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イネカメムシの発生予察注意報の発表について 対象地域の拡大(農業技術センター)
1発表の内容
- 作物名 イネ
- 病害虫名 イネカメムシ
- 発生地域 県中部、西部、東部地域
- 発生量 多い
- 注意報発表の根拠
- 7月下旬の定期定点すくい取り調査におけるイネカメムシの捕獲状況は、前年同時期には捕獲されなかった県中部地域、西部地域で捕獲があった。
- 前橋市では、前年より早い時期に複数地点でイネカメムシが確認された。
- 安中市では、前年まではイネカメムシが確認されなかったが、本年は確認された。
- 富岡市の予察灯では、本年の初誘殺が、前年より1ヶ月半早かった。
- 太田市の7月下旬(早期水稲の出穂期)のすくい取り調査の捕獲数は、昨年の約14倍。
- 関東甲信越地方の気象予報では、今後イネカメムシが増加しやすい高温傾向となる見込み。
- 防除対策
農薬による防除を2回行います。
1回目:出穂期(不稔による減収防止)
2回目:出穂期の8日後頃(斑点米の発生防止)
2 イネカメムシとは
- イネカメムシは、他の斑点米カメムシ類に比べ、大型でイネへの嗜好性が強く、出穂直後の早い時期からイネを加害し、大きな被害を与える害虫です。
- イネカメムシによる被害は大きく分けて2つあります。
- 不稔(実らない)籾が発生することによる減収。
- 斑点米(参考資料 写真1)が発生することによる等級落ち、斑点米除去による減収。
- 群馬県では、令和5年度に邑楽館林地域でイネカメムシを確認しました。
3 その他
- 令和7年4月1日~7月31日までに20府県(群馬県を含む)で28報の注意報、15府県(群馬県を含む)で16報のその他の情報等が発表されています。
- 県では、令和7年7月18日にイネカメムシに関する発生予察注意報(邑楽館林地域)を発表しました。
報道提供資料 (PDF:1.2MB)