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保健師(桐生保健福祉事務所・丸山 彩織)

更新日:2025年3月3日 印刷ページ表示

桐生保健福祉事務所 丸山 彩織

保健師(令和6年度)写真
​掲載内容については、令和7年2月現在の情報です。

1 現在の仕事

 難病対策を担当しており、主に難病で在宅療養されている患者さんとご家族の支援、相談会・講演会などの企画運営等を行っています。患者さんが困った際にいつでも相談していただけるように、定期的に患者さん・ご家族と関わって信頼関係を構築し、気持ちに寄り添いながら支援が出来るように心がけています。相談会・講演会の運営では、対象となる疾患で療養されている患者さんが参加しやすい内容や時期、会場の設定をするように努めています。

1日のスケジュール(例)

1日のスケジュール(例)の一覧
時間 スケジュール
8時30分 始業、メールチェック
9時 窓口対応
10時 事務作業
12時 昼食
14時 難病患者宅訪問
16時 窓口対応
17時15分 終業

2 現在の職場の雰囲気

 仕事だけを淡々とこなしていくという雰囲気ではなく、休憩時間には雑談をしたりお菓子を交換したりする明るい職場です。休日に係内の保健師達と一緒にお出かけしたこともあります。日常的にコミュニケーションを取っているので、業務で悩んだり困ったりした際も相談がしやすく、ありがたく思っています。

3 職務経歴

職務経歴一覧
年度 所属 説明
令和2年度 こころの健康センター 自殺対策担当として、研修会等の運営および電話相談や訪問支援(アウトリーチ)などを行いました。
令和5年度 現所属 「1現在の仕事」のとおり

4 県職員の仕事の魅力・やりがい

 患者さんの最期を看取られたご家族に「とても頼りにしていた。色々と気にかけてくれてありがとう。」と声をかけていただいた際には、役に立てて良かったとやりがいを感じました。訪問や面接などの関わりの中で状態をアセスメントし、必要と思われるサービスや社会資源を紹介したり提案したりするのですが、無事にサービスなどが導入されて患者さんの生活がより良くなったときにはとても嬉しく感じます。

保健師(令和6年度)業務写真1

5 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

​ 令和6年能登半島地震の際に、保健師班として発災後1か月のタイミングで輪島市門前町へ派遣されました。ライフラインが止まり、通常の生活が送れない状況でさまざまな問題が発生しており、解決のためには多職種の連携が重要であると実感しました。避難所を回る中で、余裕がなく自分自身が大変な状況だということに気づけない方もいらっしゃいました。避難されている方々の状態をアセスメントし、支援が必要な方を見つけることが保健師の役割として重要だと感じました。
 「保健師です。」と挨拶すると、地元住民の方々が「そうか、よく来たね。」とすんなりと受け入れてくださったのが印象に残っています。日頃から地元の保健師が活発な活動をされているおかげだなと感心しつつ、私も保健師としてこれから頑張ろうという気持ちになりました。

6 入庁前と入庁後の印象

 入庁前は事務仕事が多く、県民と関わる機会が少ない堅い仕事をしているイメージがありました。しかし、入庁して実際に働いてみると、思っていた以上に県民や地域の関係機関の方と関わることが多く、現場の声を聞く機会もたくさんありました。また、病院やケアマネジャー、訪問看護事業所の方をはじめ、さまざまな職種の方と関わる機会が多く、「こんな考え方もあるんだ」と保健師としても、人としても視野を広げることができ、日々勉強になります。

7 スキルアップのために取り組んでいること

 県庁保健師会で定期的に開催されている勉強会などの集まりにはできる限り参加するようにしています。同じ保健師という職種でも、地域によって仕事の内容が異なるため、私が配属されたことのない部署にいる保健師や先輩保健師から、違う視点や新しい視点を学ぶことができ、とても良い機会になっています。

8 今後の目標、これから挑戦したいこと

 相談したいと思ってもらえるような保健師になりたいです。まだ経験が浅いため、難病の患者さんやご家族から頼りないと思われているだろうなと感じることもあるので、もっと経験を積んで、広い視野を持って仕事に取り組めるよう頑張りたいです。

保健師(令和6年度)業務写真2

9 プライベートの過ごし方

 平日の終業後は家でゆっくりと過ごしていることが多いです。特に翌日に研修会の運営など大きな事業がある場合には体力を温存しておきます。
 事前に業務を調整しておけば有給休暇も取りやすいため、年に数回有給を使って旅行に行っています。
 また、楽器の演奏が趣味でピアノやギターをよく弾きます。弾いているときは没頭して仕事のことを忘れられるので、良いリフレッシュ方法だと思っています。

10 群馬県職員を志望した理由

 学生時代に病院や保健センター、保健福祉事務所などで実習をして、病気が悪化する前に予防することや地域で安心して生活できることの大切さを学び、地域での生活を支えることができる保健師という職種に興味を持ちました。

11 受験時に心がけたこと

 筆記試験対策では教養の問題集などをいくつか買ってやっていました。また、今でも続けているのですが、SNSでニュースアカウントをフォローして意識的にニュースを確認するようにしました。業務の中でさまざまな方にお会いする機会があり、時事問題が話題に挙がることも多いため、社会人として習慣づけることができて良かったと思っています。
 論文、面接対策では自分がなぜ保健師になりたいのか、県に入庁してどんなことがしたいかなど、自分の頭の中の考えを言葉にしてまとめる作業をしました。また、喋っている姿を録画して、良くない部分を直せるように努力しました。

12 未来の後輩へ

 県職員は市町村職員と比べると、住民と関わる機会が少ない、事務仕事ばかりしていそうというイメージがあるかと思います。しかしそんなことはなく、住民や地域機関と関わることもできるし、体制づくりなどの広域的な仕事にも関わることができて、幅広い業務を経験できる良い職場だと思います。いろいろな経験を積みたい方にはおすすめです!

保健師(令和6年度)業務写真3

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