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令和8年度第23回定例記者会見要旨(9月25日)

更新日:2026年9月25日 印刷ページ表示

■日時 令和8年9月25日(金曜日)15時18分~16時07分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等8人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 モニター資料 (PDF:2.52MB) 

 20260925山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

■知事冒頭発言

■知事発表

 1. 酷暑対策

 2. 群馬県子ども・若者総合相談センター

 3. ぐんまちゃんの海外展開

 4. 「GUNMA PASSPORT」追加発行

■質疑応答

■Newさんのひとこと

■知事メッセージ

 

知事冒頭発言

 それでは、定例会見を始めたいと思います。まず、台風第25号による被害について申し上げたいと思います。台風第25号による大雨で、千葉県、神奈川県などでは、人的被害、土砂災害、住宅の浸水など、大きな被害が発生いたしました。亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げたいと思います。また、被害に遭われた全ての皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

 被災地では、行方不明者の捜索が続けられているほか、停電、断水、鉄道の運休など、日常生活にも大きな影響が出ております。一刻も早く復旧が進み、被災された皆さんが安心して暮らせる日常が戻ることを、心から願っております。

 今後も台風の発生が懸念されています。県民の皆様には、引き続き最新の気象情報に注意し、災害への備えをお願いしたいと思います。

 次に、群馬県国際情勢アドバイザリーボードについてです。

 先週17日の木曜日、群馬銀行の深井彰彦頭取をお招きして、第6回のヒアリングを実施しました。まず、「中東情勢が県内経済に及ぼす影響と対応」をテーマにお話を伺い、その後、私との意見交換を行う、いつものスタイルでした。

 深井頭取からは、群馬経済研究所による最新のアンケート調査をもとに、県内企業の実態をご説明いただきました。具体的には、コスト上昇分の価格転嫁や原材料の調達をめぐって、企業によって対応力に違いが表れていること、そして、こうした違いが収益力や競争力の差をさらに広げる可能性があることをご指摘いただきました。また、群馬銀行が現在行っている資金繰りや事業承継の支援をご紹介いただいたほか、群馬県には、制度融資や補助金の充実などについてご提案をいただきました。意見交換では、部局長も加わって、例えば建設業への影響の見通しや、製造業でのAIの活用などについて議論を交わしました。

 日頃から県内企業と深く関わる深井頭取の話を通じて、現場の実情や課題への理解を深めることができたと思います。今後の群馬県の施策を検討する上で、大変有意義な機会となりました。引き続き、ヒアリングを通じて有識者の意見を伺いながら、群馬県としての対応を検討していきたいと思います。

 話は変わって、先週18日金曜日から、令和8年第3回前期定例県議会の一般質問が実施されています。今日は発表項目に先立って、県議会の一般質問について、知事答弁を中心に所感を述べたいと思います。ちょっと早口になりますが、いつものとおり、ざざっとご紹介したいと思います。

 9月18日に行われた一般質問に関するスライドです。

 大和県議からは、新・群馬県総合計画のアップデートを踏まえて、私が目指す政策についてご質問をいただきました。社会の状況がどれほど変化しても、「県民幸福度の向上」という山本県政の基本理念は変わりません。今回の見直しでは、「安全性」「持続性」「価値創出」の3つの力を高めて、政策を推進してまいります。県民の命と暮らしを守るとともに、県内産業の稼ぐ力を高め、子育てや教育、医療、福祉の充実につなげるということを答弁させていただきました。県議会、市町村、県民の皆さんと力を合わせて、全ての県民が幸福を実感できる群馬県を、これからも目指していきたいと思っています。

 金沢県議からは、医療的ケア児・者の支援に対する私の思いについてご質問をいただきました。私の方から申し上げたのは、これまで当事者、ご家族の声を伺って、現場で支援に携わる方々のご苦労に触れてきたと。そうした声に応えるために開設したのが、医療的ケア児等支援センター「やっほ」だということを申し上げました。今後も、誰一人取り残さないという強い思いのもとで、ご本人とご家族が安心して暮らせる群馬県づくりに全力で取り組んでいきたいと、こんなふうに結びました。

 秋山県議からは、私への質問はありませんでしたが、7月に県南部を中心とした大雨についてご質問をいただきました。今回の大雨では、河川、下水道施設にも被害が発生しました。県民の生活を支える施設の機能を確実に維持していくことが大事です。被災箇所の一日も早い復旧に取り組むとともに、河川整備、市町村と連携した下水道対策を着実に進め、県民の命と暮らしを守っていきたいと思っています。

 後藤県議からは、私への質問はありませんでしたが、カスタマーハラスメント対策が主なポイントだったかなと思います。カスタマーハラスメントは、働く方の心身に悪影響を及ぼす深刻な問題です。その防止は、事業者の人材確保、離職防止のためにも重要だと考えております。引き続き、関係機関と連携して事業者の取り組みを支援するとともに、県庁でも組織的な対応を進めて、職員が安心して働ける職場環境を整えてまいりたいと思います。

