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学校事務(前橋市立広瀬中学校・丸橋 一代)

更新日:2023年3月1日 印刷ページ表示

前橋市立広瀬中学校 丸橋 一代

学校事務(令和2年度)写真
​掲載内容については、令和3年3月現在の情報です。

1 現在の仕事

 主な仕事は、学校に勤務する教職員の給与・旅費の支給や福利厚生、服務、任用に関することのほか、予算管理や備品・設備の管理、就学援助制度に関することなどです。
 また、来校者対応や電話対応なども行っており、保護者や地域の方からの質問に答えられるようにするために、常に情報を確認・整理するよう心掛けています。
 その他に、学校集金などの会計処理では、会計簿の確認や予算執行へのアドバイスなど、担当教員への支援を行っています。また、本校は口座振替での集金を行っているため、銀行とのやり取りや保護者への連絡なども担当しています。さらに令和3年度の新設校開校のための統合移転の業務にも携わりました。

2 職務経歴

職務経歴一覧
年度 所属 説明
平成22年度 前橋市立滝窪小学校  所属の先生方からは学校に勤務するために必要なことを、近隣校の学校事務職員の先輩方からは学校事務としての基本的な実務などを学びました。
平成25年度 前橋市立中川小学校  地域によって学校の雰囲気や取組が違うことを実感し、前任校で学んだことを生かしてより良い学校にするためには何ができるかを考えながら仕事をしました。
平成30年度 現所属  「1現在の仕事」のとおり

3 県職員の仕事の魅力・やりがい

 学校現場で働くことの最大の魅力は、子どもたちの成長を身近で実感できることだと思います。新規採用の頃は毎日緊張していましたが、子どもたちの笑顔を見ると、肩の力を抜くことができました。
 ICT機器の導入や、地域と関わる機会の増加など、学校は社会の状況に合わせて大きく変化しています。その変化に対応するためには環境を整えることが重要です。学校現場にいる唯一の行政職員として、情報を収集し、校内の改善点を見つけるなど、自分自身の気づきを大切にしています。学校事務職員の立場から、担当教員や管理職の先生へ提案したり意見を述べたりすることで学校をより良いものに改善できることは大きなやりがいだと感じています。
 学校事務職員という教員とは違う立場から「子どもたちのために何ができるか」「学校事務職員だからこそ可能なことは何か」という視点を持つことで、これからの社会で活躍する人を育てる環境をより良いものにし、子どもたちがより安心できる学校づくりにつながると考えています。

4 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

  1. 書類の書き方に困った保護者の方から相談のお電話をいただいたことがありました。管理職の先生に相談し、来校していただいて直接書き方を説明することにしました。後日、その保護者の方とお会いする機会があり、改めてお礼の言葉をいただきました。採用1年目でしたが、手続きに対する不安を取り除けたこと、役に立てたことがその後の自信に繋がりました。
  2. 学校事務職員という教員とは違う立場だからこそ話せることがあるようで、子どもたちから人間関係の悩み、進路、将来について相談を受けることもあります。「聞いてくれてありがとう」「話せて良かった」と言ってくれる子もいます。話を聞いた後は、関係する先生方へ伝えて様子を見ていただくよう相談したり、子どもに声をかけるようにしたりしています。驚いたのは、私と関わったことがきっかけで学校事務職員という仕事に興味を持ってくれた子がいたことです。担任ではなくても子どもたちの記憶に残っていたこと、さらに仕事内容にまで興味を持ってくれたことなど、嬉しく思うと同時に、励みになりました。
  3. 産育休取得や手当申請などの手続きが必要となる教員に、自作の手続一覧やポイントをまとめた資料などを事前に渡して、手続きの負担軽減に繋げられるよう工夫しました。「慌ただしくなる前に準備できた」「分かりやすくて助かった」と言っていただけたときは、一安心するとともに、改めて先のことを想定して行動することの大切さを感じました。

5 入庁前と入庁後の印象

 市町村立学校の学校事務職員は、ほぼ1校に1人の配置です。採用前は不安でしたが、共同実施という近隣校同士で事務処理を行う機会が設けられていることで安心して仕事をすることができました。定型業務は、3年目を迎える頃には見通しを持って準備できるようになりました。
 デスクワークだけでなく、校内の環境改善のために学校用務員さんと一緒に作業したり、業者の方と現場で話をしたり、行事へ積極的に参加するなど、学校運営全般に主体的に関わることも大切だと感じています。様々な立場の方と関わることで新しい情報や知識を得ることもでき、日々充実しています。

6 今後の目標、これから挑戦したいこと

 以前は「学校事務職員は縁の下の力持ち」と言われていました。しかし最近では、家庭や地域の変化に合わせて学校事務職員も積極的に学校運営に関わり、課題解決に取り組むことが求められています。学校事務職員の強みである、財務・情報に精通していることなどを生かして、教員ではない立場だからこそできることを考え、学校をより良くするために様々なことに目を向けていきたいと思います。
 学校における働き方改革推進に伴う多様なスタッフの任用、感染症対策やGIGAスクール構想など、今後は外部との関わりもさらに重要になります。様々な立場の人がその力を発揮できるように環境整備や学校外の組織との連絡・調整などの点に関われるようになれたらと考えています。

7 群馬県職員を志望した理由

 自分の生まれ育った群馬県で働きたいと思っており、物事にコツコツと取り組むことが得意だったため事務職が向いているのではないかと考えていました。また、学生の頃から学校が好きだったことも、数ある事務職の中から学校で働く職種を選んだ理由の一つです。

8 受験時に心がけたこと

 私は理系科目が苦手だったので、理系科目の中での得意な分野を増やすよう繰り返し勉強しました。面接ではどのような質問にもエピソードを交えて具体的に話せるよう準備しました。

9 未来の後輩へ

 学校事務は、子どもたちの成長や頑張りを近くで見ることができ、それを支えることのできる仕事です。例えば、物品購入は授業や学校の運営に必要なことであり、それが子どもたちの学び、安心や安全に繋がります。
子どもや保護者、教職員、学校に関わる全ての人たちの笑顔をたくさん見ることのできる学校にするために、ぜひ私たちと一緒に働きましょう。

学校事務業務(令和2年度)写真
近隣校の学校事務職員と一緒に事務処理を行うこともあります

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