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群馬県は、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金と、今年5月に「自転車による交通事故削減」を目的とした連携協定を締結しました。この協定に基づき、事故半減を目指す交通安全対策を検討してきましたが、このたび、新たな2つの取組を開始します。
群馬県が保有する自転車事故発生箇所のデータと、トヨタ・モビリティ基金が保有する自動車の急ブレーキ発生箇所や人の動きに関するデータを重ね合わせ、事故リスクの高い箇所を抽出する仕組みを新たに構築しました。
この分析により、事故リスクの高い箇所から優先的にカーブミラーや注意喚起看板を設置するなど、より効果的な対策に着手することが可能となります。
今後、前橋市や高崎市、伊勢崎市など自転車事故の多い市街地を中心に分析を進めていきます。
高校生の自転車走行データ(走行ルート、速度、ブレーキ状況など)を取得できるアプリの開発に着手します。
取得したデータを分析することにより、現場状況に合った実効性の高い事故防止対策が可能となります。
アプリの公開は令和8年秋頃を予定しており、県内高校生などに限定して実施します。