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令和8年度第10回定例記者会見要旨(6月11日)

更新日:2026年6月11日 印刷ページ表示

■日時 令和8年6月11日(木曜日)13時33分~14時36分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 モニター資料 (PDF:2.99MB)

 20260611山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

知事冒頭発言

■知事発表

 1. ぐんま賃上げ促進支援金

 2. tsukurunトライアル

 3. 熱中症予防

 4.直滑降ストリームの告知

質疑応答

Newさんのひとこと

知事メッセージ

知事冒頭発言

 それでは定例会見を始めたいと思います。発表項目に入る前に、冒頭3点お話しさせてください。スライドをご覧ください。

 まず1点目、おとといの9日火曜日に、デジタルクリエイティブスクールの構想検討委員会というものを初めて開催しました。随分メディアの方々にも取材に来ていただいて、ありがとうございました。委員会では、デジタルクリエイティブスクールの基本方針、教育内容、運営などについて、委員会メンバーの皆さんから幅広くご意見をいただくことができました。委員会のメンバーは、各界の第一線で活躍されているトップランナーの皆さんばかりです。それぞれの専門的視点から、貴重なご意見をいただくことができました。議論の中では、多くの委員から「現在、クリエイター人材に加えて、資金調達とか海外市場も見据えた作品のセールス、工程管理を担うプロデュース人材が不足している」と、こんな指摘がありました。また、「時には失敗する機会も含めて、作品を完成させるような実践的な経験を積ませることが大事だ」と、こんなご指摘をした有識者の方もおりました。こうした意見は、デジタルクリエイティブスクール構想の方向性を考える上で、大変示唆に富むものだったと受け止めております。群馬県としては、引き続き議論を重ね、デジタルクリエイティブスクール構想の具体化に向けた検討を、さらに加速させていきたいと思っています。

 これだけの座組を組めたということは、こういう各分野でかなり活躍している方々が、群馬県の動きに注目しているという証拠じゃないかなと思っています。そもそも新しい産業をつくるという挑戦も難しいですし、まさに挑戦を支える人材を群馬県でつくろうというのも、おそらく初めてのことなので、なかなか大変ですけれども、いろんな困難を乗り越えて、必ず実現をさせようと、こういう気持ちを強くしました。これまでもできないと思っていたことをいろいろ乗り越えてきたので、このデジタルクリエイティブスクールについても、しっかり頑張っていきたいと思います。

 次、知事のトップ外交です。スライドをご覧ください。昨日の10日水曜日に上京しました。国際経済フォーラムのために来日していたベトナムのレ・ティエン・チャウ副首相、この間就任されたばかりですけれども、チャウ副首相と会談をいたしました。チャウ副首相は4月に副首相に就任されたということで、今回初めてお目にかかりました。大変お忙しい中、時間をつくっていただいた副首相に、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。ベトナム政府がトップを含め新体制になったという中でも、こうして時間をつくっていただけたのは、ベトナムとして群馬県との関係を重視している、まさに証だと思っております。会議では、引き続き群馬県との連携を進めていくことを確認したほか、ぜひ今年もベトナムにお越しいただきたいということで、副首相からも直接お誘いをいただきました。今年度予定しているトップ外交に向けて、ベトナムとのさらなる連携について検討していきたいと思います。ベトナムは皆さんご存じのとおり、群馬県にとって非常につながりの強い国です。今回のチャウ副首相との会談を契機に、今年4月に就任したフン新首相との関係構築にも、ぜひつなげていきたいと考えております。

 今後も私が先頭に立って、群馬県独自の地域外交を進めていくと。こういう中で、経済、文化、人材交流などの幅広い分野で、ベトナムとの関係をさらに深めていきたいと思っています。ご存じのとおり、前のファム・ミン・チン首相とは6回会っているんですよね、毎年。こういうシャトル外交を実現した地方自治体は無いので、新体制になっちゃったんですけれども、ベトナムは官僚組織もしっかりしていて、ちゃんと前の政権というか体制でやったことが引き継がれているので、そういう意味で言うと、このチャウ副首相も何度も、群馬県のいろんな取り組みについては大変評価をしていると、これまでの連携強化の動きにも大変注目をしてきたと言っていただいたので、何とか新しい体制とも、しっかりつながれるんじゃないかなと思います。この方はよくいろんなお話をされる方で、法学博士ですから、非常になかなか楽しい時間でした。 

 次に温泉文化です。スライドをご覧ください。同日、同じく地元選出の福重隆浩議員に同行いただいて、赤羽一嘉議員、元国交大臣を訪問しました。国会議員で構成する温泉文化議員連盟の今後のあり方などについて、意見交換を行いました。2人の力強い支援が無かったら、この温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録国内候補の流れをつくることは難しかったと思います。これはブログにも書きました。ここから議員連盟をどうやって拡大強化していくかという細かいことは、今日も記者さんに聞かれても、現段階では細かく申し上げませんが、まもなく分かると思うんですけれども、これをしっかりやっていくとしても、本当に井戸を掘っていただいた。そもそも議員連盟は、自民党と公明党の議連で100人以上いたんですけれども、自民党はもちろん、菅元総理にお願いして会長を引き受けていただいたり、幹事長は根本匠さんだったんですけれども、今回、息子さんに代わられたということもあって、柴山文科大臣にお願いに行ったり、事務局長はもちろん、牧島かれんさん、前デジタル担当大臣で、こういう方々に本当に頑張っていただいたんですが、公明党サイドは、与党の、本当にこの2人にやっていただいて、これは本当に、温泉文化はまだ実現していませんが、30年に登録になるまで、(通常、国内候補になってから)大体1年ぐらいはかかる、もうちょっとかかる時もありますが、そういう中で言うと、この2人は恩人だと思っていますので、あらためてお目にかかって、引き続きのご協力をお願いさせていただきました。群馬県としても、関係者の皆さんと力を合わせながら、登録実現に向けて、決して手を抜かず頑張っていきたいと。今のところ、群馬県は1人ちゃんと文化庁に送っていますので、いい若手を送りましたので、いろんな形で今度は文化庁をサポートしつつ、30年に向けて、ここでも発表したいろんな温泉関係のイベントもやりながら、しっかりこの30年の国内候補決定、その後の登録実現に結びつけていきたいと思います。

 スライドをご覧ください。本日の主な会見の項目です。今日はそんなに多くありません。今日は「ぐんま賃上げ促進支援金」、「tsukurunトライアル」、「熱中症予防」、このことについて発表させてください。

知事発表

1. ぐんま賃上げ促進支援金

 まず、「ぐんま賃上げ促進支援金」です。トランプ関税や中東情勢の影響で、物価が高止まりの傾向にあります。こうした中、物価上昇を上回る持続的な賃上げを実現するために、群馬県では全国トップクラスの賃上げ施策である「ぐんま賃上げプロジェクト」を、昨年1月に立ち上げました。賃上げ支援、適正な価格転嫁、生産性向上。この3本柱で、今プロジェクトに取り組んでおります。スライドをご覧ください。 

