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斑点米カメムシ類の発生予察注意報の発表について(農業技術センター)
1発表の内容
- 作物名 イネ
- 病害虫名 斑点米カメムシ類(クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシアカヒゲホソミドリカスミカメ、アカスジカスミカメ)
- 対象地域 県内全域
- 発生量 多い
- 注意報発表の根拠
- 7月下旬の定期定点すくい取り調査の結果、上記4種の斑点米カメムシ類が県内全域で平年より多い。
- 特に被害が懸念される大型のクモヘリカメムシは、吾妻地域、東部地域で平年より多い。
- 関東甲信地方の向こう1ヶ月の気象予報(8月21日気象庁発表)では、今後、斑点米カメムシ類が増加しやすい高温・少雨傾向となる見込み。
- 防除対策
- 畦畔や休耕地の除草は、イネの出穂期の2週間前までとします。
- 農薬による防除を2回行います。
1回目:穂揃期
2回目:1回目の防除7~10日後頃
- イネカメムシと他の斑点米カメムシ類が同時に生息する水田ではイネカメムシの適期防除を優先させます。
2 斑点米カメムシ類とは
- イネを加害し、籾からデンプンを吸い、不稔による減収や、玄米を黒くしたり、黒い斑点が生じる斑点米を産出し等級落ちの被害を生じさせるカメムシの総称。
- 群馬県では、クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、アカスジカスミカメの4種に加え、8月7日に注意報を発表したイネカメムシ、令和5年に発生を確認したミナミアオカメムシを調査対象としています。
3 その他
- 令和7年4月1日~8月20日までに33府県で43報の斑点米カメムシ類(イネカメムシのみを含む)注意報等が発表されています。
報道提供資料 (PDF:798KB)