 次のスライドですが、9月24日に行われた2日目の一般質問に関するスライドです。

 井下県議からは、副首都への立候補表明と議会との意思疎通などについてご質問をいただきました。私の方から申し上げたのは、この質問は副首都そのものだけではなく、重要な政策判断、対外的な発表に当たっての議会との意思疎通のあり方に関するものと受け止めたということです。この場でも説明しましたほか、全員協議会でも説明しましたが、今回は副首都法が成立した直後というタイミングで、群馬県の意思を示す必要があったことをご説明いたしました。今後も議会との信頼関係を大事にしながら、国が示す基本方針や政令の内容を踏まえ、議会の皆さんと丁寧に議論を重ねていくと、このこともあらためて強調させていただきました。

 水野俊雄県議からは、新たな文化拠点の基本構想策定状況などについてご質問いただきました。現在、劇場コンサルタントである有限会社空間創造研究所との検討や、有識者会議の設置準備を進めています。基本構想策定に当たっては、鑑賞のみならず、県民自らが舞台に立って、創作して発表する機会をどのように創出していくのか。また、若者をはじめとした人材育成や文化活動の裾野拡大に、どのようにつなげていくのか。こうした観点から、引き続き丁寧に検討を進めていきたいということを申し上げました。

 中島県議からは、人口減少社会における今後の県政運営についてのご質問が記憶に残っています。群馬県では、人口が減少する中で、県民が豊かさや幸福を実感できる社会の姿として、「幸せなダウンサイジング」という考え方を打ち出しております。少子化対策には全力で取り組みつつ、変化に強い産業構造を築くことで、県民一人一人が活躍し続けられる群馬県を実現していきたいと考えております。引き続き、幸福度ナンバーワンの群馬県を目指して、オール群馬で取り組んでいくと、今のようなお話をさせていただきました。

 大沢県議からは、知事の政治姿勢を問う形で、憲法9条、防衛産業をめぐる知事の発言についてご質問をいただきました。これまで知事会見の中で、記者の皆さんからの質問に答える形で、憲法9条、防衛産業について、私個人の政治家としての考えをお答えしてまいりました。県議はこれを踏まえて、いろいろ私に質問をぶつけてこられたわけですが、平和主義の理念を堅持することは大前提だということを何度も申し上げてきました。そして、平和を望む気持ちは誰もが等しく抱いているということも、議場の場でお話をさせていただきました。引き続き、県民の暮らしと安全を守るために全力を尽くしていくということも、しっかりとお伝えしたつもりです。

 一般質問は以上です。質問に立たれた県議の皆さんに、この場をお借りしてあらためて御礼を申し上げます。来週以降も一般質問や各委員会が開催されますが、県議会の皆さんに、しっかり県の方針や施策を理解していただけるように、引き続き丁寧に答弁してまいりたいと思います。

 今、知事と議会との間で、いろんな問題というか、問題提起がなされていますよね。これはブログのシリーズでも、3日間の珍しい休みの中で書いたので、ご覧になった方もいると思いますが、やっぱり知事と議会というのは、健全な緊張関係は、もちろん必要なんだと思うんですよね。ただ、議会は議決機関なので、知事としてできる限り丁寧な説明をして、議決を得るというのは当然ですし、この、議会との調整能力というのも、実は知事として不可欠な資質だと私は思っているので、努力をしてきたんですよね。お互いにいろいろすれ違いがあったり、それが健全な、そもそも地方自治のシステムというのは、議会と首長を、ある意味、牽制させ合う仕組みなので、これはこれで私は健全だと思うので、いろんなご指摘を真摯に受け止めてやっていきたいと思うんですけどね。議会とのあり方で、皆さん、全国の知事で、記者会見でわざわざ県議との一般質問の中身に触れる人、いますかね。いないと思うよ。これ、結構準備するのも大変なんだけど、この会見は皆さんに毎回出てきていただいて、多くても、例えばコロナの頃、何万回も回ったことがあるんですけれども、だいたい5,000回とか6,000回とか7,000回ですけれども、切り取られたら100万回とか回る可能性もあるわけじゃないですか。そこで毎回、ちゃんと県議との質疑について発表しているという、こういう姿勢も、ぜひ分かっていただきたいと思うんですよね。他の県でこういうことをやっている知事がいたら、ぜひ教えていただきたいなと思うんですけれども、一応、それだけは少し言わせていただきたいなと。

 引き続き、県議会とは健全にせめぎ合いながら、より良い県政をつくるために力を合わせていきたいということを申し上げたいと思います。こうやって実際に知事として、県側として努力をしているということは、ぜひそこはご理解いただければうれしいなと思っております。

 それでは、会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は、「酷暑対策」、「群馬県子ども・若者総合相談センター」、「ぐんまちゃんの海外展開」などについて発表させていただきます。

 

知事発表

 1. 酷暑対策

 まず、「群馬県の酷暑対策」です。群馬県は、全国でも特に厳しい暑さに直面する地域です。昨年、伊勢崎市では全国最高気温となる41.8度を観測しました。私のインド人の友人が、「インドか!」と言っていましたから、相当暑いということですよね。今年は、昨年に比べると比較的暑さが落ち着いておりましたが、長期的に見ると、気候変動の影響によって、厳しい暑さが常態化しつつあると言っていいと思うんですね。

 この暑さは、熱中症のリスクだけではなくて、屋外活動を減少させるとか、あるいは仕事、学習、娯楽、こういう幅広い活動場面で効率が下がっていくんです、暑さのためにね。また、農作物の生育、品質、畜産業の生産性にも影響いたします。さっきお昼に、東吾妻町の婦人会の方々とお話をしていたんですけれども、参加者の一人が農業をやっておられるので、この気候変動でなかなか畑は大変だという話もしていました。このように、酷暑は県民の暮らしや地域経済に大きな影響を及ぼしております。また、全国各地では豪雨災害が多発するなど、気候変動による影響がますます深刻化しております。