 そして今年度も、このプロジェクトの中核である「ぐんま賃上げ促進支援金」を、しっかりやらせていただきたいと思っています。一定の賃上げを行った県内中小企業などを対象に、支援金を給付いたします。支援額は、前月からの賃上げ率が5%以上の場合、従業員1人当たり5万円、上限は40人分となる200万円となります。小規模事業者については特例として、賃上げ率が3%以上の場合でも、1人当たり3万円、上限は20人分となる60万円を支援させていただきます。今回、賃上げ期間を2期制とさせていただきました。第1期は8月末まで、第2期が9月から12月末までということです。前月比で所定の賃上げ率を満たせば、第1期、第2期の両方に申請できるようになります。例えば、第1期中に5%の賃上げを行って、第2期中にも5%の賃上げを行うことで、最大400万円の支援を受けることができます。第1期の申請は、来週15日の月曜日から開始いたします。なお、予算の上限に達し次第、終了する予定にしております。また、沼田市、渋川市、東吾妻町、大泉町の4市町で、群馬県の支援金に加えて独自の支援金が上乗せされることになっています。詳しい申請方法などは、このスライド記載のQRコードから特設サイトをご確認いただければと思います。昨年度は2,333事業者にご活用いただきました。これが合計2万人以上の賃上げにつながっています。今年度は支援期間を2期に分けるということで、切れ目のない支援にすると。しかも年間を通じて、より大きな支援の活用が可能となる仕組みになっています。賃上げの契機として、ぜひ多くの経営者の皆さんに、積極的にご活用いただければと思っております。引き続き、「ぐんま賃上げプロジェクト」を通して、物価上昇を上回る持続的な賃上げを実現し、県民幸福度の向上を目指してまいります。 

 

2. tsukurunトライアル

 続いて、「tsukurunトライアル」についてです。スライドをご覧ください。群馬県では現在、デジタル・クリエイティブ産業の創出に向けて、人材育成、企業集積、情報発信の3つを柱とするエコシステムの構築を進めております。このうち人材育成の拠点が、tsukurunとTUMO Gunmaです。

 tsukurunは、小学生から高校生を対象に、プロのクリエイターからコーチング方式で自主的に最先端のデジタル技術を学べる施設になっています。前橋市、高崎市、桐生市に設置をしています。また、高崎女子高校、伊勢崎高校、吾妻中央高校、ここには「tsukurun高校サテライト」というものを設置しております。実際にtsukurunで学んだ子どもが全国規模のコンテストで受賞する、皆さんご存じですよね。小学生の全国プログラミング大会の優勝者が出ていますから、着実に成果が表れているんだなと思っています。

 TUMO Gunmaは12歳から18歳を対象に、アルメニア発祥で世界的に評価の高いTUMOの教育プログラムを受けられる施設となっています。群馬県がアジアで初めてGメッセ群馬に開設をいたしました。また、今年度からTUMO Gunmaでの学びが、県立高校の単位認定につながることになります。教育的な価値も広がりつつあります。このように群馬県では、子どもたちがどこで育っても、どの地域で育っても、親御さんの収入に関係なく、無料で最先端のデジタルクリエイティブを学べる環境、これを達成しようということで、これまでこの政策を進めてきました。

 そして今回、tsukurunの取り組みを、さらに県内に広げるための新たな取り組みを実施したいと思います。これ大事なので、フリップを作りました。これです。今設置しているtsukurunから離れた地域の小中高生に、身近な場所でtsukurunのプログラムを体験してもらう取り組み、「tsukurunトライアル」というものを実施させていただきます。開催場所は太田市、沼田市、富岡市。ゲームプログラミング、デジタルイラスト、3DCGを学べる連続型の講座を、それぞれの市ごとに10回開催いたします。講師は、tsukurunの専門スタッフが務めます。パソコンなど必要な機材は会場に用意していますので、皆さん気軽に体験していただければと思います。実施期間は6月下旬から来月の3月下旬までとさせていただきます。対象は、小中高生。それぞれの市のほか、近隣市町村からの参加ももちろん可能にしております。申し込み多数の場合は、抽選とさせていただきます。募集は、今日から開始をしたいと思います。申込方法などの詳細は、いつものセリフですが、このスライド記載のQRコードからtsukurunの公式サイトをご確認いただければと思います。これまでもtsukurunでは、県内各地の公共施設とか学校で出張講座をやってきたんですよね。今回のトライアルを通して、そうした取り組みをさらに発展させ、地域に継続的に学びの機会を届けていきたいと考えています。引き続き、県内のどこにいてもデジタルクリエイティブを学べる環境づくりを進めることで、未来を生きる子どもたちの可能性を引き出すとともに、デジタル・クリエイティブ産業の創出につなげていきたいと思います。

 

3. 熱中症予防

 続いて、熱中症予防ですね。スライドをご覧ください。昨年8月には、伊勢崎市で41.8度。41.8度ですよ。インドじゃないので、日本ですけど、これを観測して、国内の統計史上最高気温というものを記録いたしました。群馬県内では、今年もすでに猛暑日が観測されておりまして、今後も厳しい暑さが予想されております。そこで熱中症を予防するため、県民の皆さまにお願いがございます。

 まず、こまめな水分補給をお願いします。喉が渇く前から意識して水分を取るように心がけてください。私もしょっちゅう水分を摂るようにしていて、うちは今、豆乳も持ってきたので、6つぐらいメニューがあって、紅茶ばかり飲んでいるので、カフェラテ、ソイラテ、紅茶、ミルクティー、抹茶、ソイ、牛乳、とにかく何種類もあるんですけど、常に水分を補給していますので、ぜひ皆さんこれをやっていただきたいと思います。

 次に、エアコンとか扇風機、これは我慢しないで使っていただくことが大事だと思っています。特に高齢の方は暑さを感じにくいとか、節約のために使用を控えたりすることはありますので、ご家族に高齢の方がいらっしゃる場合は、無理せずに使用するように、ぜひ声をかけていただきたいと思います。そして十分な休憩、睡眠を取って体調を整えること。私も最近、とにかくこのOuraリングに命令されて、一生懸命十分な睡眠を取る努力をしておりますので、ぜひ県民の皆さんにも、ゆっくり、睡眠をよく取るということを心がけていただきたいなと思います。体調が優れないと脱水を起こしやすくなって、熱中症のリスクが高まるということです。無理をせず、もう1回言いますね、少しでも異変を感じたら早めに休むということにしてください。県民の皆さんには、今申し上げたこの3つ、この基本の3つの対策をぜひ徹底していただきたいと思います。

