このことについて、下記のとおり、県立高校において個人情報が漏えいする事案が2件発生しました。なお、どちらの事案についても、現在のところ、二次被害の発生等の報告は受けていません。
関係者の皆様には、多大な御迷惑をお掛けし、心よりお詫び申し上げます。今後とも、再発防止には万全を期してまいります。
1 県立長野原高校における事案
2学年生徒19名を対象とした修学旅行中(10月15日(水曜日)~18日(土曜日)、九州方面)、引率教諭1名が「旅行のしおり」を紛失した。「旅行のしおり」には、参加生徒及び保護者の個人情報が含まれていた。当該教諭等は修学旅行後も旅行会社等を通じて確認を続けたが発見されず、10月29日(水曜日)に管理職に報告した。
(1)紛失した個人情報
2学年生徒の氏名・連絡先、保護者の連絡先、2学年生徒の修学旅行前健康調査結果
(2)経緯及び関係者への対応
- 当該教諭は、修学旅行3日目(10月17日(金曜日))の見学を終え、20時にホテルで職員ミーティングを行った際に「旅行のしおり」を使用した。
- 翌18日(土曜日)11時頃、当該教諭は移動中のバスの車内で「旅行のしおり」がないことに気付き、同日、旅行会社、滞在ホテル、見学先等に確認を依頼した。修学旅行終了後も学年主任や当該教諭が旅行会社等と連絡を取り合うなどの対応を続けた。
- 10月29日(水曜日)、「旅行のしおり」紛失を管理職に報告した。
- 同日、管理職から高校教育課にしおりの紛失について報告するとともに、関係する警察署へ遺失物として届け出た。
- 10月29日(水曜日)、帰りのホームルームにおいて、該当学年の生徒全員に、校長から報告と謝罪をした。
- 同日放課後、該当学年の保護者に対して、説明と謝罪を行った。
- 10月31日(金曜日)、保護者に通知を発出し、改めて謝罪した。
2 県立勢多農林高校における事案
令和7年10月29日(水曜日)午前7時頃、担当教諭が1学年生徒200名にクラウドサービスにて、生徒の心身の状況等を把握するためのアンケートフォームを送信する際、誤ったファイルを送信した。
誤送信したファイルには、今年4月からこれまでに生徒が回答した内容(当日の心の状態を、晴れ、曇り、雨など天気に言い換えたもの(こころの天気)等)が含まれており、7時から14時30分頃までの間、1学年生徒全員が閲覧可能な状態となっていた。同日、生徒からの指摘により当該教諭が誤送信を把握し、データを消去し管理職へ報告した。
(1)流失した個人情報
1年生生徒の氏名、今年度当初(4月)からの10月28日(火曜日)までの、体調、こころの天気、相談希望の有無等、自由記述欄
(2)経緯及び関係者への対応
- 当該教諭は、当日午前7時頃、1学年生徒200名にクラウドサービスにて、アンケートフォームを送信する際、生徒の個人情報を含んだ誤ったファイルを送信した。
- 同日、当該教諭は生徒からの指摘により誤送信を把握し、14時30分頃、ファイルを削除し管理職に報告した。
- 同日放課後、緊急の1学年集会を行い、校長が事案について報告・謝罪した。また、2次被害について確認するため1学年生徒を対象としたアンケートを行ったところ、誤送信されたファイルをダウンロード又はスクリーンショットした生徒はいないことが確認された。
- 同日放課後、1学年保護者に対して、電話にて説明・謝罪を行った。
- 10月31日(金曜日)、1学年保護者に通知を発出し、改めて謝罪した。
3 再発防止について
県教育委員会においては、生徒情報等の適切な取扱いの徹底を図るため、全ての県立学校長等に対して、情報管理及び連絡体制の徹底、情報漏洩の防止等について、改めて指示する。
報道提供資料 (PDF:161KB)