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過日、報道された標記の件について、事実確認などの調査を行った結果は以下のとおりです。
過日の報道内容を踏まえて上記調査を実施した結果、以下の事実等を確認した。
ア 除外時間の改変[5名]
休憩時間や業務とはみなされない活動等を行った時間を時間外勤務から差し引く『除外時間』を過大に入力し、時間外勤務を過少に記録した。
イ 出退勤時刻の改変[7名:うち3名は上記アと重複]
出勤時刻や退勤時刻を改変し、結果的に時間外勤務を過少入力した。
管理職から時間外勤務が多い教員に対し、「見直すように」といった行き過ぎた指導があり、教員はこれを勤務時間の改変の指示と受け止め、管理職に迷惑を掛けたくない、また、管理職から指導を受けたくないとの思いから、記録の改変を行った。
同校では、校長の強いリーダーシップの下、特別支援教育の充実と働き方改革を進めてきたが、教員間で目的や手段等の共有が十分に図られていなかったことが背景にあると考えられる。
本人の了承なく管理職が出退勤時刻を改変した状態となり、3名の教員から申出があった。
システムに誤作動が頻発したため、管理職が6月第一週(5日間)の出退勤時刻を仮入力し、動作確認を行った際、一部について仮入力のデータのまま上書き保存してしまった。
9月7日(月曜日)、県教育長が当該校を訪問。管理職及び全教職員に対して調査結果の概要を説明するとともに、勤務時間を記録することの目的、働き方改革の意義等について改めて説明、指導
9月2日(水曜日)に急遽開催した臨時校長会において、勤務時間を記録することの目的・意義等について改めて周知するとともに、これまでの記録について再度確認するよう指示
市町村立学校の服務監督者である市町村教育委員会に対して、本事案の概要等を速やかに周知するとともに、同様の事案がないか確認を依頼し、併せて、働き方改革の意義・目的を踏まえながら、適正な勤務時間記録を基に、学校全体で業務改善に取り組むよう通知する予定