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令和6年度「日本語学習支援ボランティアスキルアップ研修」を開催しました

更新日:2025年3月31日 印刷ページ表示

地域の日本語教室で学習支援活動をしている方や、日本語学習支援に興味がある方などを対象に、群馬県立女子大学と連携して日本語学習支援ボランティアスキルアップ研修を開催しました。

講座

日時・場所

【第1回】

 日時:令和6年10月25日(金曜日)13時30分~15時30分
 場所:オンライン(Zoom)

【第2回】

 日時:令和6年11月30日(土曜日)10時00分~12時00分
 場所:群馬県立女子大学

内容

【第1回】

 「わかりやすい文法(文型・表現)・語彙の教え方」​
 講師:群馬県立女子大学 地域日本語教育センター 准教授 野口芙美

  • 「新しい語彙の教え方」「同義語の教え方」「助詞の教え方」について、参加者自身が教室で実践している教え方や、その方法のメリット、デメリットをグループで話し合った。
  • ​​意見交換後に全体発表を行い、講師からフィードバックを行うとともに文法や構文、教え方の一例を説明した。

【第2回】

 「やさしい日本語で資料をリライト」​
 講師:群馬県立女子大学 地域日本語教育センター 准教授 野口芙美

  • 外国人が「やさしい日本語」で情報発信を望んでいることを文化庁のデータを用いて紹介した。
  • 「やさしい日本語」に重要な4つのポイント「はっきり、さいごまで、みじかく、初級レベルの表現で」や、伝えたい情報を整理し、文章を区切ることの必要性やその方法を説明した。

参加者

【第1回】

 26名

【第2回】

 23名

講座の様子

【第1回】

 ブレイクアウトルーム機能を活用し、4~5 名にグループ分けを行い講座を行いました。ブレイクアウトルームでは、語彙の教え方などについてグループワークを行い、講師から解説しました。

「新しい語彙の教え方」「同義語の教え方」「助詞の教え方」について、参加者自身が教室で実践している教え方や、その方法のメリット、デメリットをグループで話し合ってもらい、意見交換後に全体発表を行い、講師からフィードバックを行うとともに文法や構文、教え方の一例を説明しました。
 参加者が実際に学習者から受けた質問をグループで検討し、講師から解説を行いました。(「筆者」「著者」「作者」ぞれぞれの違いと教え方、「学校へ行く」「学校に行く」の違いと教え方など)

【第2回】

 学校教育関係の参加者が多く、「やさしい日本語」が学校等で関心・需要があることがわかりました。

 グループワークでは、実際に参加者がリライトの必要を感じている資料を持ってきてもらったことによって、より現場で生かせる内容につながりました。また、実際に参加者がグループで話し合いながらリライトを行なうという実践的内容は、参加者同士の交流や参加者の満足度の高さにつながりました。

講演会

日時・場所

 日時:令和6年12月7日(土曜日)14時00分~16時00分
 場所:群馬県立女子大学

内容

 「多様な言語文化背景をもつ子どもたちの学び」
 講師:津田塾大学 学芸学部 英語英文学科 准教授 古川敦子

  • 日本教育の動向と子どもたちへの日本語教育について
  • 複数の言語の力の捉え方について
  • 多様な言語・文化的背景をもつ児童生徒とともに学ぶ利点と教育現場での実践事例について

参加者

 83名

講座の様子

​ 例年よりも参加者人数が多く、外国人児童生徒等に対する興味関心の強さがうかがえました。また、県内で活動を行ってきた講演者ならではの群馬県についての具体的で特徴的な情報が紹介されました。講演者だけでなく、実際に紹介された実践に関わった人たちが参加者として参加しており、生の声を聞くことができました。

 

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