映画関係者、いわゆる映画を、例えば作っている方々だけが来るわけじゃなくて、そこには金融関係者とか、あるいはエンタメビジネスの企業とか、いわゆるこのビジネスチャンスを狙って、本当にいろんな方々が集まってくるということなので、ここで登壇できる、ここでネットワーキングができるということは、普通の自治体の長には決してできないことなんですね。ですから今回は、とにかく、なかなかいつものとおり強行な日程ですけれども、参加をさせていただくことにしました。
皆さんご存じのとおり、群馬県はデジタル・クリエイティブ産業の中核であり、どの自治体も踏み込んでこなかったエンタメ分野に本気で取り組んでおります。群馬県のトップである知事自らがフランス・カンヌを訪れて、群馬県の取り組みを世界に発信する。これは大きな意義があると私は感じています。今回の訪問を通じて、群馬県の国際的な存在感を高めたいと考えております。加えて、とにかく今、デジタル・クリエイティブ産業の創出につなげるため、いろんなことをやっているわけですが、人材とか企業とか投資を呼び込むための新たな関係づくりというものを進めてまいりたいと思います。今日お集まりの皆さんの中にも、知事の海外出張に同行していただいた方がいると思うんですけれども、来ていただければ分かるんですけれども、いつも全身全霊でやっていますので、本当に一分一秒を無駄にしないで、これを群馬県の未来につなげられるように、いつもそうなんですけれども、真剣勝負で頑張っていきたいと思っております。フランス・カンヌ、「マルシェ・デュ・フィルム」の参加については以上です。
続いて、群馬県安中総合射撃場の整備方針についてご説明をしたいと思います。群馬県では、県議会からの提言も踏まえ、安中市にある群馬県クレー射撃場に、ライフル射撃施設というものを新たに併設する群馬県安中総合射撃場の整備を進めてまいりました。しかしながら、工事完了後に銃刀法の安全基準に適合しない部分があることが判明して、令和2年度の開場を延期してきたことは、皆さんご存じだと思います。ここでも何度もご報告をいたしました。そして、これまで基準に適合させる方法について、慎重に検討と対策を行ってまいりました。その結果、ライフル射撃場施設は、群馬県公安委員会による銃刀法の基準への適合が確認され、令和6年度に開場しました。この経緯も皆さんご存じだと思います。
このたび、クレー射撃施設についても、銃刀法の基準適合に一定の見通しを立てることができました。本日はその方針について説明したいと思います。スライドをご覧ください。クレー射撃施設のうち、標的が前方に飛び出すトラップ射台の整備を進め、令和11年度の開場を目指したいと思います。トラップ射台については、防弾ネット、それから防護壁を追加で設置することで、銃刀法の安全基準に適合できる見込みとなりました。
安全性の確保に万全を期して整備を進めてまいります。今後、銃弾が到達する可能性のある用地を全て取得する必要がありますので、そのための予算をこの5月補正予算に計上する予定です。一方、上空を飛ぶ標的を狙うスキート射台については、さまざまな整備方法を検討したんですが、銃刀法の安全基準を確実に満たせる方法の見通しが立たないということで、これは廃止をするということにいたしました。
なお、トラップ射台のみでも、銃を所持するために必要な教習、それから講習を行うことはできます。シカとかイノシシなどの野生鳥獣による農林業被害に加え、皆さんご存じのとおり、近年はクマによる人身被害も発生しております。クレー射撃施設は、こうした野生鳥獣を捕獲する人材の確保・育成に欠かせない施設だと認識をしています。特に、狩猟免許取得後に最初に所持する散弾銃の訓練を行うための重要な場所となります。群馬県では、こうした施設整備に加えて、担い手の確保・育成に向けて、初心者向けの射撃研修とか、狩猟団体とのマッチング相談会とか、ソフト面の取り組みも今進めているところです。
また近年、全国的にクマなどの野生鳥獣への関心が高まる中、群馬県でも、ここでもお伝えしたとおり、今、狩猟免許試験への申し込み者が増加しています。私自身が、狩猟免許の取得を目指すと。この表明も、今の応募者の増加等を見ると、県民の皆さんにこの問題を身近に感じていただくための契機になったと考えています。今後とも、ハード・ソフト両面の取り組みを着実に進め、県民の皆さんの安全・安心の確保に努めてまいりたいと思います。
続いて、群馬県国際情勢アドバイザリーボードについても報告をしたいと思います。本日、この会見の前に、第2回の群馬県国際情勢連絡会議を開催いたしました。前回同様、各部局で収集したさまざまな情報の整理と共有を行いました。現時点では、深刻な混乱は起きておりませんが、県民生活や経済活動において、石油関連製品の価格上昇などの影響が出始めていると、こういう認識を再確認いたしました。今後必要な予算は、しっかり措置をし、対応してまいりたいと考えております。これから始まる県議会の中でも、この問題をしっかりと議論して、より良いものにしてまいりたいと思っています。
スライドをご覧ください。群馬県では、中・長期的な視点からも対策を講じる必要があると考え、国際政治やエネルギー政策、金融経済などの有識者からご意見を伺う国際情勢アドバイザリーボードというものを立ち上げました。もしかすると、エネルギー政策の分野が増えるかもしれません。やはりエネルギー問題について少し語っていただく方が必要かなとも考えておりますが、今現在、各分野からそれぞれ本当に非常に知見の高い方々、6名の有識者にご参画をいただいております。それぞれの有識者から専門的知見、最新情勢の分析を丁寧にお聞きしたいということで、これは知事との個別対談という形で、ヒアリングを実施してまいりたいと思います。ヒアリングには、群馬県国際情勢連絡会議のメンバーである部局長等も参加をしてもらって、これはもう今後の各部局の政策に反映をさせていく方針です。
ヒアリングは年内を目途に、全ての有識者の方々と日程調整しながら、順次実施をしていく予定です。そして早速、第1回目のヒアリングが決まりましたので、ご報告をしたいと思います。次のスライドをご覧ください。第1回は5月19日の火曜日に、群馬県庁で青山社中株式会社の筆頭代表・CEOを務めている朝比奈一郎さんとの対談、これが決まりました。テーマは、「中東情勢に対して群馬県が取るべき対応」です。
