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1926年に島根県津和野町に生まれた安野光雅は、絵描きを夢見た少年時代を経て、学校教員の職に就きながら絵に関わる仕事に携わるようになりました。1968年に出版した最初の絵本『ふしぎなえ』が人気となり、その後300冊を超える著作が出版されています。絵本作家や画家としての仕事だけでなく、本の装丁やエッセイストとしての仕事など幅広い創作活動に取り組み、50年以上にわたり多彩な活躍を続けてきました。1984年には国際アンデルセン賞を受賞、2012年には文化功労者に選出されるほか、数多くの賞を受け国際的にも高い評価を受けています。
本展では、安野光雅の膨大な活動の中から、ヨーロッパや日本の風景を描いた作品『おおきなもののすきなおうさま』や『旅の絵本』など人気絵本の原画をはじめ、幼い頃の出来事を絵日記風に描いた作品や植物画など、約150点の作品を5つのテーマで紹介します。
『旅の絵本III』より
『おおきなもののすきなおうさま』より(6、7頁)
津和野町立安野光雅美術館蔵 (c)空想工房
新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた形での講演会やワークショップの開催を予定しています。
※新型コロナウイルスの感染状況により中止する場合があります。
会期:2020年7月18日(土曜日)~9月22日(火曜日・祝日)
休館日:月曜日(ただし8月10日、9月21日は開館)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※密集状態を避けるため、混雑時には入室制限を行う場合があります。
観覧料:一般 620 (490)円、大高生 310 (240)円 ※注( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料で観覧できます。
特別協力:津和野町立安野光雅美術館
企画協力:アートキッチン