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【1月13日】当館の標本が新種と解明!ワニの祖先型化石『アンフィコティルス・マイルシ』の全身骨格を展示します(自然史博物館)

更新日:2022年1月13日 印刷ページ表示

昨年12月8日に、世界的に重要な研究成果として発表された、ゴニオフォルス類(現生ワニの祖先)の新種「アンフィコティルス・マイルシ」の“実物全身骨格”を期間限定で特別展示します。

1 展示する標本

アンフィコティルス・マイルシの全身骨格
推定全長は約3メートル
※1993年にアメリカ・ワイオミング州のジュラ紀後期(約1億5500万年前、恐竜がいた時代)の地層から発見され、1996年から当館で収蔵していた世界でも最上級に保存状態が良い標本です。

2 展示期間等

令和4年1月22日(土曜日)~2月13日(日曜日)※休館日:毎週月曜日
(注)オンラインによる事前予約が必要です。
※新型コロナウイルス感染症の流行状況により開館状況が変更になる場合があります。

研究の概要

福島県立博物館・北海道大学・カールトン大学・群馬県立自然史博物館のチームによって研究された当館の標本が、ワニに近縁なゴニオフォルス類の新種であることが解明された。さらに、優れた保存状態であった当標本の「舌骨」「内鼻孔」の研究により、ワニの水生適応への進化のはじまりが明らかになった。

論文情報

論文名

A new goniopholidid from the Upper Jurassic Morrison Formation , USA: novel insight into aquatic adaptation toward modern crocodylians

(上部ジュラ系モリソン層(アメリカ合衆国)から産出した新たなゴニオフォリス類:現生ワニ類へつながる水生適応に関する新知見)

雑誌名

Royal Society Open Science

(英国王立協会の学術誌)