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経営革新計画とは、中小企業等が「新事業活動」に取り組み、「経営の相当程度の向上」を図ることを目的に策定する中期的な経営計画書です。
事業者名 | 所在地 | 計画のテーマ |
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FLOW UP株式会社 | 高崎市 |
鉄くずからつなぐ未来 |
令和7年6月30日時点での累計承認件数は、1,260件。(令和7年度の累計承認件数は1件。)
中小企業等が「経営革新計画」を作成し、県の承認を得ると、県及び政府系金融機関の低利融資制度や、信用保証協会の保証枠の拡大、ものづくり補助金の加点など、各種の支援措置の利用が可能となります。
事業期間 | 付加価値額又は1人当たりの付加価値額の伸び率 | 給与支給総額の伸び率 |
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3年 | 9%以上 | 4.5%以上 |
4年 | 12%以上 | 6%以上 |
5年 | 15%以上 | 7.5%以上 |
新規承認
柳田 和彦
群馬県高崎市下之城町584−70 産業創造館 201
6名
鉄くずからつなぐ未来 ~サーキュラーエコノミー・子どもプロジェクト~
鉄屑の収集運搬を核に、建設現場や製造工場から発生するスクラップを地域ネットワークで集荷し、製鋼原料として再資源化する。集荷重量10 kgにつき地元産米や野菜、肉を子ども食堂へ寄贈する、「鉄を運ぶたびに食卓が潤う」循環モデルを確立。
これにより鉄資源の再利用によるCO₂削減と飢餓0を同時に達成し、SDGs 2・12・13・17に直結する。寄贈食材はJAや直販生産者と協働で調達し農家・畜産の販路を広げ、地域経済の活性化も促進。さらに配送ボランティアには退職ドライバーを登用して雇用機会を創出する。企業の社会的責任を定量的に示すため、毎月の回収量・寄贈量・削減排出量をSNSで公開する。地元商工会・商工会議所と「子供が未来を創るリサイクル授業」を開催して環境教育を深化させる。こうした仕組みで既存の売上依存・固定費・資産脆弱・社会価値希薄という経営課題を転換し、地域と共生しながら持続的に成長する新たな事業基盤を築く計画である。