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群馬県食物アレルギー理解促進検討委員会委員からの報告 大学(群馬大学医学部附属病院小児科)の取組

更新日:2018年2月1日 印刷ページ表示

群馬大学医学部小児科学分野 教授 荒川 浩一

 我々の施設では、県内の関連病院や診療所からご紹介いただいた食物アレルギーの患者さんの診療にあたっています。特に、食物経口負荷試験(注1)による診断確定、耐性獲得の有無、摂取可能な量の判定を外来や入院で実施しています。また、食物依存性運動誘発アナフィラキシーの診断確定にも取り組んでいます。診療に際し、適切な診断による必要最小限の除去食物療法、誤食時の救急対応についての指導、少量ずつ摂取していく食事指導による耐性獲得を目指すという3点が重要と考えています。
 群馬小児アレルギー親の会と群馬大学学生のAAA & Kidsサークル(注2)が主催するサマーキャンプや冬企画に、食物アレルギーの子どもたちが楽しんで参加できるようにサポートしています。さらに、アレルギー関連の国内・国際学会に参加して新しい情報を取り入れ、講演会等を通して県内医師や患者・家族、行政や教育関係者の皆様への周知と知識向上に向けて取り組んでいます。

注釈

  1. 食物経口負荷試験 実際に、原因と考えられる食物を食べて、症状が現れるかを確認する検査。この検査で原因食物を確定し、除去の程度(完全に除去するのか、食べられる量まで食べてよいのか)を決定することが出来る。
  2. AAA & Kidsサークル 群馬大学医学部の学生を中心に活動している小児喘息・アレルギーキャンプのボランティアサークル

調理師・製菓衛生師