本事業は、栄養教諭、給食調理員、給食センター職員等の学校給食関係者を対象に、食品衛生に関する知識拡充、意識向上を目的として県教育委員会健康体育課と共催で開催するものです。
今年度もオンラインにて開催し、講師に高崎健康福祉大学の村松教授を迎え、学校給食関係者へ向けて衛生管理について、講演をしていただきました。
1 日程
令和7年7月14日(月曜日)~9月12日(金曜日)
2 開催方法
YouTubeによる動画配信
3 内容
講義
「学校給食施設で食中毒を予防するための注意事項等」
講師:高崎健康福祉大学 健康福祉学部 教授 村松 芳多子 氏
説明
「学校給食の危機管理について」
群馬県教育委員会健康体育課
情報提供
「食の安全・安心情報(アレルゲンの食品表示について)」
群馬県食品・生活衛生課
4 参加者
栄養教諭、学校栄養職員、調理員、給食センター職員等の学校給食関係者 858名
5 アンケート結果
参加者アンケートでは、48%の方が「理解できた」、50%の方が「おおむね理解できた」と回答しました。
以下、参加者の感想の一部です。
- 給食では加工処理された物も使うので、その前の段階で食品に携わる人も二次被害を出さない為にも気をつけなければいけないと思いました。私達も作業する上で気をつけていきたいです。
- 実際の食中毒の報告を見て調理従事者としての気が改めて引き締まりました。手洗いや体調の報告をしないなどが原因の食中毒は絶対に引き起こしちゃいけない。当たり前なことだけれど、後悔のないようにきちんとした仕事をしたいと思いました。
- 食中毒発生事例をみると調理従事者から汚染が広がったと推測される事例が多く、改めて日常点検票の大切さ、健康チェック、手洗いの重要性を感じました。
- ヒスタミンについて勉強になりました。ヒヤリハット事例より、検収時チェックの重要性を再確認しました。異物混入防止のための日常点検、機器の点検を習慣化しなければと思いました。
- 衛生管理の他に、食物アレルギー対応、異物混入防止の内容も含まれ、安全に作業するために気を付けたいこと全般について学ぶことができて良かったです。
- 流行とされる食中毒ウイルスに於いても、ふさわしい管理体制を復習でき良かったです。当たり前の日々の現場での対応に、きちんと理解して率直に対応管理できます。認識が高められました。
- アレルギー食品の把握は命を守ることに繋がる為確認し、日々意識して調理したいと思います。
- アレルゲンの加工表示の見方や原因物質の移り変わりなど学ぶことができました。新しい情報にもアンテナを高くしておかなければと思いました。