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令和8年度第25回定例記者会見要旨(10月15日)

更新日:2026年10月15日 印刷ページ表示

■日時 令和8年10月15日(木曜日)15時03分~16時24分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 モニター資料 (PDF:1.81MB)

 20261015山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

■知事冒頭発言

■知事発表

 1. 「外国人との秩序を持った共生社会」に対する考え

 2. 中期財政見通し・令和9年度当初予算編成方針

 3. フードドライブの実施​

■質疑応答

■Newさんのひとこと

■知事メッセージ

 

知事冒頭発言

 それでは、定例会見を始めたいと思います。先週10日の土曜日、皆さんご存じだと思いますが、渋川市内の養豚農場で、県内16例目となる豚熱が発生いたしました。豚熱は、高病原性鳥インフルエンザとともに、群馬県にとって最重要課題の一つです。

群馬県では、ワクチン接種、養豚場の施設整備への支援等、発生予防に全力で取り組んでまいりました。しかしながら、こうした取り組みを進めてきた中で、今回また県内で豚熱が発生したということは、非常に残念だと感じておりますし、重く受け止めております。

 殺処分は11日の日曜日に開始し、12日の月曜日に、殺処分が必要な1,935頭の処分を完了いたしました。現在も清掃、消毒などを進めておりまして、当初の予定より早まり、28日の水曜日には全ての防疫措置を完了する見込みとなっています。

 今回、国との協議を経て、県内で初めて選択的殺処分を適用いたしました。静岡県、愛媛県に続いて、全国では3例目となります。この制度では、ワクチン接種により免疫を獲得していて、症状がない豚を殺処分の対象から外し、感染拡大のリスクがある豚に限って処分するというものです。豚熱のまん延防止を図りながら、農家の負担を軽減し、早期の経営再開を支える制度になっています。

 群馬県は、これまで国にこの制度の導入を求めてまいりました。昨年12月には、私自身が当時の鈴木農林水産大臣に早期実施を直接要望し、今年5月の法改正で実現したという経緯があります。

 今回は発生規模を踏まえて、県職員を中心に防疫作業を進めております。県職員は、当たり前なんですけど、公務員だからね、ブログにも書いたんですが、こうした緊急時にも、とにかく最前線で県民の暮らしを支えています。当然なんですが、休日返上で農政部の職員が殺処分に当たってくれました。ご協力いただいた全ての皆さんに、職員を含めて、あらためて心から感謝を申し上げたいと思います。

 何より大事なのは、豚熱を発生させないということです。県内の農場主の皆さんには、消毒や野生動物の侵入防止等、基本的な対策の徹底をあらためてお願いしたいと思います。群馬県の畜産業を守り抜くため、引き続き、発生予防と感染拡大の防止に全力で取り組んでいきたいと思います。

 話は変わって、群馬県にとってうれしいニュースもご紹介したいと思います。IHIエアロスペースが、富岡市にある本社機能や生産拠点をそのままにして、高崎市の栄町に新たな拠点を新設すると発表しました。今まで富岡市の本社敷地内の新工場の整備などに、群馬県としてもIHIエアロスペースと連携をしてまいりました。さらに事業拡大をこの中で見据えているということが分かりました。引き続きその拠点に群馬県を選んでいただいたことを、知事として本当にうれしく思っております。お礼を申し上げたいと思います。

 県内企業が地域に根差して成長していくということは、言うまでもなく、群馬県経済の持続的発展に極めて重要な意味を持ちます。群馬県としても、引き続き地域企業の支援に取り組んでまいりたいと思います。

 それでは、会見の中身に移ります。スライドをご覧ください。本日の主な項目です。一つ目は「外国人との秩序を持った共生社会」に対する考え方、それから「中期財政見通し・令和9年度当初予算編成方針」、それから「フードドライブの実施」などについて発表させていただきます。

 

知事発表

1. 「外国人との秩序を持った共生社会」に対する考え

 まずは、「外国人との秩序を持った共生社会」に対する考え方について、お話をさせていただきたいと思います。

 外国人との共生については、皆さん、ご記憶にあると思いますが、県議会の一般質問において、自民党の大和県議、リベラル群馬の加賀谷県議からご質問をいただき、そのときに知事としての私の思いを述べさせていただきました。また、常任委員会や特別委員会においても議論を重ねているところです。

 今月5日の月曜日に、前橋市長、伊勢崎市長、太田市長、大泉町長と意見交換を行いました。4人とも、それぞれご自分の哲学を持って、外国人との共生に前向きに取り組んでおられる。このことについては、直後のぶら下がりでも申し上げたように、大変心強く感じました。「どうすれば一緒に共生できるか考えている人が多い」とか、「来日後に日本の文化や制度を学ぶ仕組みづくりが大事だ」とか、こんな意見がこの意見交換の中で示されました。一方で、共生をめぐる県民の不安の受け止め方、将来に向けた危機感に関しては、私との温度差があるということも感じました。

 また、8日の木曜日には、これも皆さんご存じのとおり、11の業界団体との意見交換会を行いました。外国人材の受け入れを拡大したいと考えている業種があるということが、あらためて明らかになったほか、外国人労働者、外国人県民が地域で受け入れられている、また溶け込もうとしているという、前向きなうれしいお話も伺うことができました。一方で、外国人県民の方に悪意がなくても、日本の生活ルールが分かりにくくて、トラブルが生じてしまうことがあるというお話も伺いました。

 人手不足が深刻化する中で、外国人材が必要不可欠な存在であること、各業界の皆さんが日々努力を重ねて、懸命に取り組んでおられるということは、あらためて認識をいたしました。

 いただいたご意見を踏まえ、今後検討を深めていきたいと思いますが、今日は、外国人との共生に関して、あらためて知事である私自身の考え方と問題意識を皆さんにお伝えしたいと思っています。

 今日、私が知事として何より県民の皆さんに伝えたいことは、次の二つです。

 まずは、知事として、「ルールを守り、地域社会を支えていただいている群馬県民を大切にする」ということです。これは、外国人とか日本人の違いは関係ありません。知事として、群馬県民を第一に考えることは、当然のことだと思っています。

 次に、「群馬県にもともと住んでいる人たちに、群馬県に住んでいてよかったと思い続けてもらえる群馬県を目指す」ということです。これまで群馬県として、国内外を問わず、外から選ばれる群馬県になるために、さまざまな取り組みを進めてまいりました。例えば、移住希望地ランキングでは群馬県が2年連続で1位になり、実際に移住者も増えてきているのは、皆さんよくご存じだと思います。また、これまでベトナムとのトップ外交では、ベトナム政府に対して、善良で優秀な人材を群馬県に送ってもらえるように、関係を構築してまいりました。しかしながら、新しく群馬県に来てもらうためには、そもそも以前から群馬県に住んでいただいている方々に、「住んでいてよかった」と思い続けてもらえる群馬県を目指していくことが重要だと考えております。

 まずは、知事としてこの二つの考え方を重視しているということを、今日、この会見で県民の皆さんにしっかりとお伝えしておきたいと思います。

 これまで長年にわたって群馬県で暮らし、地域の文化を尊重し、地域社会を支えてこられた県民の皆さんに、納得感を持ってもらうことが大事だと考えています。この納得感が、外国人との秩序を持った共生社会の実現に向けた前提となる。ここがものすごく大事なポイントだと捉えています。

 ルールを守って群馬県に暮らす外国人県民の皆さんは、地域を共に支える仲間です。一方で、これも何度もここで申し上げてきましたが、世界に目を向けると、これまで移民を受け入れてきた欧米諸国でも、その結果として生じている社会や経済の混乱を受けて、政策の転換が進んでいるんですね。優良事例、優等生とみられていた、例えばカナダやオーストラリアにおいても同様に政策の見直しが始まっていて、この問題で、世界中で今、残念ながらベストプラクティスがないです。ベストプラクティスが確立されていないと言っていいと思うんですよね。各国の事情を踏まえると、やはり今ここで、多文化共生の在り方をしっかり考えておく必要があると感じております。

