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設備(県央第一水道事務所・石井 雅人)

更新日:2023年3月1日 印刷ページ表示

県央第一水道事務所 石井 雅人

設備(令和2年度)写真
​掲載内容については、令和3年3月現在の情報です。

1 現在の仕事

 県央第一水道事務所は県央地区の2市1町1村へ水道用水を供給しています。施設としては、昭和58年より運用を開始しました。県央第一水道にある3つの浄水処理施設のうち、平成30年に完成した3系浄水処理施設を除き、1,2系の浄水処理施設については老朽化が進んでいます。そのため、耐震補強や古くなった設備の更新を行う必要があり、令和2年度より2系浄水処理施設の更新工事を行っています。
 その中で私は、電気設備の更新工事を担当しています。具体的には、更新が必要な設備や費用をまとめた設計書を作成したり、関係業者と工程の打合せを行うなどしています。更新工事は事務所が一体となって進めていく必要があることから、土木・機械・監視制御の担当者とも協力し合って業務に当たっています。

2 職務経歴

職務経歴一覧
年度 所属 説明
平成30年度 管理総合事務所  県の発電所の運転計画作成と監視業務を行っていました。
令和2年度 現所属 「1現在の仕事」のとおり

3 県職員の仕事の魅力・やりがい

 設備職として配属される職場は電気や水道などのインフラに関わる施設が多く、県民の生活の基盤を支える業務に携わることができます。特に水道事業は、県内の広い地域を対象としており、県民生活に与える影響も大きいことから、緊張感を伴う場面もありますが、その分大きなやりがいも感じます。
 また、異動を通して、発電、上水道、下水道、研究職、施設管理など様々な業務に携わることができ、幅広い知識や経験を積むことができます。

4 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

  1. 県央第一水道事務所の2系浄水処理施設の更新工事のうち、電気設備関係の発注業務を担当しています。設計書の作成業務はこれまでに経験がなく、一から学習して取り組む必要がありました。また、限られた期間内に設計書の作成から内容の細かな確認まで行わなければならず、忙しく、大変だと感じることもありました。
     分からないことは事務所の先輩職員に教えてもらい、それを自分なりに理解しながら仕事を進めていきました。無事に期日内に設計書を完成させることができた時の達成感は今でも覚えています。
  2. 管理総合事務所では、36ヵ所の発電所の集中管理を行っています。配属された初年度の当直業務において、台風の本州への上陸がありました。大雨に備え、事前にダムに付随する水力発電所の発電量を調節してダム水位を下げるほか、台風接近時にも、再びダム水位の調節を行ったり、発電所停止操作やダムの放流に伴う関係所属等への連絡調整を行ったりしました。
     災害時の緊張感を初めて経験し、こうした非常時に、どのような対応をとる必要があるかを平常時から考えて、もしもの場合に行動に移せるようになる必要があることを実感しました。
  3. 管理総合事務所での当直業務中に、発電事務所で機械の不具合が発生しました。その際に、応援として現場へ向かい、復旧業務に当たりました。多くの人出を必要とする作業でしたが、職員が一丸となり、大きな影響を出すことなく対処することができました。取り扱う機械によっては、経年劣化等で不具合が発生することがあります。そういったものを早く察知するためにも、日々の巡視等の保守管理の重要性を実感しました。

5 入庁前と入庁後の印象

 入庁前は、公務員はデスクワークが多いというイメージを持っており、設備職も自分の机で事務作業をする時間が長いのだろうと思っていました。しかし、入庁して地域機関に配属となり、職員自ら故障箇所の修繕等をすることも多いので驚くとともに、やりがいを感じました。実際に作業を行いながら上司や先輩職員に直接指導してもらうことで、教科書や参考書で勉強した知識がより定着し、自身の成長につながっていると思います。

6 今後の目標、これから挑戦したいこと

 まずは業務に必要な資格の取得を目指しています。例えば、発電所ではクレーンでの作業があるため、クレーン操作の資格を取得したいと考えています。そのほかにも、電気主任技術者など資格取得を通して専門性を高めていきたいです。
 また、設備職は以前まで電気職、機械職と分かれていましたが、現在は二職種が統合され、その両方の働きを期待されていることから、より広い分野の知識が必要であると考えています。そのため、今後は自分の担当する業務の分野だけでなく、関連する分野についても理解を深め、他の職種の職員とも協力しながら効率よく業務に取り組んでいきたいです。

7 群馬県職員を志望した理由

 自分の育った群馬県のために何かしたいという気持ちが一番のきっかけでした。また、小さなころから人の喜ぶことをするのが好きだったのですが、県設備職は県民の生活を支える仕事であると知り、大学で学んだことを活かしながら、県民のために働くことのできる群馬県職員を志望しました。

8 受験時に心がけたこと

 筆記試験については、市販の公務員試験対策の参考書や電気主任技術者資格試験の問題を参考に学習を進めました。
 面接時には、自分を取り繕うことなく、素直に回答することを心がけました。自分を良く見せようとすると焦ってしまいますが、ありのままの自分を見せて判断してもらおうという気持ちで受験することで、あまり緊張せずに面接に臨めました。

9 未来の後輩へ

 設備職は、県民の生活を支える事業に深く関わることのできる職種です。また、発電や水道のほかにも、様々な業務に携わることができ、日々の業務で経験すること全てが自分の成長につながります。群馬県に貢献したいという方や自分自身を成長させたいという方、群馬県設備職として是非一緒に働きませんか。

設備業務(令和2年度)写真
更新する電気設備の確認を行っています

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