 こうした状況を踏まえ、群馬県では、酷暑をはじめとする気候変動による影響を重大な課題として捉え、新たな取り組みを進めていくことといたしました。

 そこで、このたび群馬県は、「ぐんま酷暑対策先進県」を宣言し、全国に先駆けて、酷暑対策をはじめとする気候変動適応に総合的な視点で取り組んでまいります。酷暑などに対する先進的な対策を進めることで、県民生活の安心・安全を守るとともに、暑さそのものを群馬県の強みに変えて、地域の持続的な発展につなげてまいります。毎回こういう大事な発表をするときに、「ジャーン」とか言っているので、今度、Newさん、言ってくれませんか。共同作業なんで、Newさんが銅鑼か何かを持って。後で相談しましょう。

 この宣言によって、群馬県が目指す姿について説明します。スライドをご覧ください。まず、酷暑をはじめとする気候変動の影響にしっかり対応し、県民の皆さんが安心して暮らし続けることのできる、「気候変動・酷暑に強い地域づくり」を進めてまいります。

 また、行政だけではなく、民間企業や大学などと力を合わせて、オール群馬で気候変動適応・酷暑対策を推進してまいります。さらに、全国有数の暑さに直面する群馬県だからこそ、その課題を強みに変えて、全国に先駆けたモデルづくりに挑戦いたします。そして、新たな技術やサービスの創出、産業の活性化にもつなげて、地域の持続的な発展を目指してまいります。次のスライドです。

「ぐんま酷暑対策先進県」を推進する体制について、ご説明したいと思います。まず、知事を本部長とするグリーンイノベーション推進本部のもとに、庁内関係各課で構成する「気候変動適応・酷暑対策部会」を新たに設置いたします。部会では、気候変動適応に係る調査、検討や施策の推進を行います。

 加えて、行政だけではなく、産業界、大学、医療機関、研究機関などで構成する「気候変動適応・酷暑対策推進チーム」を設置いたします。推進チームには、専門的、技術的な助言や情報提供、実証事業への協力などをしていただく予定です。

 こうした庁内横断、官民連携の体制のもとで、オール群馬で気候変動適応・酷暑対策を推進してまいります。次のスライド。

続いて、先進県の実現に向けた具体的な取り組みについてご説明したいと思います。気候変動や酷暑は、県民生活、経済活動など、まち・しごと・くらしの幅広い範囲に影響を及ぼしております。そういったことを踏まえ、取り組みは大きく2つの柱で構成しています。

 1つ目の柱は、「『快適で、気候変動・酷暑に強いもの』への転換」です。この柱では、まち・しごと・くらしを快適にすることと、気候変動・酷暑に強くすることの2つの視点から、県民が快適に安心して暮らせる群馬県を目指した取り組みを進めてまいります。具体的には、熱中症対策、社会行事、生活スタイルの転換、住宅や公共施設などの日射対策を進めてまいります。また、豪雨、土砂災害対策の強化、気候予測データの活用、防災・環境教育の推進などにも取り組んでまいります。

 2つ目の柱は、「酷暑を群馬の強みに変えていく『適応ビジネス』の振興」です。この柱では、気候変動や酷暑への対策において新たな価値を生み出すこと、エコシステムをつくることなど、群馬モデルとなり得る新しい視点で取り組みを進めてまいります。具体的には、新商品・新サービスの創出支援、それから夜間・早朝型観光など新たな観光ビジネスの展開、企業・金融機関・大学などとの実証事業や共同研究を進めてまいります。あわせて、地域課題解決型プロジェクトの推進、優良事例の横展開、行政とのマッチングなどを進めてまいります。次のスライドをご覧ください。

 最後に、今後の予定です。この宣言を契機に、今年10月以降、「気候変動適応・酷暑対策部会」及び「気候変動適応・酷暑対策推進チーム」を設置して、庁内横断と官民連携の推進体制を構築いたします。その後、来年2月に発表予定の令和9年度当初予算案において、酷暑対策に関する各部局の政策を発表します。そして、来年5月から6月頃をめどに、気候変動適応、酷暑に関する総合的な対策を取りまとめ、公表する予定にしております。

 これは、当初予算案を発表するということですけれども、当然、来年の当初予算に対する議会のしっかりとした議論があって、そこで議決機関である議会にしっかり説明をして、ご了解を得ることで実現するということは、ここであらためて申し上げておきたいと思います。

 群馬県としては、全国に先駆けた酷暑対策を進める。やっぱり、今、これをやらなければいけないと思うんですよ。急にまたちょっと涼しくなったりしているんだけど、本当に大きな流れからいくと、本当に酷暑対策をやらなければいけないという時代の流れなので、こういう中で県民の安心・安全を守っていく。さらに、それを強みに変えて、山本県政の真髄は、「レモンをレモネードに変える」という英語があるじゃないですか。「災い転じて福となす」というやつですよね。こういうことなので、これを強みにも変えていくということですよね。これを地域経済の成長にもつなげるということで、県民幸福度の向上を図ってまいります。

