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だれかが物を落としたら、気がつかないふりをするのではなく、すぐ拾ってあげましょう。
落とし物をすると、さみしいし、残念な気持ちがするものです。だから、落とし物を拾ってあげれば、必ず喜ばれるでしょう。
人からせきやくしゃみを浴びせかけられたら、どう思いますか。きっといやな気分になるでしょう。
せきやくしゃみをするとき口を手でふさげば、つばや風邪の菌が人に飛んで迷惑をかけてしまうことを防ぐことができます。
先頭でドアを開けたときは、あとに続く人のために、ドアを押さえていましょう。あとに続く人もきっとそうします。
これが人に対する思いやりです。
電車やエレベーターなどに乗るときは、まず入り口の左右によけて、乗っていた人が降りてから乗りましょう。
そうすれば、乗っていた人に気持ちよく降りてもらうことができます。
お年寄りや体の不自由な人が、ゆれる電車やバスの中で立っているのは大変なことです。
そうした人たちを思いやり、席をゆずってあげれば、きっと相手は喜んでくれるでしょう。
人気の商品を買うために順番待ちをしているとき、みんなの前に割り込んだ人がいたらどうでしょうか。きっと気分がよくないし、文句も言いたくなるでしょう。
人をいやな気分にしたり、文句を言われて自分がいやな気分になったりしないためにも、順番を守る習慣をつけましょう。
映画館や美術館など、たくさんの人が集まる場所では静かにするのがマナーです。
うるさくすると、落ち着いて映画や絵を見られなくなり、みんなが迷惑します。
あめの袋やガムの紙などの小さな物でも必ずゴミ箱に捨て、ゴミ箱がないときは持ち帰りましょう。
小さなことでも積み重ねていけば、私たちの住む町がきれいになっていきます。
あいさつは人とつき合う上での基本です。
でも、ただあいさつすればいいというわけではありません。
笑顔で明るくあいさつすれば、お互い気持ちよくなり、楽しい生活が送れます。
困っているとき人に助けてもらったら、必ず相手に感謝の気持ちを「ありがとう」という言葉で伝えましょう。
感謝の気持ちを言葉で伝えれば、相手も自分もよい気持ちになれます。