朝比奈さんは、皆さんご存じだと思いますが、経産省のOBで、エネルギー政策など公共政策に卓越した知見を持っていらっしゃって、特にグローバルな視点があるんですよね。このグローバルな視点を、朝比奈さんはローカルに捉えることができる、数少ない方だと思っています。中東情勢を受けて、群馬県が検討すべき政策の方向性について、さまざまなアドバイスをいただきたいと考えております。対談の概要は、後日、群馬県ホームページに掲載する予定です。第2回以降のヒアリングについても、詳細が決まり次第、順次お知らせしていきたいと思います。群馬県としては、先ほど申し上げましたが、ヒアリングで得られたさまざまな知見、最新情報というものを、この群馬県国際情勢連絡会議の中で整理・共有しながら、今後の政策に反映していきたいと思います。引き続き、強い危機感を持って、この国際情勢への対応に取り組んでまいりたいと考えております。
最後に、直滑降ストリームについてお知らせします。スライドをご覧ください。「県議と知事の紅茶懇談」第39回目、39回目です。よく頑張ってまいりました。このゲストは自民党の松本基志県議です。番組では、高崎市議会議員時代の経験、県議を志した経緯、読書好きで三国志を愛読されている一面、そして松本さんは昔からの仲間なので、「基志」って呼んでいるんですが、ライフワークとして続けているんですよ、ボランティア活動。これについても、いろいろいいお話を伺いました。松本県議は、私の弟の同級生でもあって、先ほど申し上げたように、昔からよく存じ上げております。
親しみやすい人柄の中にも、みんなが安心して暮らせる社会をつくりたい、こういう強い信念を感じました。そして、ご自身の信条は「天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず」なんだって。やっぱり信用金庫にいた時も、そういうことを頭に置きながらやっていたって言っていましたけれども、つまりね、悪事は必ず露見し、報いを受ける。もう一回言いますね。悪事は必ず露見し、報いを受ける。この言葉のとおりに、何事にも真摯に誠実に取り組む姿勢が伝わる中身になっております。5月15日金曜日の20時から、群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」で配信予定です。ぜひ、一人でも多くの県民の皆さんにご覧いただければと思っております。
はい、ということで、私からは以上です。皆さんから何かご質問があればお受けしたいと思います。
●「GUNMA PASSPORT」の増刷について
(記者)
ご発言のあった順にお尋ねしようと思うんですが、まずGUNMA PASSPORTですけれども、今後の増刷ですが、その規模感であるとか時期とか、ある程度の目処といいますか、見通しはございますでしょうか。
(知事)
戦略セールス局長からどうぞ。
(戦略セールス局長)
具体的には、3万部を現在予定しておりまして、できれば夏の観光に間に合うように、できるだけ早く進めたいと考えております。
(記者)
方法とすると、その時期が決まったらまたホームページ等で告知されるんでしょうけれども、またLINEで申し込んでという同じような手続きを想定されている・・・
(戦略セールス局長)
はい、そうです。
(記者)
ありがとうございます。これは知事にお尋ねしたいんですけど、今日、上毛さんの報道でもありましたけれども、GUNMA PASSPORT、確かにいろんなインターネットサイト上で見ますと、一部1万円とかで転売されているような状況で、転売はやめてくださいということは県も周知されてはいると思うんですが、あらためてこういう事態になっていることの受け止めがあればお願いします。
(知事)
ではちょっと転売対策とかそちらを。
(戦略セールス局長)
そうですね。なかなか具体的な対策というのは難しいところがあるんですけれども、やはり今回のことは、需要に供給が追いついていないということが原因でございますので、まずはしっかり増刷をするということが一つでございます。このパスポートは本人が楽しんでいただくものでございますので、転売は禁止をしているということでございまして、やはり取得される方には転売をなさらないように、そして転売品の出品を確認された場合は買わないようにということで呼びかけていきたいと考えております。
(知事)
今、戦略セールス局長が言ったとおり、なかなか有効な対策というのは考えつかないんですけれども、ぜひ転売をやめていただきたいと思いますし、今日の会見でもそういうことをここでちょうど記者さんに聞いていただいたので、お願いをしたいと思っています。ある意味、逆に言うとすごい人気が出てきているということなので、これはやっぱり群馬県、いろんな事業をやっているんですけど、1日である意味全部はけちゃったということは、あまり今までないことなんですよね。だからそれだけGUNMA PASSPORTが非常に皆さんから好感を持って受け止められているということで。もっともっと、多分こういうのを増やしていって、本当に群馬県民だけじゃなくて、群馬県に興味のある交流人口みたいな方々にも全部持ってもらうとすごくいいかなと思っているので、これはさっき言ったように、ずっとお目にかかりたいと思っていた糸井重里さん、ある意味時代の寵児ですから、この方もレジェンドですけど、糸井さんもすごく褒めてくださって、目の付けどころもすごくいいし、中身もいいと言ってくださって、まだまだ人気が出ると思うので、これはぜひいろいろ、まさかちょっと我々が想定外の事態だったんですけど、ぜひ増刷をさせていただいて、さっき言ったように、需要に供給が追いついていないということが、転売みたいな事例にもつながっている原因だと思いますので、これを解消できるようにしたいと思います。とにかく興味を持っていただいて、これを申し込んでいただいた県民の皆さんには本当にお礼を申し上げたいと思いますし、なかなかお届けできないことについてはちょっとお詫びをしたい。我々としては早急に対策を考えていきたいと思います。
●群馬県BEV購入補助金について
(記者)
次はBEV(購入補助金)についてなんですけれども、こちらは予算の制約があるので難しい、ちょっとどうしようもない気もするんですが、これはもう申請を打ち切って、もう拡充みたいなものはやっぱり難しいということになるんですか。
(知事)
これはまず担当課から。
(地域企業支援課ものづくりイノベーション室長)
BEVの購入補助金なんですけれども、5月7日10時から募集を開始したんですけれども、その日に予算枠を超えて応募があったということで、当初ご案内していたとおり、その日に応募があったものから抽選させていただくという形になっております。予算については、今あったように、また今後、庁内の議論とか議会とかございますので、どうするかというのはまた内部で検討していくということとなるかと思います。
