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■日時 令和8年7月30日(木曜日)14時02分~15時20分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
20260730山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>
■知事発表
■質疑応答
それでは、定例会見を始めたいと思います。発表項目に入る前に、冒頭、2点お話をさせていただきたいと思います。
まず、おととい28日の火曜日、熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震が発生いたしました。この地震によって、人的被害のほか、建物や道路の損壊など、大規模な被害が確認されております。お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々に対して、心からお見舞いを申し上げたいと思います。
群馬県からも、被災地における医療活動を後方から支援するために、災害派遣医療チーム「DMAT」1チーム2名を昨日、東京都内に設置された支援本部に派遣いたしました。全国から被災地に向かうドクターヘリの運航調整を、この2人が担当することになっています。そして本日、1チーム5名を追加で熊本県に派遣いたしました。追加派遣したチームは、現地の調整本部で医療搬送の調整を担当いたします。また、精神科医療や被災者の心のケアを行う災害派遣精神医療チーム「DPAT」1チーム4名を昨日、被災地に派遣しております。さらに、被災された方々を支援するため、県庁1階の県民ホールと11階の「GUNMA PASSPORT」の受け取り場所に、災害義援金の募金箱も設置させていただきました。このほか、各地域の行政県税事務所にも設置する予定です。詳細については、決まり次第、県のホームページなどでお知らせしたいと思います。
群馬県としてできることは、今後も最大限行ってまいります。何度も言うとおり、これは全く他人事ではありません。地震は、もうどこで起こるか分かりません。群馬県としても、地震を含めた災害には常に強い危機感を抱いております。県民の皆さんには、地震などの突然の災害時に適切な対応ができるように、避難場所、避難経路の確認、食料、それから飲み物の備蓄、こういうものを日頃からしっかりと備えていただきたいと思っております。
次に、群馬県国際情勢アドバイザリーボードについて報告いたします。今週27日の月曜日、一般財団法人日本エネルギー経済研究所顧問の小山堅さんをお招きして、第4回目のヒアリングを実施いたしました。まず、「中東情勢を踏まえたエネルギー安全保障」をテーマにお話を伺い、その後、知事である私との意見交換という流れで開かせていただきました。小山さんからは、これまでの日本のエネルギー需給構造とか石油備蓄の放出をはじめとする政府の対応、あるいは今後の原油価格の見通し等についてご説明をいただきました。そして、原油調達の中東依存度を下げることの重要性とか、省エネ・再エネの導入、多様なエネルギー源の確保等についても、大変良いご示唆を頂戴いたしました。地方自治体においても、省エネや再エネ施策を推進するとともに、エネルギーの供給とか価格の動向を的確に把握して、県民生活とか地域経済への影響に備えることが大事だと、こんなお話もいただきました。
中東情勢をはじめとする国際情勢の変化は、県民生活、県内経済に直結する課題であり、地方自治体としても平時から備えていく必要があるとあらためて実感いたしました。今回のヒアリングは、群馬県の今後の施策を検討する上で、大変有意義な機会になったと思います。今後もヒアリングを重ねながら、さまざまな事態を想定して、県としての対応というものを、いろいろ前広に検討していければと思っております。
それでは、会見の中身です。スライドをご覧ください。本日のテーマですね。まずは「デジタルクリエイティブスクール・プレ開設」、それから「埴輪トレーディングカード」。これ、いいでしょう。「埴輪 挂甲の武人」です。この埴輪トレーディングカード、それから「副首都」。それから「山本県政7年目の実績と成果」について、これはちょっと長いので、ささっと早口で皆さんにご紹介させていただきます。
これ(トレーディングカード)はもう説明はいらないと思いますが、「埴輪 挂甲の武人」です。これ、いいですよね。後でちょっとお話をしたいと思います。
まずは、デジタルクリエイティブスクールのプレ開設についてご報告したいと思います。群馬県では現在、デジタル・クリエイティブ産業の創出に向け、人材育成、企業集積、情報発信を柱とするエコシステムの構築を進めております。
このうち人材育成については、小中高生を対象に「tsukurun」や「TUMO Gunma」を展開しているのは、皆さんご存じだと思います。そして、大学生や専門学校生、社会人までをつなぐ一気通貫の人材育成体制を構築するために、令和9年度下期の開設を目標に、デジタルクリエイティブスクールの検討を始めております。
今年度はそのプレ開設として、世界をリードする先進的な教育機関と連携した講座、ワークショップを実施していきたいと思います。今年度は、とにかくワークショップをまずやっていきたいと思います。スライドをご覧ください。
世界有数の芸術デザイン大学院であるロイヤル・カレッジ・オブ・アート。これは前にもちょっとご説明しましたが、世界大学ランキングで、特にその分野においては10年連続世界一みたいな、すごい学校です。リドリー・スコット監督が卒業したんですけれども、このロイヤル・カレッジ・オブ・アートと連携した特別講座を実施したいと思います。
講座名は「Design Thinking for Future Innovation in GUNMA 2026」ですね。この講座では、複雑な社会課題を解決して、新たな価値を生み出すためのデザイン思考、これを学ぶ。同時に、そこで生まれた革新的なアイデアを物語の力で伝える、ストーリーテリングの手法を学びます。
ストーリーテリングって、まさに映画とかドラマとか、あらゆることについての基本だと思うんですけれども、開催日程はここに書いてありますが、9月20日の日曜日から23日水曜日までの4日間と、11月27日金曜日の合計5日間ということになります。最初の4日間にワークショップを行い、最終日には振り返りの講座を実施するという流れになります。
会場はGメッセ群馬で、定員は25名です。定員を超える申し込みがあった場合は、応募いただいた方の中から選考させていただきます。対象は21歳以上で、社会人は大学卒業または3年以上の実務経験がある方、学生は大学3年生以上ということにさせていただきます。参加費は2万円から4万1,000円で、居住地や学生、社会人の区分に応じて設定しております。専門分野を問わず、高い学習意欲を持ち、イノベーションを通じて新たな価値を生み出したい、そういう熱意を持った方々を募集したいと思います。県外の方でもご参加いただけます。
募集期間は、明日31日の金曜日から8月28日の金曜日までとさせていただきます。詳細は、このスライド記載のQRコードから、群馬県のホームページをご確認いただきたいと思います。
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、さっきもちょっと申し上げましたが、設立が1837年なんですよね、この大学院。芸術デザイン分野の世界大学ランキングでは、先ほども申し上げましたが、正確に言うと、12年連続で世界第1位に選ばれているスクールです。昨年度も、実は連携した講座を実施いたしました。参加者からは、講座で学んだことを今後の業務に生かせそうだとか、他の人にも勧めたいとか、非常に前向きな声を随分いただいて、大変好評でした。こうした声を踏まえて、今年度は開催日数を増やして、中身をさらに充実させております。
世界トップレベルの教育機関と連携して、こうした講座を継続して実施できるということは、もう群馬県だけですから。これも、群馬県にとってこういうネットワークができたというのは、大きな財産だと思っています。私自身が進めてきたトップ外交の成果の一つであるとも考えております。
世界最高水準の学びに直接触れることができる、もう1回言いますね、群馬県だからこそ実現した貴重な機会なんですね。熱意のある多くの皆様のご応募をお待ちしております。
続いて、埴輪トレーディングカードです。群馬県は、国宝や国指定重要文化財に指定されている埴輪の約4割が出土する、日本一の埴輪王国ですね。こうした群馬県が誇る埴輪の価値・魅力を、子どもをはじめ、県民の皆様にもっと身近に感じてもらいたいと考えております。スライドをご覧ください。
そこでこの度、さっき見せました埴輪トレーディングカード、通称「HANIトレカ」。これ、いいでしょう。「HANIトレカ」を作成いたしました。
