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企画課 猪熊 栄
県の人口減少対策の取組方針となる「群馬県版総合戦略」の策定に向け、有識者懇談会の開催など、県内外の関係者と様々な調整を行っています。
また、そうした取組の県内の機運醸成を図るため、フォーラムの企画などもしました。
年度 | 所属 | 説明 |
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平成24年度 | 国際戦略課 (~26年9月) |
1年目は県上海事務所の立ち上げを担当しました。県初の海外事務所でしたが、前職の銀行員で海外事業所の統括をした業務経験を活かすことができました。 2年目は外国人留学生を観光地に案内し群馬の魅力を伝える業務を業務を担当しました。観光ガイドなどではあまり紹介されない場所なども巡り、自身も改めて群馬の魅力を知ることができました。 3年目は庶務担当を務めました。県としての物事の決まり方、お金の流れ、事務処理のルールに至るまで、多くの実務知識を学べました。 |
平成26年度 | 現所属 (26年10月~) |
1年目は地方創生や人口減少対策の取りまとめを担当しました。政府と地方が連携して臨む大きなテーマで、高揚感がありました。 2年目は「1 現在の仕事」のとおり |
県職員の仕事の魅力は、何といっても「扱う分野が広い」ということではないでしょうか。
前職は大手銀行の銀行員で、投資家を対象とした商品企画など、金融分野の仕事に携わりました。また、前職中に厚生労働省に出向し、食品衛生分野の業務にも携わりました。
これまで経験してきた業務と比べて、県は、国の凝縮版のような組織であり、全ての分野をカバーしています。それでいて、地域密着の業務が多いので、自分が携わる仕事の結果をリアルにイメージしながら、仕事に取り組むことができます。
民間では合理性や効率性が求められる機会が多かったのと異なり、行政機関では公平性や網羅性を担保しながら業務を進めることが大前提となっているため、現在は、民間で培った感覚を忘れないようにしつつ、行政マンとして求められる感覚を磨き上げようと努めています。
人口減少や経済縮小が進む中にあって、群馬県庁でもあらゆる分野・業務で合理性や効率性、新たな発想や手法が求められると考えており、民間企業での経験や感覚を活かして、そうした大きな変化の中でも活躍できる人材になりたいです。
高校卒業以来、東京や大阪などで暮らしていましたが、退職後は地元に帰りたいという気持ちが常にありました。
また、大学生の時には全く公務員に興味がなく卒業以来民間金融機関で働いていましたが、国に出向した際に、食の安全を守るために身を粉にして働く上司や同僚の姿を目の当たりにし、公務の尊さを知り、公務員に関心を持つようになりました。
そのような時に、群馬県が社会人経験者の採用を開始したと知り、「現役のうちに地元に帰り、公務員として働こう」と思い、志望しました。
面接や小論文では、正直にありのままの姿で臨むことを心掛けました。
よく言われる「安定」だけを求めて公務員を志望することはおすすめできません。国や自治体にとっても相当に厳しい時代になりつつあります。
ただ、やりたい仕事や添い遂げたい地域が「群馬県」に合致する人にとっては、群馬県職員になることで無限のフィールドが広がるのだと思います。
民間の経験を忘れずに行政マンとしての感覚を磨き上げようと努めています。