(知事)
今、室長が言ったとおりで、これは我々としても予想外の反応というか、でもこれ、それだけのニーズのある政策を打ち出したということなので、手応えを感じているんですけど、これはちょっとよく状況を見ながら、どんな対応が可能なのかというのは、よく庁内で議論していきたいと思います。
●知事のフランス訪問について
(記者)
次ですね、マルシェ・デュ・フィルムについてお尋ねしたいんですけれども、映画産業トップランナーとの会談というのも予定に入っていましたけれども、決まっている範囲で差し支えないので、ちょっと教えていただければ。
(知事)
知事戦略部長、どうぞ。言える範囲で。
(知事戦略部長)
ご関心があるところかなと思うんですけれども、かなり複数の方との会談を行う予定ですけれども、毎回トップ外交の時は、実はこの段階ではどなたに会うかというのは調整中のことが多くて、今回も決まっている方もいらっしゃいますけれども、まだ調整中の方もいらっしゃいますので、できる限り多くの方と、知事の会談をセットしまして、トップ外交が終わった後、次、5月21日の記者会見の際に合わせて、知事からいろいろ発表させていただきます。
(知事)
これはさっき記者さんに申し上げたとおり、もちろん登壇してプレゼンすると。多分政府とか、いわゆる映画産業の方々もプレゼンするんだと思うんですけれども、もちろん群馬県の取り組みをそこに集まってきている、映画の制作に関わっている方々、ビジネスを含めて非常に幅広い方々が金融関係者等も含めて集まるので、そういう人たちにアピールすることも大事なんですけれども、やっぱりマルシェ・デュ・フィルムのパーティーとかにも出られるから、ここでは約束とかじゃなくて、徹底的にネットワーキングをやろうと思っていて、いろんな人に話しかけて、大体来ている人たちのリストもあるので、できるだけ捕まえて、いろいろお話ができればということです。今、一応決まっている方々もいるんですけれども、これは今、知事戦略部長が言ったように、戻ってきてから、こんな方々と意見交換しましたというのをご報告するのがいいかなと思っています。
(記者)
部長に確認なんですけれども、固有名詞はお尋ねしませんけれども、映画産業のトップランナーというのは、いわゆる行政のそういうことに携わる方なのか、あるいは民間の方で、映画監督とか制作の現場の方なのか、その辺のイメージはいかがでしょうか。
(知事戦略部長)
公的な方もいらっしゃれば、民間の方もいらっしゃいます。
(記者)
官の方もいれば、民の方もいると。
(知事戦略部長)
はい、そこは幅広くということで予定しています。
●安中総合射撃場の整備方針について
(記者)
次は、安中総合射撃場についてお尋ねします。安中総合射撃場のクレー射撃施設に関しては、当初、令和2年度オープンの想定が、整備自体は知事の就任前から始まっていたものですけれども、順調にいって令和11年度ということです。9年間ずれ込むわけですけれども、これは知事として今回の遅れに関する教訓、反省みたいなものがあれば、どういう点があるかというのをお尋ねします。
(知事)
まずは環境森林部長から。
(環境森林部長)
事実関係の方だけ先に説明させていただきます。安中の総合射撃場ですが、銃刀法の方なんですけれども、まず審査にあたりまして、事前に審査をしてという形ではなく、ちゃんと施設が出来上がってから、それを審査していただくという性質のものでございまして、慎重な、基準をクリアできるための調整が必要だったというところでございます。
そういう中で、当時、鳥獣害の被害が喫緊の課題であるというところがございましたので、早期に開場するため、工事と並行して対応策を検討するということで進めていたところでございましたが、結果的には基準に合わずというところで手戻りが生じたという状況でございます。
(知事)
まず、こうやって安中総合射撃場の整備方針が、結局、当初の予定から比べてかなり大幅に延びてしまったと。このことについては、今の知事は私ですから、これはちょっと県民の皆さんにお詫びをしたいと思います。それを申し上げた上で、この整備方針が決まったのは、私の前の知事の時代ですから。あまりいろいろ申し上げると、物議をまたいつものとおり醸すので言わないんですけど、やっぱり判断が甘かったところはあると思うんですよ。我々としてはこれを受け取って、しかし今言ったように鳥獣害に対する対応等々も含めて、やっぱり何とかしなければいけないという中で、担当部局の職員が相当苦労しながら、調整しながら、何とかここまで持ってきたということで、その努力をぜひ認めていただきたいなと思います。
こうやって現実的に遅れているということは申し訳ないと思いますが、そもそも最初にこの整備方針を決めたときに、十分な調整が、申し訳ないけど、行われなかったという部分があるので、それは踏まえつつ、相当頑張ってここまで持ってきたと。本当に苦労して、いろんな努力を担当部局がやって、警察関係の方ともいろいろと連携をして、何とかここまで来たということなので、そこはぜひご理解を賜ればと。これ以上言うと、だんだんいろんなことを言いたくなるので、もうこのくらいにしておきたいと思います。
(記者)
知事としてみると、一つ整備方針が決まったところで安堵しているということでしょうか。
(知事)
そうですね。それはそうです。やっぱりこれはどう考えても、さっき言ったように、しかも今いろいろクマ被害も出てきていて、しっかり鳥獣対策をやらなければいけない。ガバメントハンターを養成するために、「クマゲキ」までつくっているわけですから。私自身も取りますので、今年度中に散弾銃の免許。そういう意味で言うと、やっと目処がついたということについては、本当に安堵しています。
●群馬県国際情勢アドバイザリーボードについて
(記者)
次に、アドバイザリーボードのお話がございました。まずヒアリングなんですけれども、現状は6名の方にお願いするということなんですけれども、これ、それぞれ1回のご予定なんでしょうか。
(知事)
グリーンイノベーション推進監の方から、まずは話を聞いてから。
(グリーンイノベーション推進監)
ヒアリングの回数ということですが、現時点においては1回ずつと考えております。状況に応じてまたその辺は変わる可能性がありますが、現時点では1回ということで考えております。
(記者)
あとエネルギーの関係の方が1人増えるかもしれないと。
(知事)