埴輪を題材としたトレーディングカードは、これは当然ですけど、全国初めてです。「HANIトレカ」は、今日持ってきた、国宝の埴輪「挂甲の武人」をはじめ、県内の博物館とか資料館で見ることができる埴輪、全18種類になります。表面には埴輪の写真と解説、裏面にはぐんまちゃんの一言コメントというものを掲載しております。カード収集を楽しみながら、それぞれの埴輪の特徴とか、その魅力を、ぜひ多くの皆さんに知っていただけると思っております。
8月1日から、群馬県立歴史博物館をはじめ、県内12カ所の博物館とか資料館などで配布いたします。合計5万枚の配布を予定しております。トレカは無料ですが、一部の施設では入館料とか観覧料が必要になります。また、クイズに回答していただいた方に配布するなど、施設によって配布方法が異なるということは、ちょっとご注意いただきたいと思います。配布先とか配布方法の詳細は、いつものとおり、このスライド記載のQRコードからご確認ください。
これ、持っているだけで、すごい気分が高揚しますね。トレーディングカードならではの集める楽しさを通じて、埴輪に興味を持つきっかけをつくってもらう。それから、県内の博物館とか資料館も巡ってもらって、各施設それぞれに魅力があるので、その楽しさを感じていただければ、こんなにうれしいことはありません。
さらに、群馬県の埴輪について詳しく知りたい方には、群馬県公式埴輪ガイドブック「HANI本」ですね。ぜひご覧いただければと思います。「HANI本」には、群馬県内で出土した埴輪200体が掲載されています。今回カードになった埴輪も、当然紹介されております。県内の書店、県立歴史博物館のミュージアムショップなどで販売しております。
埴輪は、古代群馬の豊かさを物語る、世界にも誇れるコンテンツだと思っています。ぜひ夏休みを利用して、県内の博物館とか資料館を巡りながら、このトレカ集めを皆さんに楽しんでいただきたいと思います。
続いて、副首都についてお話をしたいと思います。先週24日の金曜日に、副首都の指定や整備の枠組みを定める、いわゆる副首都法が成立いたしました。この法律は、大規模災害発生時における首都機能のバックアップとか、東京一極集中の是正を目的として、副首都の整備を進めていくという内容です。
この法律の成立を受けて、ぜひ知事の方から県民の皆さまにお伝えしたいことがあります。群馬県として、副首都に立候補させていただきたいと考えております。
法律とかこれまでの議論を踏まえると、大都市を含む地域が有力な候補だということは、もちろん十分理解しています。しかしながら、私は、副首都は単純に人口規模とか都市機能の集積だけで決まるものではないと考えております。皆さん、そう思いませんか。むしろ、災害に強いこと、交通インフラが整っていること、それから、首都機能を迅速に代替できる地理的条件を備えていること、これが実は重要な要素だと考えております。
群馬県は、まず海がないですから、津波の影響を受けない内陸県で、災害に強い地域です。これも皆さんご存じのとおり、首都圏で言うと、震度4以上の地震は群馬県が圧倒的に少ないんですよ。これは地盤の影響だと思います。それから、災害の被災世帯でも、実は関東地域、首都圏では一番少ないんですよね。かつ、東京から新幹線で約50分という距離にあって、首都・東京とのアクセスにも優れております。さらに、新幹線、高速道路網などの広域交通インフラが整備されています。有事の際には、首都機能とか経済的機能を迅速に代替し、復興の最前線となる役割も期待できると思っております。
加えて、先日、林芳正総務大臣にもご視察いただいた前橋赤十字病院。これは、病院としては全国で唯一の航空搬送拠点に指定されているということで、広域災害医療の中核を担う重要な施設が群馬県にあるということですね。
それから県内には、皆さんもご存じだと思いますが、陸上自衛隊第12旅団が所在しておりまして、大規模災害時には、救助・復旧活動に当たる部隊を迅速に展開することができます。
このほかにも、比較的安価な地価、豊富な水資源、開疎な土地としての環境を備えています。移住希望地ランキング2年連続1位、本社機能流入数でも全国上位。つまり、人とか企業から選ばれる地域としての魅力も、群馬県にはあると信じております。
このように群馬県は、首都圏の復旧・復興を支えるバックアップ機能と、人や企業を引きつける地域としての魅力を兼ね備えていると思っています。
副首都のあり方については、例えば、一つの自治体が単独で全てを担うという考え方だけではないと思うんですよね。例えば、近隣の自治体との広域連携とか、複数の地域による役割分担みたいな考え方も、私はあると思っています。
こうした点を踏まえると、群馬県には副首都としてのポテンシャルが十分にあると考えております。もう一回言います。我が群馬県には、副首都としてのポテンシャルを十分に備えていると考えています。
極めて野心的な立候補であることは、十分理解しております。そもそも、身の程知らずの知事を目指してきたので、地方自治体のいわゆる枠組みとか、地方自治体はここまでやればいいみたいな限界というか、そこを飛び越えるためにやってきたので、いろんなところから身の程知らずだと言われるかもしれませんが、そもそも知事は身の程知らずの知事を目指しているということを、皆さんにお伝えしたいし、私は群馬県知事ですから、当然、群馬県が全国でも最も魅力的で、可能性のある地域だと信じております。群馬県自体も、いわゆる地方自治体の枠に収まらない、身の程知らずの群馬県と言うと怒られるかもしれませんが、いろんな枠を飛び越えていく群馬県にしていきたいと思っているんですよね。
細かいことは言いませんけど、例えばベトナムとの外交も、知事と首相が6回以上会っているシャトル外交を実現しているところって、どこにもないですから。だから、「身の程知らずじゃないか」みたいな批判は覚悟の上で、堂々と私は立候補させていただきたいと思っています。
ただし、副首都の指定の申し出に当たっては、あらかじめ県議会の議決が必要になります。きっと応援していただけるんじゃないかと思いますが、県としての方向性が定まった際には、ちゃんと二元代表制のもう一つの大車輪である県議会の皆さんのご理解を得た上で、手続きを進めてまいりたいと考えております。
今後、国において指定要件とか制度の具体化、まだそこまでいっていないので、これが進められることになると思いますが、その中で群馬県としては、群馬の強みとか可能性をしっかり発信していきたいと考えております。
副首都の指定にとどまらず、国土形成とか産業集積とか、こういう大きな動きの中で、群馬県の力をこれからフルに発揮していきたいと思っているんですね。そういう意味で、知事である私がまた先頭に立って、こうした挑戦にもしっかりと挑んでいきたいと考えております。
最後に、山本県政7年目の実績と成果についてお時間をいただき、皆さんにお伝えしたいと思います。
また例によって、載せたいことが多すぎて入らないんですよね。これはもう困った話なんだけれども、各部局に聞いてみると、「これもやりました」、「これも頑張りました」みたいなことが本当に多いんです。その中から選んだのですが、随分長くなってしまったので、1.2倍速ぐらい、滑舌がいいので、記者の皆さんにも、それから、この記者会見を見ている県民の皆さんにもご理解いただけると思うので、ちょっと早口で、これからざざっとお伝えしていきたいと思います。スライドをご覧ください。
この1年間、群馬県発の取り組みである「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産国内候補決定や、県公式SNS動画再生回数の1億回突破とか、日本最先端の「群馬モデル」を次々と実現し、数多くの成果を積み重ねてこられたと自負しています。本日は、こうした「群馬モデル」の取り組みを含め、この1年の実績と成果を「新・群馬県総合計画」の19分野に沿ってご説明したいと思います。スライドをご覧ください。
地域政策分野です。2025年移住希望地ランキングにおいて、群馬県は2年連続で全国1位となりました。各都道府県が移住政策に力を入れる中、このような結果を出すことができたのは、市町村と連携したオール群馬での取り組みの成果だと受け止めております。3年連続の全国1位を目指して、引き続き、オール群馬で移住促進の取り組みを進めてまいります。
また、群馬県の未来や地域の課題について、県民の皆さまとともに考える「未来構想フォーラム」を、県内全35市町村で開催することを決定いたしました。今日までに14市町村で開催し、多くの県民の皆さまから貴重なご意見をいただいております。残りの市町村においても、県民の皆さんとの対話を大切にしながら、群馬県の未来づくりに生かしてまいりたいと思います。他の県の知事は分かりませんけれども、ここまでやっている人はなかなかいないと思うんですよ。相当大変なスケジュールですが、12月までしっかり県内全体を行脚していきたいと思っています。
続けて、スポーツ分野です。「湯けむり国スポ・全スポぐんま2029」の開催が正式に決定いたしました。これまで群馬県では、大会シンボルロゴ、競技ピクトグラムの制作など、会見でも発表しましたが、さまざまな広報PR活動に取り組んでまいりました。多くの方々に親しまれ、長く記憶に残る大会となるよう、引き続き開催準備と機運醸成に全力で取り組んでまいります。また、国スポ・全スポの開催を控え、施設の老朽化、最新の公認プール施設基準への不適合、こういった課題解決のため、建て替えを決定した「群馬県立敷島公園新水泳場」の建設工事の起工式を執り行いました。
