本文
群馬県農業再生協議会では、需要に応じた米生産を推進するため、群馬県の令和8年産主食用米の生産目安を71,717トンと設定し、各地域農業再生協議会へ情報提供しました。
各道府県の農業再生協議会では、生産者が需要に応じた米生産に取り組めるよう、国が示す主食用米の需給見通し等の情報を踏まえ、当該道府県の生産目安(主食用米生産量の目安)を設定し、情報提供しています。
群馬県農業再生協議会では、令和7年10月31日に国が示した、全国の「令和8年産主食用米等生産量」を参考に、前年産に対し国と同じ水準で、令和8年産の生産目安を設定しました。
| 名称 | 令和8年産 | 令和7年産 | 前年対比 |
|---|---|---|---|
| 主食用米等生産量(全国) | 711万トン | 683万トン | 104%(+28万トン) |
| 生産目安 数量(群馬県) | 71,717トン | 68,892トン | 104%(+2,825トン) |
| 生産目安 面積(群馬県) | 14,447ha | 13,879ha | 104%(+568ha) |
令和6年の夏以降、高温による生産への影響や防災意識の高まりから主食用米の不足感が生じ、米価が高騰しました。令和7年産では、飼料用米や飼料イネ等の新規需要米から主食用米へ作付けが切り替わり、主食用米の生産は大きく増え、不足感は解消されました。
令和8年産では、米価が下がりすぎることも懸念される中、安定した稲作経営を行うためには、需要に応じた米の生産が必要です。群馬県では、国等が発信する需要動向等の情報提供に努め、新規需要米等の推進と併せ、各生産者が需要に応じた米生産を行えるよう支援していきます。
報道提供「令和8年産主食用米の生産目安について」 (PDF:205KB)
【参考】農業再生協議会
行政、JA等の生産者団体及び関係団体から構成され、経営所得安定対策等の推進、戦略作物の生産振興、主食用米の生産目安の情報提供等を行います。県域の群馬県農業再生協議会、各地域段階の地域農業再生協議会があります。