 先日公表した群馬県のアンケートの結果、私が県内各地域を回る中で、これでも30年間、私は群馬県選出の政治家をやっております。その中で直接耳にする県民の皆さんの声からも、外国人の増加に対して、将来的に地域の平穏が脅かされるのではないかという不安は、やはり県民の間に広がりつつある。特に最近、そういう傾向があると感じています。

 私は先ほど申し上げたとおり、まず、こうした県民の不安にしっかり向き合い、これを払拭する努力をしないと、外国人県民との真の共生は実現できないと考えております。こうした不安を放置したまま、よくこういう言葉を使っていますが、受け入れ一辺倒の政策を続けてしまうと、結果的には日本人県民と外国人県民の間に溝が生まれて、将来的に社会の分断につながってしまうおそれがあると感じています。

 だからこそ、これまでも皆さんに申し上げてきたように、秩序の維持と外国人県民への支援を両輪で進めるツートラック・アプローチが重要だと考えております。

 次のスライドをご覧ください。不法就労とか不法滞在など、法令に反する行為には、適切かつ毅然とした対応をしていかなければなりません。茨城県の一部農家では、よくないと認識しつつも、不法就労に頼らざるを得ないとおっしゃる方がいるというのも、報道で見受けられます。私が恐れているのは、そういう事態なんですね。つまり、群馬県の経営者の方々が、どの分野でも、実は不法就労の人に頼らないとビジネスが成り立たないという状況にしてはいけないと思っていまして、群馬県はまだ間に合うんですね。その段階にはまだないんですけれども、やはりルールを守っていただくということは、とても大事なんだと思っています。

 このことについて、日本人、外国人の違いは関係ありません。ルールを守って、真面目に働いて、納税して、地域社会を支えてくれている県民は、日本人、外国人にかかわらず大切にする。これは重要なことだと考えております。

 同時に、不法滞在者を労働力として使うようなことは、なくしていかなければいけないと思っています。日本人であっても外国人であっても、同じ社会の一員として、ルールに基づいて公平に対応する。こういう当たり前のことを、当たり前に行っていく必要があると考えています。外国人県民との共生も支援も、ルールを守っていただくということが、私は全ての前提になると思っています。

 これは、あえて言うまでもない当たり前のことではありますが、今回、あえてツートラック・アプローチという言葉を使って、群馬県の姿勢を明確にしたいと思います。これは群馬県のこれまでの方針を確認しているものであって、これまでもずっと言ってきましたが、別に方針転換ではないと私は思っています。ツートラック・アプローチという考え方を発信することで、県民の皆さんに県の姿勢を正確にご理解いただきたいと考えています。

 群馬県では、不法就労・不法滞在ゼロの実現に向けて、県警本部、入管庁、群馬労働局と情報交換を行ってまいりました。今後も外国人の適正雇用を確保するため、在留カード読み取りアプリの利用促進など、産業界とも連携しながら、不法就労対策を徹底してまいります。一方で、相互理解の促進、日本語教育など、群馬県がこれまで進めてきた共生政策については、ルールを守り、地域社会を支えてくれる外国人県民の皆さんを支援するため、引き続き取り組んでまいりたいと思います。

 次のスライドをご覧ください。その上で、外国人の受け入れに関して、私の考え方を補足させていただきたいと思います。国政では、高市総理が日本全体の人口動態をシミュレーションして、在留外国人の人数に規制を設けるかどうかを判断するという方針を国会で表明されています。

 群馬県でも、外国人との共生を将来にわたって続けていくには、外国人の受け入れペースの適正化を考えていく必要があると思います。私は、これまでの欧米諸国と比べても、今の日本の受け入れペースは早過ぎるのではないかと感じていました。実際に、群馬県の外国人県民は、2015年からの10年間でほぼ倍増しています。

 人手不足への対応として、外国人材が必要であることは十分に理解をしています。一方で、既に群馬県で暮らしている方々の不安を残したまま、外国人の受け入れを一方的に進めることで、無用の分断を加速させてしまうのではないかと、この点、知事として非常に懸念をしております。

 そのため、将来的な人材需要、地域の受け入れ体制に応じた目安や仕組みについて、群馬県として独自の考えを持っていくことも必要ではないか。これもずっと会見で言ってきましたが、そんなふうに考えています。

 外国人の受け入れは、皆さんに申し上げるまでもなく、国の制度に基づいて行われております。ここまで私の考え方を述べましたが、明日から群馬県の外国人の受け入れの在り方を変えるということではありません。まず、今後、客観的な検証を行っていくということです。また、仮に受け入れの在り方を変える場合には、やはり経済・産業への影響を十分に勘案する必要があると考えておりますので、こういう方々とはしっかり議論しながら、ご意見を伺いながら進めていこうと思っています。

 群馬県としては、客観的調査の結果を踏まえて、在留外国人の受け入れに関する国の議論を一歩リードする形で、外国人の受け入れペースを調整する仕組みについて、政府に要望してまいりたいと思っています。

 次のスライドをご覧ください。今後の取り組みです。群馬県では、こうした問題意識を客観的に検証するために、シンクタンクに委託して、外国人の受け入れの在り方、秩序を保てる適正な受け入れ規模等について、早急に調査研究を行います。調査研究の結果を踏まえて、年明けにかけて、何度か申し上げた群馬モデルとしての考え方を取りまとめます。県の各施策への反映に加えて、国の議論をリードする形で、群馬県として考える望ましい姿を、群馬から国に対して提言してまいりたいと考えています。

 また、外国人との共生については、正確な情報に基づいて議論することも極めて重要です。皆さんよくご存じのとおり、外国人に関するフェイクニュース、デマなどが広がっている。これは先般の4人の首長との意見交換の中でも出ましたが、この点は知事としても懸念をしています。

 群馬県としては、県民の皆さんに正確な情報を発信することをはじめ、フェイクニュースなどへの対応としてできることがないか、どんな対応が可能か、既に検討を始めておりますし、しっかり進めていきたいと思っています。

 今日、皆さんにここまで述べたことは、知事である私自身の考え方です。知事として、この問題について切迫感を持っている。このことを、ぜひ県民の皆さんに伝えたい。私のこの感覚が皆さんに伝わったらいいなと思っております。

 今後行われる調査を基に、もう一回、国籍に関係なく、日本の法令や生活ルールの周知徹底を図って、住みよい群馬県にしていきたいと思っております。

 引き続き、日本人県民も外国人県民も安心して暮らせる群馬県、「ここに住んでいてよかったな」と思い続けてもらえる群馬県をつくる。その実現に向けて、知事として責任を持って議論を進めてまいりたいと思います。

 

2. 中期財政見通し・令和9年度当初予算編成方針

 少し重い話でしたが、次も、実はかなり大変重要なお話をさせていただきたいと思います。「中期財政見通し・令和9年度当初予算編成方針」についてです。スライドをご覧ください。

 まず、群馬県の財政健全化の状況についてご説明をしたいと思います。これまで山本県政では、「財政の健全性を確保してこそ未来への投資が可能になる」という考えの下で、一貫して財政健全化に取り組んでまいりました。

 その結果、県の貯金である財政調整基金の残高が、令和7年度末には857億円となって、令和元年度、私が知事になった年ですかね、この139億円から6倍以上に増加いたしました。また、標準財政規模に占める令和6年度末の基金残高の割合は、全国7位となる18.91%で、令和元年度の43位から大きく改善をしています。さらに、自治体の財政健全度を示す実質公債費比率についても、令和7年度は全国8位、令和元年度の全国19位から大きく順位を伸ばしております。