 次のスライドをご覧ください。あわせて、今の時期から「暑熱順化(しょねつじゅんか)」って言うんですよね。暑熱順化。これに、ぜひ取り組んでいただきたいと思うんですね。暑熱順化というのは、少しずつ暑さに慣らしていくという意味なんです。ご存じですか。知らなかったです、私。でもこれ、数日から大体2週間ほどかかるんですって。近年は気温が急激に上昇して、体が暑さに慣れないまま本格的な夏を迎えるということが多くなっています。暑さに慣れていないと、今の時期でも熱中症のリスクは高まります。日常生活の中で、軽い運動とか散歩、入浴などによって適度に汗をかくと、これによって体温調節がしやすくなって、熱中症の予防にもつながっていきます。ただし、ご高齢の方とか、日中ご自宅で過ごすことが多い方、体力に不安のある方は、もう1回言います、決して無理をせず、できる範囲でゆっくり始めていただければ。暑熱順化ですね。これをゆっくり始めていただければと思います。熱中症は、言うまでもなく、重症化すると命にかかわるおそれがあります。県民の皆さんには、本格的な暑さを迎える前から、しっかりとこうした備えをしていただきたいと考えております。

 

4. 直滑降ストリームの告知

 最後に、直滑降ストリームについてのお知らせです。スライドをご覧ください。県議と知事の紅茶懇談、43回目ということになりました。もうすでに1人を除いて終わっているので、来週最後の1人とやると、一応全県議走破みたいになるんですけれども、43回目のゲストは公明党の清水大樹県議です。番組では、清水さんが人材サービス会社に勤務していた経験とか、県議を志した経緯とか、お父さんは俳優なんですよね。そこから学んだこととか、非常にいい話をいっぱい伺いました。清水県議の、とにかく何でもやってみると、何事もまずやってみるという信条のもとで、この方は一つのことに本当に真摯に向き合って、最後までやり遂げると。非常に真面目で誠実な清水県議の人柄が伝わる中身となっております。明日12日金曜日20時から、群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」で配信をいたします。ぜひご覧ください。

 ということで、今日はささっとお話をさせていただきました。それでも20分かかりましたか。ここからは皆さんからのご質問を受けたいと思います。

質疑応答

tsukurunトライアルについて
(記者)
 発表案件から1つ、案件外から1つ伺いたいと思います。まずは、tsukurunトライアルについて伺います。tsukurunはサテライトですと高校が会場になっておりましたが、今回、太田、沼田、富岡で開催ということですが、具体的にはどういった会場で行われるのか教えていただけますでしょうか。

 

(知事)
 それでは、戦略セールス局長どうぞ。

 

(戦略セールス局長)
 それぞれの市町村と調整をしておりまして、例えば沼田市ではテラス沼田であったりだとか、そういったところでございます。

 

(記者)
 なるほど、では学校とかじゃないということですね。

 

(戦略セールス局長)
 そうですね。

 

(記者)
 分かりました。知事にあらためて、このデジタルクリエイティブ人材育成の手応えであったり、これの意義であったり、思いというのを教えていただきたいと思います。

 

(知事)
 このtsukurunとかTUMOのネットワークを、鶴舞う形の群馬県の隅々まで行き渡らせて、群馬県に住んでいれば、地域とか親御さんの収入に関係なく、子どもたちがイコールチャンスを与えられると。最先端のデジタル教育に接することができるというのは、知事としての大きな野望であって、これをぜひやり遂げたいと思っているんですね。そういう意味で言うと、こういうトライアルみたいなことを通じて、一人でも多くの方に、TUMOとかtsukurunが無いところの子どもたちにもこういうことを知ってもらって、トライアルをやって、まだ今のところ桐生にサテライトがあって、あと県立高校に置いたりしているんですけれども、これから太田にもできるのかな。そういうのはあるんですけれども、まだ全県に行っていないので、これはこれで今しっかりやりながら、将来はいろんな地域に広げていけるような努力も一緒にやっていきたいなと思います。まずはこれでさらに、tsukurunとTUMOを盛り上げていきたいと思います。やっぱり県立高校の単位になった。TUMOだっけ。これはすごい大きいと思うんですよね。だから、そういう意味でも今度のトライアルで、さらに一人でも多くの方々に、群馬県でしか受けられないこういう教育の機会があるということを、知っていただきたいなと思っています。

 

●来年の知事選について
(記者)
 では案件外から伺います。知事選に関してです。元前橋市長の山本龍さんが、来年夏の知事選の出馬意向を固めたという報道があり、同様の情報を確認しております。現時点での受け止めをお願いいたします。

 

(知事)
 まず、知事選に関して言えば、(要件を満たす方は)どなたでも手を挙げて立候補できる権利がありますから、それはいろんな方が出てきても、それについていちいちコメントするような話でもないと思うんですけれども、山本龍前市長が今回、知事選出馬を実質的に表明したということについては、これは想定の範囲内だと思っていまして、随分前から知事選に出たいということで、県内を回られているという情報も入ってきたので、少し思ったよりも早かったかなと。7月にやるみたいな話だったのが、ちょっと早まったので、それはともかく想定の範囲内かなと思っています。いずれにせよ選挙は、とにかく志を持って出た候補者が、それぞれ切磋琢磨しながら競い合って、特に知事選は来年の夏ですけれども、そこでしっかり県民の方々の審判、判断を仰ぐという流れだと思っています。

 いい機会なので、山本龍前市長についても少しお話ししたいと思うんですけれどもね。山本龍さんのことは、決して嫌いではありません。向こうはちょっと分かりませんが、決して嫌いではありません。龍さんは同じ草津温泉の出身ですよね。私の草津小学校の後輩にあたるということで、これまで前回の市長選挙も私、結構一生懸命応援しましたし、その前の知事選も山本市長はちゃんと山本(一太)陣営に来てくれたので、今まで助け合ってきたので、こういう形で選挙をすると。まだ1年あるので、どういう展開になるか分かりませんが、それはちょっと、同郷でというのは、ちょっと残念な気もしますが、それはそれで、山本龍さんの志があるんだと思うんですよね。彼はいろいろ、前回の(前橋)市長選挙の時に随分いろいろ批判をしたり、いろいろブログにも書いたんですけれども、いいところはいっぱいある人で、明るいし、行動力もすごくありますから、それは侮れない相手だろうなと思っています。

