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森林(林政課・武藤 幹秀)
林政課 武藤 幹秀

掲載内容については、令和8年2月現在の情報です。
1 現在の仕事
森林整備の基盤や山村地域の生活道路となる林道・作業道の整備を所管する部署に所属しています。県全体の予算管理や森林事務所への助言・指導、制度運営の基となる基準の改正等が主な業務です。国庫補助金を活用するために林野庁と協議し、地域機関と調整して予算配布を行う業務も担っています。
1日のスケジュール(例)
| 時間 | スケジュール |
|---|---|
| 8時30分 | 始業、メールチェック |
| 9時 | 調査物取りまとめ(国・他県・予算関係) |
| 12時 | 昼食 |
| 13時 | 事務所からの質問回答 |
| 15時 | 課内打合せ(施策・制度関係) |
| 17時15分 | 終業 |
2 現在の職場の雰囲気
県内の森林・林業をより良くするために、日々活発な議論が交わされています。自分の意見を整理するために考えたり調べたりするのは大変ですが、自分の意見が施策や事業に反映され、形になったときにはとてもモチベーションが上がります。
3 職務経歴
| 年度 | 所属 | 説明 |
|---|---|---|
| 平成28年度 | 藤岡森林事務所 | 治山事業及び林道事業の設計・施工管理。工事を発注して、現場の監督をしていました。 |
| 平成30年度 | 砂防課 | 急傾斜地崩壊対策事業の予算管理・技術管理。治山事業担当部署と砂防事業担当部署との連絡調整業務も担当しました。 |
| 令和2年度 | 藤岡森林事務所 | 治山事業の設計・施工管理を行いました。 |
| 令和4年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
4 県職員の仕事の魅力・やりがい
森林には二酸化炭素の吸収、山の崩壊防止などさまざまな効果がありますが、その効果を維持・増進するためには、適正に手を加え、管理していく必要があります。また、戦後に植えて大きく育った人工林を伐採・利用して、若返りを図る段階となっています。これらは全国的に同様の状況ですが、群馬は県土の約7割が森林であり関東地方においてもトップの森林県であることから、取り組むべきフィールドが断然多いです。森林・林業は、施策の効果を確認できるまでに長期間を要しますが、県民の皆様からお預かりした貴重な予算を活用して、40年後、50年後のより良い未来の森づくりに貢献できることは、魅力であり、やりがいにつながっています。

5 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等
(1)藤岡森林事務所1
初めて担当した林道の工事が無事に完成し、形となったときには、大変な達成感と感動を覚えました。
(2)藤岡森林事務所2
令和元年台風第19号の影響により管内で多数の土砂流出や山腹崩壊が発生しました。これらの現場は、通常の工事計画では対応できないような想定外で技術力を要する事案が多く、上司や同僚と意見を出し合い、苦労しながら復旧計画を練りました。無事に工事が完成して地元の方々から感謝されたとき、苦労や努力が報われた気持ちになったことが印象に残っています。
6 入庁前と入庁後の印象
予算をとったり施策を形にするために、検討を重ねたり、資料を作ったりと、入庁前に想像していた以上に、地道で大変な仕事が多いです。
ただ、活用できる予算規模の大きさには驚きました。それだけ責任ある重要な任務だということがわかり、身が引き締まる思いで日々仕事をしています。
7 スキルアップのために取り組んでいること
県庁には、必修研修以外にも自治研修センターでいろいろな研修が企画されています。また、森林局で開催する業務に直接関連する専門的な研修も多数あり、自分の業務内容や理解度に合わせて、積極的に参加しています。
また、施策を考えたり業務を進めたりする上で、机上の空論とならないように、現場の声を意識して聞くことを常に心がけるようにしています。
8 今後の目標、これから挑戦したいこと
森林・林業行政の中には、森林の整備だけでなく、搬出した木材の加工やきのこの普及、防災工事、保安林の管理など、多種多様な業務があります。その中で、何か自分の得意分野と言えるものを見つけられるようにしていくことが目標です。
また、現状に満足せず、挑戦し続ける気持ちを忘れないようにしていきたいと思っています。
9 プライベートの過ごし方
県庁の野球チームに所属し、仕事の垣根を越えて仲間と楽しく身体を動かしています。仕事では出会えないさまざまな部署の人と、野球を通して親しくなれるのは魅力だと思います。
10 群馬県職員を志望した理由
大学の農学部で森林や林業を学び、地元群馬の森林・林業をより良くしたいという思いから志望しました。林業は転換期を迎えている上、担い手不足が課題となっています。こうした状況のもとで、行政の役割が重要であると考え、森林・林業行政に携わりたいと思いました。
11 受験時に心がけたこと
筆記試験は、大学生協の公務員講座を受講して対策しました。
専門試験対策は、大学の講義資料や専門書を読み込み、理解するように努めました。
面接対策は、友達に面接官役を務めてもらって練習を繰り返しました。理路整然と話すことがあまり得意ではなかったため、自分の頭の整理をしたり、言葉遣いを指摘してもらったりすることができました。また、大学3年生のときにインターンシップで県庁を訪れたり、その際にいただいた資料を読んだりして県庁での仕事について理解を深めておいたことも役立ちました。
12 群馬県職員のアピールポイント
公務員として森林・林業に関わるには国家公務員も考えられますが、より地域に近いところで地域にあった事業、施策が展開できるのは県職員ならではだと思います。県全体を対象とした施策を進めるため、一定の規模感を持った予算を活用できる点も魅力です。
13 未来の後輩へ
研修制度が整っているので、はじめて担当する業務でも安心して働ける職場です。
現在の森林・林業行政は施策の転換期を迎えており、前例を参考にすることが難しく、手探りでいろいろ議論をしながら取り組んでいるところです。自分で施策や事業を考えたり、そのために調べたりすることは大変ですが、大きなやりがいにもつながります。ぜひ仲間になって、より良い未来の森づくりに向けて一緒に考えていきましょう。



