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電気(渡良瀬発電事務所・尾池 宏章)
渡良瀬発電事務所 尾池 宏章
掲載内容については、令和6年2月現在の情報です。
1 現在の仕事
渡良瀬発電事務所では、群馬県の東毛エリアにある7カ所の水力発電設備及び2カ所の太陽光発電設備の保守・管理・運転を行っています。
具体的な業務内容としては、発電所毎に月2回の巡視点検を行い、設備等の状態を確認するとともに、機器の更新や修繕を行うために設計書の作成や工事発注、業者による工事等の監督員業務を行っています。
また、設備の異常等があった際には、現地にて復旧対応等も行いますが、感電などの事故が発生しないよう、安全第一を心がけています。
2 職務経歴
年度 | 所属 | 説明 |
---|---|---|
平成24年度 | 新田山田水道事務所 | 浄水場の保守・管理・運転業務を行いました。現在、当事務所の業務は群馬東部水道企業団に移管されています。 |
平成26年度 | 管理総合事務所 | 24時間体制の交替制勤務で、県営発電所の運転計画作成と監視業務などを行いました。 |
平成30年度 | 企業局発電課 | 県営発電所の停止作業計画の調整や各発電所の運転実績の集計、国への届出関係資料の作成業務などを行いました。 |
令和4年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
3 県職員の仕事の魅力・やりがい
電気職の場合、電気や水道など日々の生活にかかせないものを維持管理する業務に携わることができ、県民の方々の暮らしを陰ながら支えているというやりがいを感じます。また、発電量等、日頃の業務の成果が具体的に目に見えて実感できることも魅力の一つです。
さらに、定期的な人事異動により、発電所や水道事務所以外にも、団地やゴルフ場管理等の様々な業務に携わる可能性もあるため、幅広い知識を身につけることができます。
4 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等
(1)管理総合事務所
ダムに付随する発電所が落雷により停止し、現場事務所でダムの放流対応が必要となったことがありました。当時は配属されて間もない頃で、不慣れなところもありましたが、先輩職員と協力し、現場事務所への対応の指示や、国等の関係機関への連絡調整を行い、無事にダム放流を実施することができました。この経験により、日頃から非常時の対応方法について考えておくことの大切さを学びました。
(2)企業局発電課
県営発電所の停止計画を作成するにあたり、各発電事務所から設備更新等の作業内容や作業日程の聞き取りを行い、発電所の停止日数が極力少なくなるよう調整を行いました。作成した停止計画に基づき、効率的な発電所の停止作業を行うことで、発電所の稼働時間を増やすことができました。
(3)渡良瀬発電事務所
設備の不具合により、発電所が運転できなくなってしまったことがありましたが、早急に現場へ向かい、所属職員と協力して不具合箇所の調査・部品交換作業を行いました。部品交換が終了し、問題なく発電所が運転できたときは、達成感を得ることができました。
5 入庁前と入庁後の印象
公務員の仕事はデスクワークが多いと思っていましたが、現地事務所では、設備点検や故障対応などの現場仕事が多く、やりがいを感じています。
また、職場の雰囲気について、堅い人が多いイメージを抱いていましたが、実際には職場内での会話も多く、温厚な人が多かったです。
6 今後の目標、これから挑戦したいこと
仕事を通じて発電設備・電気設備等に関する知識を深めていきたいと思います。
また、発電所での実務経験を積んだ上で、第二種電気技術主任者の資格を取得したいと考えています。
7 群馬県職員を志望した理由
高校で電気系の学科を専攻しており、卒業後は電気関係の民間企業で働いていました。そんな中、群馬県の採用職種の一つに電気職というものがあることを知り、高校で学んだことや民間企業での経験を活かし、県民のために働けるのではないかと思い、群馬県職員を志望しました。
8 受験時に心がけたこと
面接試験については、回答を丸暗記するのではなく、面接者と会話をすることが大切であると考えたため、想定問答はおおまかに準備し、面接の場で相手の質問に誠実に答えることを意識していました。
9 未来の後輩へ
電気職は、県民の方々を陰ながら支えることができるやりがいのある仕事であり、人事異動により、様々な業務に携わることで幅広い知識を身につけることも出来ます。
また、採用後も各種研修等が充実していますし、業務の中で不安があれば、周りの職員がサポートしてくれますので、安心して業務に当たることが出来ます。
群馬県職員に興味がある方はぜひ受験してください。
発電設備の点検を行っています