ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 報道提供資料 > 【11月17日】中小企業等経営強化法に基づく経営革新計画3事業者を新たに承認しました(地域企業支援課)

本文

【11月17日】中小企業等経営強化法に基づく経営革新計画3事業者を新たに承認しました(地域企業支援課)

更新日:2022年11月17日 印刷ページ表示

承認状況

新規承認件数:3件(令和4年10月31日承認)

承認事業者

承認事業者一覧(新規承認)
事業者名 所在地 計画のテーマ
株式会社ナカジマ 伊勢崎市 工程集約による生産工程の革新
Goospy 埼玉県児玉郡上里町※注 リラクゼーションを含むコースメニューの開発によ
る客単価向上
有限会社浅間高原麦酒 吾妻郡嬬恋村 製造工程でのCO2 削減と原料鮮度の追求及び製品
品質向上事業

令和4年10月31日時点での累計承認件数は、1,197件。(令和4年度の累計承認件数は17件。)

※注 法人は登記されている本社所在地、個人事業主は住民票住所がある都道府県へ申請します。
 店舗所在地は埼玉県ですが、代表住所が県内のため群馬県に申請しています。

「経営革新計画」承認の仕組み

 中小企業等が「経営革新計画」を作成し、県の承認を得ると、県及び政府系金融機関の低利融資制度や、信用保証協会の保証枠の拡大、ものづくり補助金の加点など、各種の支援措置の利用が可能となります。

承認の条件

  1. 3~8年間の計画であること。
    ※計画期間は、研究開発期間(0~5年)と事業期間(3~5年)とで構成。
  2. 事業内容が、次のいずれかに該当し、かつ、本県の中小同業者において未だ一般化されていない新たな試みであること。
     ア.新商品の開発又は生産
     イ.新役務の開発又は提供
     ウ.商品の新たな生産又は販売の方式の導入
     エ.役務の新たな提供の方式の導入
     オ.技術に関する研究開発及びその成果の利用
     カ.その他の新たな事業活動
  3. 経営革新を行うことによって、当該企業の付加価値額又は1人当たりの付加価値額及び給与支給総額が下表のとおり向上する見込みがあること。
経営指標の向上
事業期間 付加価値額又は1人当たりの付加価値額の伸び率 給与支給総額の伸び率
3年 9%以上 4.5%以上
4年 12%以上 6%以上
5年 15%以上 7.5%以上

【別記】企業概要及び計画概要等

新規承認

株式会社ナカジマ

代表者

中嶋 幸保

所在地

群馬県伊勢崎市赤堀鹿島町333-1

従業員

36

テーマ

工程集約による生産工程の革新

計画内容

 当社は1997 年に設立された、自動車関連、産業機械関連の金属部品加工を営むパートを含めた全従業員36 名(4 名の役員を含む)の会社である。スタート時は部品商社であったが、現在の事業の主軸は自社工場による金属部品加工製造業である。加工部品のほとんどは、比較的単純な部品が多い。理由は複雑形状部品の単価は高くとも、複数台の機械を使い、都度手動で脱着する為に採算がよくないからである。しかし、後者の部品の引き合いが増えつつあり、前者は競争で価格が厳しくなる中で、当社は、生産プロセスを再構築すべきと考えるに至った。
 そこで、高精度複雑形状部品加工を、1つの加工機で加工を完了させることで、精度を高め、不良率を改善し、人力の手間を削減する。デジタル化や最新加工技術を採用することで、長時間の無人運転を可能とし、コストを下げ採算を向上し、従業員の仕事の質を高めて、労働生産性を向上させる。結果を確認しながら投資を続けて、長期的には地域トップの待遇と企業利益を目指す。

Goospy

代表者

亀井 久美子

所在地

埼玉県児玉郡上里町三町4-1

従業員

1

テーマ

リラクゼーションを含むコースメニューの開発による客単価向上

計画内容

 女性の理容師によるプライベートサロンである。
 代表は、数カ所の理容店で約20年の勤務を経て、令和2年8月に上里町にてバーバーショップGoospyをオープンした。
 コンセプトは「お年寄りから子どもまで気軽に来店できる地域に根付いたサロン」である。
 カットのみの利用が多く、客単価が低いことが課題である。
 そこで、リラクゼーションなどを加えた高単価のメニューをつくり、客単価アップを目指す。

有限会社浅間高原麦酒

代表者

黒岩 修

所在地

群馬県吾妻郡嬬恋村大字大笹2193-27

従業員

2

テーマ

製造工程でのCO2削減と原料鮮度の追求及び製品品質向上事業

計画内容

 本事業では、ビール搾り粕の焼却処理に伴うCO2の排出削減、麦芽鮮度を維持して製麦香をビールに反映させる製造工程の確立、ホップの香りを揮発させない製造工程の確立をすることで、地球環境に配慮しながらも、ビールの品質を向上させていき、競合する地ビールメーカーとの差別化を図ることで、収益を向上させていく。
 特に、品質面では、ビールのエキス濃度が15 時間経過で1.5%低下するが、麦芽を粉砕後に速やかに糖化工程に移行することで、これが1 時間の作業に大幅短縮となり、エキス濃度の低下が0.1%程度に抑制可能である。
 また、現状では、タンクにホップを直接投入しており、少なからずビールの酸化が進行してしまう。しかし、ホップガンシステムでは、タンクの蓋を開閉することなく、パイプ循環によりホップの漬け込みが出来る。これにより、ビールの酸化が抑制されて品質向上が期待できる。