そうですね。それもちょっと検討中なので、やっぱりぱっと見て、中東関係というか、エネルギー政策の専門家が1人いてくれたらいいなと思うので。ちょっとNewさん(大塚副知事)中心に少しいろいろ当たっていただいているので、どこかでもう一人、多分加わっていただくことになるかなと思っています。
今、グリーンイノベーション推進監が言ったように、基本的にもう今年中に全員からちゃんとお話を聞いて、いろんな必要な知見をいただこうと思っているんですけど、必要に応じて、場合によっては、もう1回お願いする方もいるかもしれないから、でもアドバイザリーボードに入っていただいているので、それはちょっと状況に応じて考えていきたいと思います。
●群馬県国際情勢連絡会議(第2回)について
(記者)
そしてちょっと案件外についてもお尋ねしたいんですが、先ほどの中東情勢に関する連絡会議がございましたけれども、生活への影響が少し出始めているというお話だったと思うんですが、具体的にどういう面で指摘があったのか教えていただけますか。
(知事)
これはまず、産業経済部長から。そのあとコメントします。
(産業経済部長)
ご質問は、県民生活への影響というところにフォーカスした感じですか。
(記者)
産業面と生活面と、もし両方あれば。
(産業経済部長)
いろいろ情報収集に当たっているところですが、政府が今、見解として示している部分でいくと、必要な量は確保していますと。それから供給の偏りだとか、流通の目詰まりが原因ではないかという話。さらには、民間事業者、それから業界団体に対して、そのような安定供給のための要請などを通じて解消を図っているというのが、政府の見解になります。
それも踏まえて、私どももずっと産業界の状態を調べている中で、川上産業、川中産業、川下産業というところで、やはりその川下産業のところに、石油由来のもの、例えば資材ですとか、そういったものはなかなか行き届かない。昨日も食品関係の企業と話をしてきたんですが、食品の包装資材といったものがなかなか入りづらくなってきているのも確かだと。それが全ての事業者さんではないですが、影響が見受けられてきたということで、会議の冒頭、知事の方から、そういった話をさせてもらったところです。例えば伊勢崎市さんが、ごみの指定袋を、市民の方が購入できなくなっているという情報もありますので、正しい情報が行き届かない中で、問題が発生してきているのかなと感じているところでございます。
(知事)
今、産業経済部長が言ったとおりなんですけれども、もう既に公開情報になったから言ってもいいと思うんですけれども、この中東情勢に対する対応について、6回目の閣僚会議があって、その結果が発表されていると。このナフサ由来の化学製品の需給の見直しみたいなことについても、原油の代替調達の現時点の動向とか、あるいはナフサ由来の化学製品の需給見通しとか、記者さん多分ご覧になっていると思うんですけど、いろいろ今、政府の方で対応を考えていて、ありとあらゆることを考えながら進めていると。その中で、一つは高市総理、相当私は頑張っていると思うし、あとこういう時って、混乱を起こしちゃったりすると、逆に需給が逼迫したりするということも考えて、落ち着いて対応されていると思うんですね。備蓄の放出の話があったりとか、あるいは、エネルギー供給の代替先を確保したりとか。こういうことをやりながら、なるべく混乱を起こさないようにやっていると。私は、これは正しいと思うし、群馬県は、この問題が起きてから、おそらく全国で一番早く、国際情勢連絡会議とかアドバイザリーボードを立ち上げたんだけど、その時もみんなに言ったんだけどね、過剰反応しないと。政府がせっかくいろいろなことを考えながら、うまく混乱を起こさずに対策を打っていこうという時にね、うちだけものすごい過剰反応して危機感をあおるようなことをすると、やっぱり県民の心理にも関係があるので、そこは気を付けながら我々もやってきたということです。
ただ当然、今日、産業経済部長からあったように、細かいところは当然、影響は出ますよね。石油は入ってきていないし、値段が上がっているわけだから。だからそこは、産業ごとに見ると、今日も担当部局から全部報告があったんですけど、経済には影響は出始めていると。だからそれについては、よく国の対応も見定めながら、これから中東情勢がどうなるかということもよく見ながら、我々としてできる対応を、迅速かつ落ち着いてとっていくということに尽きると思います。
(記者)
ちょっと部長からご発言がございましたけれども、伊勢崎市ですと、ごみの指定袋が、普段の2倍くらいの売れ行きになっていて、なかなか品薄になって、市民の方に行き届いていないと。要は不安になった方がどうも多く買われているようなんですけれども、実際、供給量に変動が起きているわけではないんですね。そういったところ、何か知事から呼びかけとかあれば。
(知事)
それは流れを見ながら、今申し上げたとおり、我々はいろいろな状況、情勢をシミュレーションしながら、できる準備というのをしていかなければいけない。それは知事の責務だと思うんですよね。ただ、同時に、いたずらに不安をあおるようなことはしない、過剰反応はしないということなので、当然、今、伊勢崎市の対応みたいな話については、落ち着いた対応を求めていくことになると思っています。今のところ、そういう混乱は起きていないと認識しています。
●吉村大阪府知事との面会について
(記者)
最後、案件外で、昨日、知事は大阪府知事と面会されたと思うんですが、可能な範囲でどういう話をされたか。
(知事)
あまりマスコミオープンにするほどのこともなかったので、特にマスコミには声掛けをしていないんですけれども、そもそも吉村知事には、ずっとお目にかかりたいと思っていたんですよね。短く言葉を交わしたことはあったんだけど、ちゃんと話したことがなかったというのと、それから教育問題については、以前から、吉村知事のインタビュー記事とか動画とかも見ていたので、少しこの大阪のいろんな政策には非常に関心があったので、意見交換したいということもあって、時間をとって、大阪まで行ってまいりました。
それで、吉村知事にまず申し上げたのは、一つは、吉村知事は、「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会にも入っていただいているんですよ。全知事が入っているので。大阪にも能勢温泉とか、吉村さんが行った動画、結構面白かったんですけど、鹿がいっぱいいて、そういう実は日帰り温泉みたいなところもあって、温泉文化って、全ての温泉に適用されるので、入っていただいたんだと思うんですけれども、2030年にも政府がこれを国内候補にする予定ですから、あらためてそこには支援を求めました。知事としての支援を、少しまたあらためて求めました。