 私が知事就任以来、ワイズスペンディングをはじめとする財政健全化の取り組みを進めてきた結果が、こうして着実に表れていると分析しています。

 次のスライドをご覧ください。こうした財政健全化の取り組みによって財政の対応力が向上したことで、事業の拡大、大規模な投資を決断することができました。

 これまで、子ども医療費無料化の高校生までの拡大、それから公立小・中学校における35人以下学級の実現、低年齢児保育への支援充実、県立赤城公園の新たな拠点施設となるスノーピーク ランドステーション 赤城のオープン、こういうものを実現したほか、なかなかこれまでの知事は決断できませんでしたが、小児医療センターの移転再整備、それから、30年来の東毛地域の悲願ですよね、利根川新橋の整備、こういうものについても方針を決定して、県民サービスの向上、未来への投資を着実に進めてまいりました。

 一方で、地方財政を取り巻く環境は、少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加に加えて、物価高騰や金利上昇、こうしたものの影響で、今後さらに厳しさを増していくことが見込まれております。

 こうした状況を踏まえて、中長期的な視点から持続可能な財政運営を行っていくために、令和9年度当初予算編成方針と合わせて、中期財政見通しを作成しました。

 次のスライドをご覧ください。それでは、中期財政見通しについてご説明したいと思います。

 まず、今後の財源不足額の推計です。推計に当たっては、歳入について、県税・交付税などの一般財源が令和8年度当初予算と同程度で推移すると仮定をしています。一方、歳出については、少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加、金利上昇による公債費の増加を見込んでおります。

 また、敷島公園新水泳場整備をはじめとする国スポ・全スポに向けた施設整備、ぐんまこどもの国児童会館のリニューアル、警察署整備など、今後予定している施設整備に伴って投資的経費が増加することも見込んでいます。このため、歳入が令和8年度当初予算並みで推移すると仮定すると、今後も財源不足は拡大していくという厳しい見通しになります。

 次のスライドをご覧ください。続いて、県の貯金に当たる積立基金の残高の推移です。令和7年度末の基金残高は、ご存じのとおり857億円となりました。これは、コロナ返還金を除けば過去最高の水準です。

 さらに、令和8年度当初予算において、税や交付税などの一般財源が増加したことなどによって、財源不足を補うための県債に頼らずに財政運営できる見通しの期間が、令和10年度まで延びました。これは昨年度の見通しから、もう一回言います、1年延びました。しかしながら、このまま財源不足が続くと、基金残高は減少して、令和11年度には枯渇するおそれがあるんですね。大規模災害などの緊急事態にも対応できる持続可能な財政基盤を構築していくため、引き続き、財源不足の解消と基金残高の安定的な確保に取り組んでいきたいと思っています。

 次のスライドをご覧ください。続いて、県債残高の推移です。今回の推計では、前回推計よりも残高が増加していく見込みとなっています。これは、令和9年度と10年度に、国スポ・全スポに向けた施設整備とか、ぐんまこどもの国児童会館のリニューアルとか、県債の発行を伴う大規模な施設整備が見込まれているためです。さらに、令和11年度以降は、財源不足を補うための県債発行が必要となることも、残高の増加に影響しています。

 次のスライドをご覧ください。財政健全化の取り組みは一定の成果を上げてまいりましたが、中期財政見通しをしっかりと作ってみると、今後も厳しい財政状況が見込まれるということが明らかになりました。

 このため、やはり今後も、ワイズスペンディングの視点による事業見直しとか、民間リソースの積極的な活用、自ら稼ぐ施策、それからAIの活用を含めたデジタル化による生産性の向上を、引き続き推進していく必要があると考えております。

 こうして生み出した財源によって、県民幸福度向上のための取り組みをはじめ、新たな富の創出に向けた未来への投資を大胆に進めてまいります。そして、地域経済の持続的な成長と、税収増の好循環につなげていきたいと思います。

 こうした考えの下、令和9年度当初予算の編成方針を決定しましたので、発表したいと思います。

次のスライドをご覧ください。令和9年度当初予算編成方針についてのスライドです。令和9年度は、国際情勢の変化や経済の先行きの不透明さに加えて、社会保障関係経費の増加、物価や金利の上昇などによって、引き続き厳しい財政環境が見込まれます。

 一方で、地域経済の持続的な成長を実現していくためには、財政状況にも留意しながら、未来への投資、あるいは多様化する行政需要にしっかり対応していく必要があると考えています。このため、ワイズスペンディングの視点による事務事業の見直しなどに、引き続き取り組んでいく必要があると思います。

 当初予算編成については、こうして生み出した財源や人的資源を、直面する課題への対応、新たな富の創出に向けた未来への投資、そして県民の幸福度向上に向けた取り組みに集中していきます。

 これらの取り組みを通じて、地域経済の持続的な成長、税収増の好循環を生み出し、その成果をさらなる県民サービスの向上や未来への投資につなげていくというのが、私たちの方針です。

 以上、令和9年度当初予算の編成方針をご説明しました。今後、県議会、そして県民の皆さんの声をよくお聞きしながら、各担当部局と協議の上、予算編成を進めてまいります。

 

3. フードドライブの実施

 最後に、「フードドライブの実施」です。スライドをご覧ください。群馬県では、災害に強く持続可能な社会の実現に向けて、「ぐんま5つのゼロ宣言」を掲げております。宣言の一つである食品ロス「ゼロ」の実現に向けて、令和2年度からフードドライブを実施しております。フードドライブとは、ご家庭で余っている食品を寄付していただく取り組みです。集まった食品は、県内のフードバンクなどを通じて、子ども食堂や福祉施設など、支援を必要とする方々に届けます。

 今年も10月の食品ロス削減月間に合わせて、フードドライブを実施いたします。実施日は、来週22日の木曜日と23日の金曜日の2日間です。両日とも午前9時から午後5時まで受け付けたいと思います。受付場所は、群馬県庁と、環境事務所のある県内9カ所の合同庁舎になります。対象となるのは、未開封で常温保存ができ、賞味期限が2カ月以上残っている食品です。例えば、お米や缶詰、レトルト食品、乾麺、お菓子などです。生鮮食品や冷蔵・冷凍食品、アルコール飲料は受け付けることができません。詳細は、スライド記載のQRコードから専用サイトをご覧いただきたいと思います。昨年は、約1トンもの食品を提供していただきました。多くの皆さんのご協力に、あらためて感謝を申し上げたいと思います。このほか、今月31日土曜日に群馬県庁で開催する、「ぐんま環境フェスティバル」の会場でも、フードドライブを実施する予定です。次のスライドをご覧ください。

事業者の皆さんにも、「群馬県未利用食品マッチングシステム」による食品の提供をお願いしたいと思います。このシステムでは、企業や団体が食品の情報を登録し、受け取りを希望するフードバンクなどとつながることができます。システムの利用は無料です。寄付先を探す手間や、食品を廃棄する費用を減らすことにもつながります。規格やパッケージの変更で販売できなくなった食品や、更新に伴う災害用備蓄食品などがあったら、ぜひご活用いただければと思います。こちらの詳細は、スライド記載のQRコードからご確認いただけます。食品を無駄にしないで、必要な方に届ける取り組みに、ぜひ皆さん、ご協力をいただければ幸いです。

 私からは以上です。ここからは、皆さんからのご質問を受けたいと思います。

質疑応答

●中期財政見通しについて
(記者)
 幹事社から2点ほど伺わせてもらいたいと思います。まずは、先ほど説明のありました中期財政見通しについてです。令和11年度に財源不足になりそうだという見通しを、先ほど説明されました。こうした中、ワイズスペンディングとともに行財政改革も必要になるのではないかと思うのですが、その点について、山本知事のお考えをお伺いします。

 

(知事)
 せっかく総務部長がいるので、総務部長からまず答えていただいて、その後、私もコメントします。どうぞ。

 

(総務部長)
 行財政改革が必要になると思うということですが、おっしゃるとおりだと思います。中期財政見通しを知事から説明させていただきましたけれども、これまで、だいぶ改善はしてきておりますが、繰り返しになりますけれども、今後、金利もだいぶかさんでまいりますし、社会保障関係費は、やはり試算すると大きくなってくるということでございます。また、建物などもだいぶ老朽化していたりしますので、どのように財源を生み出すかということの中の一つとすると、やはりワイズスペンディングの考えで、行財政改革をしっかりしていく必要があると考えております。

