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令和7年第15週(4月7日から13日まで)における群馬県の1定点医療機関当たりの患者報告数が、国の定める警報発令の基準値を超えましたので、本日、伝染性紅斑の警報を発令しました。
県民の皆様におきましては、手洗いを始めとした「うつらない」「うつさない」ための感染防止対策の徹底をお願いいたします。
県内 4区分 |
1定点当たりの患者報告数 |
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直近(15週) (4月7日~13日) |
前週(14週) (3月31日~4月6日) |
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北毛 |
0.67 |
0.25 |
西毛 |
2.63 |
0.80 |
中毛 |
2.86 |
0.92 |
東毛 |
3.43 |
1.94 |
県全体 |
2.68 |
1.10 |
【警報の基準値】開始基準値 2.00人以上/終息基準値 1.00人未満
令和元年度以降 発令なし
顔面、特に両側の頬に境界鮮明な赤い発しん(リンゴ様の皮しん)が現れ、続いて、手足に対称性な網目状あるいはレース様の紅斑が現れる病気です。ヒトパルボウイルスB19を原因とする感染症で、好発年齢は乳幼児期から学童期ですが、成人も感染することがあります。潜伏期間は4~15日です。
妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性は、できるだけ患者との接触を避けるようご注意ください。
咳やくしゃみのしぶきに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で口や鼻を触ることで感染します。
原因となるウイルスはアルコールが効きにくいため、咳エチケットを心がけ、手指は石鹸と流水でよく洗うようにしましょう。