次のスライドです。文化分野。群馬県では、これまで日本固有の、世界に誇るべき文化である「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録の実現に向け、知事である私自らが先頭に立って取り組んでまいりました。記者の皆さん、群馬県の奮闘を分かっていただいていると思います。その結果、昨年11月、「温泉文化」がユネスコ無形文化遺産の国内候補に選定されました。登録実現に向けて、先月19日には、「『温泉文化』ユネスコ無形文化遺産登録推進議員連盟」が、岸田文雄元総理を新会長とする超党派の体制として新たなスタートを切りました。登録に向けた機運が着実に高まっております。2030年のユネスコ登録を確実なものにするためには、ここからが正念場となります。引き続き、関係者の皆さまと力を合わせ、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録の実現に向けて取り組んでまいります。次のスライドです。
創造性を高め、アイデアを生み出そうとする土壌は空想にあると考え、「空想とは何か」をテーマとした空想フォーラムを開催いたしました。さらに、「群馬パーセントフォーアート」の取り組みの一環として、「群馬県立敷島公園新水泳場」建設現場の仮囲いをキャンバスに見立てて、デザインアート作品を募集するコンテスト「敷島公園新水泳場『仮囲いデザインアートコンテスト』」も開催いたしました。
また、かけがえのない群馬の宝である「上毛かるた」への関心や認知度を高めるため、「100万円分の夢を叶えますプロジェクト」も始動いたしました。
次のスライド、こども分野です。群馬県では、「子育て圧倒的ナンバーワン」の実現のために、さまざまな取り組みを実施しております。非認知能力の育成などに取り組む保育所に対して、国の基準に上乗せして保育士を配置する際に、群馬県独自の補助を創設いたしました。また、新生児の先天性代謝異常などの検査費用の助成を、全国トップクラスの30疾患にまで拡大しています。
次のスライド。保育現場におけるICT導入を進め、子どもの健やかな成長を支える保育環境を充実させるために、都道府県として初めてとなる、株式会社コドモンとの「保育・子育て支援のDXに関する連携協定」を締結しました。
また、子どもたちの声を生かしながら、新しい発見・体験が生まれる児童会館を目指して、「ぐんまこどもの国児童会館リニューアル基本計画」を策定しました。
次です。生活分野。群馬県庁の部長級の幹部職員における女性比率は42.9%で、6年連続で全国1位となりました。これ、結構すごいと思いませんか。6年連続で1位ですから。
また、将来的な女性デジタル人材の増加、就労促進、ジェンダー格差の是正につなげるため、キャリア選択前の中高生を対象に、デジタルスキルを活用して働くことの魅力を伝える「MAITSURU×tsukurun Project!」も開催いたしました。
次のスライド、健康分野です。HPVワクチンの理解促進を目的として、トークセッションを中心としたイベント「まもるトーク2025」を開催いたしました。また、接種機会の拡大を図るため、ショッピングモール接種を実施しました。
続いて、医療分野です。県内で従事する若手医師を確保し、将来にわたり群馬県内の医療提供体制を強化するため、医学部地域枠を4名増員して、31名にしました。引き続き、県内の医療提供体制を強化するため、関係機関との連携などによって、県内の医師確保に向けた取り組みをさらに進めてまいります。
次のスライドです。国立病院機構沼田病院の運営継続が困難な状況を受けて、利根沼田地域の医療体制の確保について、地域の医療関係者、関係自治体と協議・調整するため、利根沼田地域保健医療対策協議会と病院等機能部会、長いですけど、これを開催いたしました。
また、小児期に発症した疾病を抱える方への切れ目のない移行期医療支援の充実を図るために、群馬大学医学部附属病院内に「群馬県移行期医療支援センター」も開設いたしました。
次のスライドです。新たに、ギャンブル等依存症に係る依存症専門医療機関を選定しました。これによって、依存症患者の方に専門的な治療が可能な医療機関の情報を提供し、身近な地域で適切な医療を受けられる体制が整備されました。
また、急なけがや病気の際に、受診の必要性や対応方法などについて専門家からアドバイスを受けることができる、24時間365日対応の相談窓口、「群馬県救急安心センター#7119」の運用も開始いたしました。
次のスライドです。さらには、県立がんセンターでは、運用の適正化、症例の集約を進めた結果、令和7年度に手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術件数が、導入来初めて年間300件を突破いたしました。今後も県民の皆さんの命を救うため、最新かつ高度な医療を提供してまいります。
次、福祉の分野ですね。高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるために、市町村と地域の多様な主体の共創を推進する「ぐんま高齢者生活支援共創プラットフォーム」を設置しました。
また、群馬県では平成27年に、都道府県で3番目となる群馬県手話言語条例を制定し、手話施策の推進を図っております。そして、令和7年9月から、聞こえない・聞こえにくい人が通訳オペレーターを介して県庁に電話することができるサービス「手話リンク」も導入しています。
戦後80年の節目に当たり、前橋空襲を実際に経験された方々から当時のお話を伺い、戦争について理解を深めるため、「戦後80年 前橋空襲を学ぶ会」を開催いたしました。
次のスライド、環境分野になります。群馬県では、災害に強く、持続可能な社会の実現に向け、「ぐんま5つのゼロ宣言」というものを掲げております。再生可能エネルギーの活用拡大に向けては、昨年7月に新規水力発電所である「霧積発電所」の運転を始めました。また、エネルギーの地産地消を進めるために、県が主体となって電力や環境価値を販売できるFIP制度を活用して、八ッ場発電所の電力販売を開始しております。さらに、全国で初めて、太陽光発電や水素エネルギーを活用し、災害時にも電力を安定的に供給できる「地域マイクログリッド」を備えた住宅分譲を開始しています。
次のスライドです。新たなクマ対策として、群馬県庁から捕獲の担い手を育成するため、その第一歩となる狩猟免許取得を知事と一緒に目指す群馬県庁職員のチーム「クマゲキ」を発足いたしました。また、特定外来生物であるクビアカツヤカミキリへの対策として、市町村に対して、被害を受けたサクラ等の樹木の伐倒に要する費用の一部を補助する制度を創設しました。「クマゲキ」については、昨日もちょっと勉強会がありましたけれども、8月1日の試験に、とにかく合格しないと知事の面目丸つぶれなので、頑張ります。ぜひ注目していただきたいと思います。それから、県立赤城公園の活性化に向けて、新たな拠点施設として県営キャンプ場「スノーピーク赤城キャンプフィールド」をオープンしました。県立赤城公園では、官民共創により、持続可能な公園管理・運営体制の構築を目指しております。体験型のキャンプ場運営に実績のある株式会社スノーピークが施設運営を行います。
次のスライド、森林・林業分野ですね。県内の森林・林業関係者と全国の異業種・異分野の民間企業をつなぐことを目的に、「ぐんま森林・林業イノベーションプラットフォーム『もりビズぐんま』」を創設いたしました。また、県土の3分の2を占める森林から生まれる県産木材をより多くの場面で活用し、森林の健全化や地域産業の活性化を図るために、「ぐんま県産木材利用拡大プロジェクト」というものを始めました。
次のスライド、農業分野です。新たな認証制度の創設、ロゴマークのリニューアルを行い、県産農畜産物の認知度向上、販路拡大を進めることで、県産農畜産物のブランド力向上にも取り組みました。また、私が知事就任後に立ち上げた「G-アナライズ&PRチーム」では、群馬県産の、今年は「なす」、それから「やまといも」、ここに含まれる健康関連成分を科学的に分析し、その成果を取りまとめたレポートを、この会見でも公表いたしました。
次のスライドです。群馬県は、こんにゃくイモの収穫量が全国シェアの9割以上を占める、まさにこんにゃくキングダム、こんにゃく王国です。一方で、全国的にはこんにゃくの消費量が減少しております。こんにゃく農家の減少、こんにゃく畑の維持・活用が難しくなることが懸念されています。こうした状況を踏まえて、群馬県ではこんにゃくの魅力を次世代へと継承していくとともに、消費拡大につなげるため、「こんにゃくグルメ大作戦」など、積極的な普及啓発、消費促進の取り組みを実施いたしました。