 それから、もう一つ言っておくと、前回の市長選挙の時に、これは政治家それぞれの信念があるからしょうがないと思うんですけれども、私はやっぱり山本龍前市長は出るべきではないと思ったので、それについてかなり、結構ブログの発信力があるので、本当に大勢の方々が見ていたんですけれども、そこで結構厳しい指摘を、悪口じゃないですけれども、厳しい指摘をしたりとか、この会見でも随分聞かれたので、それは自分の考えを申し上げてきました。最後はご本人が出ないという判断をされたということなんですが、お互い政治家としてそれぞれの信念とか考え方があるというのはあっても、やっぱり彼は市長として、彼は彼なりに3期12年やってきたということもあるから、そういう意味で言うと、同郷の先輩でもある私が、いずれにせよ結果として、彼の志、分かりませんが、彼が選挙に出るということについて、いろいろ厳しいことを言ったことで、いろいろ判断に影響があったとすれば、それはちょっと申し訳なかったと。同じ政治家としては思います。自分の行動は、いつも正しいと信じていることなので、これはもうやむを得ないと思うんですけれども、ただ今考えたら、やっぱりブログに書くとかいうんじゃなくて、当時そういう雰囲気でもなかったんだけれども、ちゃんと会って話をすればよかったかなというところもあるので、そういう意味では、もう一回言いますが、政治家としての信念に基づいたこととはいえ、ちょっと山本龍さんには申し訳なかったなと思っています。あの選挙の後で何度か、正直に言いますけれども、どこかで、やっぱり一応この政治家としてというか信念は別にしても、やっぱり彼には会って、その点だけは一言謝っておきたいなと思っていたんですけれども、忙しくて時間が経っているうちに、本人も出るみたいになっちゃって、なかなかちょっとタイミングがつかめなくてここまで来ちゃったんですが、ちょっといい機会なので、そのことについては申し訳なかったと思っています。

 出るからには、やっぱり龍さんには龍さんの志もあるので、それは頑張っていただければいいですし、私はもう昨年出馬表明しておりますし、ここからも着々と、公務が全てですけれども、まずは公務が最優先ですけれども、その中で病気の治療もしながら、選挙の準備をしていくと。もうここは淡々と、平常心でしっかり準備をしていくということだと思います。

 その上で一つだけ、ちょっと申し訳ないんですけれども、ちょっとあれっと思うことは、去年か、一昨年か、市長選挙に出られた、一昨年だっけ、去年だっけ。

 

(記者)
 市長選出たのは一昨年。

 

(知事)
 一昨年の市長選挙に出られて、残念ながら現職だったんですけれども、かなりの差で敗退をされたと。その後、これ別に言ってもみんな知っていることだからいいと思うんですけれども、その後、草津の町長選が来ると、地元の。私と同じ草津なんで、それで現職の町長が出るかどうか迷っている時に、町長のところに龍さんが行かれて、町長出ないんだったら自分が町長選挙にぜひ出たいということで、いろいろ仲間の方に相談したんですけれども、みんなちょっとNOだったと。多分草津の方ってプライドも高いので、市長選挙に落ちて町長選挙とは何だみたいなお話があったとも聞いたんですけれども、いろんな理由で残念ながらそこには行けなかったと。そこに行ければ、多分龍さんは町長選挙に間違いなく出ていたと思うんですよね。それは残念ながらできなかったと。その後、(当時の)小川市長の問題が発覚して、結局、市議会といろんなやり取りがあったんですけれども、一回お辞めになって再選挙になった。そこで本人ももう一回市長選挙に出るとおっしゃって、相当いろいろと飛び回られたりして、結構その最後の瞬間の方まで出るというようなこともおっしゃっていて、いろいろ事情は分かりませんけれども、最後は断念されたわけでしょう。そこからまだ数カ月ぐらいしか経たない時に、来年の知事選挙に出るというのは、それでも多分、龍さんの中に政治家としての思いはあるのかもしれませんけれども、市長選挙は駄目だった、町長選挙に行こうと思ったけれども駄目だった、今度もう一回市長選挙に行こうと思ったけれども断念した。そのぎりぎりまで出ると言って断念した、やっぱり3、4カ月後ぐらいに、もう来年の知事選に出るという流れですよね。これはそれぞれ多分、人間って性格も違うし、見方も違うと思うんですけれども、そこはちょっと私と感覚が違うのかなというのは思いますが、それはやっぱりそれぞれの政治家の志というものがあるので、今回出られるんだろうなと思います。

 もう一つだけ言うと、今日ちょうど上毛新聞の、そろそろ出るんじゃないかと思っていたんですが、一面の記事が出て、ちょうどうちの3人の頼りになる、一騎当千の人たちと話をする機会があったので、みんなに言ったのは、良かったと。いつも言っているように、ともかく政治家としての哲学が「禍転じて福と為す」と。今回は禍じゃないけれども、結局、山本龍さんみたいな人が出るというふうに、今日、正式表明はしていないけれども、新聞に大きく出たことで、やっぱり緊張感が出てきましたよね。考えてみたら、ここからもいろんなことが、1年あるから、いろんなことがあると思うし、私はもっともっと厳しい状況になるということを頭で想像しているんですよね。でも、いずれにせよ、選挙の2年前に出馬表明して、いわゆる今、自民党の方にも推薦の要請を出していますけれども、いわゆる自民党をずっと応援してきていただいた職域団体の方々、大事な建設業協会、医師会、歯科医師会、JA、商工会連合会、郵政、旅館ホテルみたいなところから、もうすでに全部推薦もいただいているわけですよね。ここからまた、ちょうど来月初めに、かなり大きな1年前の決起大会をやるみたいな感じで、やっぱりみんなの心の中に、なかなか誰か出ると言っても出られないんじゃないかみたいな、私には無いですけれども、そういう安心感みたいなのがあったところで、こういうことになったということで、逆に私は良かったなと思っていますし、今日、上毛新聞の一面を見て、3人ぐらいの後援会長から電話が来て、「とにかく一生懸命やろうな」ということなので、この流れ自体は決して悪いことじゃないと思っています。

 ある意味、こういう構図になるとはまだ思っていなくて、1年あるから、政治の動きも大きく変わる、国際情勢も大きく変わる、だから、さらにまた強敵が出てくるかもしれないということはあると思うんですけれども、やっぱり強敵が出る、この構図じゃない、もっと難しい構図というか、強敵が出てくるんじゃないかという直感があるんだけれども、やっぱり政治家は厳しい状況に置かれてこそ、真価を試されると思うんですよね。次の選挙って、政治家としての真価を試されると思うんですよ。今まで一生懸命頑張ってきて、おかげさまで全部選挙勝ってきましたけれども、自分が本当に政治家として魅力があるのか、自分がやってきたことが本当に県民の皆さんに伝わっているのか、評価してもらえるのか、それをやっぱり示せる、自分の真価を発揮できるということで言うと、大変なんですよ。選挙そのものが大変なんですけれども、ある意味で言うと、こういう言い方をすると、ちょっと不遜かもしれないけれども、ちょっとそのこと自体はワクワクしているので、これから厳しい日程が1年間、病気の治療もしながらなので厳しい日程が続くので、そもそも日程大変なんですけれども、でもやっぱり政治家のDNAみたいなものがあって、やっぱり試されたい、自分がやってきたことを、ふるさと、生まれ育った場所の皆さんにしっかり分かっていただいて、もう1回やっぱり押し上げてほしいという願望もあって。だから昨日ふと思ったんだけれども、やっぱり政治家のDNAというのは自分にはあるのかなということなので、何度も言いますが、いろんな方々が出てきて、正々堂々と政策を競い合い、切磋琢磨して来年の選挙を迎えるという流れかなと。ちょっといろいろ長く言いましたけれども、なかなかこういうことを言う時間がなかったので申し上げました。そんな形で受け止めております。

