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【8月29日】令和3年度野生鳥獣による農林業被害額及び捕獲状況について(速報値)(鳥獣被害対策支援センター)

更新日:2022年8月29日 印刷ページ表示

 群馬県内における令和3年度の野生鳥獣による農林業被害額は、573,115千円で前年度比102.1%とほぼ前年並でした。
 被害を及ぼしている主な野生鳥獣の捕獲総数は、18,058頭で前年比86.6%となりました。

1 野生鳥獣による農林業被害額

(1)被害額 573,115千円(前年度比 102.1%)

 (内訳)
 農業被害 345,150千円(前年度比105.3%)
 林業被害 227,965千円(前年度比 97.6%)

(2)被害額増減の主な要因及び今後の被害対策の方向

  • 農業被害での増加要因は主にシカとクマで、生息数の増加や生息域の拡大により、キャベツなどの高原野菜への食害があげられます。一方、イノシシでは被害が減少する結果となり、令和元年度から続く集中捕獲の効果と、豚熱感染による個体数の減少が推察されます。
  • 林業被害では、シカやカモシカによる植林した苗木の食害や、クマによる成長した造林木の樹皮剥ぎ被害が継続しています。
  • 引き続き、「捕る」「守る」「知る」の各対策について、総合的に取り組みます。

2 主な野生鳥獣の捕獲状況

(1)捕獲総数 18,058頭(前年度比 86.6%)(5獣種合計)

 (内訳)
 シカ 13,977頭(前年度比109.4%)
 イノシシ 3,290頭(前年度比 49.1%)
 サル 467頭(前年度比 56.8%)
 クマ 324頭(前年度比 57.3%)
 カモシカ 0頭(前年度比 -%)

(2)捕獲数増減の主な要因及び今後の捕獲対策の方向

  • シカの捕獲数が増加した要因は、市町村等による有害捕獲の強化と、狩猟での継続的な捕獲があげられ、過去最多の捕獲数となりました。しかし、生息数の増加や生息域拡大により農林業被害が多いことから、引き続き捕獲強化に取り組みます。
  • イノシシの捕獲数が減少した要因は、捕獲強化と豚熱感染による個体数の減少が推察され、捕獲しにくくなったことがあげられます。しかし、豚熱感染が拡大し飼養豚への感染が危惧されている状況を踏まえ、より一層の捕獲強化に取り組みます。
  • クマは、農林業被害防止対策に取り組むとともに、地域住民の安全確保のための事故防止対策や捕獲を実施します。

問合せ先

【対策全般】 鳥獣被害対策支援センター 電話027-371-0003
【農業被害】 技術支援課鳥獣害対策係 電話027-226-3090
【林業被害】 林政課森林整備係 電話027-226-3221
【捕獲状況】 自然環境課野生動物係 電話027-226-2874