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イネカメムシの発生予察注意報の発表について(農業技術センター)
- イネに大きな被害を与えるイネカメムシが、邑楽館林地域で昨年に比べ多くなっています。
- 気象予報によると、今後、イネカメムシが増加しやすい高温傾向が見込まれています。
- そのため、邑楽館林地域に対して、イネカメムシの発生予察注意報を発表します。
1発表の内容
- 作物名 イネ
- 病害虫名 イネカメムシ
- 発生地域 邑楽館林地域
- 発 生 量 多い
- 注意報発表の根拠
板倉町の水田内すくい取り調査によるイネカメムシ成虫の捕獲数は昨年の約15倍。
館林市の予察灯へのイネカメムシ成虫の誘殺数は、6月6半旬が昨年の6倍、7月1半旬が同約3.7倍。
関東甲信越地方の気象予報では、今後、イネカメムシが増加しやすい高温傾向となる見込み。
- 防除対策
農薬による防除を2回行います。
1回目:出穂期(不稔による減収防止)
2回目:出穂期の8日後頃(斑点米の発生防止)
なお、出穂期より前に水田にイネカメムシが多数侵入している場合、出穂前にも防除を行います。
2 イネカメムシとは
- イネカメムシは、他の斑点米カメムシ類に比べ、大型でイネへの嗜好性が強く、出穂直後の早い時期からイネを加害し、大きな被害を与える害虫です。
- イネカメムシによる被害は大きく分けて2つあります。
不稔(実らない)籾が発生することによる減収。
斑点米(参考資料 写真1)が発生することによる等級落ち、斑点米除去による減収。
- 群馬県では、令和5年度に邑楽館林地域でイネカメムシを確認しました。
3 その他
- 令和7年4月1日~7月16日までに14県で注意報等が発表されています。
- 県では、県内全域への注意喚起として、令和7年7月16日にイネカメムシに関する病害虫情報を発表しました。
- 県では、7月上旬から各JAを通じて、イネカメムシ発生の注意喚起のチラシを生産者に配付しました。
報道提供資料 (PDF:918KB)