これもブログに書いたとおり、そんな話を少しした後で、教育問題について、いろいろ意見交換をさせていただいたということで、これもブログに書きましたが、あまりに行き帰りの新幹線が長かったので、4本も書いちゃったんですけど、やっぱりですね、大阪府の特に教育政策みたいなことについて言うと、以前から、やはり公立高校がもうちょっと切磋琢磨する状況をつくりたいとかね。あと、高校の授業料無償化も、もう実現のめどが立ってきているわけじゃないですか。東京と大阪だけでしょう、確かね、やっているの。そういうことも含めて、いろいろ議論させていただいたし、あと大阪も、やっぱり少子高齢化の波の中で、公立の高校というものは多くて、なかなか定員割れしているところも出てきているわけだから、そこについて、いろんな意見交換をしたりとかしたんですけど、非常に学べる点が多かったかなと。教育長にも同席していただいたんですけど、いろいろ大阪の取り組みについても学ぶ点が多いかなと。その前に視察した天王寺高校についてもブログに書いたので、記者さん、ヘビーリーダーなので、もう繰り返しませんけれども、これも大変参考になりました。
それから、これもさらにブログに書いたんですけどね、吉村知事と初めてちゃんと話をして、近くで初めて観察したんですけど、かっこいいんですよね、吉村さんって。吉村さんって、映像に映るよりも本人はイケメンで、なかなかオーラがあるなと。私が会った政治家の中で言うと、こんなルッキズムのことは言ってはいけないんですけど、小泉進次郎防衛大臣、すごいかっこいいんですよ。服のセンスも、奥様のあれなのかもしれないですけど、完璧だなと思うんですけど、吉村さんもすごくかっこよくて、彼は(体を)鍛えているから、見た瞬間からフィットしているというのが分かるのと、あと背も高いじゃないですか。あとで、二人で撮った写真を見たら、こんなに差があって、私の顔がニコニコしていて、ぐんまちゃんみたいだったなと思ったんですけど。なかなか、そういう意味で言うと、当たり前なんですけど、スター性もあらためて感じたし、それからやっぱり高校の授業料無償化とかね、特にすごいなと思ったのが、大阪公立大学の無償化。なかなかできないですよね。
それからあと、これはちょっと吉村さんにお礼を言ったんだけど、大阪万博、途中であれだけマスコミ等々からバッシングされて批判されたのにやり抜いて、結果として大成功を収めたと。私は万博に1回行って、もう1回行きたくてなかなか時間なかったんだけど、感謝したのは、万博のアルメニア館にTUMOの大宣伝をしてくれて、本当にパビリオンでTUMOの宣伝をしてもらったということで、実はすごく群馬県のPRにもなっていて、そのこともちょっとお礼を申し上げました。
いろんな、自民党にも小泉進次郎さんとかコバホーク(小林鷹之氏)とか、ここから日本の政治を支えていく人たちがいると思うんですが、やっぱり吉村さん、今50歳でしょう。私より20歳近く若いということで、やっぱり会ってみて思ったんですけど、この人はこれからの日本政治を、ある意味担っていくスター政治家の一人なんだなということを感じました。
でも大阪まで行って良かったです。いろんな刺激も受けましたし、いろんな学びもありました。これもブログに書いたんですけど、あらためて群馬県のオリジナリティというのも感じて、デジタル・クリエイティブ産業とかコンテンツの世界にここまで本気で乗り込んでブルーオーシャンで稼ごうとしているところはどこにもないから。それから教育政策についても、大阪から学ぶべきこと、天王寺高校から学ぶべきこと、山ほどあるなと思ったんですけどね。やっぱりTUMOとかtsukurunみたいな施設とか発想というのはどこの都道府県にもないということを感じて、これはこれで群馬県のやっていることは間違いないということも再認識して戻ってまいりました。とっても意義深い出張だったなと思っています。
(記者)
吉村さんは、日本維新の会の共同代表も務められていますけれども、そういった政治に関わる話とかは今回はされていないんでしょうか。
(知事)
それはあまりしませんでした。やったとしても特にここで言うことでもないかなと思っております。さっきちょっと申し上げましたけれども、このぐらいにしたいと思います。
●群馬県国際情勢連絡会議(第2回)について
(記者)
先ほど開かれた国際情勢連絡会議に関してです。別の記者さんの質問で県内の影響という話は承知したんですけれども、その他、会議で今日話されたことを教えていただければと思います。
(知事)
各部局から、今言った、例えば大きな混乱は起きていないけど、各産業とか県民生活についてこんな影響が出ていますというような報告を受けたということです。それに対して、とにかく必要なことはしっかり予算措置していくと。もうすでにご存知のとおり、資金繰りのこととかも産業経済部長から発表されていますけれども、やっているし、それから補正予算の中で、住民税の非課税世帯に対するいろんな支援も、もう新聞に出たから言ってもいいと思うけど、こういうこともやっているし、我々としてできることは今やっているんですけれども。また必要に応じて、それぞれ細かいことを言えば、関係部局で対応をとっていることもありますが、大きく言えばこの流れも見ながら、必要なことはしっかり予算を組んでやっていくということです。産業経済部長、まだ言いたいことはありますか。
(記者)
もしよかったらどうぞ。
(知事)
産業経済部長どうぞ。
(記者)
必要な対応をしていきたいということで知事がおっしゃっていて、補正予算の中では、そういった話が出ているのは承知しているんですけれども、今後、例えば想定される対応というのはどういうものがあるのかとか、なかなか具体的なものを挙げるのが難しいかもしれないんですけれども、どういう支援をしていきたいとか、イメージしているものを教えていただければ。
(産業経済部長)
補正の発表をさせていただきましたけれども、これから議会に諮ってということで認めていただければというところにありますので、それは別として、昨年度、令和7年度の補正予算、それから令和8年度の当初予算で議会に承認いただいた事業が、関連する国際情勢の変化に対応するような事業がございますので、そこをしっかりやっていこうというのが今の考えでございます。
今後、説明をこれまでしているとおり、情勢が大きく変化した場合には、もちろん制度融資というのは、まず守りの事業として、また攻めの事業として対応できるものがあればというのは今も検討はしておるところですが、具体的なものはこれからということでご理解いただければと思います。