 

2. 群馬県子ども・若者総合相談センター

 続いて、群馬県子ども・若者総合相談センターについてです。群馬県では、ユニパスをはじめ、多様な学びを選択する子どもたちへの支援、ひきこもり、ヤングケアラーなど、さまざまな困難、生きづらさを感じている子ども・若者を支える取り組みを、関係機関と連携しながら進めております。一方で、複数の支援機関への相談が必要となる場合に、どこに相談したらよいか分からないといった声もありました。スライドをご覧ください。

 そこでこのたび、「群馬県子ども・若者総合相談センター」を開設いたします。この施設は、子ども・若者のさまざまな悩みを受け止めて、適切な支援につなげる総合相談窓口となります。開設日は10月1日の木曜日で、対象は、おおむね15歳から39歳までの子ども・若者と、その保護者となります。場所は、群馬県社会福祉総合センターの4階。開所時間は、火曜日から土曜日の午前10時から午後5時までということになります。

 この施設の愛称は、「あすのわ」です。この愛称は、公募で寄せられた748点の中から選ばれました。「あす」は未来を表す「明日」ですよね。「わ」は、人と人とのつながりや支援の「輪」を意味しています。次のスライドをご覧ください。「あすのわ」の3つの役割です。

 1つ目は、「相談を受け止める」。学校、家庭、進学、就職、人間関係における悩みなど、幅広い相談に対して、一人一人の状況に応じて丁寧に対応いたします。

 2つ目は、「支援につなぐ」です。相談内容に応じて、教育、福祉、医療、就労支援など、さまざまな分野の関係機関や民間団体につなぎます。

 3つ目は、「連携して支える」です。関係機関や民間団体をつなぐハブとしての役割を担い、切れ目のない総合的な支援をコーディネートいたします。

 詳細は、スライド記載のQRコードから、群馬県のホームページをご確認ください。悩みを抱える子ども・若者の皆さん、困りごとがあるけれども、どこに相談したらよいか分からないという方、そのご家族や関係者の方、どんな悩みでも構いませんので、ぜひ気軽にご相談いただければと思います。「あすのわ」です。群馬県としては、生きづらさを抱える子どもと若者が、希望を持って、自ら思い描く人生を切り開く手助けとなるように、支援体制を充実させてまいります。

 

3. ぐんまちゃんの海外展開

 続いて、ぐんまちゃんの海外展開についてです。本日は、2つの取り組みをご報告します。まずは、こちらの動画をご覧ください。30秒です。

~動画再生~

 このたび、英語版YouTubeチャンネル「Gunmachan‘s Playground」を開設いたします。日本語で、これも分かると思うんですけれども、「ぐんまちゃんの遊び場」という意味ですよね。コンセプトは、子どもが夢中になって、親が安心して見せられる日本発の教育チャンネルです。このチャンネルでは、英語の童謡、ダンスの動画、英語吹き替え版のアニメ「ぐんまちゃん」を公開いたします。日本でも視聴できる、親子で楽しみながら英語に親しんでいただけます。歌のお姉さんを務めるのは、アメリカ出身のアニャ・フロリスさんです。アニャ・フロリスさんというのね。NHKの連続テレビ小説「風、薫る」のメアリー役、覚えていらっしゃるでしょうか。あるいは、ラジオ「基礎英語」などにも出演されています。こうした経験を持つアニャさんと一緒に、ぐんまちゃんの魅力を世界に届けられることを、とても心強く思っております。

 動画の公開は、日本時間の10月2日金曜日午前9時からですよね。ぜひ、ご家族でご覧いただきたいと思います。英語になった瞬間に、届き得るマーケットが何十倍にもなるということですから、ぜひご期待いただきたいと思います。

 もう一つ、アニメ「ぐんまちゃん」のアメリカでのテレビ放送です。スライドをご覧ください。現地時間の10月2日から、「セサミストリート」や「おさるのジョージ」、英語だと「キュリアス・ジョージ」だっけ、などで知られるアメリカの公共放送サービスのPBS系列などで、アニメ「ぐんまちゃん」の放送が始まります。アメリカのご家庭で、ぐんまちゃんに親しんでいただく大きな機会になると期待しております。

 アニメ「ぐんまちゃん」は、皆さんご存じのとおり、クランチロールを通じて、世界200以上の国と地域で配信されています。自治体が制作したご当地キャラクターのアニメがここまで世界に広がることは、私の説明が悪いのか分からないんですけれども、結構画期的な展開なんですよ。今まで考えられないような。今回、クランチロールに加えて、アメリカの公共放送でもぐんまちゃんを見ていただけるようになるということは、非常に大きなことだし、知事としてうれしく思っています。

 ぐんまちゃんには、県名である「群馬」という地名がそのまま入っているんですよね。ぐんまちゃんを知っていただくということは、子どもの頃から群馬を刷り込まれるということなのでグンマー帝国の野望にも資するわけですね、今のは冗談ですけど、群馬を知ってもらうということでいうと、大変な効果があると思っています。こうした点も、海外でPRする上での大きな強みになっています。今回のYouTubeチャンネルと海外のテレビ放送を通じて、ぐんまちゃんのファンを世界中に増やし、群馬県の魅力を国内のみならず、海外にも伝えてまいります。