 

(記者)
 ありがとうございます。関連してもう1点だけ。お二人とも自民党に推薦を求めている状況です。要するに、保守分裂という言い方もできる、保守系候補同士の争いと。この点についてはいかがでしょうか。推薦の部分と。

 

(知事)
 それは、保守分裂になるかどうかというのもまだよく分からないと思うんですよね。上毛新聞は「保守分裂へ」とか書いてあって、「へ」ってどういうことなのかよく分からないんだけれども、そういう流れになるかもしれないということなので、もう1回言いますけれども、まだ1年ありますから。龍さんは龍さんで、前橋支部を持っているみたいですから、それは何か申請をされたということなんですけれども、私自身は必ず自民党からの推薦をいただけると思っています。過去2回もいただきましたし、この間、欠点だらけでいろいろ物議も醸したけれども、本当に一生懸命、正直に真面目に頑張ってきたので、これで例えば推薦を受けられないという理由がちょっと見つからないし、いろんな方がいますけれども、県議の中でも応援してくださる方も多いので、これはちゃんと小渕県連会長が最後裁かれるのかもしれませんが、必ず推薦はいただけるんじゃないかなと思っています。主な職域団体もすべて推薦を頂戴しているので、あまりねじれるようなことにはならないと思うし、それはそれで今度の土曜日に高崎支部の多分会議がありますから、そこはしっかりそこで認めてもらえるように、よくお願いしていきたいと思っています。

 

(記者)
 先ほどの話と重ねてで恐縮なんですが、推薦の関係で、これまでも西村康稔選対委員長ともお話しされていると思うんですけれども、西村さんの感触というのはどうだったんでしょうか。

 

(知事)
 今週か来週、別件もあって西村さんに会ってきますから、その時にお願いしてみるつもりですけれども、それはもうこれまでの関係もあって、必ず応援してくれると思います。

 

●ヤマダホールディングスとエディオンの経営統合について
(記者)
 ヤマダホールディングスとエディオンが経営統合するそうです。知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 はい、どうぞ。まず担当部から。

 

(産業政策課長)
 今回の経営統合でございますけれども、人口減少やインターネット通販の拡大によりまして、事業環境が大きく変化する中で、さらなる発展を目指す、非常に意義のある動きだと思いますし、戦略的な経営判断であると受け止めております。統合によりまして、業界でも他を大きく上回る規模の企業が誕生する見込みであり、本県で創業して、高崎で今なお本社を構えていただいていますヤマダホールディングスが、さらなる成長を目指していくことは、大変意義のある動きであると認識しております。ただ一方で、今後、本社機能のあり方や店舗体制の見直し、サプライチェーンの効率化などによりまして、地域経済や雇用への影響も考えられるところでございます。県としましては、その動向をしっかりと注視しつつ、必要に応じて適切な対応を取ってまいりたいと考えております。以上でございます。

 

(知事)
 もうほとんど全部今言っていただいたんですけれども、このニュースを見た時に、さすがだなと思いました。今いろんな流れの中で、さらなる成長を目指していくということで言うと、理にかなった戦略なんじゃないかなと感じました。そもそもここでさらに大きな企業が誕生するわけですけれども、そもそもヤマダホールディングスは本社を群馬県に構えていただいているわけですよね。群馬県の経済にもいろいろ大きな貢献をしていただいていると。このヤマダホールディングスがさらなる成長を目指すというのは、当然群馬県としても期待すべきことですし、意義のあることですし、そうなっていくんだろうなと感じています。同時に、さっき言ったように、とにかく大きな企業ですから、これが本社機能のあり方とか、店舗体制の見直しとか、サプライチェーンの効率化みたいな議論が起こってくるので、これがどういう影響を与えていくかというのは、県としてもしっかり見極めていかなきゃいけないかなと思いますし、必要があればよく企業側とも意見交換を行いながら、こういう流れがぜひまた地域経済の活性化につながってくるみたいな仕組みになっていけるといいかなと思っています。

 

(記者)
 ありがとうございます。本社機能の議論になるかもしれないということですけれども、知事としては群馬に残してほしいと思いますか。

 

(知事)
 本社機能の議論は出ているんですか。

 

(産業政策課長)
 今のところ決定ではないですけれども、東京の見込みがあるということです。

 

(知事)
 それは、いていただけるんだったら、本当に素晴らしい企業なので、ぜひいていただきたいなと思います。まだ情報がよく分かっていないので、よく確認をしながら、何がどんな対応すべきかとか、そこも考えていきたいと思います。

 

●東洋大学の理事長との面会について
(記者)
 先日のブログに、東洋大学の理事長と面会されたという記述がありました。板倉キャンパスについて何か動きがあったのか教えていただければ。 

 

(知事)
 安齋理事長はこれまで3回ぐらい会っているんですけれども、立派な方なんですよ。ご存じかもしれませんけれども、福島県ご出身で、そもそも日銀の方なんですけれども、確かセブン銀行か何かの会長までやられている。なかなか大物の経済人で、理事長になられてから何度かお目にかかったんですけれども、東洋大学には東洋大学の立場があるというのは分かるんですけれども、やっぱり今回の撤退の経緯とか、あるいは地元との話し合い、県との話し合いみたいな中で言うと、群馬県としてはある意味納得できない部分もあります。安齋理事長がわざわざ来られて、そういう議論の中で、ご存じのとおり、ある程度(土地を)返していただくという、そこら辺の無償で戻すことも今検討いただいているということで、向こうもいろいろ前向きなことも考えつつあると。まだ決まっていないですよね。まだ決まっていないです。ごめんなさい。ただ、そういう少しポジティブな面でも考えようみたいな雰囲気はあったんで、いろいろあって、ちょっとああいう形で撤退しちゃったということについては、自分も少し申し訳なく思っているとはおっしゃってくれて、これからこの跡地をどうしていくかということについては、いろいろまた議論していきましょうということだったんで、私の方も一応そういういろんなことも考えていただいているので、ぜひここから県と大学と、当然地元、板倉町が大事ですから、そこら辺でよく話し合いながら、どういう跡地利用をしていくということが、県にとっても大学にとってもWin-Winになるかと、こういうことを話し合っていきましょうと、こんな会話を交わしました。

 