●知事のフランス訪問について
(記者)
フランス訪問について伺います。知事の話で、経産省みたいな省庁の名前等も出ていたということで、今回は招かれたというような印象を受けたんですけれども、どこから招かれて、実際フランスに行かれるのでしょうか。
(知事)
今、群馬県からも経産省に1人、若手の職員を送っていますので、そういうようなところからいろんな感触があって、ご提案をいただいたということです。
●自民党県連の新幹事長および次期知事選について
(記者)
まず一つ目なんですけど、自民党県連の幹事長に大和勲県議が就きました。受け止めをお願いします。また、1年余り後に控える知事選について、自民党へのご自身の推薦依頼などはどうされるでしょうか。
(知事)
まずは大和県議が幹事長になられたと。大変いい人事だなと思います。前任の井下幹事長もすごく頑張っておられたんですけれども、大和さんももうずっと以前から知っていますけれども、非常にバランス感覚もあるし、そもそも民間にいて、非常に決断力もある方だし、幹事長としてぜひ頑張っていただきたいし、やっぱり知事にとって最大会派である自民党の幹事長って大事なんですよね。ここは本当に交渉の窓口なので。もう最初の意見交換をやりましたけれども、しっかり信頼関係をつくっていけるかなと思いました。
来夏の知事選のことかな。来夏の知事選は15カ月後なので、ちょっとまだ現段階ではコメントは控えさせていただきたいと思いますが、どこから推薦をもらうのかとか、そういうことはこれからよく考えていきたいなと思っています。
●田園プラザ川場の社員が亡くなった件について
(記者)
続いての質問ですが、道の駅川場田園プラザを運営する三セク、田園プラザ川場の経理担当だった30代男性社員が亡くなられました。自殺とみられています。経緯を調べるため村は調査委員会を設けています。知事の受け止めをお願いしたいと思います。
(知事)
これは川場村の方でしっかり調査委員会をつくって経緯を調べるということですから、それはもう川場村の方でご対応いただければなと思いますし、やっぱり川場村は非常に人気のある場所なので、ちょっと心配していますけど、これはしっかり川場村が対応すべきことかなと考えています。
●磐越道でのマイクロバス事故を受けた教育現場への注意喚起について
(記者)
続いての質問なんですが、福島県の磐越道でマイクロバスがガードレールに衝突して、高校生1人が死亡するなどの事故が起きました。これを受けて県外では、学校所有のバスの運用基準を見直し、安全運転の注意を促す動きも出始めているようです。知事として教育現場に注意喚起を促すお考えはありますでしょうか。
(知事)
これはちゃんと教育委員会からどうぞ。
(高校教育課長)
今回の磐越道におけるバス事故につきまして、まずはお亡くなりになられた生徒さんのご冥福を心よりお祈りするとともに、けがをされた生徒さんには心よりお見舞いを申し上げます。
教育委員会としましては、これは部活動に限らず、あらゆる教育活動において子どもの安全というのは最優先であると考えております。本県の県立学校における生徒引率等に関わる学校自動車の使用につきましては、まずレンタカーを使用した引率というのは認めておりません。学校が所有するマイクロバス等の使用につきましては、県教委として要領を定めて運用しておりまして、必要に応じて見直しを行っております。
要領では、運転者を学校職員に限るですとか、運行前点検、あるいは校長が心身の状況を確認した上で使用を承認するというふうになっております。学校に対しましては、日頃から管理職等に対して注意喚起を行っているところですけれども、今回の事故にあたっても、現在行われている調査の結果等をしっかりと踏まえながら、しっかりと対応してまいりたいと考えております。
(知事)
今、お話のあったことに尽きると思うんですけれども、当然、知事として注意喚起をしていきたいと思うんですけど、今のところ、まだ詳しい原因とか、そこら辺の分析は十分なされていないので、それを踏まえて、どこが問題点だったのかということもしっかり把握した上で、今、群馬県としてはしっかりとした対応をしていると思いますが、これはもう本当にあってはならない事故なので、これからしっかりと分析がされると思いますので、その原因も踏まえて、しかるべきところに知事としてはしっかり注意喚起をさせていただこうと思っています。
●吉村大阪府知事との面会について
(記者)
昨日、大阪に行った件なんですけれども、先ほど政治のお話はあまり吉村さんとはなさらなかったということですが、(来夏の)知事選のあいさつくらいはできましたか。
(知事)
じゃあ一つだけ、記者さんがさらに質問されたので、一つだけちょっと私から申し上げておこうと。これは言っても怒られないと思うので。私は、ちゃんと記録を調べてもらったり、あるいは過去のブログを見てもらったら分かるんですけれども、若手議員の時にね、自民党若手改革派の一人だったんですよ。実はその時に、議員定数の削減をするべきだという主張をして、特に参議院は半分でいいんじゃないかみたいなことを言って、みんなにすごい怒られて、何度かそういうことを言ったんですけど、全然相手にされていなかったんですね。
私はもう以前から、吉村さんの考え方に非常に賛同しているんですけれども、やっぱり身を切る改革を求めるからには、まず自ら身を切るということが大事だし、どのくらい国会議員が必要かという議論はちゃんとされていないから、私の感覚で言うと、参議院時代の改革で言うと、アメリカだって、もちろん成り立ちは違いますよ、でも各州(の上院議員は)、ある意味2人しかいないわけじゃないですか、どの州も。だからそういう感じで、もっと実は議員定数というのは動かせるんだと思っていたので、そこは吉村知事に、議員定数削減については賛成だと、政治家として。ぜひ頑張ってほしいと。群馬県から応援していますということだけは申し上げました。
それからあと、吉村さんには、高市総理がすごい頑張っていろんなことをやっておられるので、ぜひ維新の代表としても、維新は今、与党ですよね、高市さんを支えて、しっかり良い政策を打ち出してくださいと、これだけは申し上げました。
●県立高校の在り方の検討について
(記者)
続いて大阪の話でもう一つ伺いたいんですけれども、高校の教育関係なんですが、大阪の府立高校では、定員が割れた場合、統廃合を進めていく流れもあるかと思います。それは、群馬県でも公立高校の在り方が、現在今検討されているところですが、群馬に大阪のやり方を落とし込んでいくというお考えなんですか。