 海外展開に関する取り組みの概要は以上なんですけれども、何年か続けて、ロサンゼルスの世界最大のアニメエキスポに、ぐんまちゃんが行っていますよね。メディア戦略アドバイザーから聞いた話だけれども、コロンビア人の女の子がパカパカと走ってきて、「ぐんまちゃん!」と言うんだから。「何で知っているの?」と言ったら、クランチロールのアニメで知っているんだから。実はアニメって、本当にすごいんですよ。

 なお、今週末、26日の土曜日、27日の日曜日は、今、準備が進んでいるので、皆さんご覧になったかもしれませんが、群馬県庁で「ご当地キャラカーニバル in ぐんま2026」を開催いたします。今回は、過去最多となる147のキャラクターが集まります。すごいでしょう。ぜひ、ぐんまちゃんや全国の仲間たちに会いに来ていただきたいと思います。

 

4. 「GUNMA PASSPORT」追加発行

 最後に、GUNMA PASSPORTの追加発行です。パスポート型パンフレット「GUNMA PASSPORT」は、今年5月以降、累計4万部を発行しました。前回は、2万部の枠に8万2,000件を超える申し込みがありました。これほどの反響をいただいて、知事として大変うれしく感じています。しかしながら、希望する多くの方々にまだお届けできていません。あちこちで会うたびに、「知事、GUNMA PASSPORT(抽選に)外れた」とか言われて、「また、ぜひ抽選だからやってください」と言っているんですけれども、本当に多くの方々が欲しいと思っているということで、これを受けて追加発行を行います。そのご報告です。スライドをご覧ください。

 新たに6万部を追加発行し、抽選を行ってまいります。追加分は、10月と12月の2回に分けて、それぞれ3万部ずつ交付いたします。10月分は、10月5日の月曜日から申し込みを受け付け、10月16日の金曜日から交付します。12月分は、11月24日から申し込みを受け付け、12月5日から交付いたします。申し込みは、これまでと同様、群馬県公式LINE、群馬県デジタル窓口から受け付けます。当選された方は、交付窓口で申請画面をご提示いただくことで、一人1冊、無料で受け取ることができます。また、交付開始直後の土日には、群馬県庁1階の県民ホールに特別窓口を設けたいと思います。詳しい日程、申し込み方法は、スライド記載のQRコードから、特設サイトをご確認いただきたいと思います。以上が追加交付の概要です。

 今回の追加交付で、GUNMA PASSPORTを累計10万部発行することになります。これは地方自治体が出しているもので、今まであまり例がないと思うんですよね。これまでGUNMA PASSPORTを受け取った方々から、おかげさまで大変ポジティブな声が寄せられていまして、「これまで知らなかった群馬を知ることができた」とか、「各地域の食や観光を楽しむことができた」と、こんな反応をいただいております。GUNMA PASSPORTが、楽しみながら県内各地を回るきっかけになっているということを、知事として大変うれしく思っております。以前の会見でも発表しましたが、こうした県内周遊の効果を試算したところ、初回1万部の受け取りや県内周遊による経済波及効果は、約5億9,000万円でした。今回、今年5月から8月までのウェブ、新聞、テレビでの露出効果を、例のルールに従って算出して広告費に換算したら、約17億2,000万円となりました。多くのメディアやウェブで取り上げられたことで、群馬県のPRとして、非常に高い効果を上げることができたと考えています。これぞ山本県政の真髄。限られた予算で大きな効果を生み出す、まさに群馬県のワイズスペンディングを体現した取り組みだと、ちょっと手前みそで、こんなに自画自賛して悪いんだけれども、本当に費用対効果抜群だったと考えています。

 今後は、GUNMA PASSPORTをお持ちの方を対象としたキャンペーンも予定しております。詳細が決まり次第、群馬県ホームページや特設サイトでお知らせします。群馬県としては、今回の追加発行により、さらなる県内周遊につなげ、観光や地域の活性化を図ってまいります。ぜひGUNMA PASSPORTを手に、群馬ならではの魅力を体感してください。

 今日お目にかかった婦人会の方からも、GUNMA PASSPORTの話が出たんですね。私がちょっと申し上げたのは、「群馬県はそもそも未開の地と言われているグンマー帝国であると。グンマー帝国にパスポートがあるのは当たり前であって、これからは、もしかすると県外の方はGUNMA PASSPORTが無ければ県境を通さない」という冗談を言ったら、一人の方が「えっ」と言ったので、「冗談です」と申し上げましたけれども、それは冗談にしても、GUNMA PASSPORTの影響で、例えば茨城県知事から「そのままパクらせてください」と言われて、大変光栄な話ですよね。こういうインパクトを生み出しているということは、本当にうれしく思っていますし、とにかく群馬県の発信力と知名度を上げようと努力してきた知事にとっては、この展開は勇気100倍だということも申し上げて、冒頭の説明に代えたいと思います。私からは以上です。皆さんから何かあれば、ご質問を受けたいと思います。

 

質疑応答

●酷暑対策について
(記者)
 まず、酷暑対策の発表の件でお伺いしたいんですけれど、これは、発案者は知事なんでしょうか。それとも部局なんでしょうか。それ以外の方なんでしょうか。

 

(知事)
 これは政策会議で出たので、発案者が誰かということなんですけど、みんなで問題意識を共有しながら、政策会議の中で提案されたということです。政策会議で、みんなで持ち寄って話し合ったということです。

