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県央第一水道事務所 石井 雅人
掲載内容については、令和3年3月現在の情報です。
県央第一水道事務所は県央地区の2市1町1村へ水道用水を供給しています。施設としては、昭和58年より運用を開始しました。県央第一水道にある3つの浄水処理施設のうち、平成30年に完成した3系浄水処理施設を除き、1,2系の浄水処理施設については老朽化が進んでいます。そのため、耐震補強や古くなった設備の更新を行う必要があり、令和2年度より2系浄水処理施設の更新工事を行っています。
その中で私は、電気設備の更新工事を担当しています。具体的には、更新が必要な設備や費用をまとめた設計書を作成したり、関係業者と工程の打合せを行うなどしています。更新工事は事務所が一体となって進めていく必要があることから、土木・機械・監視制御の担当者とも協力し合って業務に当たっています。
年度 | 所属 | 説明 |
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平成30年度 | 管理総合事務所 | 県の発電所の運転計画作成と監視業務を行っていました。 |
令和2年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
設備職として配属される職場は電気や水道などのインフラに関わる施設が多く、県民の生活の基盤を支える業務に携わることができます。特に水道事業は、県内の広い地域を対象としており、県民生活に与える影響も大きいことから、緊張感を伴う場面もありますが、その分大きなやりがいも感じます。
また、異動を通して、発電、上水道、下水道、研究職、施設管理など様々な業務に携わることができ、幅広い知識や経験を積むことができます。
入庁前は、公務員はデスクワークが多いというイメージを持っており、設備職も自分の机で事務作業をする時間が長いのだろうと思っていました。しかし、入庁して地域機関に配属となり、職員自ら故障箇所の修繕等をすることも多いので驚くとともに、やりがいを感じました。実際に作業を行いながら上司や先輩職員に直接指導してもらうことで、教科書や参考書で勉強した知識がより定着し、自身の成長につながっていると思います。
まずは業務に必要な資格の取得を目指しています。例えば、発電所ではクレーンでの作業があるため、クレーン操作の資格を取得したいと考えています。そのほかにも、電気主任技術者など資格取得を通して専門性を高めていきたいです。
また、設備職は以前まで電気職、機械職と分かれていましたが、現在は二職種が統合され、その両方の働きを期待されていることから、より広い分野の知識が必要であると考えています。そのため、今後は自分の担当する業務の分野だけでなく、関連する分野についても理解を深め、他の職種の職員とも協力しながら効率よく業務に取り組んでいきたいです。
自分の育った群馬県のために何かしたいという気持ちが一番のきっかけでした。また、小さなころから人の喜ぶことをするのが好きだったのですが、県設備職は県民の生活を支える仕事であると知り、大学で学んだことを活かしながら、県民のために働くことのできる群馬県職員を志望しました。
筆記試験については、市販の公務員試験対策の参考書や電気主任技術者資格試験の問題を参考に学習を進めました。
面接時には、自分を取り繕うことなく、素直に回答することを心がけました。自分を良く見せようとすると焦ってしまいますが、ありのままの自分を見せて判断してもらおうという気持ちで受験することで、あまり緊張せずに面接に臨めました。
設備職は、県民の生活を支える事業に深く関わることのできる職種です。また、発電や水道のほかにも、様々な業務に携わることができ、日々の業務で経験すること全てが自分の成長につながります。群馬県に貢献したいという方や自分自身を成長させたいという方、群馬県設備職として是非一緒に働きませんか。
更新する電気設備の確認を行っています