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【2月21日】桐生市内の飲食店で発生した食中毒事件について(食品・生活衛生課)

更新日:2023年2月21日 印刷ページ表示

令和5年2月10日(金曜日)に桐生市内の飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件が発生しました。
県では、当該飲食店に対し、3日間の営業停止を命ずるとともに、再発防止策を指導しました。
なお、入院者はおらず、有症者は全員快方に向かっております。

1 概要

(1)発生日

令和5年2月13日(月曜日) 午前6時30分頃(初発)

(2)有症者

8名(受診7名、入院なし)

年齢別発症者数
  20代 30代 40代 50代 合計
男性 0 0 1 1 2
女性 6 0 0 0 6
合計 6 0 1 1 8

【有症者住所】太田市(2)、桐生市(1)、みどり市(1)、藤岡市(1)、栃木県(3)

(3)症状

下痢、腹痛、発熱等

(4)病因物質

カンピロバクター

(5)原因食品

2月10日(金曜日)に当該飲食店が提供した食事(推定)

(6)原因施設

桐生市内の飲食店

(7)経緯

 令和5年2月16日(木曜日)午後2時50分頃、桐生市内の医師から「2月10日(金曜日)午後6時に飲食店で会食したグループのうち、7名が発熱、下痢等の症状を訴えている」旨の連絡が桐生保健福祉事務所(保健所)にありました。
 調査したところ、2月10日に当該飲食店を利用した2グループ14名中8名が、同様の食中毒様症状を呈していることが確認されました。有症者の共通食はこの飲食店で提供された食事のみであること、5名の有症者便からカンピロバクターが検出されたこと、有症者の発症状況が当該食中毒菌によるものと一致していること、及び診断した医師から食中毒届が提出されたことなどから、県では、この飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件であると断定しました。

2 施設に対する措置

飲食店営業の営業停止3日間(令和5年2月21日(火曜日)から23日(木曜日)まで)

※参考:本県の食中毒発生状況[2月21日現在、( )内は中核市を含む]
  発生件数 患者数 死者数
令和5年 1(2) 8(21) 0(0)
昨年同期 0(0) 0(0) 0(0)
令和4年 3(6) 13(59) 0(0)

3 カンピロバクター食中毒について

  • 病因物質:カンピロバクター
  • 分布:鶏、牛、ペット、野生動物などの消化管内に生息している。
  • 主な原因食品:生又は加熱不十分な食肉(鶏刺し、鶏レバ刺し、焼き鳥、焼き肉等)、二次汚染された食品、飲料水等。
  • 主な症状:下痢、腹痛、発熱等。
  • 潜伏期間:2~5日(平均2~3日)

予防法

  • 食肉は十分に加熱(75℃、1分以上)し、生食を避けること。
  • 生肉を取り扱った後の手指、調理器具は十分に洗浄、消毒すること。
  • 生肉はトング又は専用の箸で取り扱うこと。