 もう少し詳しく申し上げるのであれば、どのようにワイズスペンディングをしていくのかということですけれども、これまでも時々お話をさせていただいたかと思いますけれども、結局、歳入を増やすか、歳出を減らすかということでしか、状況はよくなってまいりませんので、まずは、同じ事業をするのに当たっても、いかに国費や民間の皆さんのご協力をいただいたりして、歳入を増やしていくのかということです。また、しっかり事業見直しをして、同じ事業をする、同じ目的を果たすにしても、どのようにしたら一番効率的に事業が行えるのか。その事業を減らすということではなく、同じ成果を得るのに、どういうふうに工夫をしたら同じ成果を得ることができるのかということを、各事業、各分野、各部局でしっかりと検討し、知事、副知事と一緒に検討していくことが重要なのではないかと考えております。お答えになっているか分からないんですけれども。

 

(知事)
 今、記者さんのおっしゃったとおり、行財政改革を我々も今までやってきましたし、これからも、当然、行財政改革は不断の努力としてやっていかなければいけないと思うんですよね。だから、我々は県有施設の見直しも今までやってきましたし、行財政改革の努力は、当然、群馬県としてこれからも続けなくてはいけないということです。

 今、まさに総務部長が言ったように、財政を改善する方法は、基本的に2つしかないですよね。歳出を削るか、歳入を増やすかしかないですよね。私も、県議会にいろいろご理解をいただいて、かなり財政再建をやってきたんですね。これまで毎年、財政調整基金を全部取り崩して予算を組まなければいけないというのはリスキーなんですよ、そもそも。10年近く前の福井市のように、大雪が3回降ったら財政破綻するんだから。それは絶対によくないと思って、今まで努力した結果、ここまで改善してきたんですよね。

 ただ、議会の答弁などでもよく言っていますけれども、こうやって改善したことを受けて、今までできなかった大型のプロジェクトにも手を付けていると。例えば、昨年4月か5月に発表した県土整備プランの中の八つのプロジェクト。これは、ほとんど今までできなかったものですよね。各地域の大きなプロジェクトを。これをこれからちゃんとやっていくわけじゃないですか。これから始まる大型事業なども考えてみると、やはり不断のワイズスペンディングを徹底する、不断の努力をしていかないと厳しいということなんですよ。

 もっと言うと、あのまま何もしなかったら、大変なことになっていたということですよね。これだけ群馬県が頑張って、今、数字にも出ていますが、寺島実郎さんの幸福度ランキングでも財政健全度2位という、この努力を有識者の人たちは見てくれたんだと思うんですけどね、それでもこんなに苦しいんですね。だから、地方自治体の財政は本当に苦しいんです。群馬県でさえこんなに苦しいんだから、ほかにもっと苦しいところもいっぱいあるということなんですが、だからといって借金をすればいいということは、未来の子どもたち、未来の群馬県を考えたらできないので、その中で、我々の中でぎりぎり工夫をしながら、放っておいたらこう(大幅な財源不足に)なりますから。例えば令和10年度から、1年延びて枯渇したら困るので、こうならないように、今おっしゃった行財政改革とか、あるいはワイズスペンディングの徹底とか、同じことやるにもより効率化するとか。あるいはもう一つはね、いつも言っているように稼ぐ。どう考えても財源が苦しくなってくるから稼ぐんです。だから知事として、ここまで稼ぐということを申し上げてきたので。今の状況は大変なんですけど、いろんな工夫をすることによって、令和10年度からまた全額取り崩してみたいなことにならないように、しっかり庁内でも議論し、議会でも議論し、皆さんのいろいろなお声も聞きますけれども、やはり財政の健全化は、これからもしっかり進めていかないといけないと。そのことを県民の皆さんに伝えるためには、この中期財政見通しは非常に意味があると思っています。

 

●令和9年度当初予算について
(記者)
 次に、令和9年度当初予算についてです。少子化対策とか高齢化対策、自然災害対策など、行政需要が多様化していると思うのですが、こうした中で来年度、最も力を入れたいと考えていることについて、山本知事のお考えを伺いたいと思います。

 

(知事)
 まず、総務部長から、県の方針として。

 

(総務部長)
 ご発言にございましたとおり、社会が成熟していきますと、行政ニーズが非常に多様化しているという状況でございます。人口減少対策もそうですし、子育て施策、また、災害も激甚化、複雑化しておりますし、教育の現場でも、非常に多種多様なニーズが増えているのかなと思います。また、デジタル化の推進であったり、脱炭素社会への対応、物価高対策もそうですけれども、本当にさまざまな分野で、行政に求められている役割が非常に多様化、複雑化しているのかなと思っております。

 そのような中で、知事から先ほど説明がございましたけれども、来年度の当初予算については、三本の柱を掲げさせていただいております。

 1つ目は、直面する課題への対応でございます。こちらは引き続き、物価高騰、国際情勢の変化などへの対応、こういったものは、やはり県民生活、地域経済に直接的な影響を及ぼすものでございますので、しっかりやっていく必要があると思っております。また、9月補正予算でもご議決いただきましたけれども、7月の豪雨災害も踏まえた緊急防災対策、こういったものも、県民の安全・安心を確保する上で非常に重要でございますので、やはり、県民の身近な生活に直結するところを、まずしっかりとやっていく必要があるのかなと思っております。これが1つ目でございます。

 2つ目は、新たな富の創出に向けた未来への投資でございます。将来にわたり、先ほど知事からもお話がありましたけれども、持続可能な財政基盤を確立していくために、県内のあらゆる産業におけるデジタルクリエイティブの活用を進めていくということと、加えて、有機農業の推進であったり、林業イノベーションなどにも、引き続き取り組んでいきたいと思います。こういった未来への投資していくということで、産業の活性化、高付加価値化を図りながら、ひいては税収増につなげていくと。こういった好循環につなげていく取り組みが、将来にわたって必要なのかなと思っております。

 3つ目が、県民幸福度の向上でございます。こちらは、9月補正でも、子育て、教育、医療、福祉分野、県民の生活を支える農林業の支援、こういった取り組みについても、引き続きしっかりとやっていく必要があると考えております。あとは知事の方で、地域別懇談会とか未来構想フォーラムなどでも、いろいろお話を聞いていただいていますので。

 

(知事)
 今、総務部長の言ったことに尽きるんですけど、直面する課題への対応というのは当然で、これだけ国際情勢が激変して、いわゆるエネルギー価格の上昇などもありますから、こういうものに対してしっかり緊急に対応していく。あるいは、災害の激甚化などもあって、この間も太田ですごい被害が出ましたから、こういうことについて、まず直面する課題、県民の生活を守るために、しっかり対策を打っていくというのが一つですね。

 2つ目は、これも総務部長から説明がありましたが、さっき言ったように、新たな富をつくっていかないと財政はもたないんですよね。県民に対して必要なサービスを提供し続けるためには、やはり、そういう工夫がないといけない。その柱として、群馬県は、全産業デジタルクリエイティブ活用構想のようなものを立てましたけれども、この未来への投資は、これだけではなくて、いわゆる全産業にデジタルクリエイティブが関わってくるんだけど、さっき少し言った有機農業なども応援していきたいと思うし、林業も群馬県にとって大事な産業です。林業のイノベーションなども含めて、新たな富の創出、稼げる仕組みを、少しでもつくる努力をするということです。