次のスライドです。スタートアップ企業などの革新的な技術やアイデアを活用し、県内農業の問題解決を図る「ぐんまアグリ×NETSUGEN共創事業」によって、新技術の実証を行いました。
続いて、産業経済分野ですね。世界有数の総合化学メーカーである信越化学工業株式会社の新拠点が、伊勢崎市に竣工いたしました。第1期工事分として830億円が投資されており、今後の研究開発投資を含めると、投資総額は1,000億円に達する見込みです。
次のスライドです。今後、高い成長が見込まれる企業、クリエイティブ企業の県内立地を促進するため、企業誘致に関する新たなインセンティブ制度「ぐんま未来投資促進プログラム」を創設しました。また、脱炭素社会の実現や災害時の非常用電源の確保を図るため、電気自動車購入費の一部補助を行う「群馬県BEV購入補助金」を創設しました。
次のスライドです。官民共創をさらに進めるため、群馬県庁32階の「NETSUGEN」について、現在の床面積の2倍となる約660平方メートルへの拡張を決定いたしました。また、県内企業の人材確保を支援するため、ジョブカフェぐんま内に企業向けの相談窓口「群馬県人材確保支援センター」も開設しています。
次のスライドです。世界最大級のイノベーション支援機関、「欧州イノベーション・技術機構」、EITと言うんですけれども、ここと連携して、日本で初めて「EITグローバル・アウトリーチ・プログラム」というものを実施いたしました。初開催となった昨年度は、県内企業と欧州スタートアップとのマッチングが11件成立いたしました。また、群馬地方最低賃金審議会における議論が始まるに当たって、群馬県の経済実態などを踏まえた最低賃金額の検討、最低賃金の早期発効について、要請いたしました。
次のスライド、観光・コンテンツ分野です。令和7年度のぐんまフィルムコミッションにおけるロケ支援は、支援件数、撮影日数ともに過去最高を記録しました。また、アニメ「頭文字D」と、その舞台となっている群馬県が、2026年の「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」において、初めて聖地として選定されました。
次のスライドです。「もっとぐんまちゃんに会いたい」という声に応えるため、いつでもぐんまちゃんに会える常設のグリーティングスペース「ぐんまちゃんのひろば」を、群馬県庁昭和庁舎3階に設置いたしました。また、ぐんまちゃんの活躍の場の拡大と、民間企業などとの協働による新たな価値の創出を目的として、「ぐんまちゃんとの協働プロジェクト」も実施しております。
次のスライドです。群馬県の魅力をより多くの方に知っていただき、さらに群馬県への愛着を深めていただくため、昨日もちょっと話題になっていましたが、県内各地の魅力を詰め込んだパスポート型パンフレット「GUNMA PASSPORT」を制作いたしました。当初1万部を発行したところ、大きな反響をいただいたことから、追加で3万部を増刷いたしました。当初発行した1万部だけでも、約300万円の事業費に対して約5億9,000万円の経済波及効果が見込まれるなど、大きな成果を上げました。これこそ、まさに群馬県の真髄、とにかく費用対効果を最大限にするということだと思っています。
次のスライドです。現在設置している「tsukurun」から離れた地域の小中高生も、身近な場所で「tsukurun」のプログラムを体験できるように、「tsukurun trial」を実施いたしました。また、令和8年度から、DXハイスクール指定校をはじめとする県立高校など24校で、「TUMO Gunma」のプログラム履修を高校の単位として認定することを決めました。
次のスライドです。大学生、専門学校生、社会人などを対象に、映画・ドラマ、アニメ、ゲームの3分野において、世界で活躍する人材育成を目指す「(仮称)デジタルクリエイティブスクール」構想の具体化を進めました。昨年度はパイロット事業として、海外教育機関や国内企業と連携した講座を実施いたしました。また、各界の第一線で活躍されているトップランナーをメンバーとする構想検討委員会、これはすごいメンバーなんですけれども、これも開催いたしました。
次のスライドです。ぐんまフラワーパークを「Gunma Flower Park+」としてリニューアルオープンしました。この施設は、花のPRだけではなくて、群馬県ならではの自然、食、文化、こうした魅力を発信する拠点として、より多くの方に末永く愛される施設を目指しております。必ず群馬を代表する観光名所になると確信しています。
次のスライドです。県土整備分野です。県内公共交通のさらなる利便性向上を図るために、群馬県が推進する次世代交通サービス「GunMaaS」と、JR東日本のモバイルSuicaが連携する「ご当地Suica共同プロジェクト」というものを始めました。
続いて、防災・危機管理分野ですね。土砂災害や水害からの逃げ遅れゼロを目指して、小学校高学年向けの防災教育教材を作成しました。児童が、「自らの命は自ら守る」という防災意識を身につけて、自ら適切な避難行動を判断・実践できる力を育んでまいります。
次のスライドです。災害時に通信障害が発生した場合でも迅速な対応を行えるように、群馬県庁、各行政県税事務所、そして前橋赤十字病院に、移動式通信衛星システム「スターリンク」を導入しました。
続いて、教育分野です。すべての子どもたちに公平で質の高い教育を保障するため、地域とともに「県立高校の在り方検討」というものを開始しています。
次のスライドです。年齢、性別、国籍、障害の有無等にかかわらず、あらゆる児童生徒が同じ場所で学ぶことができるインクルーシブ教育を推進するために、県内2校目のインクルーシブ教育推進事業モデル校として、高崎市立桜山小学校を指定いたしました。加えて、「不登校」という言葉が持つ否定的な印象を見直し、子どもたち一人一人の背景や多様な学び方を尊重するため、不登校に代わる新たな名称として、「UniPath(ユニパス)」というものを県として採用いたしました。「UniPath」は、ユニークの「Uni」と、道を意味する「Path」を組み合わせた言葉で、一人一人の道ということを表しています。
次のスライドです。高校教育改革を推進するため、文科省が進める「ネクストハイスクール構想パイロット事業」において、県内3拠点が改革先導拠点として採択されました。
続いて、防犯・交通安全・食品衛生分野です。特殊詐欺被害防止キャンペーンとして、敬老の日にイオンモール高崎でキャンペーンイベントを開催したほか、特殊詐欺電話対策装置1,234台のプレゼント企画を実施しました。
次のスライドです。自転車事故半減を目指して、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金と連携して、人気漫画『弱虫ペダル』とコラボした啓発冊子の作成や、自転車事故リスク箇所を把握する仕組みの構築、高校生向けの自転車走行分析アプリの開発への着手など、新たな交通安全対策を実施しました。
続いて、国際分野です。中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格の高騰や物価上昇など、国際情勢が県民生活や産業活動に及ぼす影響に迅速かつ的確に対応するため、知事をトップに全部局長で構成する「群馬県国際情勢連絡会議」や、今日も先ほど申し上げましたが、有識者に意見をいただく「群馬県国際情勢アドバイザリーボード」を設置して、会議を開催いたしました。
次のスライドです。群馬県では、全国に先駆けて群馬県多文化共生・共創推進条例を制定し、外国人県民を仲間として受け入れることを基本姿勢としてまいりました。多文化共生をさらに推進するためには、受け入れ一辺倒のアプローチではなくて、バランスの取れた秩序ある共生への取り組みを進化させていく必要があると考えています。昨年9月には、外国人の不法滞在、不法就労をなくし、秩序ある共生社会を実現するため、県内11の業界団体とともに、「ストップ不法就労・共生ぐんま宣言」というものを行いました。また、秩序ある共生社会の実現に向けた議論を深めるため、関係部局と関係機関、そして有識者で構成する「外国人との秩序ある共生社会の実現に向けた懇談会」を設置し、議論を開始いたしました。
次のスライドです。昨年10月、群馬県とベトナムの経済・教育・文化などの交流をより深めるために、私が知事になってから5回目となるベトナム訪問を行いました。また、今年2月には、群馬銀行と連携して、県内企業16社とともにインドも訪問いたしました。米国関税の影響などを踏まえて、県内企業の新たな海外ビジネスの展開先としての市場調査を行うとともに、インド政府とか経済関係者との関係構築を進めました。さらに、今年5月にはフランスを訪問し、日本の自治体の長として初めて、カンヌ映画祭に併設されている世界最大級の国際映画見本市「マルシェ・デュ・フィルム」にも、パネリストの一人として登壇いたしました。ロケ地としての群馬県の魅力、デジタル・クリエイティブ産業創出に向けた群馬県独自の取り組みを、世界に発信してきました。
