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令和元年度食の現場親子リポーター記事(水と共に生きるサントリー)

更新日:2019年9月25日 印刷ページ表示

タイトル

水と共に生きるサントリー

リポーター

群馬大学教育学部附属小学校 4年 上野 美咲

取材先

サントリープロダクツ榛名工場

リポート

「ドアが開かない!」

集合時間にギリギリだった私は、とても急いでいて、玄関の自動ドアの前で立ち往生してしまいました。虫が入らないように、外側のドアが閉まらないと、内側のドアが開かない仕組みになっていると教えられ、最初から感心させられました。

7月31日、私は、母と弟、そして地区のお友達と一緒に、サントリープロダクツ株式会社榛名工場を見学しました。この工場では、缶コーヒーのボスと緑茶である伊右衛門茶を作っています。

まず初めに、飲み物の原料である茶葉とコーヒー豆のかおりをかがせてもらいました。とても香りが強かったです。うまみ成分である、テアニンが多いことや、抹茶を入れているので、ボトルを振るとおいしく飲めることなどを教えてもらい、たくさんのこだわりを持って作っていることが分かりました。

実際に工場の見学通路を行き、最初に調合室を見せていただきました。まるで、迷路のようなメタリックパイプが数えきれないほど行き来している部屋で、その中でもひときわ大きいタンクについて教えてもらいました。そこでは、茶葉を、まるで急須でお茶をいれるかのようにして、大量のお茶を作っていることが分かりました。それは、家でお茶を飲む時のようなことをしていて、ていねいだと思いました。その次の、お茶を充填するフィラー室では、ペットボトルが目で確認できないほどのスピードで回転しながら、入れられていきました。無菌状態の部屋で入れられているそうで、従業員の方は、ほとんどいませんでした。包そうするところでは、コンピューター制御された車が、自動で製品を運ぶこともできる通路もありました。

私が、一番心を動かされたのは、製造工程で出るごみについての処理です。パネルにまとめられていて、実際にさわることができたのですが、使用したコーヒーかすや、茶葉の出がらしは、肥料として活用され、ペットボトルは、なんと従業員さんのユニフォームとして再利用されていました。実際に着させてもらいましたが、しっかりとした生地で、社員の方の環境へのとりくみを感じました。スチール缶やアルミ缶の再利用はもちろん、汚泥の処理まできちんとしていて、すごいと思いました。

最後に、サントリーの歴史や取り組みについてのビデオをみせてもらいました。水と共に生きるというキャッチフレーズのとおり、おいしい飲み水のために、水や環境を守る取り組みについて、しょうかいがありました。榛名工場では、工場の周りがフェンスでなく、木で囲んであり、赤城山に木を植えるなども行っているそうです。製品を作るだけではなく、その先のことを考えた会社に、ひとまわり大きいなと感じました。

リポートの写真1

リポートの写真2



調理師・製菓衛生師