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総合土木1(中之条土木事務所・浅川 勝太郎)

更新日:2023年3月1日 印刷ページ表示

中之条土木事務所 浅川 勝太郎

総合土木1(令和4年度)写真
​掲載内容については、令和5年2月現在の情報です。

1 現在の仕事

 道路、河川、砂防に係る公共施設の整備・維持について、関係者との調整や設計検討、工事発注、現場監督などを担当しています。具体的には、土砂災害などから人々の命を守る砂防施設の整備・補修や、渋滞の解消等を目的とした円滑な交通環境を整備する交差点改良工事などを行っています。また、道路や河川等が台風や豪雨などにより被災した際には、災害復旧業務についても担当します。

2 職務経歴

職務経歴一覧
年度 所属 説明
平成27年度 太田土木事務所  道路、河川の施工・維持・修繕等
平成30年度 監理課(石巻市派遣)  災害復旧事業に係る施工・監督業務等
令和元年度 都市計画課  土地区画整理事業・まちづくりに関する市町村支援等
令和元年度 都市計画課(上野村派遣)

 災害復旧事業に係る災害査定及び協議、施工等
 (令和元年11月~令和2年3月)

令和4年度 現所属  「1現在の仕事」のとおり

3 県職員の仕事の魅力・やりがい

 県土整備部では、生活や産業の基盤となる道路・河川など、様々なインフラ整備を行うとともに、持続可能な都市構造への転換を目指し、鉄道やバスなど公共交通の利便性が高まる「まちのまとまり」を意識して施策を行っています。
 総合土木職では、これらの事業について、計画から設計、工事、維持管理までの過程に主体的に携わることができるため、幅広い知識や経験を得ることができる魅力があります。
 また、公共施設整備によって、人々の生活環境を整えるだけでなく、周辺土地利用の変化を促し民間投資を誘発するなど、地域経済への波及効果も期待できる、やりがいのある業務を担っています。

4 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

(1)太田土木事務所

 採用1年目の頃、歩道が狭く、舗装面の劣化も進行している道路について、安全な歩行者空間を確保することを目的とした歩道改良工事を担当し、計画から完成まで見届けました。実施にあたっては、「道路構造令」などの基準を参考に、先輩職員に教えてもらいながら、設計業務を委託ではなく自分の手で行いました。また全体計画について所内協議を行い、工事に着手したことで、土木業務全体の流れを知ることもできました。そうして完成した当該区間は、年明けに開催されるニューイヤー駅伝の中継ポイントでもあり、毎年、沿道で応援する多くの方でにぎわっている様子を見ると、初心を思い出すとともにやりがいを感じます。

(2)災害派遣(石巻市・上野村)

 初めての異動で、東日本大震災によって甚大な被害に見舞われた宮城県石巻市へ、また翌年には、令和元年度東日本台風によって被災した群馬県上野村へそれぞれ派遣されました。
 石巻市では、災害時に円滑かつ早急に避難ができるよう「石巻市震災復興基本計画」に基づいた避難路の整備・確保などを担当し、これまで取り組んだことがなかった橋梁架設を伴う拡幅工事を経験することができました。
 上野村では、発災直後の赴任ということもあり、被害状況の確認や被災した公共施設に係る災害査定などを限られた期間のなかで遂行しなければならず、大変苦労しました。また、県内全域で被害が出ていて、各地で人手が不足している状況であり、上野村への災害派遣については自分一人であったため、責任の重さを痛感しました。
 どちらも大変な業務でしたが、災害派遣者を迎え入れる側の気遣いや感謝の言葉に触れることができ、災害派遣に係る業務だけでなく、市町村が抱えるそのほかの課題など、土木分野以外についても視野を広げてみたいと思う貴重な経験となりました。

(3)都市計画課

 都市計画課では土地区画整理事業やまちづくりに関する市町村支援に携わることとなり、それまでの公共施設整備・維持修繕等の業務から業務内容が一変したため、戸惑ったのを覚えています。県内の土地区画整理事業における事業主体は市町村ですが、監督・助言を担当するのは県です。そのため、実施計画書を変更する場合などは県が国へ説明する必要があり、説明能力を培う良い機会となりました。

5 入庁前と入庁後の印象

 入庁前は所属内でのデスクワークが多く、また土木に関する知識があれば業務ができるのだろうと思っていました。しかし実際には、業務によっては工事現場の段階確認や市町村工事の完了検査など、現場へ出向く機会も多く、また、予算や法律に関する知識まで、様々なことを習得する必要があると感じました。

6 今後の目標、これから挑戦したいこと

 まちづくりに携わることで、県土整備部だけでなく、産業関係の所属や農地を担当している所属など、他部局との連携も必要であると感じました。このため、総合土木職として関わる分野だけではなく、幅広い分野の情報を収集し、柔軟な思考を身につけたいです。

7 群馬県職員を志望した理由

 大学で交通工学を専攻しており、卒業研究では、群馬県内の慢性的に渋滞が発生する交差点の改良等を題材にしました。課題抽出や解決に向けた施策案などを考察していくなかで、抽出された課題を解決するには、計画段階から施工まで主体的に携わる行政の立場からでしか抜本的な解消はできないと感じたため、県職員を志望しました。

8 受験時に心がけたこと

 筆記試験に向けては、同じ参考書を繰り返して学習していました。面接試験に向けては、卒業研究を通して「県土整備プラン」などの群馬県の施策について勉強しました。また、卒業研究を面接時のアピールポイントとして説明できるようにするとともに、自分が群馬県職員として取り組みたいことを明確にしていきました。

9 未来の後輩へ

 就職活動を行っている学生の皆さんは、勉強だけでなく、自分と向き合わなければならなかったり、将来のビジョンを定めなければならなかったりと、日々大変な思いをしていることと思います。そんな時は、私がそうだったように、卒業研究に打ち込むことで、その成果を発揮できる職種を見つけることができることもあるのではないかと思います。皆さんが見つけたその場所が群馬県であり、一緒に働くことができることを願っております。

総合土木1業務(令和4年度)写真
工事現場の確認作業をしています

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