●皇族数の確保策について
(記者)
 最後にもう1点なんですけれども、衆参両院で皇族数の確保策に関する立法府の総意が決定されました。女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案と、旧宮家の男系男子を養子に迎える案を了とする内容だそうです。知事の受け止めをお願いします。

 

(知事)
 ちょっとこの問題、いろいろ微妙で、国会でもいろんな議論があるので、今、現段階でここでコメントすることは差し控えたいと思います。しっかり議論して、日本にとって正しい方向性を出していただきたいなと思っています。

 

●来年の知事選について
(記者)
 先ほどから続いている知事選の関係なんですけれども、今週か来週にも西村さんに再度面会されるということですけれども、あくまでこの7月の頭の会議までに、自民党の推薦を求めていくという考えは変わらないんでしょうか。

 

(知事)
 はい。それは7月3日の会は、相当に大きな、大規模な集会になるんですね。60ぐらいの後援会の皆さんにもみんな来ていただきますし、私をもう推薦を決めていただいた主要な業界団体の方々も来られるので、できればここに間に合わせてしっかり発表できればなと思っています。今ちょうど市長会とか町村会もいろいろ推薦の検討を議論していただいているところなので、そこら辺に全部間に合えばいいなと思います。ただ、それはいろいろ自民党の中の議論もあるし、県連のいろんな都合もあるし、あとは小渕県連会長のご判断もあると思うので、そこはなかなかそんな簡単じゃないのかもしれませんが、私としては、これまでの経緯とか、今まで自分がやってきたこととか、いろんなことを考えると、できるならば、この7月3日、365日前の決起大会なので、そこで正式に発表できると、みんな集まってきた人たちもすごく安心するかなと思うので、一応そういうことでお願いはしています。あとはでも、県連の、それから党本部の判断かなと思います。

 

●河野洋平元衆議院議長の訃報について
(記者)
 河野洋平さんが亡くなりましたけれども、多分、知事は初当選の時の自民党総裁で、外務大臣を務められていた時に、外務政務次官を務められていて、息子さんとは盟友という関係だと思いますけれども、お父さんの方の付き合いとかってどれくらいあったのでしょうか。

 

(知事)
 昨日この一報を聞いて、すぐ河野太郎衆議院議員にメールを打って、「心からお悔やみを申し上げます。いろんな意味ですごい人でしたね」って書いて、河野太郎衆議院議員からすぐメールが返ってきて、「ありがとうございます。外務政務次官でしたよね」と言われて、ちょうど1999年、小渕内閣で外務政務次官だったんですけど、その時に仕えたのが河野洋平大臣だったんですね。河野洋平大臣が、今考えると、お体の体調というか、肝臓のこともあったりして、なかなか外遊できなかったところを、私に「代わりに行け」と言って、そのおかげで、おそらく歴代の、今は政務次官じゃないんですけれども、外務政務次官では、最も各国の外務大臣と会った政務次官だったんですね。アメリカに行った時も、河野洋平大臣の代わりにアメリカに行ったんですけど、ジョージタウン大学の時の先生だったんですけど、オルブライト国務長官と会って、共同記者会見をNHKでやって、「なんだこの子どもみたいなやつは」みたいなことでみんなに言われたんだけど、だから、そういう意味で言うと、本当にいろんなチャンスを与えていただいた方で、いろんな考え方はあると思うんですけれども、ある意味、自民党の中では、本当にリベラルの、まさにメインストリームみたいな方で、非常に骨っぽい、立派な方だったなと思って、個人的にはとっても好きだったので、大変残念に思います。だから河野太郎衆議院議員に、「お父様の志を引き継いで頑張ってくれ」というようなメールも送りました。

 

●来年の知事選等について
(記者)
 知事選に関係して、お尋ねです。先ほど来、前橋市長選の再選挙の話題が出ていました。山本龍さんに出るべきではないと知事がお話しされたということを回想されていましたけれども、それで恨みを買ったとか、その行動について知事自身が後悔されていらっしゃる、そういうご趣旨ですか。

 

(知事)
 後悔はありません。いつも言っているとおり、反省はしますけど、後悔はありません。これは自分で正しいと思ったことを言ったので、その時はやっぱり自分は、山本龍さんは出るべきではないと思ったし、なかなか選挙に勝てないと思ったので、ああいうふうに申し上げたので、このことについては自分の信念でやったことですから、後悔はありません。ただ、どんな理由があったとしても、あそこまで厳しく龍さんのことを言って、いろいろ周りの人も私のブログで影響を受けたので、そういう意味で言うと、個人的には申し訳なかったなと。彼は基本的にいいところもいっぱいあるし、なかなかボヘミアンなんですよ。そこは龍さんの魅力だし、だからそういうふうに思って、別に恨みも何もなかったんだけど、私も何とかしなければいけないみたいな気持ちがあって、あそこまでやったので、それ自体は申し訳ないと思っています。この行動を後悔しているということはありません。

 

(記者)
 承知しました。それで、その後、山本龍さんとは全くコミュニケーションは取れていないということですか。

 

(知事)
 そうですね。だから、今日正直に言いましたけど、あの後どこかで1回、少なくとも応援はできなかったけど、やっぱりちょっと個人的に言うと、草津小学校の後輩だし、もちろん今までも協力し合ってきたから、あれはあれで申し訳なかったと。龍さんには龍さんの志があったのに、自分の信念とはいえ、悪かったねと、申し訳なかったと言おうと思っているうちに、どんどんこんなふうになっちゃって、正直に言いますけど、ご本人も出るということなので、一応そのままになっちゃっているかなということです。でも今日ちょうど聞いていただいたので、一応私の心情はお話しできたので良かったんじゃないかなと思います。

 

(記者)
 分かりました。13日の(自民党)高崎支部の会合ですけれども、ここは特に知事がご出席ということではないですよね。

 

(知事)
 13日は行くつもりです。

 

(記者)
 行って、お考えを・・・

 

(知事)
 はい、そうですね、一応。多分だから、もちろん話をさせてもらえると思うので、13日はちゃんと伺わせていただこうと。集まる方々には盟友もいますから、ちゃんとそこに行って、皆さんにしっかりと、何で推薦をいただきたいかという理由は申し上げようかなと思っています。

 

(記者)
 知事の公約の発表のタイミングですけれども、これは7月3日を想定されていらっしゃるんですか。

 

(知事)
 1年あるから、記者さん。1年でしょう。1年あったらいろんなこともあるので、公約はまだもうちょっと先になると思います。場合によっては、ちょっと分けてというのもあると思うんですけど、もう(立候補を)発表しちゃったので。もう1回言いますけど、出馬表明は去年ですから、7月3日は決起大会なんで、ここで公約みたいなものを発表するということはないんですけれども、今までどういうことをやってきて、何を目指しているかというのは、相当大勢の人が集まるので、そこでしっかりと訴えて、ぜひもう1期、今2期目なんで、もう1期、何とか群馬県のために働くチャンスを与えてほしいということは、その場所で言おうと思っています。