次のスライドです。行財政改革分野です。令和7年度、群馬県公式SNS動画の再生回数が1億1,757万回となって、初めて1億回を突破いたしました。群馬県独自の調査では、各都道府県の広報部局が所管するSNSとして、3年連続で全国トップクラスの再生回数、私はトップだと信じていますが、トップクラスの再生回数を記録しています。また、知事と県議の1対1の対談を通じて、それぞれの県議の人柄や地域への思いなどを発信してきた「直滑降ストリーム」特別企画、「県議と知事の紅茶懇談」が完結しました。このフリーレンの旅は、本当に他の知事でやった人がいないので、非常に意味があったと思っています。
次のスライドです。県と事業者等が対等な立場で協力し、公契約の適正かつ公正な運用を図ることを目的として、基本理念などを規定する「群馬県公契約条例」を制定しました。また、これまで市町村ごとに異なるシステムが導入・運用されていた県内小学校のICT環境を統一するために、県域校務支援システムなどのデジタル基盤の運用を開始しました。
次のスライドです。令和7年度の県税収入額は、過去最高の3,031億円となりました。また、令和7年度末時点の財政調整基金残高は857億円、コロナ返還金を除く実質残高は過去最高となっています。さらに、県債残高は前年から372億円減少し、4年連続の減少となりました。知事就任以来、税収を増やすための産業活性化とか、ワイズスペンディングによる財政負担の軽減に取り組んでまいりました。こうした取り組みが着実に実を結んできていると考えています。
次のスライドです。県政全般を支える取り組みです。高校生リバースメンターから知事への提言会を開催しました。自由で斬新な提言を多くいただいて、若年層の献血率向上のための動画配信などにつながっています。また、県職員の自由な発想を県政に反映させるために、政策プレゼンを実施し、事業化に向けた試行企画を実施いたしました。
次のスライドです。群馬県の施策を着実に進めていくためには、国との連携が欠かせません。このため、私自身が11名の現役閣僚を直接訪問して、群馬県の施策・問題を説明するとともに、必要な支援をお願いするなど、国との連携強化を図ってまいりました。今後もトップセールスを通じて、国との信頼関係をさらに深めながら、群馬県の発展につながる施策の実現に取り組んでまいります。
以上が、山本県政7年目の実績と成果の主な内容になります。こちらのスライドと、今回紹介しきれなかった実績については、群馬県ホームページの知事プロフィールのページに掲載しますので、ぜひ多くの方にご覧いただければと思います。今後も、山本県政最大のミッションである県民の幸福度向上のため、引き続き努力してまいります。
ちょっと早かったんですけれども、このくらい早くしないともっと長くなってしまうので、これでも相当短くした方ですから。そこもご理解いただきたいと思います。言語として判別できるぎりぎりのところまでスピードを上げているので、このくらいのスピードだったら大丈夫かなと思います。ということで、私からは以上になります。ここからは、記者の皆さんからのご質問を受けたいと思います。
●熊本地震に対する県の支援について
(記者)
私からはまず、熊本地震についての県の支援についてお尋ねいたします。冒頭、知事からも説明がございましたが、被災地では現在も救急救助活動が続いております。死傷者も増えておりますので、県としてはまず医療従事者を現地に派遣するということだと思いますが、例えば今後、ちょっと落ち着いた段階で救援物資を送るとか、土木職の職員を派遣するといった追加の支援について、何か考えていることはございますか。
(知事)
まずは危機管理監の方から。
(危機管理監)
今後の熊本への支援の関係ですけれども、大規模災害が起きたときの県としての支援の基本的な方針としては、まず政府ですとか全国知事会と連携をして、被災地のニーズに合わせて必要な支援を行っていくという方針でありますので、今回の熊本の地震においても、今後、全国知事会ですとか政府の方から、物的支援ですとか、人的支援について要請があれば、適切に迅速に対応していくという方向で準備をしているところですが、今のところ、まだ具体的な要請は入っておりません。
(知事)
危機管理監はね、こうやって淡々としゃべるんで。とっても情熱があって、例えば災害対策なんかも、県内も一生懸命やってるんですけど、何かさりげなくしゃべっているから、ちょっと誤解のないように言っておきますけれども、本当に一生懸命やってくれているということと、こういう災害のときって、やっぱり向こうから求められない限りできないので。実は地震が起こった次の日に、(熊本県の)木村知事にすぐご連絡をしたとブログに書いたので。ブログに書いても怒らないと思ったんでね。木村知事に、「知事会からの要請があれば、群馬県もできる限りのことをします」と申し上げたんですけれども、その後見てみると、最初はやっぱり九州の近いところから支援が行っているみたいなので、そういう意味で言うと、さっきちょっと危機管理監がボソボソっと言いましたけれども、一生懸命やってくれていますから、誤解のないように。情熱を持って、これからもちろんしゃべってもらいますから。危機管理監が言ったように、やっぱり知事会からも含めた要請があれば、我々としてはしっかり応えていきたいと思います。今のところ、精神的なケアをするチームは向こうから要請があったので、熊本県に送ったということなんですよね。それと同時に、木村知事にも申し上げたんですけれども、知事会を通じたというのはもちろんあると思うんですけれども、「何か群馬県ができることがあれば、直接言ってください」と。ちょっと群馬県の、ぐんまちゃんトレーラーのトイレを送るのは遠過ぎるかもしれませんが、「何か群馬県ができることがあれば、我々としても他人事ではないし、何でも頑張りますよ」ということは言ってあります。ただ、我々としては何が必要なのかという要請をしっかり見ながら、それを踏まえて、群馬県としてできる限りのことをやっていきたいと思います。
私、少し前に、ご存じか分からないんですけれども、熊本県に行ったんですね。知事にもお目にかかって、少し温泉文化の件でもお願いがあって、特に熊本城の復旧現場も見てきたんですね。これは本当に皆さん情熱を持って頑張っておられて、なるほどなと。本当に熊本城って、熊本県民の皆さんの、何ていうのかな、心のシンボルなんだなと思って、非常に感銘を受けたんですけれども、何かちょっと熊本城もまた被害を受けたみたいな感じで、空からの映像ですごく心配しているので、当たり前ですけれども、知事として伺って、県庁の人も一生懸命やってくれたし、対応してくれたし、ご飯も当たり前ですけれども、群馬県と同じぐらいおいしかったし、あと県民の皆さんもすごく親切で、情熱のある人が多いので、とっても心配です。できることがあれば、我々としては一生懸命、他人事ではないので、お手伝いさせていただきたいなと思っています。
●副首都への立候補について
(記者)
続いて、副首都への立候補についてお尋ねいたします。先ほど、群馬の強みについて山本知事から縷々説明がありましたけれども、まだ国の詳しい手続きといいますか、そういった詳細が固まっていないということですけれども、県議会の議決がまずは必要だということで、今後、例えばスケジュール的には、いつぐらいをめどに立候補するとか、何かスケジュール感というのはございますでしょうか。
(知事)
まず知事戦略部長から。
(知事戦略部長)
まだ詳細がもろもろ固まっていないですし、基準も実はまだあまり固まっていないというところがございます。まずそこの部分ですね、我々としても情報収集をしますが、先ほど知事からお話がありましたとおり、この副首都への立候補の意思表示を本日させていただいたというところでございます。
当然、議会の方にも丁寧にまたご説明をして、議決が必要ということになりますと、まだスケジュール感は分からないですけれども、おそらく次の議会で、いろいろ本会議で知事答弁等もありまして、またそのあと委員会でも、総務企画常任委員会等でいろいろ審議等をしていただいて、こちらも丁寧にお答えさせていただいて、それで議決をいただいて、申請という形になるのかなと想定をしております。
(知事)
県議会の議決はこれからなので、これはもちろん分かりませんが、我々としてしっかり丁寧に説明したいと思うんですけれども、私は必ず県議会の皆さんに応援していただけると思うんですよね。やっぱりみんな、この群馬県のポテンシャルを信じているし、群馬県の強みというのを本当に信じている人たちですから。だから、きっとこれは応援してくれるんじゃないかなと思っています。
