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森林(林政課・千木良 一道)

更新日:2025年3月3日 印刷ページ表示

林政課 千木良 一道

森林(令和6年度)写真
​掲載内容については、令和7年2月現在の情報です。

1 現在の仕事

 県内で森林組合などの林業事業体が実施している森林整備事業において、公益的と認められたものに補助金を交付する業務を担当しています。事業を実施した林業事業体から提出された申請内容の確認、各地域機関が行った検査結果に対する予算の割り当て、制度運営の基となる基準の改正等が主な業務です。

1日のスケジュール(例)

1日のスケジュール(例)の一覧
時間 スケジュール
8時30分 始業、メールチェック
9時 林野庁からの照会回答
10時 申請書の内容確認
12時 昼食
13時 事務所からの質問回答
14時 予算管理資料の修正
16時 会議の報告書作成
17時15分 終業

2 現在の職場の雰囲気

 以前所属していた地域機関から県庁舎に異動する前は、県庁舎の所属は県内の林政をとりまとめていることから、緊張感のある職場を想像していました。ただ、異動してきてみると、相談しやすく、穏やかな雰囲気な職場だという印象に変わりました。

3 職務経歴

職務経歴一覧
年度 所属 説明
平成30年度 利根沼田環境森林事務所 造林・間伐補助金、林地開発規制、保安林規制、ぐんま緑の県民税事業に従事しました。
令和3年度 吾妻環境森林事務所 森林土木事業に関する工事の計画・発注・監督を担当しました。
令和6年度 現所属 「1現在の仕事」のとおり

4 県職員の仕事の魅力・やりがい

 地域機関の職員や事業体が使いやすい制度運営が行えるかどうかは県庁の担当者次第なので、その点についてプレッシャーは感じています。ただ、基準改正などの大きな節目の業務が完了すると、その改正した内容について、地域機関から質問が上がってくることがありますが、自分にも相手にも納得のいく説明ができると、根拠に基づいて内容を検討した甲斐があった、と達成感を得られます。

森林(令和6年度)業務写真1

5 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

​ 以前の所属で、森林土木業務を担当していた際、「治山林道研究発表会」という、新しい工法や調査手法などを、担当となった森林事務所が県内の森林土木担当職員の前で発表するイベントがありました。新工法を扱う現場の担当となったため、発表者に選出されました。年間を通して発表のための資料を少しずつ収集し、所属内で発表をして修正案を出してもらうなどしながら、発表へ向けて資料を完成させていくのは、非常にやりがいのある業務でした。本番は、大きな会場において大勢の職員の前で発表を行ったため、とても緊張しましたが、所属内での練習成果もあってスムーズに発表することができました。終わったときは肩の荷を下ろしたような安心感と、やりきったことに対する達成感を同時に得られました。

6 入庁前と入庁後の印象

 入庁前は、県職員は制度に則って業務を行うものであり、そこに自分の裁量が及ぶことはほぼ無いと考えていました。しかし入庁後、設計・積算業務や制度運営に携わることになると、自分の考えを基に業務を進めていくことが基本になっていきました。そこで、制度は確かに前提ではあるものの、その制度の中でどのように動くのかはそれぞれの職員の考え方次第で変わってくるものなのだと、業務に対する考えを改めました。
 また、入庁して少々印象が変わったなと思うのは、森林土木の仕事です。森林事務所は一般林業と森林土木に人員構成が2つに分かれていることが多いです。森林土木の担当では、山の中に作る治山ダムや林道の施工を行うので、今まで森林については学んできましたが、コンクリートの勉強が必要になるとは想像していませんでした。

7 スキルアップのために取り組んでいること

 県庁舎に異動してきて、開催されているさまざまな研修に積極的に参加するようになりました。また、制度運営にあたり、自分の業務の範疇のみならず、県内全体の状況などの幅広い知識を要求されることが多くなってきたので、可能な限りの情報収集に努めています。

8 今後の目標、これから挑戦したいこと

 業務の省力化が今後の目標です。現在、造林補助制度という業務を担当していますが、複雑な部分が多い業務になっています。省力化を行い、次に担当する人が効率よく業務をこなせる体制づくりをしていきたいと思っています。
​ また、後進の育成にも力を入れていきたいと考えています。現在、私が担当している業務を経験している若手の職員があまりいない、という現状があります。若い人が森林事務所の担当になってくれれば、自分が業務内容について教えることができるので、後進が育っていくのではないかと考えています。

9 プライベートの過ごし方

 冬場の休日は基本的にスノーボードに専念しています。例年シーズン券を購入し、年30~40回を目標に行くようにしています。群馬県北部はスキー場が多く、新潟側へのアクセスもしやすいので、関東圏内でウィンタースポーツをしたい人には非常におすすめです。

10 群馬県職員を志望した理由

 大学は地元の群馬県を離れ、他県の農学部で森林を学んでいました。就活期に差し掛かり、大学で専攻した木材の利用拡大や振興を活かすことができる職種に就きたいと考えていたところ、群馬県に就職した先輩から話を聞く機会があり、群馬県職員の仕事に魅力を感じ、また以前から地元での就職を希望していたこともあって志望しました。

11 受験時に心がけたこと

 大学で公務員講座という、公務員を受験する人向けの勉強会(有料)があり、そこで試験勉強や面接の練習をしました。専門分野については、問題集を解いたり国の資料を読み込んだりして対策していました。特に、専門分野については群馬県特有の問題についても理解をしておくと、面接時の話題になってよいかと思います。

12 群馬県職員のアピールポイント

 現在、群馬県職員は若年層が多くなってきており、県庁内も係員は20~30代が多く在籍しています。入庁後は年代の近い職員が多いことから相談のしやすい環境です。

13 未来の後輩へ

 群馬県職員の中で特に森林職は、森林以外の部局に異動することも少ないので、経験年数が少ないうちから、森林職の先輩や後輩と知り合うことができます。また、最近はどんどん若い人を採用して、職場全体が若返りしているので、新しい意見を出しやすい環境も整っています。ぜひ群馬県を受けていただき、一緒に仕事ができれば幸いです。

森林(令和6年度)業務写真2

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