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令和7年度群馬県食品安全審議会議事概要

更新日:2025年8月22日 印刷ページ表示

1 日時

令和7年7月22日(火曜日) 午後2時から3時20分

2 場所

群馬県庁29階 第1特別会議室

3 出席者

  • 委員:8名(荒川委員、村松委員、石岡委員、村岡委員、中村委員、石井委員、田島委員、七五三木委員)
  • 事務局:9名

4 議事(協議事項)

  • 「群馬県食品安全基本計画2020-2024」最終年度評価(案)について

5 報告事項

  • 「群馬県食品安全基本計画2025-2030」の評価に係る施策評価シートの変更について
  • 「令和6年度群馬県食品衛生監視指導計画」の実施状況について
  • 神流町が供給した水道水による食中毒事件について
  • DXを活用した“食の安全に関するリスクコミュニケーション”について
  • 「群馬県食品安全基本計画2025-2030」の周知状況について

6 その他

  • 食物アレルギー表示に関する情報提供について

7 主な発言内容

協議事項 「群馬県食品安全基本計画2020-2024」最終年度評価(案)について​

​(事務局)
資料に基づき、概要を説明。

(荒川委員)
アレルゲン検査について、令和6年度の検査検体数が目標の80検体に対して40検体だったことから、数値目標達成状況がC評価となったにもかかわらず、個別事業実績評価では「概ね良好」となっており、食い違いを感じる。
また、計画期間全体の成果目標評価結果において、目標未達成が3項目あったが、これを達成するためには、これまでとは異なるアプローチが必要であると感じた。
(事務局)
検査検体数は半減したが、検査結果に基づいた保健所の事業者指導などの対応をしっかり行うことができたことから、個別事業実績評価では「概ね良好」と評価した。
また、新しい計画では成果目標は定めていないが、委員の指摘を真摯に受け止め、これからの施策の参考とさせていただきたい。

(中村委員)
成果目標評価結果について、人口10万人あたりの食中毒患者数の最終目標(16人以下)については、目標値が低かったと感じた。今後は、これまでの結果を踏まえて目標を設定した方がよい。
また、食中毒の患者数を目標とするのであれば、アレルゲンの患者数の目標も設定してはどうか。
(事務局)
新しい計画では成果目標は設定していない。しかし、指摘のあった患者数などについては、統計的に数値を把握し、これまでの実績との比較検討を行うなど計画を推進するためのデータとして活用していきたい。

(石岡委員)
残留農薬検査の対象としている農作物は、県内産か県外産かなどの区別はあるのか。
(事務局)
主に農協などに出荷されるものに関して検査を実施しており、全て県内産の農作物が対象である。

(田島委員)
成果目標評価結果については、未達成の項目があるが、行政の取組が県民に届いていない点が引き続き課題であると感じた。

(村松会長)
計画の評価案については、概ね妥当であると思う。委員から指摘があった点については今後の計画推進に活かしてもらうこととし、評価案については、特に修正等は必要ないということでよいのではないかと思う。
なお、本日、委員から出された意見については、今後の参考にして欲しい。

報告事項 「群馬県食品安全基本計画2025-2030」の評価に係る施策評価シートの変更について​

(事務局)
資料に基づき、概要を説明。

(荒川委員)
経年変化を視覚的に示すグラフを追加するなどの変更はわかりやすくなると思う。一方で、業務の効率化のためとはいえ、二次評価において評価理由や検証結果を記載しないというのはいかがなものか。
(事務局)
事業を担当している県庁内の各課が一次評価を行ったものについて、食品・生活衛生課が二次評価を行うが、評価理由や検証結果については事業担当課が記載したものと似たような内容になってしまうなどの理由で記載しないこととした。しかしながら、委員の意見をふまえ、どのようなものがよいか改めて検討していきたい。

(中村委員)
全ての施策について評価理由や検証結果を記載するのではなく、重要管理項目を設定し、それに関してのみ記載する方法もあるのではないか。
(事務局)
メリハリを付けるということも良い考えだと思うので、委員の意見を参考に施策評価シートの見直しを進めていきたい。

報告事項 「令和6年度群馬県食品衛生監視指導計画」の実施状況について

(事務局)
資料に基づき、概要を説明。(委員からの質問等、特になし)

​報告事項 神流町が供給した水道水による食中毒事件について

(事務局)
資料に基づき、概要を説明。

(荒川委員)
今回は、農業用水が混入してしまったためにカンピロバクターが検出されたとのことであるが、農業用水には様々な菌がいるのか。
(事務局)
浄水されていない水なので、検査すれば色々検出されると思う。

(石岡委員)
対応として、配水池2に接続する配管を切り離したのはなぜか。
(事務局)
配水池2は使用されていないため切り離したものである。

(石井委員)
住民に健康被害が出たとのことであるが、治療費の支払いなどの補償はされたのか。
(事務局)
神流町において対応している。

(田島委員)
同様な事案が発生しそうな場所は他にはないか。
(事務局)
今回の事案を受けて、国から一斉点検を行うように指示があった。本県においても調査を行ったが、現時点で、誤接続されているような事例は確認されていない。

報告事項 DXを活用した“食の安全に関するリスクコミュニケーション”について

(事務局)
資料に基づき、概要を説明。

(石岡委員)
「食中毒予防の3原則」を知っている県民の割合を向上させるために、DXを活用した広報を行うことが有効であると思うがどうか。
(事務局)
これまでも、SNSにおいて食中毒予防について情報発信した際には、必ず食中毒予防の3原則について盛り込み、周知を図ってきたところである。

報告事項 「群馬県食品安全基本計画2025-2030」の周知状況について

(事務局)
資料に基づき、概要を説明。(委員からの質問等、特になし)

その他 食物アレルギー表示に関する情報提供について

(事務局)
近年、くるみやカシューナッツなどの木の実類による食物アレルギーの症例が増加傾向にあることから、国では、令和5年3月9日にくるみを「特定原材料」に追加した。また、令和7年度中に、カシューナッツを「特定原材料」に、ピスタチオを「特定原材料に準ずるもの」に追加する方向で検討を進めている。

8 結論

「群馬県食品安全基本計画2020-2024」最終年度評価(案)については、事務局提案のとおりとなった。

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