それから、もう今、各地域が手を挙げていて、例えば、愛知県、名古屋。これはもう政令都市であって、日本最大の、はっきり言って生産規模を誇る地域ですから、大村知事が「もう全て備えている」と言うのも分かるし、あるいは、例えば福岡県とか福岡市。とにかく、どこも大きな政令都市がありますからね。あと北海道だって、北海道と札幌市が今、手を挙げておられるけれども、札幌市ってやっぱり政令市だし、北海道にもすごい可能性があるから、当然こういうところは手を挙げるという流れだと思うんですけれどもね、1つである必要はないと思うし、分からないですけれども、当然、副首都として群馬県は、私は十分に手を挙げる資格があると思っているんですけど、アライアンスだってあるし、1つの地域だけという必要もないし。あと第二副首都みたいなものだって、もしかしたら必要になってくると思うし。だから、これからいろいろ我々が中身として今考えていることを申し上げたんですけれども、例えば空港をどうするのかとかね。今、とにかく搬送拠点はあるんですけれども、空港だったら新潟までつなげるという手もあるわけじゃないですか。そんな簡単じゃないけれども。だからいろんな形で、副首都として機能するための条件みたいなものについて、いろんな議論ができると思うので、そういう意味で、これからしっかり中身を詰めていきたいと思います。ただ、まずはちゃんと県議会の議決をいただかなきゃいけないので、それを経た上で、様子を見ながら。まだ一応、例えば人口集積のあるところとか密度みたいなことがあるんですけれども、具体的な基準まで出てきていないですから。そこについては、副首都というのは、とにかく規模と人口集積だけではない側面もあるんじゃないかというところも、ちょっと一石を投じたいなと考えています。
●山本知事の任期が残り1年となったことについて
(記者)
知事の任期が今月27日で残り1年となりました。7年目の実績と成果について、先ほどたくさんご紹介いただいたと思うんですけれども、残り1年となった任期について、最後の1年をどのように迎えられるのか、あるいは臨まれるのかということと、現時点でやり残したこと、あるいはあと1年で成し遂げたいことなどがもしおありでしたら、お聞かせいただけますでしょうか。
(知事)
今まで7年やってきて、2期目もいよいよ3年目になるということなんですけど、先ほどちょっとお話をしたように、今年度だけでも随分いろんなことをやってきて、群馬県はものすごく元気になっていると思うんですよね。
やりたいことは全て総合計画にも書いてあるし、既存の産業も、もちろん農業も観光も、それから建設業も元気にしたいし、やっぱり社会保障でいうと、福祉とか介護とか医療もしっかり充実させなければいけないし、プラスアルファ、稼ぐためには、デジタル・クリエイティブ産業への挑戦みたいな、新しい富をつくることもやりたいということなんで、こういうことを一歩ずつでも進められるように、1年間、全力で頑張りたいと。
特に今年は、前立腺がんが見つかったりして、治療を今も続けながらやっているので、この1年、ちょうどこの1年ということになると、来年の7月の、多分選挙の前ぐらいに治療が全部終わるんです。8月に集中的に重粒子線治療をやって、その後、大体1年間ホルモン治療をやって、転移、再発を防ぐということなので、そういう意味で言うと、しっかりと仕事もしながら、治療もして、しかも完治させる。こういうことをしっかり示すことで、同じ病気と闘っている人たちにも勇気を与えたい。そういう1年にもしたいなと思っています。
最後に言うと、今日こうやっていろいろ発表する中で感じたのはね、やっぱりいくつかのことは県議会からの提案なんですよね。それはもう自民党を含めて、いろんな会派からいろいろと提案していただいたことが結構実現していて。二元代表制なので、当然いろいろせめぎ合いながらやっているんですけど、これ(発表項目)を見ながら、相当、県議会の要望も実現しているんじゃないかと。それは非常に健全なことで、お互い切磋琢磨しながら、群馬県はちゃんと政策をつくって、予算案をつくって、県議会はそれをチェックするという役目ですよね。そうやってせめぎ合う中で、切磋琢磨する中で、より良い政策になっていけばいいので、そういう意味で言うと、かなり県議会の、何人かの県議の顔も浮かんだんですけど、いい提案をしていただいたなということも感じます。
それから、いつも言っていることなんですけど、ここまでのことができたというのは、本当に職員の皆さんの力です。いつも言っているように、今日もある人とちょっと話をしている中で言ったんですけど、群馬県の職員は本当に優秀ですし、No.1じゃないですかね。自分の県の職員をNo.1だと言っている知事は、どこにもいないので。これが言えるということは、本当に私は幸せな知事だと思っているし、毎回こうやっていろんな実績を発表するために、そこに関わっていた各部局の人の顔も浮かぶので、これは今の実績は知事がやったというかね、やっぱり県全体で、県職員と力を合わせて成し遂げてきたことかなと感じました。
●副首都への立候補について
(記者)
案件内からなんですけれども、副首都に関して質問です。副首都に関しては、大阪ありきではという指摘もありますが、こうした指摘を知事はどのように捉えられているか、教えていただければと思います。
また、例えば愛知県は、先ほど言及もありましたけれども、市町村等推進会議というものを立ち上げて、指定準備を加速するそうですが、群馬県内でも同様の取り組みをされるお考えがあるか、教えていただければ。
(知事)
まず、大阪、これはもう手を挙げて当然だと思うんですよね。やっぱり産業集積とか人口密度とか、それだけじゃないと思うけれども、あらゆる意味で大阪が手を挙げるというのはよく分かるし、吉村知事、初めて会ったんですけど、非常に魅力的なリーダーで、素晴らしいなと思ったんです。大阪はもちろん、本当に主要な候補の一つだと思うんですけど、大阪だけじゃないと思うんですよ、確かに。大村知事が、「愛知は全て条件が整っている」と。愛知、名古屋というのもそのとおりだと思うんで。あるいは福岡もすごいし、ここら辺のところは誰もが考える副首都の候補だと思うんですよね。
ただ、特に大規模災害発生時における首都機能のバックアップみたいなこともあるわけじゃないですか、東京一極集中の是正のほかに。そういう意味で言うとね、さっき言ったように、人口規模とか経済集積だけで決まるものじゃなくて、災害リスクの低さってすごく大きいと思います。これは群馬県の強みだと思うんですよね。
それから、交通インフラの充実度。それから、首都機能を迅速に代替できるかどうかって大事だと思います。じゃあ東京に大地震が起きた、全壊じゃなくて半壊だったらどうするのかとかね。そういうときに群馬県は、ものすごく、ある意味で言うと東京をバックアップできる立場にあると思いますし。それから、もう一回、いつも言っているように、1つの県である必要は無いので、いろんなアライアンスもあるし、地域として見るというやり方もあるから、そういう意味で言うと、群馬県が立候補するというのは全然おかしくないと。身の程知らずと言われても、そもそも身の程知らずの知事なんで、前も言ったように、全然私はおかしくないと思っています。
どこがふさわしいかというのは、今後、国においていろいろ具体的な制度設計が進められるということで、まだ指定要件も出ていないので、我々としてはそれをしっかりウォッチしながら、必要があれば、そういったいろんな会議体とか、県内全体の協力体制とか、状況も見ながら、まずは県議会から議決をもらわなければいけないんですけれども、そういうのも見ながら、体制を整備していきたいと思っています。
(記者)
GUNMA PASSPORTは増刷を順調にされていて、今度は副首都に立候補ということですけれども、「グンマー帝国」として、いつ独立を宣言されますか。
(知事)
まずGUNMA PASSPORTはですね、朝日新聞の記者さんが全国紙の夕刊にすごく良い記事を書いてくれたんで、あっちこっちから電話が来て、非常にありがたいなと。別に提灯記事を書くはずはないので、メディアは。それもうれしかったし、読売新聞は群馬版か何かでも、今日、記者さんが来ていますけれども、「これが群馬県の神髄だ」というのを入れていただいたので、我が意を得たりみたいに、昨日からうれしく思っているんです。上毛新聞でもよく取り上げていただいたんですが、これは本当に良いモデルだったなと。本当にあれだけの投資で、これだけの効果があって。昨日も実は、非常に有力なエンタメ(企業)の寵児の方に会ったら、向こうからGUNMA PASSPORTの話が出て、「あれはバズりましたね」みたいな感じなので、これはすごくありがたく思っています。
「グンマー帝国」として独立するかどうかというのは、これからの課題でもあるので、独立するために何が必要かというのも、ちょっと考えなければいけないかなと思ったりですね。あるいは、これからGUNMA PASSPORTがどんどん出ていくと、GUNMA PASSPORTがないと他県の人は群馬県に入れないみたいな状況になる場合もあるんで。冗談ですから、冗談。だけど、そういう形でいろいろ考えていければと。
少なくとも、「グンマー帝国」というコンセプトがあったから、特にやっぱり、このGUNMA PASSPORTがヒットしたみたいなところもあるので、「グンマー帝国」のイメージは大事にしながらいきたいと思います。「グンマー帝国」の独立については、私の心の中でいろいろシナリオを練っていきたいかなと思っています。冗談ですからね。
●高市首相による消費減税の方針について
(記者)
