群馬県では、将来の地域医療を担う医師を育成するため、平成21年度から「医学部地域枠」を設置しています。令和8年度入試における「医学部地域枠」について、定員を拡充(増員・新設)することとなったので、お知らせします。
令和8年度における医学部地域枠
計31名(予定)
【内訳】
群馬大学 25名(うち編入学枠5名)
県外私立大学 6名(東京医科大学2名、帝京大学2名、杏林大学1名、順天堂大学1名)
※現在、国において最終的な調整段階であり、正式決定は10月下旬見込み
医学部地域枠について
制度概要
- 卒業後、群馬県内で従事する医師を養成することを目的として医学部医学科に設置した入学試験枠。
- 地域枠で入学した医学生には、県から緊急医師確保修学資金を6年間貸与。
- 貸与した修学資金は、卒後10年間、県内の公的病院等において医師として従事(うち4年以上を医師不足地域や医師不足診療科で従事)した後には返済を全額免除することで、医師の県内定着を図るもの。
※編入学は、貸与等の期間が異なる。
貸与額
- 群馬大学地域枠 月額15万円又は10万円(※世帯所得に応じ貸与額が異なります)
- 県外私立大学地域枠 月額25万円
設置の状況・経緯
群馬大学(平成21年度から設置)
- 平成21年度5名→平成22年度17名→平成23年度18名→令和7年度23名→令和8年度25名
※令和6年度まで編入学なし。令和7年度は編入学3名、令和8年度は編入学5名を含む
県外大学(令和7年度から新設)
- 令和7年度4名(東京医科大学2名、杏林大学1名、帝京大学1名)
- 令和8年度6名(東京医科大学2名、杏林大学1名、帝京大学2名、順天堂大学1名)
その他参考
- 令和7年4月現在の地域枠医学生は、1年生から6年生まで計122名が在学(県外大学4名含む)。
- 令和7年4月時点で、地域枠出身の医師159名が県内の公的病院等で活躍している。
報道提供資料 (PDF:152KB)