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ぐんま学園 上岡 亮太
掲載内容については、令和3年3月現在の情報です。
家庭や学校、地域で問題行動を起こした児童、また、家庭やその他の環境上の理由により生活指導の必要な児童が入所しているぐんま学園という児童自立支援施設において、男子寮の職員として働いています。
規則正しい生活を行う入所児童と共に勉強、運動、作業(環境美化活動等)を行うなかで、対人関係の指導、社会スキル向上のための支援を行い、児童が家庭や地域、学校に戻っても健全な生活ができることを目指しています。
また、関係機関との連絡調整も重要な仕事の一つです。
年度 | 所属 | 説明 |
---|---|---|
平成29年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
福祉職の最大の魅力は、児童相談所や児童自立支援施設といった最前線の現場での様々な勤務を通じて、福祉に関する幅広い力をつけることができるところにあると思います。
また、困っている人や家庭に関わり、その過程で少しでも前進していただくことができたときにやりがいを感じます。ぐんま学園を退園した児童が、地域でも努力を続けているという話を聞くと、非常にうれしい気持ちになります。
県庁への入庁前は、職員ひとりひとりが黙々と業務を行っているイメージを抱いていました。しかし、実際は業務上の議論が園内全体で活発に行われています。自らの意見も十分尊重してもらいつつ、また、同僚からの的確なアドバイスも受けることができる環境の中、非常に良いチームワークが発揮されていると思います。
まずは、現在勤務しているぐんま学園において、入所する児童がより良い生活を送ることができるよう、日々研鑽を積んでいきたいと考えています。現状に満足せず常に向上心を持ち、改善する努力を続けながら児童を支援していきたいと思っています。
また、将来的には、児童相談所のケースワーカー等も経験し、福祉職として幅広い力をつけていきたいです。
私は以前、他県の児童自立支援施設で働いていましたが、出身地である群馬に対する愛着や、群馬の人の温かみを忘れられませんでした。このため、大好きな群馬県に貢献したい、また困っている人の力になりたいという思いから群馬県職員を志望しました。
仕事をしながらの受験勉強であったため、自分が一番集中できる環境である図書館等において、特に間違いやすい箇所を繰り返して勉強し、限られた時間を最大限活用するように心がけました。
また、面接試験では、前職での実体験を織り交ぜつつ、自分を偽ることなく、誠実に受け答えを行うよう心掛けました。
福祉職の仕事には根気強い指導が必要な場面もあり、不安に思っている方もいらっしゃると思いますが、職場には頼りになる心強い先輩が多くいますので、気軽に相談できる雰囲気があると思います。
皆さんと一緒に働くことができる日を楽しみにしています。
児童それぞれの個性に合わせて指導します