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【7月14日】吾妻郡内の飲食店で発生した食中毒事件について(食品・生活衛生課)

更新日:2022年7月14日 印刷ページ表示

 令和4年7月5日(火曜日)に、吾妻郡内の飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件が発生しました。
 県では、当該飲食店に対し、3日間の営業停止を命ずるとともに、再発防止策を指導しました。
 なお、入院者はおらず、有症者は全員快方に向かっております。

1 概要

(1)発生日

令和4年7月5日(火曜日)12時00分(初発)

(2)有症者

11名(受診8名、入院なし)
全て10代男性(12~14歳)吾妻保健所管内在住

(3)症状

下痢、発熱、腹痛等

(4)病因物質

カンピロバクター・ジェジュニ

(5)原因食品

7月3日(日曜日)に当該施設が提供した食事(推定)

(6)原因施設

吾妻郡内の飲食店

(7)経緯

 令和4年7月7日(木曜日)午後1時45分頃、吾妻郡内の医療機関から「7月3日(日曜日)夕方に飲食店で会食したグループのうち、4人が発熱、下痢等の症状を訴え受診した。」旨の連絡が吾妻保健福祉事務所(保健所)にありました。
 調査したところ、7月3日夕方に当該施設を利用した1グループ53名中11名が同様の食中毒様症状を呈していることが確認されました。有症者の共通食はこの飲食店で提供された食事のみであること、10名の有症者便からカンピロバクターが検出されたこと、有症者の発症状況が当該食中毒菌によるものと一致していること及び診断した医師から食中毒届が提出されたことから、この飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件と断定しました。

2 施設に対する措置

飲食店営業の営業停止3日間(令和4年7月14日(木曜日)から16日(土曜日)まで)

参考:本県の食中毒発生状況[7月14日現在、( )内は中核市を含む]
  発生件数 患者数 死者数
令和4年 2件(5件) 12人(58人) 0(0)
昨年同期 0(3件) 0(49人) 0(0)
令和3年 1件(7件) 9人(74人) 0(0)

カンピロバクター食中毒について

病因物質

カンピロバクター

分布

鶏、牛、ペット、野生動物などの消化管内に生息している。

主な原因食品

生又は加熱不十分な食肉(鶏刺し、鶏レバ刺し、焼き鳥、焼肉等)、二次汚染された食品、飲料水等。

主な症状

下痢、腹痛、発熱等。

潜伏期間

2~5日(平均2~3日)

予防法

  • 食肉は十分に加熱(75度、1分以上)し、生食を避けること。
  • 生肉を取り扱った後の手指、調理器具は十分に洗浄、消毒すること。
  • 生肉はトング又は専用の箸で取り扱うこと。