 3つ目は、この間の(9月)補正でもあったけど、県民幸福度の向上というと、まさに福祉の関係ですよね。これについても、我々としてできることをしっかり手当てしていくと。昨日、前橋市医師会と個別に意見交換する機会があったんですけど、そこで出たのは、看護師の不足です。看護職の不足は、ものすごく問題になっていると言っていましたので、例えば、今までもずっとやってきましたけれども、医師不足、いわゆる医療が直面している課題に対するサポートとか、あるいは福祉分野のさまざまな後押しとか、こういうものは、今総務部長も言いましたけど、とにかく(未来構想フォーラムで)31の市町村も回りましたので、あらゆるところで直接、県民の皆さんのご意見を伺ってきましたので、そういうものも含めて、これからしっかり議論していく令和9年度当初予算の中に反映していければと思っています。

 

●「外国人との秩序を持った共生社会」に対する考えについて
(記者)
 まず、案件内で外国人政策に関係してなんですけれども、群馬モデルをつくって、その後、国に要望されるという考えですが、例えば、外国人の適正な上限、受け入れの上限とか、その数字を求めたりする可能性はあるのでしょうか。

 

(知事)
 それは、これから議論していこうと思っています。まず一つは、群馬県知事として、外国人の受け入れは一辺倒であってはいけない、ツートラック・アプローチであって、適正なペースがあるのではないかということと、明日から群馬県の政策がガラッと変わって、「これしか外国人を受け入れません」ということにはなりませんから。

 そもそも、外国人が来るということを、県知事として抑制していく手段は無いので。ただ、群馬県としての考え方はしっかりつくって、それは、これからの群馬県、日本の地域社会、これからの外国人県民との共生の仕方について、やはり群馬県からメッセージを発信すると。これからの日本全体の外国人政策について、群馬県からしっかり群馬モデルを発信するということは、とても大事だと思いますし、当然、国に対しても要望していきたいと思っています。

 

●簗農林水産大臣の辞任について
(記者)
 案件外ですけれども、簗農林水産大臣が更迭されました。知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 やはり、その後のいろいろな展開を見ると、やむを得なかったのかなと思うんですね。高市総理が最初に少しかばっていたようなことを言っていますけど、それは高市総理もそういうお気持ちがあったかもしれませんけど、次々にいろいろ出てきた中身を見ると、なかなかかばい切れなかったのではないかということで、これはやむを得ない事態だったのではないかと思います。
 いずれにせよ、後任の農林水産大臣も、もうすぐ決まるわけですよね。しっかりこの方にやっていただいて、高市政権として、こういうトラブルがあったんですけど、しっかり立て直して、日本にとって必要な政策を実現していっていただきたいと思います。

 

(記者)
 更迭の時期は適切だったと思いますか。

 

(知事)
 それはなかなか難しいと思うんですけど、問題が発覚してすぐということはなかなかできないと思うので、この時期になったというのも、いろいろ言われていますけど、判断が遅いとか。私は、高市総理の感覚は分かりますよね。でも、こういう状況になっては、こういう判断もやむを得なかったのかなと思っています。

 

●国民スポーツ大会の開催方法をめぐる改革案について
(記者)
 別件ですけれども、国スポに関係して、日本スポーツ協会が改革案について、47都道府県の持ち回り方式となっている開催地の選定方法に、立候補制を基本とすることを盛り込みました。この改革案について知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 まず、せっかくですから、どうぞ。うちのスポーツ関係の局長がおりますので。

 

(湯けむり国スポ・全スポぐんま大会局長)
 今お話がありましたのは、JSPO、日本スポーツ協会のタスクフォースの中間取りまとめの内容なんですけれども、現在、JSPOでは2036年からの3巡目の国スポの見直しを進めておりまして、昨年3月にまとめられました有識者会議の提言の具体化に向けまして、国スポのタスクフォースという組織で検討を行っているところでございます。今のところ、来年6月ごろに最終案が取りまとめられる見込みでございまして、この10月に、先ほどお話のありました内容の中間まとめが出されたということでございまして、いわゆる改革案の一部を、今回出したということでございます。

 群馬県といたしましては、第1回から大体80年ぐらい国スポの歴史がある中で、時代に合わせて見直しが必要だろうというお話をかねがねさせていただいておりまして、今回の中間まとめで、これまでの開催方法を見直すという方向性が示されたことについては、群馬県と同じ方向性だと感じているところでございます。

 それから、開催地の選定の方法ということでございますけれども、現在、都道府県の持ち回り開催ということでやっておりまして、知事会をはじめ、多くの県が、開催に費やす過大な人的・財政的負担の軽減を求めている中で、持ち回りにより、半ば強制的に一つの都道府県に集中していた負担を軽減するという意味で、開催地の選定方法の見直しは、一定の評価ができるのではないかと考えてございます。

 いずれにいたしましても、来年6月に最終案が示される見通しでございますので、多くの都道府県が手を挙げやすいような、国スポがサステナブルな大会となるよう改正されるように期待しているところでございます。

 

(知事)
 ほとんど局長に言ってもらって、今のお話に尽きるんですけど、私自身も、少なくとも今までいろいろと知事会の中でも議論のあった見直しに、遠藤会長が具体的な案を出していただいたというのは、非常に歓迎すべきことだと思っています。半ば強制的に持ち回りでやるというのは、もうもたないし、国スポをサステナブルにするためには改革が不可欠なので、そういう意味ではよかったと思うんですけど、これから具体的にどういう議論が行われるかというのは、(最終案が取りまとめられる)来年6月でしょう。そこは、我々としてもしっかりウォッチしていきたいと。ただ、こういう具体的な案が出てきたということは、局長と同じ感覚で、知事として大変前向きに捉えています。

 

●山本知事の著書の執筆予定について
(記者)
 最後にもう一点なんですが、今、ご自分の著書を書かれているということです。どんな内容で、出版の時期はいつごろなのか教えてください。

 

(知事)
 一応、これは公務ではないので、本は。7年間のいろいろな歩みをつづっているんですけど、そもそも、あれだけブログに書いているので、ここにいる記者の皆さんよりも、もしかしたらですよ、私の方が文章を書いているかもしれないくらいでしょう。今までのブログは10年以上、20年近く書いている。感覚でいくと、200冊ぐらいになるんですね。だから書きたいことも、この7年間も濃密な7年間だったので、山ほどあって、なかなか考えがまとまらないので、大変苦しんでおりますが、できれば11月中には出版をしたいと。これは、知事としても多分初めての著作になると思うんですけど、この7年間の知事としての経験の中で感じたこと、群馬県の進むべき方向性のようなことを、つづりたいなと。業績を羅列するようなつまらない本ではなくて、もっと生々しいというか、リアリスティックなエピソードなども踏まえながら、自分が知事として何を目指しているのか、どんな群馬県にしたいと思っているのか、そのために何をやってきたのか、自らの政治哲学とか生き方みたいなものも、少し分かってもらえるようなものにできればと思っています。ただ、もう本当に大変で、締め切りに間に合わないのではないかと思うので、何かその方法があったら教えてください。プロとして。

 

●自動運転の活用について
(記者)
 2つあります。一つは案件1と2の両方にまたがるような話なんですが、知事のお考えをお伺いしたいと思います。

 最近、前橋市内でも、タクシーの運転手で外国人の方の姿を見るようになりました。また、先ほどワイズスペンディングというか、新しい産業の創出というところで、来年度、いろいろ考えておられるということですが、例えば運転手一つをとっても、人材不足だから外国人を入れるのではなくて、例えば、自動運転であるとか、AIの活用であるとか、テクノロジーの活用で、人口が減っていく中でも何とか対応できないかという話を、以前されていたと思います。

 一方で、群馬県は昨年だったでしょうか。前橋市とか渋川市が行っていた自動運転の実験は、国の制度が変わって地元負担が発生するということで補助金がなくなり、群大発のベンチャーがなくなってしまったという、少し悲しい出来事がありました。

 例えば、こういったものに令和9年度の予算で、県が少しプッシュするとか、県がもう少し関わって国から補助金を取ってくるとか、そういったことは考えていらっしゃるんですか。

 

