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吾妻発電事務所 松井 佑綱
掲載内容については、令和4年3月現在の情報です。
吾妻発電事務所では、令和3年4月から運転を開始した八ッ場発電所を含む、11か所の水力発電所の保守・管理や老朽化した発電所の更新などを行い、再生可能エネルギーの安定供給を業務としています。その中でも私は、設備職として電気・機械設備に関わる業務を担当しています。
具体的には、月2回の巡視点検や3年毎、10年毎の定期点検により機器異常の有無を確認し、異常・故障があった際にはその修理・対応を行っています。
また、経年劣化や故障などにより更新・修繕しなければならない機器がある場合や、外部業者による専門的な点検が必要な場合には、自ら設計書を作成し、工事・委託の監督員業務も行います。
年度 | 所属 | 説明 |
---|---|---|
平成30年度 | 渋川工業用水道事務所 | 工場で冷却水などに使用するための水を送水している事務所で、電気・機械設備の保守・管理を担当していました。 |
令和2年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
人事異動により、様々な分野での業務を経験しますが、設備の保守・管理など各職場で共通する業務も多いため、身につけた知識を活かしながらキャリアアップしていけるところに魅力を感じています。
また、必要な資格をとるための研修制度やサポートも充実しています。
工業用水道や発電など、県内の企業や県民の方の暮らしを支える重要な業務であるため、責任の重さを感じる分、やりがいも感じることができます。
設備職として入庁したため現場仕事がメインであり事務仕事は少ないと思っていましたが、実際には工事事務や各種報告書の作成などデスクワークも多く、マルチに仕事をこなす必要があると感じました。
また、公務員ということもあり堅い人ばかりだと思っていましたが、実際には気さくな方が多く、相談もしやすい雰囲気でした。
まずは、浄水場やその他県有施設の設備管理などまだ経験したことのない職場を経験してより多くの専門的な知識や技術を身につけていきたいと考えています。
また、研修に参加したり、自分で勉強したりしながら、電気主任技術者の資格取得にも挑戦したいです。
私は教育学部出身であり工学系の出身が多い設備職としては稀なケースですが、教職課程で電気や機械の分野を中心に勉強していたこともあり、教員としてではなく県職員としてその経験を活かしてみたいと考えたからです。
また、父親も県職員であるため身近な職であったということも志望した理由の1つです。
筆記試験については、公務員試験の参考書を購入して勉強しました。特に専門試験は、学部の勉強で補えないところや、分からないところを大学の先生に質問して対策していました。
また、面接試験時には入念に受け答えの準備をしておき、自信を持って試験に挑むようにしました。
入庁する前は、知識や技術の面で不安に感じていましたが、職場の上司・先輩が優しく教えてくれるため安心して業務に当たることが出来ています。私のように不安を抱えている場合でも、周囲の方がサポートしてくれ、着実に知識や技術を身につけることができる職場です。
コロナ禍で多くの制限を受けながらの受験対策は大変かと思いますが、頑張ってください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
発電所の電気設備に異常がないか、点検をしています