 

(記者)
 あと、来年度の予算案にも何か盛り込んでいく予定があるということなんですけど、現時点で想定されるような事業はあったりしますか。

 

(知事)
 当初予算なので、まだかなり先の話になると思うんですけど。グリーンイノベーション推進監どうぞ。

 

(グリーンイノベーション推進監)
 現時点で何か既に想定しているということではないんですけれども、例えば今回の9月補正でも、県立高校へのエアコンの整備というようなものもありましたので、そういった、もともと考えているものも含めて、各部局の方から出てくる想定で考えています。

 

●GUNMA PASSPORTについて
(記者)
 GUNMA PASSPORTの関連なんですけれども、これまで4万部配られていると思うんですが、結局、受け取りは今、どれくらいですか。

 

(知事)
 戦略セールス局長どうぞ。

 

(戦略セールス局長)
 9月24日時点で、4万部のうち3万2,049部です。割と多くの方々に取りに来ていただいています。

 

(記者)
 あと、コンプリートだとスタンプが、確かもらえると思いますが・・・

 

(戦略セールス局長)
 コンプリートは、同じ9月24日時点で663人です。

 

(記者)
 この数字について、知事はどのように受け止めていますか。

 

(知事)
 さっき言ったように、異例の、非常に大きな反響だと思うんですよね。コンプリートがこれだけいるって、すごいと思うのは1日じゃ無理だから。何日もかけて回っているということなので、そういう経済効果も含めて、いろいろ、何とか連関表とかあるよね? そこに突っ込んでみたところ、このぐらいの経済効果になったということなので、非常にいいと思うし、やっぱり県民の方々が今、欲しいと言っていただいているので、それに合わせて、しっかり我々もタイムリーに対応を打ち出していくということで、3万と3万ということで出すことにしました。

 

(戦略セールス局長)
 今回の広告効果につきましては、具体的に事業者に算定をお願いしておりまして、PRの効果測定ツールの「PR Analyzer」というものがございまして、それに実際に5月から8月までのウェブ、新聞、テレビなどの各媒体での放送実績をもとに、それぞれの媒体の広告料金をベースにして、実際に料金換算をしたというのが今回の金額です。

 

(知事)
 PR Analyzerに入れたんですね。なぜこういう数字になったかというのは説明できます。よく、いろんな自治体で経済効果と言っているけど、あまり根拠がないところもあるけど、うちはちゃんと、効果測定ツールを使って計算したということですよね?

 

(戦略セールス局長)
 そうです。

 

(知事)
 はい、そういうことです。

 

(記者)
 ありがとうございます。この6万部の追加について、もし、これで抽選を受け付けて、またオーバーするようなことがあったら、さらに増刷する可能性も出てくるのでしょうか。

 

(戦略セールス局長)
 今回の6万部なんですけれども、前回、7月の2万部に対して8万件の応募がありましたので、6万人の方がもらえていなかったということでございます。そのため、今回6万部でございます。今回の2回の抽選の申し込み状況を見ながら、それを踏まえて、引き続き多くの方にお届けできるように考えていきたいということでございます。

 

(知事)
 だいたい、これで対応できるんじゃないかと我々は考えているんですけれども、さらに多くなるような現象になってきたら、それはそれで、またよく相談して考えたいと思います。だけど、だいたい希望を叶えられるんじゃないかなという試算のもとで出したので、何とかこれで対応できるんじゃないかと。これがさらに増えてきたら、また考えたいと思います。

 

●酷暑対策について
(記者)
 私も、まず酷暑対策について伺いたいんですけれども、いろいろカテゴリーがあるかと思うのですが、例えば今、国スポに向けて、県内ではスポーツの強化などに取り組んでいますけど、スポーツの酷暑対策というのも大変な課題になっていると思いますが、その点もフォローされるおつもりはありますでしょうか。

 

(知事)
 グリーンイノベーション推進監どうぞ。

 

(グリーンイノベーション推進監)
 お尋ねの分野は、スポーツ分野ということになるかと思いますけれども、当然、それも入ってくると思います。実際に、これから部会やチームを立ち上げる中で、そういったさまざまな部局横断的な課題が出てくると思いますので、その中で上がってくる可能性もあるんじゃないかなと考えているところです。

 

(記者)
 知事はいかがでしょうか。

 

(知事)
 そうですね、記者さんが言ったように、スポーツにおける酷暑対策というのも一つの要素になってくると思うので、そういうことも全部含めて、よく議論していきたいと思います。

 

●日本銀行による政策金利の引き上げについて
(記者)
 お話が変わりますが、案件外で、日本銀行が利上げを決めました。今後、県民には住宅ローンの負担増など、いろいろ予想されますけれども、今回の決定について、知事の評価をお聞かせください。

 

(知事)
 どなたかいますか。産経部、どうぞ。

 

(地域企業支援課長)
 ご指摘のとおり、今回の金利の引き上げについては、住宅ローン金利や事業資金の借入金利の上昇を通じて、県民生活や県内中小企業の経営に影響が及ぶ可能性があると考えております。
 中小企業支援担当として申し上げると、中小企業の資金繰り支援については、5月補正予算で拡充した融資枠や保証料補助を活用いただくとともに、制度融資の強みである長期固定金利を生かして、金利上昇局面においても円滑な資金調達を支援することで、県内中小企業の経営安定を後押ししていきたいと考えております。