(知事)
大阪には大阪の考えがあって、詳しいことは言いませんけれども、やっぱり大阪の置かれている状況と群馬県の置かれている状況は、地理的な状況もいろいろ違うので、それは全く一概に比べられないと思うんですよね。細かいことは言いませんが、吉村知事はご自分の信念に基づいて、ある意味、再編という言い方かはよく分からないけど、改革をされていくということなので、それはいいと思うんですが、群馬県は群馬県の状況があるので、それを踏まえて、ご存知のとおり教育委員会に本当に頑張っていただいて、各地域にこれからの高校再編についてのいろんな協議会も立ち上げていますから、ここで丁寧にやっていくと。
ここでも言ったとおり、人口のデータとか少子高齢化の流れみたいなところからいけば、当然、だって子どもの数が減るんだから成り立たないんだけど、そういうアプローチはやめてくれと。つまりそういうネガティブな、このままじゃ駄目なんですじゃなくて、いい学校をどうやってつくっていくかとかね。最初から統廃合・合併じゃなくて、どういうやり方をやったら地域の子どもたちにとって一番いいかみたいなアプローチで議論してくれということで、ここまではそれぞれの地域でいろいろいい議論ができていると思うのでね。大阪は大阪のやり方があるかと思いますが、群馬県はそういう丁寧なアプローチで、大阪は丁寧じゃないとは言わないし、それぞれの信念でやればいいと思うんですけど、群馬県は群馬県の丁寧なやり方で、最初から全部なくすみたいな話じゃなくて、どうすれば、もう一回言いますけど、地域に愛される学校ができるかみたいな視点で、その中でいろんな再編を考えていくというふうにしていきたいと思います。
●「GUNMA PASSPORT」の受け取り場所について
(記者)
GUNMA PASSPORTについてお伺いしたいんですけれども、今回、受け取り場所が、群馬県内だと県庁舎1カ所だったと思うんですけれども、私も受け取ったのですが、かなりの行列になっていて、今後場所を増やしたいお考えはありますか。
(知事)
戦略セールス局長どうぞ。
(戦略セールス局長)
この趣旨といたしますと、基本的に来ていただくということがメインでございますので、基本的に現在の3カ所ということで考えておりますけれども、東京には他にも拠点がございますので、そういったことも場合によっては考えていきたいと思っています。
(記者)
県内でも東毛とか西毛とか、結構エリアが広いものですから、取りに来るのが大変だったという書き込みがSNS上にありましたけれども、そのあたりいかがでしょうか。
(戦略セールス局長)
いろんな意見をいただいておりますが、現状では県庁でやっていきたいと考えております。
(知事)
今、戦略セールス局長から話があったんですけど、考えます。ちょっといろんな反応があるから。今のやり方はちゃんと我々も考えながらやったので、それはいいんですけれども、ここまで人気が出てくると、ここまでやっぱりニーズが多いということだと、今言ったような声も踏まえて、ちょっとどんな対応ができるか、会見でも出していただいたので、ちょっと検討したいと思います。
(記者)
知事に伺いたいんですけど、スタンプラリーで今回楽しめる企画ですけど、今後このせっかくの人気になったこのパスポートをどう生かしたいと考えられますか。
(知事)
そもそもね、群馬県の、「グンマー帝国」のパスポートでしょう。それをまずこれだけ初日で1万はけるって結構すごいことですよね。そのぐらいやっぱりみんなが、これは県内、県外って分析があるんですか? ほとんど県内ですか?
(戦略セールス局長)
ある程度聞いてはいるんですけれども、実際には(統計は)取ってはいないです。
(知事)
でも、例えば県内の方が多かったとしても、こんな1日で1万はけるぐらい、みんな愛郷心みたいなものを持っているって、もう素晴らしいことだと思うんですよね。これからまず、本当に欲しいと思っていただける、ちゃんと県庁まで取りに来ていただきたいですけど、そういう方々にちゃんと届くようになったら、やっぱりさっき言ったように、将来的には、どのぐらいの数までいくか分からないんですけど、群馬県民だけじゃなくて、群馬県に興味を持っている方々、いわゆる交流人口になり得る人たちも、みんなこれを持っているみたいな世界になったらいいかなと思いますので、これからの推移も見ながら、今日、戦略セールス局長が今のところはこの状況でと言ったんですけど、ちゃんと状況によってはどういう形にしていくかというのは、庁内で検討したいと思います。
(知事)
よろしいでしょうか。それではNewさんコーナーが待っていますので、なんか先週(Newさんが)いなくて寂しかったんですけど、どうぞ。
●自動車税の納付について
(大塚副知事)
先週、出張で不在にしておりました。私から手短に、今日ご紹介したいお願いが一つございます。県内にお住まいの方、5月1日にこういうご案内を送らせていただきました。自動車税であります。自動車税の納入をお願いしたいということで、今日はお時間いただきました。
令和8年度の納入通知書をお届けしております。普通自動車、これ上毛新聞さんなんかでも紹介いただきましたけれども、登録台数はやや減少になりまして、今年度の課税台数というのは、前年度より4,200台ほど少ない95万3,788台というところで、これに対して税金がですね、今年度、令和8年度の当初予算で325億円、大変大きい額をいただくということを予定させていただいております。県の各種施策を進めていく上で大変重要な財源となっているということで、納税いただいている方にあらためて感謝を申し上げます。
この自動車税、そういった重要な税でありますので、ぜひこの納税通知書を手にされた方々は、記載のQRコードを用いて、いつでもどこでもキャッシュレスの納税というのも可能です。また、その他の手段での納税というのも可能ですので、ぜひ同封されている手引きをご覧いただいて、6月1日までに納付をお願いしたいということを考えております。
こういった納税の呼びかけは、こちらにあるように大変目立つ、クレインサンダーズのサンダーくんとのコラボレーションで、呼びかけなんかも行っておりますので、メディアの方々もぜひご協力いただいて、ぜひしっかりと納税が進められるようにご協力を賜りたいということであります。私からは以上です。ぜひよろしくお願いいたします。
はい、ありがとうございました。Newさんコーナー終わったんですけれども、最後に県民の皆さんに私の方からもう一つ、ちょっとあらためて申し上げておきたいことがあります。