(知事)
 今の記者さんのお話は、大変示唆に富んだご意見だと思います。今日、少し外国人政策の話をしたんですけれども、例えば、これから20年、30年後に、これだけ人材が不足する。それが例えば50万人、60万人ですと。だから、その分は外国人県民にやってもらわなければいけないという考え方は、間違っていると思うんですよね。もちろん、人手不足というのがあるので、適正なペースで、しっかりとした人を受け入れるというのは大事かもしれませんが、まさに記者さんがおっしゃったように、自動運転も含めて、これからどんどんAIが出てくると、ある意味、人手不足が解消される職種も出てくるわけです。

 一方では、デジタルとかAIによって仕事を効率化していく。例えば100あった人手を50ぐらいにして、その中で足りない分、それでもしっかりと人材を確保していかなければいけない分については、受け入れるペースを考えながら、ルールを守っていただく外国人の方を受け入れていく。これが私は正しいやり方だと思います。そういう意味で言うと、今おっしゃった自動運転の話は結構心に響きました。

 この間、Wayveに乗ってきましたけど、これも記者さんがよくご存じのとおり、日本は規制がとにかく厳しいので、多分5年、10年遅れるかもしれません。ただ、もう未来の姿は、ほぼ決まっていると。つまり、日本だったら、例えば(自動運転)レベル5でも人がいて、あそこ(運転席)に座っていなければいけないということなんですけれども、アメリカや中国では無人のタクシーがどんどん走っているわけですよね。そういうことをしっかりと見据えた政策は大事だと思いますし、今言ったように、例えば、地方自治体が、人材不足を解消するだけではなく、地域の活性化につながるような実証をより行えるように、応援する枠組みをつくるというのは、一つの考え方かなと思ってお聞きしていました。

 

(記者)
 そうしますと、例えば自動運転ですと、私もサンフランシスコでは、当たり前のように無人タクシーが走り、狭い坂道を上り下りしているのを見ています。結構事故もあるとは思うんですけれども、それは人が運転していても事故があるので、同じだと思います。アメリカの場合、初めから保険会社とか、法律関係のローファームなどが入って、その辺の枠組みをしっかり固めた上で進めていると認識しています。群馬県は、例えば特区などを使って、そういったことを後押ししていこうというのは、知事はお考えですか。

 

(知事)
 まさに記者さんの言ったところは、我々も注目しています。これから、例えば自動運転の実証をやっていくということになると、これはまだ具体的なことは決まっていないんですけど、Waymoか、あるいはWayveだと思うんですよね。この間は大手町ビルディングに行って、Wayveに試乗させていただいた。確か河野太郎衆議院議員も乗ったものだと思うんですよね。これはもう、人間が運転するよりもスムーズだったし、小さい路地にも入っていくし、人が出てきてもちゃんと止まるし、私が見た感じで言うと、どんなドライバーよりも上手だったんですよね。例えば、こういうWaymoとかWayveのようなところと組んで、群馬県で実証を行うことになると、そこにタクシー会社を挟まなければいけないわけですよね。確か、Waymoは、分かりません、あまり不正確なことを言ってもいけないんですけど、トヨタとGOと組んでいるような気がしたんですよね。WayveはUberと、それからもう一つ、どこか、日産かな、と組んでいるようです。

 まずは、タクシー業界というかタクシー会社とよく議論をして、これは彼らにとっても収入が入るというメリットがあるので、多分、ライドシェアとは違う反応だと思います。こういうところとしっかり話がつけば、できればどこかで、群馬県でWaymoかWayveでもいいんですけど、実証ができればいいなと、まだ細かくは決まっていないんですけれども、私はそう思っています。

 それから、それを進めていく上で、まさに記者さんが言ったように、この事業・プロジェクトを進めていくためには、まず、ちゃんと保険の仕組みをつくらなければいけませんよね。その議論はしっかり庁内で行っていこうということで、既に内々には議論を始めていまして、これを進めるためには、事故に対応できる仕組み、この保険制度のようなものは、ちゃんと考えていかないとできないかなと思っています。

 

●ぐんまちゃんアイドルフェスティバルについて
(記者)
 もう一点、案件外で、知事の個人的な見解を伺いたいんですけれども、先週末、3連休の月曜日に、県庁前でアイドルフェスティバルがありました。そこで、遅い時間に少しトラブルがあったようです。私も見ていたんですけど、一部のアイドルグループのときに、後ろの方で危険行為というか、禁止されている行為をしたファンがいて、一時、公演が中止になったと。エンタメ系のネット上では大騒ぎになっていて、主催者である群馬県を批判する声は、私が見る限りないように思います。ただ、県庁前の広場で、野外イベントとしては少し狭いスペースで、無料でオープンなああいうイベントを行うということについて、知事はどういうふうに受け止めていますか。

 

(知事)
 まずは、担当の室長からどうぞ。

 

(財産有効活用課県庁舎リノベーション推進室長)
 今ご質問があったとおり、先週行われたぐんまちゃんアイドルフェスティバルについて、プログラムの後半に、事前に禁止事項として定めていた、お客様の観覧を妨げる行為が発生し、セキュリティースタッフによる注意や、行為の中止を求める場内アナウンスを複数回実施しました。なかなか禁止行為が収まらず、行為がエスカレートしてしまって、セキュリティースタッフの注意も聞かず、連続して行われ、複数の箇所で見受けられたため、危険な行為と総合的に判断しまして、お客様の安全を最優先するため、5分から10分程度、やむなく演奏を中止したものです。
 今ご質問があったとおり、県庁前で、今回、にぎわい創出の一環としてイベントを実施したんですけれども、さまざまな課題があるので、そういった課題を踏まえ、県庁舎で実施する今後のイベントについて、夜間の実施についても検討しながら、今後の運営に生かしていきたいと考えております。

 

(記者)
 イベントのオフィシャルサポーターですかね。初回のぐんまちゃんアイドルフェスティバルを見て、アイドルを志して、アイドルを目指したという子が複数いて、エンタメの一つの登竜門として期待できるのかなと思っていました。その後、そういうトラブルがあったので残念だったなということと、一方で、その前の土日に、Gメッセ群馬で民間の音楽イベントがありました。そこには全国クラスの有名なアーティストやアイドルが多数参加していたので、例えば、そういうイベントとのすみ分けというか、県が行政として行うイベントはどうあるべきかというところも、今後協議されていくということですか。

 

(知事)
 どうですか、室長。

 

(財産有効活用課県庁舎リノベーション推進室長)
 まさに今回、県庁の有効活用の一環として、試験的に3年間、にぎわい創出を行いました。お話のあったとおり、さまざまな課題とともに、県庁の庁舎を使ってにぎわいをつくることができるということも分かりました。県内にはさまざまな会場もありますので、どういった形にすることが今後、県のイベントとしていいのかは、検討しながら進めていきたいと思います。その中で、例えば民間事業者の方との連携ですとか、県庁以外の場所でどういったことができるかとか、そういったところも含めて、幅広く今後検討していきたいと思っています。

 

(知事)
 室長の言ったとおりなんですけれども、私もその話を聞いて、こういうトラブルがあったことは大変残念に思います。記者さんがおっしゃったように、ネット上の意見もいろいろ拝見しましたが、群馬県の対応を理解してくれる方々は結構いて、いろいろな議論になっているんですけど、おっしゃったとおり、あそこ(県庁前広場)で行うことが適切なのかということも含めて(考える必要があります)。イベントとしては本当に大きな効果があって、何万人という人が訪れて、しかも多分、宿泊施設などもいっぱいになったりしていて、県庁前広場もものすごく広いですから、それはそれで、私は個人的にはすごくいいイベントだと思っていたんです。
 ただ、こういうこともあったので、よく検証して、どういうやり方であれば、見に来ていただいた方に楽しんでいただけるか。あるいは、危険行為を防げるかということは、いろいろな選択肢も含めて、よく考えていきたいと思います。大変いいご示唆をいただいたと思います。

 