 

(記者)
 職域団体の推薦なんですけれども、ざっと数で言うと。

 

(知事)
 そんなに多くない。ちょっと調べてみますけど、主要なところは全部ほとんど頂戴しました。さっき言ったように、漏れているところがあると困るからあれなんだけど、医師会、歯科医師会、JA、建設業協会、商工会連合会、それから旅館ホテル(生活衛生同業組合)、その他にもいくつかあったと思いますけど、そこら辺からは全部。それから郵政、郵便局長会からもいただいていますので、その他にも10以上は、20近くあるかなと思うんで。結局これから一つ一つのところを回って、ちゃんと職域団体にもお願いをして、できる限り多くのところから推薦をいただこうと。電話一本みたいなことはしないで、ちゃんと意見交換をやって、今回、前回もそうだったんですけど、しっかりと自分の趣旨を分かっていただいた上で、ご推薦をいただいていこうかなと。もう1回言いますが、1年ありますので、1年。だからこの間もしっかり、公務をやりながら準備をしていきたいと思います。

Newさんのひとこと

​​​(知事)
 はい、それでは、Newさん(大塚副知事)が張り切っていますので、Newさんコーナー、財政関係第2弾をお送りしたいと思います。

 

●群馬県の財政について
(大塚副知事)
 ありがとうございます。先々週に引き続いて、今、知事からもご紹介いただいたように、群馬県の財政状況についてご紹介をさせていただきたいと思います。前回は第1弾ということで、県の予算がどのように集められて、どういったことに使われているのかという点を中心にお話をいたしました。今回は、その際にもお話ししたとおり、県のお金というのは、健康福祉であるとか、公共事業でありますとか、教育であるとか、警察であるとか、本当に幅広い分野で使われているわけですけれども、現在必要な事業が何かというのを見極めて、また、今年度だけというわけではなくて、将来にわたっても同じように事業を進められるようにということを意識して取り組んでいます。今日は、その中のそういった取り組みについて、3つのカテゴリに分けてご紹介をしたいと思います。

 1つ目は、(スライドの)一番上に書いていますけれども、ワイズスペンディングの視点による事業実施ということでご紹介をさせていただいています。支出について、群馬県では、先ほど申し上げた道路だとか、公共の施設だとか、こういったものを新たに作ったりだとか、維持したりだとか、そういうことをしておりますけれども、無駄やムラというものが起こらないよう、計画的に取り組んでいます。また、この資料(スライド)にちょっと取り上げていますけれども、左側にあります。コロナ禍において、ワクチンの接種というのを県民の方に進めていただきましたけれども、そのワクチンの接種の履歴を確認できるワクチン手帳というのを整備しました。これは私が来る前なので、私自身というよりは、当時の県の職員さんの努力でありますけれども、職員さんの創意工夫によって700万円で、この素晴らしい「ぐんまワクチン手帳」というものを作ったという実績があります。他の都府県では10億円ぐらいかけて、こういった整備をしたという例もありますので、非常に費用対効果が高い取り組みを行えたということで、未だに誇らしく感じているところであります。

 あるいは、今は支出の話ですけれども、逆に収入ということであると、(スライドの)右側、これは赤城キャンプフィールドの写真を掲げておりますけれども、国のお金を使えるところではしっかり使っていこうという取り組みをしています。県民の方からいただいている税のほかに、国の予算、ここであると地方創生の関係の交付金というものがありますけれども、こういったものを使って、少しでも県民の方々の負担を小さく、効果ある取り組みをしていくということをやっています。ここ(スライド)に数字を掲げていますけれども、山本知事が就任する前と後で線を引いてみましたけれども、平成27年から(令和)元年までの5年間と、その後の5年間を比較してみますと、15億円ほど多く国からの交付金を得られているということが確認できています。

 2つ目、次のページをお願いします。次の柱というのは、民間のリソースの活用ということも心がけています。(スライドの)左側は、この写真になりますけれども、Gunma Flower Park+であります。今、おそらく梅雨のシーズンを迎えて、アジサイが見頃になっていると思いますけれども、こちらは、もともと整備前というのは、今も指定管理者というものに運営を行っていただいているんですけれども、指定管理をしてくださる方にお金を過去は払って、1.7億円ほど払って、この施設を運営していただいていました。今は、その仕組みをあらためて、この運営事業者さんにお金を払うことなく、ゼロで運営ができているという取り組みになっています。こういう点からも支出の削減というのが行われているというのが、この左側の例のご紹介した内容であります。

 あるいは(スライドの)右側であると、県民の方以外、群馬県にお住まいでない方から個人版のふるさと納税をいただいておりますけれども、こちらについても周知でありますとか、返礼品であるとか、いろいろな工夫をしまして、この5年間の比較をしますと、過去と比べて、5年間のトータルで9億円ほど大きな寄付をいただいているということであります。こういったいただいたお金というのも、子ども・子育ての関係であるとか、群馬県の事業にしっかりと活用させていただいているというところであります。お礼を申し上げるとともに、ご紹介をさせていただきます。3枚目(のスライド)をお願いします。

 3つ目は、民間の方からいただく、あるいは国からいただくというだけではなくて、自ら稼ぐという取り組みもしております。(スライドの)左側、これもいろんなところでご注目いただいていますけれども、群馬県が誇る企業局の取り組みでありまして、企業局の発電所で発電した電力ですね。これは昔から発電を行っているわけですけれども、これの売り方というものを工夫しまして、群馬県によりゆかりのある企業さんであるとか、販売の額についても、より有利な額で売っていくという見直しを行っています。令和6年度に見直した結果、前年と比べて、見直しだけで16億円も、この電力販売による収入が増えたという取り組みが一つであります。

 あるいは(スライドの)右側を見ていただくと、県庁の写真が出ていますけれども、群馬県の県庁のスペースのうち、これも有効活用ということで、30階の一部を民間の事業者に使っていただいているという取り組みをしています。これはいろんな形のコラボというのも期待できますし、収入ということで7,000万円ほど、6年間の合計で7,000万円ほどの収入というのをいただいているということで、財政にも寄与しているという話になっています。

 では、実際こういった取り組みによって、すみません、長くなって申し訳ないですが、どのぐらいの財政の健全化が進んでいるかというものを、次のページでご紹介をしたいと思います。ちょっと財政の健全化って難しい話でありますけれども、それを考える際の指標というのがいくつかありまして、1つだけご紹介しますと、実質公債費比率というものがあります。県が1年間に得られる収入、これは多分、企業さんにとっても、ご家庭にとっても同じだと思いますけれども、収入のうち、どのぐらいの額を借金の返済に充てているんでしょうかというものの比率を見ているものであります。群馬県は、足元において9.2%という数字に令和6年度はなっています。先ほどの努力によって、少しずつ、ほんのわずかずつではありますけれども、令和4年度には9.4%であったのが、0.1%ずつ改善をしてきて、9.2%というところまできています。全国の平均は10.1%でありまして、群馬県というのは比較的優等なところにいるということを見ていただけるんじゃないかという気がいたします。

