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令和4年度病院事業決算は、昨年度に比べ純利益が減少しましたが、3億3千1百万円、3年連続の黒字となる見込です。
また、県立4病院全てが黒字となるのは2年連続になります。
区分 | 純損益 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
心臓血管 | がん | 精神 | 小児 | 経営戦略課 | 合計 | |
令和4年度 病院事業純損益(A) |
334 | 114 | 96 | 1 | -214 | 331 |
病院事業収益 (うち繰入金) |
10,544 (807) |
11,744 (968) |
3,019 (843) |
6,706 (1,687) |
22 (22) |
32,035 (4,326) |
病院事業費用 | 10,210 | 11,630 | 2,923 | 6,704 | 236 | 31,704 |
令和3年度 病院事業純損益(B) |
73 | 885 | 255 | 117 | -142 | 1,188 |
病院事業収益 (うち繰入金) |
9,659 (810) |
11,911 (843) |
3,086 (771) |
6,660 (1,605) |
40 (40) |
31,357 (4,069) |
病院事業費用 | 9,586 | 11,025 | 2,831 | 6,544 | 182 | 30,169 |
対前年度(A)-(B) | 261 | -771 | -159 | -115 | -73 | -858 |
(注)数値は、表示単位未満を四捨五入しているため、端数により合計とは一致しないものがある。
収益は、入院収益の増(+3億8千6百万円)、外来収益の増(+2億7千5百万円)、一般会計繰入金の増(+2億5千8百万円)等により、全体では6億7千8百万円の増加となりました。
費用は、材料費の増(+8億7千3百万円)、給与費の増(+4億1千1百万円)、経費の増(+2億5千9百万円)等により、全体では15億3千6百万円の増加となりました。
この結果、前年度と比較して純利益は8億5千8百万円減少し、3億3千1百万円の純利益となりました。
【参考】純損益の推移(単位:百万円)
※平成26年度は、会計制度改正に係る影響額を除く。
(概要)入院患者数は減少したものの、手術の増加等により診療単価が増加したことで入院収益が増加したほか、外来患者数の増による外来収益の増加や新型コロナウイルス感染症関係補助金の増加により、純損益は3年連続で黒字となりました。
(方針)本県心疾患医療の最後の砦として質の高い安全な高度専門医療を提供するとともに、入退院支援センターを活用した適切な病床運営や新たな加算取得等により収支の改善を図ります。
(概要)新型コロナウイルス感染症関係補助金が減少しましたが、手術の増加等により診療単価が増加したことで入院収益が増加したほか、外来患者数の増等による外来収益の増加等により、純損益は3年連続で黒字となりました。
(方針)県内唯一のがん専門病院として、東毛地域を中心に最適な高度専門医療を提供するとともに、地域医療連携室による地域連携強化や新たな加算取得等により収支の改善を図ります。
(概要)外来患者の増により外来収益は増加したものの、入院患者の減少による入院収益の減、新型コロナウイルス感染症関係補助金の減等により総収益は減少しました。純利益は減少しましたが、平成27年度から8年連続の黒字となりました。
(方針)精神科救急医療の基幹病院としての役割や司法精神医療の要としての役割を担い、他の医療機関では対応困難な精神症状の患者への適切な医療の提供を行うとともに、アウトリーチ医療の更なる推進や効率的な病床運営により収支の改善を図ります。
(概要)入院及び外来患者数の減により医業収益が減少しましたが、新型コロナウイルス感染症関係補助金の受入れ等により医業外収益が増加し、純損益は2年連続で黒字となりました。
(方針)県内唯一の小児専門病院として、高度で先進的な周産期・小児医療を安全に提供し、本県の三次医療及び北毛地域の二次救急医療に引き続き対応していくとともに、地域連携強化や効率的な病床運用により収支の改善を図ります。