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カンピロバクター食中毒を予防しよう!

更新日:2018年5月17日 印刷ページ表示

カンピロバクターとは?

 ニワトリ、ウシ、ペット、野生動物などの消化管内に生息している食中毒を引き起こす細菌です。食品や水とともに、ヒトの口から入り、腸内で増えて下痢などの症状を起こします。他の食中毒と比べて、少量の菌でも感染をおこすといわれており、注意が必要です。
 カンピロバクター食中毒は発生件数が多く、平成29年は、細菌性食中毒の原因物質別事件数及び患者数のいずれも1位になっています。

主な症状

 カンピロバクター食中毒は、下痢や腹痛をはじめ、発熱、倦怠感、頭痛、めまい、筋肉痛など多様な症状が起こることがあります。初期段階では風邪と間違われることもあります。菌が体内に入ってから発症までの期間(潜伏期間)が1~7日(平均2~3日)と他の細菌性食中毒に比べ長いのが特徴です。
 また、まれに感染後に神経疾患であるギラン・バレー症候群(※注)を発症することもあります。

(※注)急激に手足の筋力が低下し、症状が進行する末梢性の多発性神経炎が数週間持続し、その後、ほとんどの場合は寛解する。カンピロバクター感染も同症候群を誘発する要因の一つとして考えられている。

原因食品

 生又は加熱不十分な食肉(鶏刺し、鶏レバ刺し、焼き鳥、焼肉等)のほか、これらから二次汚染された食品、飲料水等。
 特に、生又は生に近い鶏肉を食べたことにより発症する事案が多く発生しています。

予防方法

次の点に注意してカンピロバクター食中毒を予防しましょう。

お肉の画像ポイント1 生や半生、加熱不足の食肉は避ける!
鶏刺し、鶏レバ刺し、鶏たたき(生肉の表面を火であぶったもの)、加熱不十分な焼き鳥・焼肉等で食中毒が発生しています

ポイント2 お肉はしっかり焼く!
病原体は熱に弱いので、中心部までしっかり焼けば死滅します

ポイント3 しっかり手を洗う!
調理する前、肉をさわった後、トイレに行った後、食事の前は、しっかり手を洗いましょう

ポイント4 トングや箸は使い分けよう!
生肉は専用のトングや箸を使いましょう


調理師・製菓衛生師