●「外国人との秩序を持った共生社会」に対する考えについて
(記者)
 外国人政策で確認をさせていただきたいんですが、先ほど上毛新聞さんからの質問のやり取りで、受け入れに上限を設けないのかというような質問に対して、明瞭には否定されなかったのかなと受け止めたんですが、そうしたことでよろしいのでしょうか。上限を設けることも視野には入れておられるのか、その辺りのご説明をお願いします。

 

(知事)
 上限を設けるかどうかということはともかくとして、受け入れのペースは、やはりある程度調整した方がいいと思います。それは、受け入れのペースを調整しないと、そのことによって、さっき言った社会的な秩序が少し毀損したり、あるいは日本人県民の皆さんの不安が大きくなったりするようなところがあるので、やはり、社会の統合をしっかり担保できるレベルというのは、あるのではないかと。
 ただ、それは、どういうやり方がふさわしいのかというのは、これからシンクタンクの方々の力も借りながら、かなり精緻に分析をしていきたいと思っています。

 

(記者)
 そうすると、何らかの数値を示しながら受け入れを考えていくということも、念頭にある・・・

 

(知事)
 それもどこまでやるかということは、これからよく相談していきたいと。ただ、群馬県として、こういう姿が望ましいのではないかということは、しっかり示せるようにしていきたいと思っています。

 

●次期群馬県知事選挙について
(記者)
 もう一点、来年の知事選に向けて質問させてください。先日、立候補を表明されている山本龍さんが、山本知事との公開討論会をご希望されていらっしゃると、記者会見でお話しされていました。そうした呼びかけは届いていますか。

 

(知事)
 今、それを初めて聞いたので、ご本人からは何も言われていないので。あらためて申し上げますが、来夏の知事選に向けて、前橋市の前市長が立候補を表明されていると。このことについて否定的なことを言うつもりはありません。ご本人にはご本人の志があると思いますし、それは一人の政治家としての志だと思うし、それを応援している方も多分いるんだと思いますし、もちろん侮ってもいないし、お互いに競い合って、県民の審判を仰ぐということで、正々堂々とやればいいのではないかと思います。

 ただ、いつも言っているように、おそらく、さらに複数の候補者がこれから出てくるだろうと思いますので、どなたが出てきても、ブログに書きましたが、政策への反応をしなければいけないですよね。相手の政策の批判とかね。だけど、いわゆる人格攻撃とか、ネガティブキャンペーンのようなことは、一切やらないつもりだということを、まず申し上げておきたいと思います。

山本龍さんのお話の、政策論争、政策討論の呼びかけのようなものは、まだほかの候補者も出そろっていないので、どのみち、どこかで行う機会は、選挙戦に入ってからもいろいろあると思うので、現段階では特に考えていません。

 それから、山本龍さんの政策、これもご本人の思いがあるので、決してこの政策についてけちをつけるつもりはないんですけど、「県民が主役の政治にする」というのは、正直に言って、少しよく分からないなと。だって、県民が主役です。私は県民に選ばれたので、県民に選ばれた知事ですよね。「県民が主役の政治」というのも、少しあまりにも、ふわっとしていて、よく分からない。

 あと、「市町村長が主役」とおっしゃっていたらしくて、これも決してけちをつけたくはないんですけど、市町村長が主役というか、市町村長も民意で選ばれていて、なおかつ県と市町村は役割も違うわけですよね。私自身は、役割が違うということはあっても、それぞれ民意で選ばれたリーダーなので、本当に対等な立場で付き合ってきたつもりなんですね。その中で今、(未来構想フォーラムで)35市町村のうち31を回ったんですけど、市町村長の方から出てくるのは、「県にもう少しいろいろなサポートをしてほしい」ということなんです。県にこういう措置をしてほしい、こういうサポートをしてほしいということが、ものすごく多いんですね。

 もちろん、群馬県が35市町村から学ぶことも多いと思うんですけれども、今のところ、市町村長の人たちが、「今の政治では俺たちが主役ではないので、けしからん」とは思っていないと思うんですよね。そうでなければ、現時点で8割以上の県内の市町村長が、山本一太の選対委員長になる。選対委員長というのはすごいことで、その組織のトップでしょう。だから、現時点でもう8割を超えているので、もう少し増えると思うんですけどね。そんな中で、市町村長の方から「俺たちが主役だ」みたいな話もないので、まだ中身はよく分からないと思います。

 それから、いろいろなことをおっしゃっていて、それもいろいろなお考えがあっていいと思うんですけど、東洋大学(板倉キャンパス)の跡地に貨物空港を、みたいなのがあって。ということは、あの土地を買い戻すのかな。東洋大学の土地なので、何十億円もかけて、あそこを買い戻すつもりなのかなとか、少し思ったりして、まだ政策は、今の感覚で言うと、議論する前にあまりはっきりしていないなと。これから、おそらくもう少しまとまった公約などが出てくるのかなと思うので、もちろんライバルの一人なので、しっかり注目していきたいと思います。

 ただ、現時点で、二人で政策議論をするということは考えていません。候補者が出そろって、それぞれの具体的な公約が出て、その時点で、どのみち必ず中立な人たちが仲介して行ってくれると思うので、そこで堂々と議論すればいいのではないかと思っています。

 

Newさんのひとこと

(知事)
 よろしいでしょうか。それでは、Newさん(大塚副知事)が、「そろそろ俺の出番だろう」みたいな顔をしているので、お願いします。すみません、いつもNewさん、いろいろなことを言って。

 

●アントレプレナーシップ醸成プログラムについて
(大塚副知事)
 私から少しご紹介します。今日は、「アントレプレナーシップ醸成プログラム」をご紹介したいと思います。

 「アントレプレナーシップ」という言葉をお聞きになったことがあるか、なかなか難しい言葉ですけれども、一般には起業家、事業を起こす人ですね、「起業家精神」と訳されるもので、新たな事業を創出して、リスクを恐れずに挑戦していくという姿勢をアントレプレナーシップ、起業家精神と申します。群馬県の総合計画では、「始動人」という言葉がキーワードになっていますが、これにも通じる考えかなと思っています。

 このプログラムは令和6年度から行っていまして、今年、令和8年度が3年目です。今年は「2040年の群馬の未来像」をテーマに、15歳から25歳までの若者21人の方々をグループに分け、群馬の未来を検討していただいています。アイデアを考える手段として、最近、何事にも使われますけれども、生成AIなども活用して、提案内容の具体化、ブラッシュアップなどにも取り組んでいます。また、委託先として楽天グループと連携していまして、(スライドの)写真の下にありますけれども、楽天グループの経験豊富な社員さんがメンターとして参加してくださり、この若者のグループの検討に対して、アドバイスをいただいているところであります。

 今年度の取り組みは、こちら(スライド)にありますが、8月にワークショップを行い、9月には第1回の中間発表会を開催いたしました。来週、10月24日の土曜日に、第2回の中間発表会を開催いたします。時間は午後3時半から4時半まで、会場はこちら、県庁32階の「tsulunos」で、無料で皆さまにご見学いただくことができます。また、YouTubeでもライブ配信しますので、県庁にお越しになれない方も、ぜひご覧いただければと思います。若者たちが描く群馬の未来像を、ぜひ多くの皆さまにご覧いただきたいと思います。次のページをお願いします。

 この取り組みは、今、楽天グループさんのお名前を挙げましたけれども、群馬県が民間企業さんと連携をして取り組んでいる、いくつかの取り組みの一つであります。(スライドの)一番上に、ちょうど楽天さんのお話を申し上げたので、ご紹介します。楽天さんとも、これ以外に取り組んでいまして、きっかけは、3年ほど前に開かれた湯けむりフォーラム2023で、山本知事と楽天グループの三木谷会長が対談をしたことで、これを契機とするものです。

 群馬県と楽天グループは、2021年2月に包括連携協定を結んでいまして、こうしたトップ同士の対話であるとか、人材の育成、それから群馬県の職員が楽天に行って、ビジネス感覚を一緒に学ばせていただくというような形での交流をしております。スライドの下側でありますが、一般論として、楽天グループ以外にも、群馬県はさまざまな形で、地元の企業さんもいらっしゃいますし、日本を代表するような国際的な企業さんもいらっしゃいますけれども、連携を行っています。