 

(知事)
 ほとんど付け加えることはありませんけど、これは当然のことながら、地域企業支援課長からもあったように、当然、県内の中小企業とか、あるいは県民生活にも影響が及ぶと思うんですよね。よく動向を見ながら、関係機関とうまく連携して、さっき言ったように、とにかく中小・小規模事業者に対する資金繰り支援ですよね、これが円滑にいくように、いろいろ心配りをしていきたいと思っています。

 

●草津町に建設予定の廃棄物処理施設に対する中之条町議会の意見書提出について
(記者)
 お話が変わりますが、中之条町議会が、草津町に建設が予定されている産廃処分場の建設について、群馬県に対して、建設計画を不許可とするよう求める意見書の提出を決めました。今回の決定について、知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 どうぞ。それでは、環境森林部長から。

 

(環境森林部長)
 まず、事実関係でございますけれども、意見書の内容につきましては、まだそのものが届いていないので、内容については承知していないところでございます。

 本県では、最終処分場の設置に当たりまして、法に基づく設置許可申請の前に、事前協議を行うことになっております。当該処分場計画につきましては、今、事前協議の手続中ということでございまして、許可、不許可という話も出ておりますが、まだ最終処分場の設置許可申請が提出されているという段階にはございません。

 事前協議におきまして、地元とのコミュニケーションを求めておりますので、周辺住民や関係自治体に対して、計画をしっかりと説明するように指導しているところでございます。

 

(知事)
 今、環境森林部長が言ったことに尽きると思うんですけれども、最終処分場の設置許可申請は、まだ提出されていないですよね。これは、とにかく事前協議が必要だということで、その結果も踏まえて、事前協議が終わると、今度は申請が出てくるわけで、そのときは法律に基づいて審査を行うということですよね。
 ただ、事前協議における地元とのコミュニケーションや説明というのは、かなり丁寧にやっていくように、しっかり指導させていただくということですね。

 

(記者)
 現段階で事前協議の途中ということですけれども、地元とのコミュニケーションについて、今、お話が出ましたが、きちんと取れていると思いますか。いかがでしょうか。

 

(知事)
 どうですか、環境森林部長。

 

(環境森林部長)
 ちょっとコメントしづらいところでございますけれども、我々とすれば、しっかり取るように指導を続けていくということでございます。

 

●館林市議会議員選挙の結果について
(記者)
 最後にもう一点、館林市議会議員選挙で、参政党の候補者が首位で当選しました。知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 大きな世の中の流れとして、こういう流れは出てくるだろうなと思っていたので、その一端かなと。今も、来年の県議選に向けて、例えば参政党の候補者や国民民主党の候補者が出ようとしているので、群馬県は、前にも言ったように、長年にわたって保守王国と言われて、自民党が圧倒的に強かったわけですけれども、そういう構図には、だんだん変化が起きてきているという、一つの象徴的な出来事として受け止めるべきじゃないかなと思っています。

 

(記者)
 ありがとうございます。今回、館林市民が、その参政党の方に引かれた理由について、知事はどう受け止めていますか。

 

(知事)
 それは、民主主義の原則にのっとって選挙で選ばれているので、つまり、その人の主張に対して支持する市民が多かったんだろうなと、そんなふうに受け止めています。

 

●ぐんまちゃんの海外展開について
(記者)
 ぐんまちゃんのアメリカでの放送のことでお伺いしたいんですけれども、地域のマスコットを題材にしたアニメが海外で放送されるということは、全国で初と言えるのかどうかというところって分かりますか。

 

(知事)
 地方自治体のアニメとしては、もう間違いなく全国初だと思う。そもそも、クランチロールでやってくれているということの、ものすごく大きな価値を、私はまだ十分に議会や県民に伝え切れていないんですけど、自治体がつくったアニメを8カ国語で200の国と地域で放送するって、普通ないですよね。
 それから、アメリカのテレビでこれをやるというのは、それだけの価値を見出してもらっていることなので、他の自治体が、まず本格的なアニメをつくっていないので、全国初だと思います。

 

●GUNMA PASSPORTについて
(記者)
 もう一点、GUNMA PASSPORTの件で、累計10万部の交付ということですけれども、全体でかかる経費は、どのぐらいになるのでしょうか。

 

(知事)
 戦略セールス局長どうぞ。

 

(戦略セールス局長)
 初回が1万部で300万円、2回目が3万部で330万円、今回6万部で850万円ということでございます。これは主に印刷費などで、一部除外している経費もございますけれども、基本的には合計で、1,480万円で10万部ということでございます。

 

(知事)
 今のところ、まだ全部発行していないけど、現時点で何部発行したんだっけ。

 

(戦略セールス局長)
 まだ4万部です。

 

(知事)
 4万部の時点で、(5月~8月のメディア露出を)広告費換算すると17億円ということですね。

 

 

Newさんのひとこと

(知事)
 それでは、Newさん(大塚副知事)が「俺の番だ」みたいな感じなので。Newさん、お願いします。

 

●群馬県と桐生市の連携による取り組みについて
(大塚副知事)
 ありがとうございます。本日、私から、群馬県が地域の自治体、市町村と連携しながら進めている、それぞれの地域の特性、それから強みを生かしたまちづくりの取り組みについて紹介させていただきます。

