今から150年前の明治4(1871)年10月28日第1次群馬県が誕生、それと前後し、蚕糸業をはじめさまざまな近代産業が勃興しました。
本展示では、幕末から明治前半までの特色ある群馬の産業発展の一端を、NHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一や渋沢一族と群馬との関わりも交えながら、当館収蔵の古文書や歴史公文書より紹介します。
会期
令和3年8月3日(火曜日)~11月14日(日曜日)予定
開館時間 9時00分~17時00分
休館日 月曜日、月末日、国民の祝日、特別整理期間(10月4日~10月8日)
※インターネット展示も同時開催、ご自宅でご覧いただけます。
※新型コロナウイルスの感染状況に応じて変更または中止する場合があります。
会場
群馬県立文書館 1階 展示室(前橋市文京町3丁目27-26)
観覧料
無料
注意事項
- 電話での事前予約制です。空きがある場合は当日入館も可能です。
- マスク着用、手指消毒、検温、「健康状態申告書」の記入をお願いします。
- 詳しくは県立文書館ホームページ<外部リンク>をご覧下さい。
展示内容(コーナーの概要)
- 渋沢一族と上州・群馬
- 製糸業の近代化 ~前橋製糸場・富岡製糸場・新町屑糸紡績所~
- 東京瓦斯局と鉱工業 ~高崎炭田・煉瓦工場・中小坂鉄山~
- 日本鉄道会社と渋沢栄一
主な展示物(全て複製物)
- 渋沢栄一の書簡(江原家文書P0113 No.1097-1)※初公開
大正4(1915)年の衆議院議員総選挙で大隈信常(大隈重信首相の養子)が前橋選挙区から立候補するのに際し、渋沢栄一が江原芳平に協力を依頼した手紙です。
- 渋沢喜作(成一郎)の「鳥羽・伏見従軍日記 写本」(赤堀家文書P8902 No.96)
渋沢成一郎(栄一の従兄)が慶応4(1868)年1月鳥羽・伏見の戦いに参加した際の記録です。将軍徳川慶喜が大坂城から江戸へ脱出した後の混乱も記されています。
- 速水堅曹履歴抜萃 甲号 自記(速水家文書P8315 No.1)
前橋藩士だった速見堅曹が書いた自伝です。明治3(1870)年日本最初の器械製糸所である藩営前橋製糸場設立に奔走する様子などが記されています。