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【2月15日】群馬県畜産試験場のゲノミック評価を活用した和牛改良にお墨付き! またしても畜産試験場で生まれた牛が種雄牛になりました!(畜産課)

更新日:2023年2月15日 印刷ページ表示

 このたび、群馬県畜産試験場(以下、畜産試験場)で生まれた牛である「福増鶴(フクマスツル)」が、一般社団法人家畜改良事業団(以下、事業団)の種雄牛に選抜されました。今回の選抜は、令和4年8月の2頭に次ぐもので、3頭目となります。

種雄牛の選抜について

 和牛において雄牛は、ほとんどが肉用として飼育、販売されますが、ごく限られた能力の高い雄牛のみが「種雄牛」として次世代の牛を生産するために利用されます。種雄牛になることは、事業団には全国から選りすぐりの高能力牛が集められ選抜されることから、サッカーワールドカップ日本代表選手の選抜を彷彿とさせます。

種雄牛選抜までの経緯

 平成24年度から畜産試験場は全国に先駆けて、事業団と連携し、ゲノミック評価を活用した改良に取り組みました。

 その結果、畜産試験場の牛の能力が飛躍的に向上し、平成30年度以降、畜産試験場から雄牛が候補種雄牛として事業団に買い取られています(令和5年2月現在で18頭)。

 このたび、この候補種雄牛のうち、1頭が種雄牛として選抜され、その精液は今後、全国で販売されます。事業団の種雄牛の選抜は年2回実施されており、2期連続で畜産試験場から生まれた牛が選抜されました。

ゲノミック評価とは

 牛から採取した遺伝子を分析し、和牛の肉を生産する能力を生後間もない段階で評価できる技術です。従来の4~5倍の早さで能力が判断できるようになりました。

一般社団法人家畜改良事業団とは

 種雄牛を飼い、全国に精液を販売している団体

報道提供資料 (PDF:716KB)