 具体的には、桐生市との連携により成果が生まれている2件の取り組みを紹介させていただきます。いずれも先月8月に、桐生市で開催された未来構想フォーラムにおいて、桐生市の荒木市長から紹介いただいた2つの案件であります。

 まず、1つ目。こちらのスライドですが、1つ目の事例は、赤城山の東側の麓にあります黒保根エリアの観光拠点化の取り組みです。桐生市黒保根町にある水沼駅温泉センターは、長らく閉鎖されていたものですけれども、昨年4月に「水沼の湯」としてリニューアルオープンしました。また、宿泊機能を備えた複合型のリゾート施設「水沼ヴィレッジ」の整備も進み、新たな滞在・交流拠点が生まれています。

 この取り組みは、地域の豊かな自然、それから観光資源を生かしながら、リトリートを核とした長期滞在型の観光の推進を目指すものです。桐生市、それから民間の事業者、鉄道事業者であるわたらせ渓谷鐵道が一体となって、取り組みを進める先進的なモデルケースであります。特に桐生市は、連携の中核として、県との調整、それから事務局機能を担うとともに、観光プロモーション、地域の観光基盤整備など、事業全体を牽引されています。

 また、県との関わりということですが、本取り組みは、群馬県のリトリート環境整備に係る補助制度を活用して進めていただいています。群馬県では、事業費への支援に加えまして、群馬県でリトリートを推進していますので、専門家による助言、それから関係機関との調整などを通じて、地域と一体となって観光地域づくりを応援しているというところであります。これが1つ目の取り組みです。

 次に、もう一つご紹介します。2つ目の事例は、「tsukurun KIRYU」です。「tsukurun KIRYU」は、県が令和4年3月から前橋駅前で展開しているデジタルクリエイティブ人材育成拠点「tsukurun」の成果やノウハウを東毛の地域にも展開するため、桐生市が一昨年、令和6年6月にオープンしたサテライト施設であります。前橋の「tsukurun」と同様に、県内の小・中・高校生が無料で利用することができまして、ゲームのプログラミングや3DCGなど、最先端のデジタル技術を学ぶことができます。今年の3月末時点で、登録者数は630人、それから延べ利用者数が5,080人となっていまして、多くのお子さんに利用いただいているというところであります。

 県では、「tsukurun」で培った整備、それから運営のノウハウを提供させていただいていることに加えまして、受付管理システムの導入支援、また、連携イベントの開催、ホームページやSNSを通じた広報支援を行っております。「tsukurun KIRYU」が桐生市にオープンしたことで、桐生市内のお子さんたちが、身近な場所で最先端のデジタル技術に触れられるようになったほか、市外からも利用が多くありまして、東毛地域全体のデジタルクリエイティブ人材の育成の裾野が広がったと評価しております。

 本日、限られた時間でありますが、桐生市との連携は、(スライドの)右側に、ほかにも3件ほど並べておりますが、本日は桐生市と連携した取り組みを紹介させていただきました。

 群馬県では、もちろん桐生市以外の市町村とも連携した取り組みを進めております。地元の社会、経済、文化と強いつながりを持っていらっしゃる市町村、そういった市町村が主体となって実施される地域の特性を生かした取り組みに対しまして、群馬県庁として、より広い関係者との関係であるとか、あるいは専門的な知見を生かして、積極的にこういった取り組みを支援させていただき、その成果を県内の他の市町村にも展開する。そういう取り組みを、これからも続けていきたいと考えております。

 今後も市町村と連携を深めて、地域資源、地域の強みを生かした魅力あるまちづくり、地域づくりを進めてまいりますので、ぜひ県民の皆様、関係の皆様には、ご注目いただければと思います。私からご紹介させていただきました。

 

知事メッセージ

 ありがとうございました。未来構想フォーラム、35市町村行脚をずっと続けているんですけど、あと7つぐらいですかね。市はもうほとんど終わっているかもしれませんが、あと7つぐらいだと思うんですけど、桐生市に行ったときに、桐生市長との対談の中で、その対談の前の桐生市の未来構想の中で、荒木市長の方から、群馬県との連携が非常にスムーズに進んでいるというお話があって、知事として大変うれしく、これを受け止めたんですね。つまり、荒木市長自身が、県との連携を本当に上手に使っている。今言ったリトリート補助金もうまく使っているし、「tsukurun KIRYU」もそうなんですけど、R高等学校もそうなんですけど、県のいろんなネットワークやリソースを、本当に上手に、やはり地元のために活用していただいているということで、桐生については、県との連携が非常にうまくいっていると言っていただいたのは、本当にうれしかったなと思います。

 これは一つのベストプラクティスなので、今、Newさんが言ったように、他の地域でもどんどん広げていければと。他の市町村長ともいろんな連携をしているんですけれども、本当に桐生は、ある意味、最もうまくいっている例かなと思いますので、大事にしていきたいと思いますし、これを我々はもっと広げていければなと思っています。

 ということで、来週はもし発表で何かあったら、ちょっと相談しましょう。「ジャーン」とやるか、「バーン」とやるか、分からないけど、やっぱり群馬県は、一応、エンタメの聖地を目指しているのでね。

 ということで、今日の会見、また1時間弱になりましたが、皆さん、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。これにて定例会見を終わりたいと思います。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。