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林政課 重原 孝祐
掲載内容については、令和4年3月現在の情報です。
山の木を伐採するのに欠かせない林道や、森林内で林業用の機械が走行するための森林作業道をつくる事業の予算管理等を行っています。具体的には、県内の事業要望に基づき、事業計画を作成し、国に補助金を申請する業務を担当しています。
また、林業に携わる研修生に対して森林作業道に関する研修を実施する業務等もあります。
業務を行うにあたっては、地域機関や国と協議することが多いので、相手へ適切に説明すること、遅れなく円滑に事業を執行することが求められます。
年度 | 所属 | 説明 |
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平成30年度 | 渋川森林事務所 | 林道・治山工事及びぐんま緑の県民基金事業の設計・現場監督 |
令和2年度 | 藤岡森林事務所 | 林道・治山工事及びぐんま緑の県民基金事業の設計・現場監督 |
令和3年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
一口に森林に携わる仕事といっても、森林の維持造成、木材の生産・販売、治山事業、森林環境教育など分野は多岐にわたっており、これらの業務に従事し、幅広い知識の習得・活用ができるのは、森林職の大きな魅力だと感じます。
また、県職員は地域に根ざした業務に加え、県土面積の3分の2が森林である関東一の森林県である群馬県内の全域にまたがる業務にも携わることができます。
森林職は技術職なので、現場に足を運ぶことが非常に多いものだとイメージしていましたが、実際は、デスクワークが中心の所属もあります。異動を重ねることで、現場で習得する技術やデスクワークで培うスキルをバランス良く向上させることができます。
過去の所属では、主に林道に関する業務に従事してきました。今後は、自然公園の整備や森林環境教育など林道以外の業務にも従事し、森林に関する幅広い知識と技術を習得していきたいです。
大学時代は、海のある県に憧れて県外の大学に通っていました。就活期に差し掛かり、人生について考えた時、生まれ育った地元で働きたい、地元の自然に関わる仕事がしたいという思いが強くなりました。その思いと、大学で学んでいた森林科学の知識を活用して地元に貢献したいと考え、群馬県の森林職を志望しました。
私が特に気を付けたのは、面接です。面接官に対して器用に話せなくても焦らず、はっきりした口調で自分の考えを伝えました。学生時代の実績や県職員になってやりたいこと等をしっかり説明できることはもちろん、面接官に一緒に働きたいと思わせるような表情やコミュニケーション能力を磨くことも不可欠だと感じました。
自分の人生についてじっくりと考える機会は少ないです。自分の中で優先事項を整理して、大切にしたいことの延長線上に群馬県の自然や町並み、群馬県に暮らす大切な方々の顔が浮かんだ方は、迷わず群馬県庁に入庁してください。一緒に働ける日を楽しみにしています。
森林作業道の出来形を確認しています