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かやぶき民家 施設紹介
明治初期の養蚕農家を移築したかやぶき民家で、「赤城型民家」として桐生市指定重要文化財<外部リンク>になっています。また「ぐんま絹遺産」にも登録されています。
5~10月には、かやぶき民家内で実際に蚕を育てています。
毎日10時~15時まで民家の施設内を見学したり、庭先で「昔あそび」をすることができます。
また、養蚕体験を中心に四季折々の自然を感じられるさまざまな里山生活体験を行っています。
かやぶき民家 外観
屋根正面を切り落とし、2階の窓がついています。これは、カイコを飼うときに必要な「太陽の光」と「風」を2階に取り入れるための工夫です。
かやぶき民家 土間・囲炉裏・座敷
玄関を入ると広い土間があり、東側にはうまやがあります。昔の農家では、馬が農耕で大きな役割をしていました。そのため、馬を大切に扱い、家の中で飼っていました。
北側には囲炉裏とかまどがあり、囲炉裏ではいつも薪を燃しています。囲炉裏の煙は防虫・防腐の効果があり、かやぶきの屋根を長持ちさせます。
囲炉裏の火をながめながらひと休みできます。
アガリバナから板間にあがると大黒柱があり、その奥は畳敷き四間の「田」の字型の間取りになっています。
かやぶき民家での養蚕体験
毎年春になると畳を上げ、蚕棚を組み、蚕室を作りカイコを飼育します。5月~10月の養蚕期には、昔ながらの道具を使った養蚕の様子を見たり、カイコを間近で観察することができます。
また、「桑くれ」「まゆかき」「座繰り」などの養蚕体験や、顕微鏡を使ったカイコの観察体験、カイコとのふれあい体験も行っています。
かやぶき民家での昔あそび体験
広い庭先では、のんびり休んだり、昔遊びを楽しむことができます。輪投げ・竹ぽっくり・けん玉・コマ・竹トンボ・お手玉・おはじき・フラフープ・メンコ・縄跳び・だるま落としなど、懐かしい遊びを用意しています。
かやぶき民家で見ることができる季節の草花
かやぶき民家の庭や周辺は季節の美しい草花や花木に彩られます。
春・・・桜、菜の花、ユキヤナギ 夏・・・アジサイ、藍、ヒマワリ
秋・・・彼岸花、フジバカマ、モミジ 冬・・・セツブンソウ、ロウバイ、梅 など