ちょっと別件なんですけれども、高市首相が自民党の役員会で、消費税の減税について指示をされました。引き下げる意向を伝えたそうです。知事は先週の会見でも、その分の財源確保を求めていらっしゃいますけれども、この政策の実効性、特に物価高に対する効果というのは、実際にあると思いますか。どうでしょうか。
(知事)
ここのところは、なかなかいろんな分析があって、私にもいろんな思いがあるんですけど、あまりそこまで言うのは控えたいと思うんですけれどもね。少なくとも減税するのは国が決めることなんだけど、それが地方財政にできるだけ影響を与えないように、うちのNewさん(大塚副知事)も総務省から来てくれているんで、同じ感覚だと思うんですが、そこはやっぱり考えてもらわないといけないかなと思います。
ただ、国の政策はしっかり政府が決めていく、国会でしっかり議論しながら決めていくということなんで、それについて異論を挟むつもりはないんですけれども、やるときは地方への財政的な影響をできるだけちゃんと抑える形で、代替財源を見据えてほしいなと思います。
それからもう一つ言うと、この消費税減税の政策の是非みたいなことは控えたいと思うんですけど、高市総理は、これは公約でしょう。自民党はこの公約を掲げて、過去最大の3分の2以上の議席を獲ったわけですよね。
だから、私が一人の政治家として見て、高市総理が公約を実現しようという姿勢、気持ちはよく分かるなと思っています。この政策についての是非がどうだというところまでは、知事として言うつもりはないんですけど、高市総理の、とにかくこれを何とかやらなければいけないと、これを公約として戦ったという、その言葉はとっても重いかなと思っています。
それから、これもちらちらブログに書いたんですけれども、睡眠不足はすごい心配なんですが、私もそうなんですけど、あれだけ高市総理も政治家としていろんな試練を乗り越えてこられたんで、ご自分なりに休んでいると思うんですよね。5時間眠るときもあるし、確かに睡眠がゼロとかいうのは本当に心配なんですけど、持病もお持ちなんですけど、とても高市総理ほど忙しくないんで、私も病気と闘いながらやっているんで、ほんの少しでも高市さんの気持ちが1%でも分かる気がするんですけど、そういうものをちゃんと調整しながらやっておられるので。確かに、あの(Xの)発信はちょっと心配して、もっと寝てほしいなと思ったんですけど、高市総理はちゃんと自分のお考え、自分のやり方でしっかりと体調を整えて、これからも総理として頑張っていただけるんじゃないかなと思っています。
●副首都への立候補について
(記者)
副首都の件で1点伺えればと思うんですけれども、副首都法の想定では、東京圏と同時に被災するリスクが低い場所という想定があると思うんですが、群馬県は災害が少ないというお話もありましたが、やっぱり大阪とか北海道とかに比べると、東京圏で大規模な災害が起こった場合、群馬県も被害が及ぶ可能性もあるのではないかなと思うんですが、その点はどうお考えでしょうか。
(知事)
それはもちろん、同時に起こるかどうかなんて、まず誰も分からないわけですよね。東京の首都直下地震と、他の地域の、例えば災害が同時に起こらない保証なんてないですよね。確かに東京で首都直下地震が起こったら、関東は揺れるかもしれませんけれども、これまでのデータからいくと、明らかに、例えば群馬県の震度って低いんですよね。
だから、そういう意味で言うと、東京の首都直下型地震で、大変な被害が起きたときには、普通に考えると群馬県の被害はより少ないだろうと。だからこそ、特にけがをした方々の受け入れなんかは、これは例えば本当に前橋日赤が中核になるだろうということで、特に我々、東京で大きな災害があったときには、医療のバックアップがメインになるだろうなと思っているぐらいなんで。
同じ地域でと言ったときに、じゃあ東京で起こるから、群馬県でも同じ形で起こるかということは言えないと思います。少なくとも今までは一段階震度が低い。これは地盤なのか何なのか、よく分かりませんけれども、やっぱり歴史的な統計から言っても、おそらく群馬県の方が被害は少ないだろうと思っています。そこで何かネックになることはないんじゃないかなと知事としては考えています。
●山本知事と前橋市長との面会について
(記者)
2点質問させてください。1つは、先日、知事のブログで前橋市長とご面会になったという話がありました。これは副首都の関係でしょうか。
(知事)
全く違います。おそらく前橋市長が8月の上旬ぐらいに、前橋市の要望で県庁に来られるんですね。ちょっとその中身も少し聞こえてきたので、まだよく話し合いはしていないんですけれども、細かいことは言いませんが、その中身も聞こえてきたので、少しそれについて事前に意見交換したいなと思って。
市長が誰になろうと、そもそも小川市長はちゃんと民意で選ばれた、県都前橋の市長、トップですから。とにかく、市長が誰であろうと、やっぱり自分の信条として、高崎と前橋には自分の方から行くという、一応哲学があるので。
本当は伊勢崎にも行きたいし、太田にも行きたいけど、時間的に無理なので、これだけはちゃんと伝統として守っていきたいということもあったので、うちの首席補佐官と一緒に、小川市長のところに伺ったということです。あまり細かいことは言いませんけれども、やっぱり県と前橋の連携ってこれからも大事なので、それについて少し意見交換をさせていただいたということです。
●山本知事の重粒子線治療日程について
(記者)
もう1点は、知事の治療の日程のことです。重粒子線の治療が8月の上旬から始まるとお話しされていました。日程的には何日から何日まででしょうか。
(知事)
それは後で、ちょっと今、ぱっと分からないので、後でお知らせします。8月の確か、(草津温泉の)温泉祭りの後だったかな。多分6日とか7日ぐらいから始まって、終わるのが最後の週だと思います。4週間やって、確か4回、4回、3回とか、そんな感じ。最後3回だったかは分からないですけど、そんな感じで一応、重粒子線治療を終えるという計画になって、その後は約1年間、ちょうど来年の選挙の前ぐらいまでに、ホルモン治療を続けると。つまりホルモン剤を飲んで、1カ月に1回の、ちょっとだけ痛いやつ(注射)ね、太い針の。それをやるという流れになります。
(記者)
じゃあ、その重粒子線治療を受けている一定の期間ですが、職務代理は置かれる・・・
(知事)
置きません。重粒子線治療は、一応、治療を受けながら公務を入れていくんで。そもそもこの8月も、未来構想フォーラムが結構入っていて、未来構想フォーラムも8月もやらないと終わらないので。だから、そこは例えば公務に支障がないように、ちょっと朝やっていただくとか、あるいは夕方、夜があったか分からないけれども、工夫しながら入れてあるので。ただ、それはいろんな事情で、ちょっと動くことがあるかもしれませんが、基本的には、もう職務代理は置く必要はないし、今までも全く置いていないし、治療をしながら、しっかり知事としての公務をこなすと。
万が一、何か重粒子線治療をやっていることで、いろいろ副作用があったりとか、何か体調に変化があったら、そのときは柔軟に少し休むとかはするかもしれませんが、基本的に治療をしながら、知事としての公務をこなすと。多分大丈夫だと思います、今の感覚で言うと。
(知事)
それでは、我らがNewさん(大塚副知事)が待っておりますので、Newさんコーナーです。
●群馬ビジネスアカデミーについて
(大塚副知事)
ありがとうございます。本日、私から1件だけ、「群馬ビジネスアカデミー」というものについてご紹介したいと思います。
群馬ビジネスアカデミー、今年2回目なので、聞いていただいたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、高校生、それから高専生を対象とした2日間の起業教育プログラムであります。日本政策金融公庫さんと連携のもと実施しています。令和3年にまとめられた「新・群馬県総合計画」というものがありますけれども、このビジョンの中のキーワードに、「始動人」という言葉があります。ご存じでしょうか。始動人というのは、「自分の頭で考えて、他人が目指さない領域で動き出し、生き抜く力を持つ人」ということであります。学校であるとか地域であるとか、身近な取り組みや活動に目を配って、どういう仕組みをつくれば、あるいはどういった人たちと連携すれば、こういった課題を解決するかだとか、あるいは我々の生活だとか営みだとかを、より便利、あるいは安心、安全なものにできるかというようなことを考えていくことは大変重要でありますし、先々、ビジネスにおける起業にもつながるかもしれませんし、あるいは現時点でも、学校、地域、会社内での新しい何か、取り組みを始めるということにも役に立つと思っております。ぜひ多くの若い人たちにこういった取り組みに参加していただいて、こうした新しいことに挑戦するということの喜び、面白さを感じ取っていただければと思っています。