 群馬県と民間企業さんとの連携の考え方でありますけれども、(スライドの)下に4つほど掲げておりますが、地域の一層の活性化、それから県民サービスの向上を目的として連携協定を締結し、お互いが持つ強みを生かした取り組みを進めているということです。具体的には、観光の振興、県産品の消費拡大、安全・安心の確保、生活環境の保全、健康増進、高齢者の支援、災害対策など、本当に幅広い分野で連携しています。

 ここで、ようやく考え方ですね。失礼しました。県の考え方としては、連携協定の締結自体を目的とするのではなく、この協定の締結後に具体的な取り組みに発展させることで、その取り組みが先進的、独創的な群馬モデルとなり得ることを目指しています。また、継続的な対話、人材交流につながるということを意識して取り組んでいるということであります。

 今日は、こういった形で、その一例として楽天グループさんとの連携をご紹介させていただきました。この会見等をご覧になっている企業の方がいらっしゃいましたら、群馬県は、ほかの企業さんとも、ぜひ広い分野で連携を行っていきたいと思っておりますので、関心を持っていただいた方は、ぜひコンタクトいただければと思います。

 群馬県としては、引き続き、県民幸福度の向上に向けて、民間企業、県内外の企業の皆さんとの連携を深めて、さらに高度化を図っていきたいと思っております。ぜひ、こうした取り組みにも、皆さまに関心を持っていただければと思います。私からは以上です。

 

知事メッセージ

 ありがとうございます。Newさんはいつも、とてもいい、なかなかみんなが知らなくても、群馬県が取り組んでいるいいことを、いっぱい紹介していただいて、ありがとうございます。

 ここからは最後に、県民の皆さんに、私からも幾つかお伝えをしていきたいと思っています。まず、今、未来構想フォーラム35市町村行脚を行っていて、この間の下仁田町で31カ所目ということですね。いよいよあと4カ所で、最後に12月、高崎で、1,000人以上を集めた、おそらく最後の総括フォーラムのようなものを行うんですけれども、ずっとこれまで各市町村を訪問して行ってまいりました。ブログにも書いたんですけれども、かなり盛り上がっていて、どのフォーラムも、ほとんど満席です。しかも驚いたことに、知事との意見交換会で、ほとんど意見とか質問が絶えないような状況になっています。スケジュール的には厳しくて、体力的にも厳しいんですけれども、本当に、ここまで頑張ってきてよかったと思っています。

 それから、あらためて県民の皆さんに申し上げたいと思うんですけど、今31人なんですが、首長は、それぞれただ者ではないなと思っています。それぞれが、地域をどうやって盛り上げようかということを、本当に真剣に考えている。それは大きな市だけではなくて、いわゆる人口規模の小さい町村もそうなんですよね。本当に勉強されているし、31の感想を全部言えるんですけど、例えば最近行ったところで言うと、この間、下仁田町で未来構想フォーラムを行って、岩崎町長が出てこられたんですけど、とても明るくて、前向きでいいんですよね。しかも、すごく思いのこもった、いいプレゼンをなさっていました。そのときに、甘楽町の森平町長かな。森平さんも来ていたんですけど、未来構想フォーラムの前は、意外とおとなしい方なので、あまりお話ししたことがなかったんですけど、実はものすごく中身が詰まっていて、なかなか熱のある方だったり、この人のおかげで「天幕のジャードゥーガル」を知って、(作者の)トマトスープさんの存在を知って、多分どこかで必ず会えると思います。

 とにかく、市町村長の覚悟とか魅力とか、政策の知識の幅というか、それだけ必死なんだと思いますが、それに私は毎回、結構感銘を受けているということを、あらためて県民の皆さんにお伝えしたいと思います。つまり、こういうふうに、本当に地域のために、とにかくアンテナを張って頑張っている人たちに、いいかげんな提案などは絶対に通用しないですよね。だから、そこは本当に、あらためてフォーラムを行いながら思ったんです。市町村長の心をつかむというのは、並大抵のことではないと。

 でも、その中で、これは今言った公務の話で、(ここからは)政務の話になってしまいますけど、選挙に向けて、現時点で8割以上の市町村長が選対委員長になってくれているということを、本当に私は名誉なことだと思っているということを、皆さんにお伝えしたいと思います。

 それから今日、上毛新聞の記者さんから少し本の話が出たんですけど、今、知事になって初めての著作。実は、多分、何冊でも書けると思うんですが、ちょうど今がいい節目だと思って、本を執筆していまして、何とか11月中には出したいなと。少なくとも今年中には出したいと思っているんですが。やっぱり書いていくと、こんなことを言ったら僭越なんですけど、この7年間、本当に死に物狂いでというか、全身全霊で知事を務め、本当にいろいろな議論を重ねてきたということが、自分でもよく分かるんですよね。私は決して頭のいい人間ではないんですけど、いくら何でも、ここまで、例えば予算協議のたびに何十時間も担当部局の人たちと議論しているので。この分野にこういう政策があったんだとか、こういうことを直していった方が地方自治はいいというような問題意識は、本当にあふれているんだということが分かりました。

 そういう意味で言うと、こうやって毎週記者会見をやってきて、メディアの皆さん、私も若気の至りで、申し訳ない、こんな言い方をして、一時はジャーナリストになろうと勘違いした時期があって、すぐ辞めてしまいましたが、やはり、メディアの人たちは厳しい目で政治家を見ているので、ここも真剣勝負ですよね。でも、こうやって手ごわい皆さんを相手に、知事としてしっかり打ち返せるのは、今まで7年間、本当に一生懸命頑張ってきたからだとも、少し思っているということもお伝えをしておきたいと思っています。

 いずれにせよ、あと4カ所ありますので、これから未来構想フォーラムを行う地域の皆さんで、ご興味があれば無料ですので、ぜひ会場まで足を運んでいただければと思います。12月の最後の総集編は、かなり大規模にやって、今までの総括のようなものもありますので、ぜひご興味があれば、群馬音楽センターですが、お越しいただければありがたいと思っています。

 最後に、知事の健康状態について、1週間たったので申し上げますが、依然として非常に好調というか、体調に変化はありません。先週の会見でも言いましたが、時々ホットフラッシュは起きているんですけど、こうやって扇子やうちわであおぐことは、皆さんに許していただいているんですが、それ以外は特に大きな副作用はありません。最近、泳ぐようにしていて、私はそもそも山で育ったので泳ぎが下手なんですけど、1週間に何回も泳いでいるうちに、だんだん泳ぎもうまくなって、この年で泳ぎを学んでいる人はあまりいないと思うんですけど、いい感じになってきて。25メートルとかね。ある記者さんのような体形の人は、あっという間に行ってしまうかもしれませんが、死にそうなんですよ、25メートルでも。クロールだと、もう息継ぎができないので、うち(秘書課)の係長が水泳部の部長だったので、どうやって息継ぎをすればいいのかとかいろいろ聞いているんですけど、1週間に2、3回泳いで、非常に今、体はいい感じになっております。

 今日、実は少し早まってしまっているんですけれども、明日、群馬大学にまた行って、1カ月ぶりに、1カ月より少し縮まってしまいましたが、おなかにチクッと、テストステロンを抑える薬を打って、また血液・尿検査をやりたいと思います。私の計画だと、あと4、5日でコレステロールが下がってくるというところだったので、少し早まってしまい、心配しているんですが、とにかく、まずはコレステロールを下げるということで、どのくらい下がっているか分かりませんが、しっかりと努力をして体調を整え、知事として十分仕事ができるように頑張りたいと思っていることも、皆さんに最後にお伝えをしておきたいと思っています。

 ということで、今週も1時間半近くになってしまいましたが、記者の皆さんには最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。Newさんもお疲れさまでした。以上です。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。