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獣医師2(西部農業事務所・山本 孝磨)

更新日:2026年3月2日 印刷ページ表示

西部農業事務所家畜保健衛生課 山本 孝磨

獣医師2(令和7年度)写真
​掲載内容については、令和8年2月現在の情報です。

1 現在の仕事

 家畜保健衛生課では、家畜(牛、豚、鶏など)の飼養衛生管理基準の調査・指導、家畜伝染病の検査など、家畜疾病の発生・まん延防止のための業務を行っています。
 牛、馬、めん羊・山羊、鶏(家きん)、ミツバチといった家畜ごとに担当が分かれており、私は主に豚のワクチン接種、採血、検査、それに関連した業務を担当しています。担当家畜以外にも牛、鶏の採血、検査、鶏の輸出の際必要となる証明書の発行、家畜の無病証明の発行などを行っています。

1日のスケジュール(例)

1日のスケジュール(例)の一覧
時間 スケジュール
8時30分 始業、メールチェック
9時 農場へ出発
10時 農場での作業
12時 農場を出発、途中で昼食
13時 帰庁、車両消毒
14時 事務処理
15時 資材準備
17時15分 終業

2 現在の職場の雰囲気

 すごく人間関係に恵まれていてわからないことを聞きやすく、お互いにカバーしあえる、笑顔が多い職場です。また、担当業務にこだわらず、みんなで協力しながら手分けして業務に当たる雰囲気は温かいと感じます。

3 職務経歴

職務経歴一覧
年度 所属 説明
令和7年度 現所属 「1現在の仕事」のとおり

4 県職員の仕事の魅力・やりがい

 多くの種の家畜を見るため、毎日知らないことに出会いワクワクできる仕事です。特に、感染症の最前線の現場で「これ、大学で学んだことだ!」となる感覚は、ことの重大さを感じるとともに、やりがいを感じるきっかけとなっています。現在、世界の家畜生産の内、約20%が家畜の感染症等の疾病で失われ、年間で3,584億ドルもの損失が生じているといわれています。世界の肉牛の病気による損失を1ポイント下げるごとに3億1,700万人の消費需要を満たせるといわれていることから、群馬県職員としてこの課題に関わることで、世界的な損失に対処しているという責任とやりがいを実感できます。

獣医師2(令和7年度)業務写真1

5 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等

(1)西部農業事務所家畜保健衛生課1

 1週間の内、月曜日は鶏、火曜日は牛、水曜日は豚と3日間で連続して違う畜種の採血を行ったことがありました。すべて違う生き物であるため当然採血方法も異なり、改めて扱う畜種の多さを実感しました。

(2)西部農業事務所家畜保健衛生課2

 豚熱の防疫対応では、家畜防疫員として、動物感染症へのシビアな対応を身をもって学びました。覚悟はしていたもののいざ発生すると、この仕事の責任の重さを改めて感じました。二度と同じことを起こさないよう、家畜の命が消費者に届くよう、日頃から農家との関係構築や綿密なコミュニケーションを心がけようと思いました。

6 入庁前と入庁後の印象

 入庁前、公務員の仕事は法律等で厳しく定められていて自由度が低く、獣医師としてやりがいがあまりないのではないかと、大学の友人とよく話題にしていました。しかし入庁後、定められていることは思った以上に大枠のみであることに気がつきました。担当獣医師に判断が任されており、一つ一つの事例ごとに対応力を試されました。自分で考え工夫する場面も多く、獣医学の知識を総動員する感覚が面白いです。

7 スキルアップのために取り組んでいること

 業務中に感じた違和感をメモしています。農家特有のことなのか、家畜種特有のことなのか、手法の問題なのかを調べて整理し、教科書に書かれていない知識を蓄えています。
 また、自分の武器にしたい分野の本を積極的に読み、業務で生かせないか日々意識しています。業務時間中も余裕があれば畜産関連の雑誌や記事を読むようにしており、インプットの時間が職場で認められているありがたい環境です。

8 今後の目標、これから挑戦したいこと

 農家のいいところ探しができ、応援できる獣医師になるため、まずは、一人前の家畜防疫員になることが目標です。現場の獣医師として知見を深め、より良い畜産環境につながる情報発信を行うとともに、獣医疫学と経済学の連携を進め、社会全体にとって有益な畜産業の形を作っていきたいです。さらに、One Healthの取組を業務に落とし込み、多くの人と協力して、人・動物・環境の三方良しの畜産業を目指します。

9 プライベートの過ごし方

 社会人になってから初めて一人暮らしを始めたため、終業後は家事に時間を使うことが多いです。一方で、読書や筋トレをする時間も取れています。休日は勉強会や、時には大学時代の友人と食事に出かけます。友人との食事では、それぞれの仕事の特徴を見ることができ面白いです。自分の業務は話題の中心になることが多く、盛り上がります。

10 群馬県職員を志望した理由

 畜産が盛んな県である一方、携わる獣医師が足りていない現状を知っていました。就活の際、治療段階ではすでに農家が損失を被っていると考え、農家に損失を出させない、真の意味で農家のためになる獣医師になりたいと思いました。また、在学中に参加した群馬県の実習で、県職員の方に「一緒に働きたい」と言ってもらえたことがありました。望まれて就職できることに喜びを感じたこの出会いが、群馬県職員を志望した決め手です。
獣医師2(令和7年度)業務写真2

11 受験時に心がけたこと

 群馬県の採用ホームページで先輩獣医師の記事を読みました。加えて、農政部の政策方針や新・群馬県総合計画に目を通し、群馬県のYouTube、tsulunosにある獣医師の職域に関する動画もすべて視聴し、理解を深めました。

12 群馬県職員のアピールポイント

 群馬県は、東京へ電車、新幹線1本で行けるアクセスの良さに加え、畜産県として日本有数の規模を誇ります。仕事とプライベートの両立はもちろん、平日は仕事、休日は東京で行われる勉強会に参加するなど、現場感覚を磨きながら学術的な学びも得られる稀有な立地です。若手であっても、自身の業務中に出会った関心事について研究や発表のチャンスが与えられていることも、大きな魅力です。

13 未来の後輩へ

 私は埼玉県出身で、群馬県にはゆかりがありませんでした。しかし、他県出身者でもなじめる温かさと、若手のうちから経験できることの多さがあり、群馬県庁に入庁してよかったと感じています。日本有数の畜産県で、県内のみならず世界に影響を与えうる家畜疾病と対峙する責任、そこで培われる能力や考え方を身に付け、安心してチャレンジできる職場です。年に千有余しか生み出されない獣医師という資格の力を存分に発揮できる場がここにあります。一緒に家畜防疫の最前線に立てる日を楽しみにしています。

獣医師2(令和7年度)業務写真3

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