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保健師(こころの健康センター・北原 舞)
こころの健康センター 北原 舞

掲載内容については、令和8年2月現在の情報です。
1 現在の仕事
他県では当センターの精神保健の救急機能を各地域の保健所が担っていますが、群馬県は独自のモデルとして1か所に集約し、交代制勤務で24時間、365日対応しています。そのため県内では最も多く保健師が集まっている部署になっています。
私は、大切な方を自死で亡くされたご遺族の支援として、自死遺族相談や交流会を実施し、遺族の方々の居場所づくりに取り組んでいます。また、精神疾患等により入院となった方が退院後、地域で安心して生活ができる見通しが持てるようにするための会議にも出席しています。保健所からの依頼により、ご自宅等への訪問に同行することもあります。
中学校や高校に出張して「若者のメンタルヘルス」というテーマで講義をしたり、電話相談に応じたりする業務もあります。
1日のスケジュール(例)
| 時間 | スケジュール |
|---|---|
| 8時30分 | 始業、申し送り、メールチェック |
| 10時30分 | 支援会議出席 |
| 12時 | 昼食 |
| 13時 | 関係機関との連絡調整 |
| 15時 | 記録作成 |
| 17時15分 | 終業 |
2 現在の職場の雰囲気
スタッフ間の協力体制が取れていて、明るく和気あいあいとした雰囲気です。同年代が多く話しやすい職場なので、重い内容も一人で抱え込まずスタッフ同士で分かち合うことができています。
3 職務経歴
| 年度 | 所属 | 説明 |
|---|---|---|
| 令和3年度 | 渋川保健福祉事務所 | 結核患者への訪問・服薬管理、コロナ禍対応として陽性になった方への疫学調査や医療機関との調整業務などを行いました。 |
| 令和5年度 | 総務事務管理課 | 県職員の健康管理、休職者の復帰支援などを行いました。 |
| 令和7年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
4 県職員の仕事の魅力・やりがい
対象の方一人ひとりの状況に寄り添い、地域での暮らしを支援しています。支援がその人の生活や安心につながっていく過程に立ち会えることにやりがいを感じています。

5 これまでの仕事で印象に残った業務やエピソード等
(1)渋川保健福祉事務所
新型コロナウイルス感染症がまん延し始めたとき、各部署からの応援職員が対応部署に集まり、県職員一丸となって取り組んだことが印象に残っています。私も陽性になった方への疫学調査や医療機関との調整業務に従事しました。電話で「保健師さん?どこに電話してもどうしていいか分からなかったよ。ありがとう」と言っていただけたときは、保健師でよかったなと思った瞬間でした。
(2)総務事務管理課
職員の健康管理を担い、不調を感じる職員の相談に乗ったり、医師につなげたりする業務もありました。休職されていた方が、元気に職場復帰されたときはうれしかったです。
(3)こころの健康センター
自死遺族の交流会で、「他ではなかなか話せないことを当事者同士で話し合えて癒された」という感想をいただき、居場所づくりに役に立てている実感を持てました。
6 入庁前と入庁後の印象
入庁前には、堅くて真面目な人が多く、定時出勤で定時退社のイメージを持っていましたが、実際に働いてみると、皆さん臨機応変に仕事に取り組んでいて、温かい人柄の人が多い印象です。
勤務形態は部署によって違いますが、現在は交替制で24時間を4つの勤務形態で回しています。休暇も比較的フレキシブルに取れています。
7 今後の目標、これから挑戦したいこと
精神保健分野でもう少し経験を積んで、あらゆる分野に対応できる保健師になることが目標です。そのために、ゲートキーパー研修など、精神保健に関係する研修にはできるだけ参加するようにしています。今後も、研修会に参加したり、関連図書や資料を読んで自己研鑽に努めたいと思っています。
8 プライベートの過ごし方
休日は、友人と食事やショッピングをしてリフレッシュしています。平均週2回休日が取れるので、連休を取って小旅行に出かけることもあります。
9 群馬県職員を志望した理由
県の保健師を志望した理由は、地元に貢献でき、県全域の方々と関わることができるという点が第一です。それから、精神保健や産業保健を担える点にも魅力を感じました。
10 受験時に心がけたこと
保健師の国家試験は公務員試験とは別にあるので、問題集や参考書を使って両方の試験対策を行いました。
面接は、家族や先生に面接官役となってもらい、対策しました。
11 未来の後輩へ
県の保健師は、群馬県に貢献でき、さまざまなスキルを獲得できるやりがいのある素敵な仕事だと思います。たくさんの部署があり、異動によっていろいろな人と関われる点も魅力です。頼れる先輩も多く、成長できる職場です。ぜひ一緒に働きましょう。