今日の夜からですね、フランスに出張いたします。カンヌ映画祭のマルシェ・デュ・フィルムというですね、この制度で初めて日本が、この主催をするというところに選ばれてですね、世界中から集まってくる映画関係者、バイヤーの前で、地方自治体の長として初めて群馬県の取り組みをアピールするという機会に恵まれました。これはやっぱり今まで一度もないことなので、これはもう経産省に声をかけていただいて、経産省に本当に感謝していますし、この機会を逃す手はないということで行ってまいります。
何度も申し上げていますが、海外出張に行くのはですね、すべて群馬県の発展につなげるためであって、今回も明確な戦略目標、目指すべき成果というのがあるし、あるいはここで会見でもそうですし、ブログでもそうですし、今までの海外出張は毎日の日程を、たぶんこれはどこの知事にもいないと思うんですよね。詳細に(ブログに)書いて、どんな成果があったかということも、ちゃんと記者会見で報告をすると。こういうことで真剣勝負でやっていきたいと思っています。
実は一昨日、日本化薬株式会社の高崎工場というのを、2度目なんですけど、視察してきたんですよね。この日本化薬が毎年やっているふれあい祭というのがあって、この企業って創業110年とか120年とか、そういう実に歴史の長い企業なんですけれども、ある意味、世界の隙間を狙うみたいな、実は企業倫理があってですね、これすごい企業なんですよね。例えば、いろいろ化学製品みたいなものも作っているんですけど、例えば自動車のエアバッグみたいな安全部品も作っているんですが、もう一つね、抗がん剤も作っているんですよね。実はこの日本化薬が日本で初めて抗がん剤を作った企業なんですよね。もちろん、薬はものすごく多いので、全部の分野じゃないんですけれども、例えばいくつかのがんについて言うと、肺がんの治療薬なんかで言うとですね、もう非常に有名な、ほとんどシェアの7割ぐらいを占めていて、本当にこの会社がなくなったら、治療を受けられないと困る人が大量に発生するみたいな、実は企業なんですよね。おかげさまでずっと、ふれあい祭もちょっと見て、ずっと工場もあらためて見学して意見交換したんですけどね。
なんでこの話をしたのかというと、皆さん覚えていらっしゃると思いますが、去年か一昨年か、ハンガリーに行きましたよね。ブダペストに行ったんですね。この時もいろいろなことを言われたんですけれども、何でブダペストに行ったのか。ヨーロッパイノベーション技術機構(EIT)という、ヨーロッパで最大のイノベーション機関の本部がブダペストにあるからなんですよね。ブダペストに行って、実は群馬県がこのEITと連携してやるプログラムの予算をしっかり応援してもらうために、これを決めるために、しっかりEUからも応援してもらうために、わざわざブダペストまで行ってですね、小野日子大使のご協力もいただきながら、いろんな交渉をしてですね、その結果、群馬県に皆さんご存知のとおり、EITが群馬県と連携協定を結んでですね、いわゆるヨーロッパのイノベーション企業と群馬県のイノベーション企業のコラボをいろいろと今模索する動きをやっているんですよね。これ、地方自治体としては群馬県だけです。それはわざわざブダペストまで行って、しっかり交渉して、これを群馬県に持ってきて、ちゃんとEUが半分予算を出すというプログラムを引っ張ってきたからなんですよね。
実は日本化薬はこのプログラムに応募していただいていて、実際にヨーロッパの企業といろいろコラボを今議論しているんですね。ここで何か生まれたら、やっぱりね、出張した、まさに意味があるじゃないですか。だから、知事としてこうやって海外出張する、これは他の県にはないチャンスを県の企業とか県民の皆さんに提供するためなんですね。ここをもっともっと我々は説明していかなければいけないと思うんですけれども、今回、世界の映画祭でも最もプレステージャスなカンヌ映画祭の開催時期に合わせて渡仏してですね、ちゃんと登壇してプレゼンをするという機会に恵まれましたので、とにかくこれが群馬県のデジタル・クリエイティブ産業の創設につながるように、日々、実質5日間ぐらいかな行動する時間は、全力でやってまいりますので、その点はぜひ県民の皆さんにもご理解をいただければなと思います。
もう一つ言うと、最初にフィンランドに行った時も結構いろいろ言われたんですけど、なんでフィンランドに行ったのか。それは温泉文化をユネスコ無形文化遺産に登録するための戦略を得るためなんですよね。フィンランドは実は何年か前にサウナをユネスコ無形文化遺産登録に成功しているんですよ。サウナの。そのノウハウをいろいろ聞くという目的もあって、あとはフィンランドがつくっている核シェルターを見たりとか、あるいは今群馬県が47都道府県で唯一やっている、がん探知犬を育てるというプロジェクトを見るために行ったんですけれども、すべてそうやって目的があって、ちゃんとその後の事業とか成果に結びついているということは、ぜひ県民の皆さんにも分かっていただきたいと思いますし、県民のまさに代表である県議会には、しっかり誤解のないように説明をしていきたいと思いますが、ぜひこの会見を見ている県民の皆さんにもですね、フランスに行く、この戦略的目標と目指すべき成果がしっかりあるということはあらためてお伝えをし、ぜひこういう知事の独自の地域外交にご理解をいただき、ぜひ後押しをしていただければと思っています。
ということで、今日もずいぶん会見が長くなりました。昨日なんか、天王寺高校に行っていた、元気な校長と話したら、こうやって記者会見1時間やって、場合によっては1時間半くらいやっていると言ったら、(山本)知事だけだと言われました。それだけこっちも発表することがあって、それだけ記者の皆さんもいろんな質問を、県政だけじゃないんですけど、国政についてもしていただいているということなので、私はどんな質問も逃げないで答えるつもりなので、今日も長くなりましたが、実はこういう情報交換、意見交換ができるのも、記者の皆さんに真剣に臨んでいただいているからだということを、昨日あらためて、他の県はそんなことあまりやっていないと言われたので、そのことも今日申し上げ、少し長くなりましたが、出張前の最後の記者会見を終わりたいと思います。今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。以上です。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。