初日の8月4日には、ビジネスプランのつくり方を学びながら、地域の課題解決につながるアイデアを形にしていくということを行います。また、2日目の8月19日には、作成したビジネスプランの発表を行うほか、この起業の分野の大先輩である、安中市出身の起業家で、リクルートや楽天で宿泊予約サイトの企画運営に携わった後、現在、磯部温泉の活性化事業なんかに携わっていらっしゃる依田沙希さんによる講演も予定しております。申し込みの締め切りは、ここ(スライド)にありますように、7月31日、明日ではあるんですけれども、参加枠にはまだ余裕があるということでありますので、ぜひ若い方々の奮ってのご参加をお待ちしております。申し込みはこちら(スライド)のQRコードからアクセスをいただければと思います。私からは以上です。
ありがとうございます。いつもNewさんに結構大事なことをやってもらっていて、これも非常にいい試みだと思うので、ぜひ皆さん、ご興味、関心を持っていただければと思います。
それから重粒子線治療なんですけど、記者さんからご質問があって、今調べたら、8月4日の火曜日に始めて、8月25日の火曜日に終わります。それで、4回、4回、何とかと言って、(全部で)11回かと思ったら、12回だって。だから多分、週4回ぐらいのペースで、3回ぐらいやるんじゃないかなと思います。そんな状況です。
ということで、Newさんコーナーは終わりました。最後に、私の方からも一言だけ、ちょっと付け加えたいことがあるんで、申し上げておきたいと思います。
先般、今日の、今年度の実績の報告でも感じたんですけれども、やっぱり県がどんなに偉そうなことを言っても、市町村との連携がなければ、絵に描いた餅になってしまうということを、最近大変思っておりまして。ちょうど昨日かな、知事と12人の市長との意見交換会というのがあったんですね。そこでいろんなご要望もお聞きをし、いろいろと意見交換をしたんですけれども、私があらためて思ったのは、やっぱりここから群馬県を発展させていくためには、今までもそうなんですけれども、各市、昨日は12人の市長だったんですけれども、町村も含めて、市町村との連携というのは本当に大事だなと感じました。
例えば前橋市でいうと、さっき記者さんからもご質問がありましたが、小川市長と市役所の市長室で会ってきたんですけれども、やっぱり前橋とは、これから赤城(山)の開発についてもしっかり連携をしていかなければいけないと。これからビジターセンターができたりして、特にスノーピークが入って、キャンプ場もものすごくポテンシャルがあると思っていますし、フラワーパークも知事の決断でかなり大規模にリニューアルしたので、これもしっかり前橋市と協力して盛り上げていきたいと思います。それから、クリエイティブシティ構想ですよね。これもやっぱりトップ同士でしっかり信頼関係をつくっていかないとできないということで、県と前橋市との連携はとっても大事だなということを感じました。
それから、高崎市について言うと、堤ヶ岡飛行場跡地の大プロジェクト、シリコンバレーを超えるような街みたいな話というのは、もちろん高崎市の富岡市長は大変辣腕で、人脈もある方なんですけれども、やっぱり高崎市単独ではなかなか難しいということで、何年か前に私のところに来て、「ぜひ県と一緒にやりたい」と言っていただいて、「山本一太知事だからお願いに来たんだ」みたいな話で、これもしっかり県と市が協力をしてやるからには、なかなか難しいんですけど、一つ一つ試練を乗り越えて成功させなければいけないし、富岡市長さんとも一緒に出張させていただいたりしたので、ここもちゃんと連携していかなければいけないと思っています。
それから、久々に桐生市の荒木市長にも会ったんですけれども、荒木市長がいろんなことをやっているんです。今、「球都桐生」ということで、いろいろ講演会のシリーズをやっていて、ここに本当に素晴らしい方々が来られたりして、こういうイベントもすごく参考になるし、ここから桐生は、特にロケの面では、例えばデジタル・クリエイティブ、デジタルコンテンツ産業を進めていく上で、今一生懸命、映画のロケの誘致をやっているんですけど、桐生はすごく魅力のあるところで、Netflixの「ガス人間」、結構桐生が映っていますからね。桐生と、最終回は県庁の知事室でやっていますから。こういう形で桐生もしっかり連携して応援していかなければいけないし、桐生には「tsukurun」もやっていただいているんで、これからTUMO、tsukurunを広げていくという意味でも、桐生とどういうサステナブルな仕組みをつくっていけるかというのは、すごく大事だと思っています。
それから、伊勢崎市の臂市長ともお目にかかって、お話をしたんですけど、伊勢崎は、さっきもちょっと申し上げたとおり、日本の企業の中では、ほとんどスーパー企業の一つですよね、時価総額10兆円以上ですから、その信越化学が800億円以上の投資をしてくれて、さらに研究関係もまた投資をしてくれるという方針を示していただいて、1,000億円以上になるということで、こういうのもやっぱり、そもそも信越化学の投資を引き出すためには、県と市の連携が必要だったし、私もすごくトップセールスを頑張ったんですけど、臂市長と組んだからできたんですよね。こういうこともしっかりやっていかなければいけない。特に多文化共生については、伊勢崎市といろんな意見交換をしながらやっていきたいと思っています。
太田市も、これも未来構想フォーラムで穂積市長がおっしゃっていた、今、自動車産業中心なので、とてもある意味、製造業が4割の群馬県にとっては大事なところなんですが、デジタルクリエイティブ人材の育成というのを一生懸命やっているんで、穂積市長の方から、駅前にtsukurunとかTUMOというよりは、「NETSUGEN」を誘致したいみたいな話もあって、こういうこともしっかりいろいろと議論していかなければいけないと。
沼田市は、とにかく新しい産業団地ができるということで、これもしっかり星野市長を応援していかなければいけないし、私は利根沼田には、何とかデジタル・クリエイティブの施設をうまく作れないかということもあったりして、これもよく市長と相談していかなければいけないと思っています。
館林市も「平地型リトリート事業」ということで、非常に今、多田市長が頑張られて、皆さん、行ったことありますか。アートな家具売り場みたいなところがあって、非常に面白い集団と組んで、いろんな面白いことをやろうとされているということで、ここもしっかり連携していきたいと思います。
渋川市は星名先輩が市長になられたんですけど、国スポ、とにかく冬季の国スポについて、これから渋川市といろんな連携をしていかないといけないと。いろいろ要望も出ているわけですよね。スケートとかアイスホッケーとか。こういうのも、やっぱり知事と市長が話し合っていかないと前に進まないということだったりとかですね。
あと藤岡市は、新井市長が、これも非常に手堅く頑張っておられるんですけど、特に「やよいひめ」。ここに県は戦略的な農産物として力を入れているということでいうと、当然、藤岡市とも、こういう農畜産物、特に「やよいひめ」については、さらに力を合わせていかなければいけない。
富岡市との連携は、もう言うまでもないですよね。富岡製糸場を運営していくには、国、県、市の連携がどうしても必要だということがあったりとか。
安中市は岩井市長なんですけれども、岩井市長もすごく頑張られて、例えば今、世界遺産のことについても、例の鉄道遺産の話をやっているんで、これは群馬県としても全面的に応援をしていきたいと思っています。
また、みどり市も、今度、皆さんこれ、ぜひ注目していただきたいと思うんですけれども、例の(相澤忠洋氏の)映画を作っているんです。これをいろんな国際的なコンテストに出品したいということなんで、これもぜひ皆さんにも、メディアの皆さんもそうですし、私も行きますけど、試写会には行きたいと思っていますし、みどり市のジビエなんかについても一生懸命やっておられるんで。
こうやって見てみると、やっぱり今まで、この1年もそうなんですけど、やってきた7年間というのは、市町村との連携があってできてきたことなんだなということをあらためて思って、今日ちょっと皆さんの前で、この実績をご報告しながら、やっぱり、これ当たり前ですけど、県議会とは、当然ある程度、切磋琢磨しないと意味がないんで、二元代表制なので。それでも県議会との信頼関係というのは大事だし、市町村との連携というのは、さらにやっぱり群馬県全体を活性化していくためには、すごく大事だということを痛感いたしました。
だから、今日、政治的な質問は出なかったんですけど、やっぱりそう簡単に途中でいなくなるわけにはいかないなと。あらためて、今日の説明をしながら、12人の市長と意見交換をしながら、そんなふうに感じていることも、一応皆さんにお伝えをしておきたいと思います。
今日、いつもそうなんですが、1年間の実績とか今年度の実績をやると、すごく長くなるんで、相当これでも短くしたんですけど、それでも長い説明になってしまって、申し訳ありませんでした。
メディアの皆さんには、今日もちょっと長くなりましたが、最後までお付き合いいただいたことを感謝申し上げて、定例会見を終わりたいと思います。以上です。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。