 もしこの数字が悪くなってくると、だんだんこの資金繰りが苦しくなっていくというわけでありますけれども、これが非常に悪くなってきて、収入のうち18%以上を公債費に充てるというような状況になりますと、借金を新たにする際に、都道府県だけではできなくなって、国の許可を得てから借金をしなければいけないというルールがあります。将来もこういったことにならないように、しっかりと意識をして進めていく必要があるということを考えています。ちなみにこのルール、群馬県はまだ余裕があるように見えますけれども、47都道府県のうち2つの都道府県が残念ながらこれにかかっていて、そういうところでは事業に制約がかかっているということでありますので、しっかりと意識をしていきたいと思っています。最後のページをお願いします。

 まとめであります。山本県政のもとに、着実に群馬県としては、この財政の健全化をより重点化してメリハリをつけたお金の使い方というのをさせていただいています。とはいえ、このスライドにありますように、これは一例でありますけれども、社会保障費、今後の少子高齢化の中で、社会保障関係の負担というのはより大きくなってまいりますし、高度成長期等々に整備したインフラの老朽化、これへの対応というのもますます求められてくるところであります。将来も、県民の皆さまに安定的に質の高いサービスというのをしっかり提供できるように、引き続き、この財政の健全化というものも意識しながら取り組んでいきたいということを考えています。すみません、いつもよりもだいぶ時間をいただきましたけれども、私から紹介をさせていただきました。ありがとうございます。

 

知事メッセージ

 ありがとうございました。今日もNewさんに財政をやってもらったんですけれども、群馬県として、かなり財政改善のためにいろんな努力をしていると。特に、いつも言っているように、自ら稼ぐ努力をしているというところを、ぜひ皆さんに分かっていただきたいと思いますし、またいつか状況に応じて、会見等々でも、Newさんコーナーなのか分かりませんが、お話をさせていただきますが、実はどの分野も、産業に配する予算は減っていないんです。減らしていないんです。増えているんです、むしろ。その中で財政を改善してきて、なおかつ新しい投資もやっているというところを、しっかりご理解していただけるように、県議会にも県民の皆さんにもご説明していかなければいけないと思っています。

 最後に、私の方から2つほど申し上げますが、未来構想フォーラムを35市町村でやるということで、(6月5日に)榛東村、昨日、明和町でやりまして、これ結構両方とも大勢の方に集まっていただいたんですけれども、これすごくいいなと思っているのは、各首長が本当にやりたいことをしっかりと理解できるということと、やっぱり地元の方々の声を実際こうやって汲み取れるということで、非常に充実したフォーラムになっております。もう35(市町村)を年末までやるので、1週間に2回とか3回とかいう時もあって大変なんですが、これも相当大勢の方々が今のところ参加していただけるような感触なので、しっかりここで県民の皆さんに直接群馬県の構想を説明していきたいと思っています。これも選挙とは違うんですけど、相当過酷なスケジュールではあるんですが、やっぱり知事としてこうやって地域に出かけていって、しかも首長が一押しの施設みたいなものを視察させていただいて、なおかつフォーラムに集まった方々と、これ全部終わったら、結局、本当に相当の数の県民の皆さんと直接やり取りすることになるので、こうやって自由な議論、全く何の仕込みもない。これは実は知事としては、肉体的には大変なんですけど、非常に幸せなことで、ですから大変なんですけど、同時に、各地元に行けることをとても今楽しみにしているということは、県民の皆さんにお伝えしたいと思います。

 もう一つ、知事の健康状態についてのアップ・トゥ・デートなレポートなんですけれども、来週また群大病院に行って、何回目になるのかな、4回目か5回目のホルモン注射を打つということになって、今もずっと、1日ホルモン剤を1錠ずつ飲みながら治療をしております。今のところ数字はどんどん下がっていて、血液検査の結果もかなり順調で、コレステロール値だけちょっとオーバーしているんですけど、これを下げるために有酸素運動、軽いやつを始めたので、多分次は改善するかなと思っているんですけれども、今のところ健康状態に、特に大きな変化はありません。正直に申し上げると、ホットフラッシュみたいな、誰もがホルモン治療をやると経験する顔のほてりとか、ちょっと関節痛いとかいうのはあっても、例えばものすごく精力減退みたいな、やる気がなくなるとかいうこともありませんし、無口になることも全くなく、今のところ大きな副作用はほとんどなく、順調に推移をしているということを、まず皆さんにあらためて、毎週少しでもやろうと思いますが、ご報告したいと思います。いつも言っているように、何か変化があった時にはちゃんとここで発表して、必要があれば少しスケジュールを抑えるとかもしながら、無理をしないでやろうと思うんですけれども、とにかく、今日もちょっと、がんを経験された方とお目にかかったんですが、やっぱり知事がこうやって公表してくれたことは本当に良かったと。なぜなら、こうやってちゃんと仕事をして、病気を抱えながら、ちゃんと仕事ができるということを示して、なおかつ完治するということになると、すごく大勢の人に希望とエネルギーを与えるんじゃないかと言われて、やっぱり当然なんですけれども、公表してよかったなと思いました。

 ここでもちょっと言いましたが、今、がんが、一応前立腺がんステージ2ということで治療を始めましたけれども、私、知事在任中にこういうことになったということもあり、「リレー・フォー・ライフ」にも行っているんですが、せっかくこういう状況を経験して、がん患者の方が一番大変なのは、精神的な、例えば転移の恐れとかなんですよね。それも、私は結構能天気なのであまり考えていないんですけれども、あるいは家族の方々の苦労なんかもあって、そういう人たちに寄り添えるような仕組み、医療の分野はもちろん、お医者さんとか看護師さんとか皆さんに頑張っていただかなきゃいけないんですけれども、例えば相談体制とか、そういうことでしっかり群馬県の相談体制を充実させるような事業とか、検査の体制とか、ちょっとそういうことにしっかり注力をしていければというふうに思っています。それからもう一つは、がんだけじゃなくて、病気をしながら働いている方っていっぱいいるんですよね。例えば、がんを患っていてもちゃんと働ける人が、病気であるために不利益を被らないような、そういう制度というか仕組みみたいなものを、ぜひ知事在任中につくっていきたいなと感じていることも、最後にお伝え申し上げ、今日も結局1時間になってしまいましたが、会見を終わりたいと思います。皆さん、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。これにて定例会見を終わりたいと思います。

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。